家庭礼拝 2026年1月21日 ダニエル書 3:1-33 燃え盛る炉に投げ込まれた三人

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起 

このダニエル書では、次々に不思議な出来事が起こります。まだ3章ではありますが、今日もまた新しい不思議な奇跡物語です。1章で捕囚としてとらえられてきて、宮廷につかえるものとして教育されるとき、他の人々には肉と酒でぜいたくな食事をしているとき、ダニエルたちは野菜と水だけでも立派に元気に過ごすことが出来ることを実際に証明しました。2章になると、ダニエルは早くも王様の夢解きをして、王様に重く用いられ、長官としてバビロンの全州を治めることになりました。そして今日の3章では他の三人の友が、王様の命令に背いて、金の像を拝まなかったという事で、燃え盛る炉に投げ込まれるのですが、それは彼らに何の害を与えることもなく火の中を自由に歩いていたという事です。

この様に、ダニエル書では、普通はあり得ないような出来事が、信仰の力をもって神様に従えば、こんなことでもできるのだ。神様は守ってくださるのだと言う話が満載なのです。これは後の何百年後の人々に、迫害の中にあっても信仰を捨てることなく、しっかりと神様に従って行けば、このような、考えられないような神様の力が、降りてくるのだから、希望もって生きるようにと励ましているのです。

今日の三章の奇跡物語には、不思議なことにダニエルが一度も出てこないのです。三人の友が殺されそうになっているのですから、長官になって偉くなったダニエルが助けに出てきてもよさそうなものです。ですが全くダニエルの名はないのです。これはどうも、もともと今日の物語はダニエル書とは別に独立した、奇跡物語としてあったものを、このダニエル書に入れ込んだもののようです。ダニエル書とは別の時代の物語であったかもしれません。

ともかくも、今日の三章はダニエル抜きの三人だけの物語です。いったいどんなことが起こったのかを聖書から読み解いていきましょう。

事の始まりは、ネブガドネツァル王が金の大きな像を作って、この像の前でひれ伏して拝めと命じたことから始まります。1節から7節です。

ダニ 3:1 ネブカドネツァル王は一つの金の像を造った。高さは六十アンマ、幅は六アンマで、これをバビロン州のドラという平野に建てた。

ダニ 3:2 ネブカドネツァル王は人を遣わして、総督、執政官、地方長官、参議官、財務官、司法官、保安官、その他諸州の高官たちを集め、自分の建てた像の除幕式に参列させることにした。

ダニ 3:3 総督、執政官、地方長官、参議官、財務官、司法官、保安官、その他諸州の高官たちはその王の建てた像の除幕式に集まり、像の前に立ち並んだ。

ダニ 3:4 伝令は力を込めて叫んだ。「諸国、諸族、諸言語の人々よ、あなたたちに告げる。

ダニ 3:5 角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器による音楽が聞こえたなら、ネブカドネツァル王の建てられた金の像の前にひれ伏して拝め。

ダニ 3:6 ひれ伏して拝まない者は、直ちに燃え盛る炉に投げ込まれる。」

ダニ 3:7 それで、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴の音楽が聞こえてくると、諸国、諸族、諸言語の人々は皆ひれ伏し、ネブカドネツァル王の建てた金の像を拝んだ。

この様に、ネブガドネツァル王は金の大きな像を作りました。その高さは60アンマ幅は6アンマです。1アンマが45㎝ですから高さ27mで幅が2.7mの巨大な塔のような像です。日本にもよくあるような観音様の巨大な立像に似たものかもしれません。王様はその像の完成した除幕式に、国の重要な高官たち、そして地方の重要な高官たちを集めて、その像の前に並ばせたのです。そして王の代わりの伝令が大声でこう言ったのです。「諸国、諸族、諸言語の人々よ、あなたたちに告げる。角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器による音楽が聞こえたなら、ネブカドネツァル王の建てられた金の像の前にひれ伏して拝め。ひれ伏して拝まない者は、直ちに燃え盛る炉に投げ込まれる。」そう命じたのです。それからは、このような楽器による音楽が聞こえてきたときには、皆ひれ伏してその金の像を拝んだのでした。ひれ伏して拝まなければ、直ちに燃え盛る炉に投げ込まれると言う恐ろしい、罰が与えられるからでした。

この命令は、ただ一人の生ける神を信じている、ユダヤ人たちにとっては大きな試練となりました。8節から12節です。

ダニ 3:8 さてこのとき、何人かのカルデア人がユダヤ人を中傷しようと進み出て、

ダニ 3:9 ネブカドネツァル王にこう言った。「王様がとこしえまでも生き永らえられますように。ダニ 3:10 御命令によりますと、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器の音楽が聞こえたなら、だれでも金の像にひれ伏して拝め、ということでした。

ダニ 3:11 そうしなければ、燃え盛る炉に投げ込まれるはずです。

ダニ 3:12 バビロン州には、その行政をお任せになっているユダヤ人シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人がおりますが、この人々は御命令を無視して、王様の神に仕えず、お建てになった金の像を拝もうとしません。」

この様に何人かのカルデア人が、バビロン州の行政を行っている、ユダヤ人のシャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人を訴えました。ユダヤ人なのに、行政官になっているのを妬んで中傷したのです。彼らが自分達だけの神様を拝んでいるのを知っていたので、この三人は王様のご命令を無視して、王様の神に仕えず、お建てになった金の像を拝もうともしません。と訴えて、燃え盛る炉に投げ込まれるようにしたのです。ダニエルも長官として仕えていたのですから同じように訴えられてもおかしくないのですが、ここには名前も出てきません。

この様にカルデヤ人からねたまれて訴えられた三人ですが、その運命はどうなるでしょうか。13節から18節です。

ダニ 3:13 これを聞いたネブカドネツァル王は怒りに燃え、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴを連れて来るよう命じ、この三人は王の前に引き出された。

ダニ 3:14 王は彼らに言った。「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴ、お前たちがわたしの神に仕えず、わたしの建てた金の像を拝まないというのは本当か。

ダニ 3:15 今、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器の音楽が聞こえると同時にひれ伏し、わたしの建てた金の像を拝むつもりでいるなら、それでよい。もしも拝まないなら、直ちに燃え盛る炉に投げ込ませる。お前たちをわたしの手から救い出す神があろうか。」

ダニ 3:16 シャドラク、メシャク、アベド・ネゴはネブカドネツァル王に答えた。「このお定めにつきまして、お答えする必要はございません。

ダニ 3:17 わたしたちのお仕えする神は、その燃え盛る炉や王様の手からわたしたちを救うことができますし、必ず救ってくださいます。

ダニ 3:18 そうでなくとも、御承知ください。わたしたちは王様の神々に仕えることも、お建てになった金の像を拝むことも、決していたしません。」

この様に、王様の前に引き出された三人は、私の建てた金の像を拝まないと言うのは本当かと問い詰められました。そして、これから楽器の音楽がなってきたらひれ伏して金の像を拝むつもりでいるなら許す。しかし拝まないと言うなら、直ちに燃え盛る炉に投げ込ませると言ったのです。ところがこの三人は大胆にも、お答えする必要はございませんと言い、私たちの神は必ず救ってくださいます、と言ったのです。そして、たとえそうでなくとも、私達は王様の神々に仕えることも金の像を拝むことも、決して致しませんと言いました。信仰にはこの事が必要なのです。繰り返すと、神様は必ず救ってくださいます、ですがそうでなくとも他の神々を拝むことは致しませんという事なのです。普通ならば、もし私たちの神が、祈りにもかかわらず救ってくれなければ、他の神を信じますという事になりやすいのです。ところがこの三人の言ったことは、神様が救ってくださると信じている、だが救ってくださらなくとも私たちの神様を信じますという事なのです。これが大切なのです。私達もいろいろなことを祈ります。そして叶えられないと、もしかして神様なんていないのではないだろうか、とか、祈りは聞かれないのではないかと疑ってしまうのです。祈りが聞かれても聞かれなくとも、願いが叶ってもかなわなくても、私は神様を信じますと言う確かな信仰が必要なのです。

さて、王の命令に逆らう三人を、王はどうしたでしょうか。19節から23節です。

ダニ 3:19 ネブカドネツァル王はシャドラク、メシャク、アベド・ネゴに対して血相を変えて怒り、炉をいつもの七倍も熱く燃やすように命じた。

ダニ 3:20 そして兵士の中でも特に強い者に命じて、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴを縛り上げ、燃え盛る炉に投げ込ませた。

ダニ 3:21 彼らは上着、下着、帽子、その他の衣服を着けたまま縛られ、燃え盛る炉に投げ込まれた。

ダニ 3:22 王の命令は厳しく、炉は激しく燃え上がっていたので、噴き出る炎はシャドラク、メシャク、アベド・ネゴを引いて行った男たちをさえ焼き殺した。

ダニ 3:23 シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人は縛られたまま燃え盛る炉の中に落ち込んで行った。

 この様に、本当はこの三人が素直に金の像にひれ伏せば許してやろうと思っていたのに逆らったので王は激しく怒ったのです。そして炉をいつもの七倍も熱く燃やすように命じ、この三人を特に強いものを選んで縛り上げ、燃え盛る炉に投げ込ませたのです。その炉があまりにも激しく燃え上がっていたので、炉の中に投げ込もうとした、男たちさえも、噴き出る炎で、焼き殺してしまったのです。それでもシャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人は炉に投げ込まれたのです。

その後どうなったでしょうか。24節から28節です。

ダニ 3:24 間もなく王は驚きの色を見せ、急に立ち上がり、側近たちに尋ねた。「あの三人の男は、縛ったまま炉に投げ込んだはずではなかったか。」彼らは答えた。「王様、そのとおりでございます。」

ダニ 3:25 王は言った。「だが、わたしには四人の者が火の中を自由に歩いているのが見える。そして何の害も受けていない。それに四人目の者は神の子のような姿をしている。」

ダニ 3:26 ネブカドネツァル王は燃え盛る炉の口に近づいて呼びかけた。「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴ、いと高き神に仕える人々よ、出て来なさい。」すると、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴは炉の中から出て来た。

ダニ 3:27 総督、執政官、地方長官、王の側近たちは集まって三人を調べたが、火はその体を損なわず、髪の毛も焦げてはおらず、上着も元のままで火のにおいすらなかった。

ダニ 3:28 ネブカドネツァル王は言った。「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの神をたたえよ。彼らは王の命令に背き、体を犠牲にしても自分の神に依り頼み、自分の神以外にはいかなる神にも仕えず、拝もうともしなかったので、この僕たちを、神は御使いを送って救われた。

この様に三人を炉に投げ込んだ後、王様はその後を呆然と見ていたのかもしれません。ですが不思議なものが見えたのです。その炉の火の中を4人の人が自由に歩いているのが見えたのです。側近の者たちに確かめても確かにそのように見えると言うのです。三人を投げ込んだのに、4人目の人がいたのです。その人は神の子のような姿をしていると言いました。もしかすると天使なのかもしれません。王は驚いて、燃え盛る炉の近くに行って「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴ、いと高き神に仕える人々よ、出て来なさい。」と呼びかけると、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴは炉の中から出て来たのです。王の側近や高官たちが集まって、三人を調べたのですが、体が焼けていないばかりか、髪の毛も上着も焼けておらず、火の臭いさえしなかったと言うのです。王様は驚いて、この三人のユダヤの神をたたえ始めました。自分の神以外にはいかなる神にも仕えようとしなかったので、神はみ使いによってこの三人を救われたのだと、この三人の神をあがめたのでした。

こうなると、王様は一転して、この三人を保護し高い位に付け、その神様をも崇めこの様な命令を出したのです。29節から33節です。

ダニ 3:29 わたしは命令する。いかなる国、民族、言語に属する者も、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの神をののしる者があれば、その体は八つ裂きにされ、その家は破壊される。まことに人間をこのように救うことのできる神はほかにはない。」

ダニ 3:30 こうして王は、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴをバビロン州で高い位につけた。

ダニ 3:31 ネブカドネツァル王は、全世界の諸国、諸族、諸言語の住民に、いっそうの繁栄を願って、挨拶を送る。

ダニ 3:32 さて、わたしはいと高き神がわたしになさったしるしと不思議な御業を知らせる。

ダニ 3:33 この神のしるしは、いかに偉大であり/不思議な御業は、いかに力あることか。その御国は永遠の御国であり、支配は代々に及ぶ。

この様に、この王様は、人間をこの様に救うことのできる神は他にはいないと言って、その神様を罵るものは八つ裂きにされ、その家は破壊されると命じられたのです。そして三人をバビロン州で高い位に付けたのです。そして、全世界の諸国の住民に、その神様がなさった不思議な御業を知らせると言って、その神様をたたえたのでした。

このユダヤ人の三人の友は、王の命令にも屈することなく、自分の神を信じ、異教の神を拝むことはしませんでした。拝まなければ燃える炉の中に投げ込むと言われても、私たちの神様は私達を救ってくださると言い、たとえそうでなくとも、他の神々を拝むことは致しません、とはっきり言ったのです。願いがかなえられるかどうかで信じるのではなく、叶えられなくても、神様を信じ貫き通した信仰が崇め称えられたのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。この三人の若者たちは、決して自分たちの信仰をゆがめることはありませんでした。それは神様が願いをかなえてくださるからではなく、真実の唯一の神様と信じるからでした。ですからたとえ願いがかなえられなくても、異教の神を拝むことなく、その命を投げ出す決意をすることが出来ました。神様どうか、私たちの信仰もご利益宗教ではなく、その願いがかなえられるかどうかにかかわらず、神様を神様としてあがめ続けることが出来ますようにお守りください。

この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇ダニエル書:)>>  

◆燃え盛る炉に投げ込まれた三人

ダニ 3:1 ネブカドネツァル王は一つの金の像を造った。高さは六十アンマ、幅は六アンマで、これをバビロン州のドラという平野に建てた。

ダニ 3:2 ネブカドネツァル王は人を遣わして、総督、執政官、地方長官、参議官、財務官、司法官、保安官、その他諸州の高官たちを集め、自分の建てた像の除幕式に参列させることにした。

ダニ 3:3 総督、執政官、地方長官、参議官、財務官、司法官、保安官、その他諸州の高官たちはその王の建てた像の除幕式に集まり、像の前に立ち並んだ。

ダニ 3:4 伝令は力を込めて叫んだ。「諸国、諸族、諸言語の人々よ、あなたたちに告げる。

ダニ 3:5 角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器による音楽が聞こえたなら、ネブカドネツァル王の建てられた金の像の前にひれ伏して拝め。

ダニ 3:6 ひれ伏して拝まない者は、直ちに燃え盛る炉に投げ込まれる。」

ダニ 3:7 それで、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴の音楽が聞こえてくると、諸国、諸族、諸言語の人々は皆ひれ伏し、ネブカドネツァル王の建てた金の像を拝んだ。

ダニ 3:8 さてこのとき、何人かのカルデア人がユダヤ人を中傷しようと進み出て、

ダニ 3:9 ネブカドネツァル王にこう言った。「王様がとこしえまでも生き永らえられますように。

ダニ 3:10 御命令によりますと、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器の音楽が聞こえたなら、だれでも金の像にひれ伏して拝め、ということでした。

ダニ 3:11 そうしなければ、燃え盛る炉に投げ込まれるはずです。

ダニ 3:12 バビロン州には、その行政をお任せになっているユダヤ人シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人がおりますが、この人々は御命令を無視して、王様の神に仕えず、お建てになった金の像を拝もうとしません。」

ダニ 3:13 これを聞いたネブカドネツァル王は怒りに燃え、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴを連れて来るよう命じ、この三人は王の前に引き出された。

ダニ 3:14 王は彼らに言った。「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴ、お前たちがわたしの神に仕えず、わたしの建てた金の像を拝まないというのは本当か。

ダニ 3:15 今、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器の音楽が聞こえると同時にひれ伏し、わたしの建てた金の像を拝むつもりでいるなら、それでよい。もしも拝まないなら、直ちに燃え盛る炉に投げ込ませる。お前たちをわたしの手から救い出す神があろうか。」

ダニ 3:16 シャドラク、メシャク、アベド・ネゴはネブカドネツァル王に答えた。「このお定めにつきまして、お答えする必要はございません。

ダニ 3:17 わたしたちのお仕えする神は、その燃え盛る炉や王様の手からわたしたちを救うことができますし、必ず救ってくださいます。

ダニ 3:18 そうでなくとも、御承知ください。わたしたちは王様の神々に仕えることも、お建てになった金の像を拝むことも、決していたしません。」

ダニ 3:19 ネブカドネツァル王はシャドラク、メシャク、アベド・ネゴに対して血相を変えて怒り、炉をいつもの七倍も熱く燃やすように命じた。

ダニ 3:20 そして兵士の中でも特に強い者に命じて、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴを縛り上げ、燃え盛る炉に投げ込ませた。

ダニ 3:21 彼らは上着、下着、帽子、その他の衣服を着けたまま縛られ、燃え盛る炉に投げ込まれた。

ダニ 3:22 王の命令は厳しく、炉は激しく燃え上がっていたので、噴き出る炎はシャドラク、メシャク、アベド・ネゴを引いて行った男たちをさえ焼き殺した。

ダニ 3:23 シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人は縛られたまま燃え盛る炉の中に落ち込んで行った。

ダニ 3:24 間もなく王は驚きの色を見せ、急に立ち上がり、側近たちに尋ねた。「あの三人の男は、縛ったまま炉に投げ込んだはずではなかったか。」彼らは答えた。「王様、そのとおりでございます。」

ダニ 3:25 王は言った。「だが、わたしには四人の者が火の中を自由に歩いているのが見える。そして何の害も受けていない。それに四人目の者は神の子のような姿をしている。」

ダニ 3:26 ネブカドネツァル王は燃え盛る炉の口に近づいて呼びかけた。「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴ、いと高き神に仕える人々よ、出て来なさい。」すると、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴは炉の中から出て来た。

ダニ 3:27 総督、執政官、地方長官、王の側近たちは集まって三人を調べたが、火はその体を損なわず、髪の毛も焦げてはおらず、上着も元のままで火のにおいすらなかった。

ダニ 3:28 ネブカドネツァル王は言った。「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの神をたたえよ。彼らは王の命令に背き、体を犠牲にしても自分の神に依り頼み、自分の神以外にはいかなる神にも仕えず、拝もうともしなかったので、この僕たちを、神は御使いを送って救われた。

ダニ 3:29 わたしは命令する。いかなる国、民族、言語に属する者も、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの神をののしる者があれば、その体は八つ裂きにされ、その家は破壊される。まことに人間をこのように救うことのできる神はほかにはない。」

ダニ 3:30 こうして王は、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴをバビロン州で高い位につけた。

◆大きな木の夢

ダニ 3:31 ネブカドネツァル王は、全世界の諸国、諸族、諸言語の住民に、いっそうの繁栄を願って、挨拶を送る。

ダニ 3:32 さて、わたしはいと高き神がわたしになさったしるしと不思議な御業を知らせる。

ダニ 3:33 この神のしるしは、いかに偉大であり/不思議な御業は、いかに力あることか。その御国は永遠の御国であり、支配は代々に及ぶ。