家庭礼拝 2025年10月22日 ヨブ記 37:1-24 エリフの言葉⑥

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起 

長かったエリフの言葉も今日で終わりです。この後はいよいよ神様が登場します。エリフは36章から、自然を通して、季節を通して語られる神の言葉を聞けと、神様がどのような形で語られるのかをヨブに言い聞かせるのです。36章の後半は、夏から秋にかけて、雨雲や雷鳴や収穫を通して語られる言葉でした。37章は冬の言葉から始まります。それは雪とか寒さとか氷という言葉で知られます。その次には夏の言葉が続きます。密雲、稲妻、雨雲などによって知られます。そして最後は春です。これは南風という言葉が春を示す言葉になります。

その季節、季節において、神様が自然現象を通して、どのように語られているかを教えるのです。ヨブはいくら呼び掛けても神様は答えてくださらないと嘆いていたのですが、エリフは神様はいつも語りかけているのだが、耳が開かれないので、知ることがないのだと言っていたのです。私達も、季節の変化の中に、神様がどのように語ってくださっているかを聞き取る目と耳を持ちたいものです。

それではエリフが、どのように神様が語っていると言うのかを聞いてみましょう。1節から5節です。

ヨブ 37:1 それゆえ、わたしの心は/破れんばかりに激しく打つ。

ヨブ 37:2 聞け、神の御声のとどろきを/その口から出る響きを。

ヨブ 37:3 閃光は天の四方に放たれ/稲妻は地の果てに及ぶ。

ヨブ 37:4 雷鳴がそれを追い/厳かな声が響きわたる。御声は聞こえるが、稲妻の跡はない。

ヨブ 37:5 神は驚くべき御声をとどろかせ/わたしたちの知りえない/大きな業を成し遂げられる。

これは、36章で語られた、秋の言葉に続く言葉のように思われます。36章の最後に神様は稲妻に命令して、神様の怒りを悪に対して、激しく示されることを語っています。エリフは稲妻をその様に見たのです。悪に対して神様は怒って稲妻を投げかけられている、と。だからエリフの心は激しく揺れ動いたのです。だから、その後に続く、神様の御声のとどろきをよく聞け、稲妻の後に雷鳴がなり、神様の声が厳かに響き渡っている。そこに神様の怒りを知れ。神様は私たちの知りえない大きな出来事を成し遂げられるからであると言っているのです。

そしてその後に続くのは、冬を表現した神様の言葉です。6節から10節です。

ヨブ 37:6 神は命じられる。雪には、「地に降り積もれ」雨には、「激しく降れ」と。

ヨブ 37:7 人の手の業をすべて封じ込め/すべての人間に御業を認めさせられる。

ヨブ 37:8 獣は隠れがに入り、巣に伏す。

ヨブ 37:9 嵐がその蓄えられている所を出ると/寒さがまき散らされる。

ヨブ 37:10 神が息を吹きかければ氷ができ/水の広がりは凍って固まる。

 この様に、冬の季節がはっきりと語られているのはここだけです。神様はこう言いました。

ヨブ 37:6 神は命じられる。雪には、「地に降り積もれ」雨には、「激しく降れ」と。

ヨブ 37:7 人の手の業をすべて封じ込め/すべての人間に御業を認めさせられる。

この様に冬には雪が降り積もり、もう人間のすることは何もなくなり、ただ神様の御業がどうであったのかを思い起こさせ、静かに反省の時を与えるのです。それが冬だと言うのです。何もできなくなった時、それは冬だけでなくいろいろな人生の場面で出会うことかもしれません。その何もできなくなった時に、ジタバタするのではなく、ただ静かに神様に御業を思い、深く考えなさいと言っているのです。それが冬の時になすべきことなのです。獣でさえもそのような時には隠れ家に入って巣で静かにしているではないか。外は嵐が吹きすさび、氷で覆われ、川の水も湖も凍ってしまうではないか、静かにこもって、神様の御業を思うのが良いのだ、と言っているのです。

そしてイエフの言葉は、雨雲について語りだします。これは春先を意味しているのでしょうか。11節から13節です。

ヨブ 37:11 雲は雨を含んで重くなり/密雲は稲妻を放つ。

ヨブ 37:12 雨雲はここかしこに垂れこめ/導かれるままに姿を変え/命じられるところを/あまねく地の面に行う。

ヨブ 37:13 懲らしめのためにも、大地のためにも/そして恵みを与えるためにも/神はこれを行わせられる。

 この様に、雨雲が密雲となってやってくる季節があると言います。その密雲は稲妻を放ちここかしこに垂れこめると言います。この密雲は神様の使いなのです。導かれるままに、命じられるままに行い、雨を降らせるのです。神様は、この密雲を人に懲らしめのために使うときには大雨を降らせ、洪水となり神様の怒りの思いを伝えようとします。また恵のために与えるときには大地にも作物にも優しい、恵みの雨を与えてくださるのです。どちらも神様が、その雨を通して私達に語ってくださっているのです。

そして、エリフはヨブよと語りかけ、あなたは知っているかと繰り返し、ヨブが神様の大きさを理解していないことを知らしめようとするのです。14節から18節です。

ヨブ 37:14 ヨブよ、耳を傾け/神の驚くべき御業について、よく考えよ。

ヨブ 37:15 あなたは知っているか/どのように神が指図して/密雲の中から稲妻を輝かせるかを。

ヨブ 37:16 あなたは知っているか/完全な知識を持つ方が/垂れこめる雨雲によって/驚くべき御業を果たされることを。

ヨブ 37:17 南風が吹いて大地が黙すときには/あなたの衣すら熱くなるというのに

ヨブ 37:18 鋳て造った鏡のような堅い大空を/あなたは、神と共に/固めることができるとでもいうのか。

 この様に、エリフは今までと違って、直接ヨブよと語り掛け、あなたは知っているかというのです。ヨブに神様の偉大さ、驚くべき御業知って、人間が神様と対等に語り合おうなどと思うのはとても大それたことであることをわからせようとするのです。あなたは知っているかと言って、ヨブの考えも及ばないことを指し示すのです。それは神様が、どのようにさしずして、密雲の中から稲妻を輝かせるのかを知っているかと言い、神様が、垂れ込める雨雲によってどのような驚くべき御業を果たしているのか知っているかというのです。神様がなさることを、ヨブにわかるはずがないではないかと言っているのです。

春になって、南風が吹いてくると、その熱風によって、春の芽生えも枯れてしまい、あなたの衣すら熱くなって、何の抵抗もしようがないのに、ヨブは神様が何をなさろうとしているのか分かるのか。鋳て作った鏡のような堅い大空、というのは太陽がぎらぎら輝いて、青い空が鏡のように晴れ渡り空が固まったように、苦しいくらいに輝いているが、その空をあなたは神様と共に固めることが出来るのか、出来はしないだろうと、ヨブに自分の小ささを認めさせようとしているのです。

ヨブにとどめを刺すように、エリフはヨブにこの様に言いました。19節から24節です。

ヨブ 37:19 神に何と申し上げるべきかを/わたしたちに言ってみよ。暗黒を前にして/わたしたちに何の申し立てができようか。

ヨブ 37:20 わたしが話したとしても/神に対して説明になるだろうか。人間が何か言ったところで/神が言い負かされるだろうか。

ヨブ 37:21 今、光は見えないが/それは雲のかなたで輝いている。やがて風が吹き、雲を払うと

ヨブ 37:22 北から黄金の光が射し/恐るべき輝きが神を包むだろう

ヨブ 37:23 全能者を見いだすことはわたしたちにはできない。神は優れた力をもって治めておられる。憐れみ深い人を苦しめることはなさらない。

ヨブ 37:24 それゆえ、人は神を畏れ敬う。人の知恵はすべて顧みるに値しない。

 この様にエリフはヨブに、神様に何と申し上げようとしているのかを、私たちに言ってみよと言いました。ヨブが何度も自分の正しさを、罰に値しないことを神様に訴えたいと言っていたからです。暗黒を前にして私たちに何の申し立てができようかとエリフは言いました。これはヨブが何も知らないのに、全く無知であるのに、私達にさえ何の申し立てができるだろうかと、ヨブが訴えようとしていることが、いかに愚かなことであるかを言おうとしているのです。そして、ヨブの話を聞いて、それを神様に取り次いでみたとしても、それが神様に対して、何か説明できることであろうか。神様は最初からすべてご存じなのに、と思っているのです。だから人間が何か言って神様を説得しようとしたとしても、それは無意味なことなのである。神様はすでにご存じなのである。神様を人間の力で見出すことはできない。神様は全てを知って治めておられる。決して哀れみ深い人を苦しめることはなさらない。だからヨブが苦しめられていると言って、騒いではならない。神様は、人には計り知れないから畏れ敬うのだ。人の知恵などすべて顧みるに値しないのだ、とエリフは言うのです。

この様に、エリフは最後に、神様の圧倒的な大きさを語り、人のいかに小さいものであるかを語るのです。神様はヨブが訴える前からすべてを知っておられ、自然のいろいろな出来事を通して語られているのです。人は神様の前でただ畏れおののき、神様が憐れみ深い方であって、哀れみ深い人を苦しめるような方ではないことを知って、ただ神様のなさることを受け入れなさい,そして崇めなさいと言っているのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、エリフは神様の圧倒的な偉大さを語りました。ヨブが訴えて、説明しようとすることなどすべてご存じなのです。その神様の前で、人間が行えるのはただ神様を信頼して受け入れることだけなのです。苦しい出来事が起こると、人はすぐにジタバタして、神様に訴え、災いをすぐにでも取り払ってもらおうとするのですが、神様はその苦しみの中でも、人に何かを伝えようとしているのです。計り知れない神様のなさることを前にして、ただ神様を信頼して、受け入れ、すべてを委ねて歩むことが出来ますように導いてください。

この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇ヨブ記:)>>  

◆エリフの言葉

ヨブ 37:1 それゆえ、わたしの心は/破れんばかりに激しく打つ。

ヨブ 37:2 聞け、神の御声のとどろきを/その口から出る響きを。

ヨブ 37:3 閃光は天の四方に放たれ/稲妻は地の果てに及ぶ。

ヨブ 37:4 雷鳴がそれを追い/厳かな声が響きわたる。御声は聞こえるが、稲妻の跡はない。

ヨブ 37:5 神は驚くべき御声をとどろかせ/わたしたちの知りえない/大きな業を成し遂げられる。

ヨブ 37:6 神は命じられる。雪には、「地に降り積もれ」雨には、「激しく降れ」と

ヨブ 37:7 人の手の業をすべて封じ込め/すべての人間に御業を認めさせられる。

ヨブ 37:8 獣は隠れがに入り、巣に伏す。

ヨブ 37:9 嵐がその蓄えられている所を出ると/寒さがまき散らされる。

ヨブ 37:10 神が息を吹きかければ氷ができ/水の広がりは凍って固まる。

ヨブ 37:11 雲は雨を含んで重くなり/密雲は稲妻を放つ。

ヨブ 37:12 雨雲はここかしこに垂れこめ/導かれるままに姿を変え/命じられるところを/あまねく地の面に行う。

ヨブ 37:13 懲らしめのためにも、大地のためにも/そして恵みを与えるためにも/神はこれを行わせられる。

ヨブ 37:14 ヨブよ、耳を傾け/神の驚くべき御業について、よく考えよ。

ヨブ 37:15 あなたは知っているか/どのように神が指図して/密雲の中から稲妻を輝かせるかを。

  

ヨブ 37:16 あなたは知っているか/完全な知識を持つ方が/垂れこめる雨雲によって/驚くべき御業を果たされることを。

ヨブ 37:17 南風が吹いて大地が黙すときには/あなたの衣すら熱くなるというのに  

ヨブ 37:18 鋳て造った鏡のような堅い大空を/あなたは、神と共に/固めることができるとでもいうのか。

ヨブ 37:19 神に何と申し上げるべきかを/わたしたちに言ってみよ。暗黒を前にして/わたしたちに何の申し立てができようか。

ヨブ 37:20 わたしが話したとしても/神に対して説明になるだろうか。人間が何か言ったところで/神が言い負かされるだろうか。

ヨブ 37:21 今、光は見えないが/それは雲のかなたで輝いている。やがて風が吹き、雲を払うと

ヨブ 37:22 北から黄金の光が射し/恐るべき輝きが神を包むだろう。

ヨブ 37:23 全能者を見いだすことはわたしたちにはできない。神は優れた力をもって治めておられる。憐れみ深い人を苦しめることはなさらない。

ヨブ 37:24 それゆえ、人は神を畏れ敬う。人の知恵はすべて顧みるに値しない。