家庭礼拝 2025年2月4日 ヨブ記 2:1-13 事の起こり②
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起
今日の聖書の箇所は、一章の「事の起こり」の続きです。それはサタンの試みが続くと言うことです。神様は、ヨブの信仰のすばらしさをほめたたえ、地上に彼ほどのものはいまいと言うのですが、サタンはいちいち神様の言うことに逆らいます。そんなことがあるでしょうか、それは条件次第なのですと神様に教えるように言うのです。一章の時には、それは神様がヨブに多くの恵みを与え、子供も財産も申し分なく与えたから、あなたをほめたたえ、無垢で正しい人でいられるのです。もし子供や財産を取り去ったら呪うでしょうと言って、そのようにしたのですが、それでもヨブは神様を呪うことがありませんでした。ヨブは、主は与え、主は奪う、主の御名は褒め称えられよと言って、神様を賛美したのです。
この第一ラウンドはサタンの負けです。財産を奪い去っても、子供を奪い去ってもヨブは神様を呪わなかったからです。今日はその試みの第二ラウンドです。第一ラウンドでヨブに負けたサタンに、神様はまたもや地上に彼ほどのものはいまいと言うのです。そしてお前は理由もなく彼を破滅させようとしたが、彼はどこまでも無垢だと言って、ほめるのです。するとまたサタンはまた神様の言うことにたてつくのです。そしてこう反論したのです。命こそ一番大切なものです。その命が奪われそうになったら、面と向かって、あなたを呪うに違いありません。と言ったのです。すると神様は、お前がいいようにするがよい、ただ命だけは奪うなと言って、サタンの試みに委ねたのです。それでもヨブは罪を犯すことはないだろうと神様は信じたのです。そして、サタンの第二ラウンドの試みがなされたのです。それが今日の2章です。
承
それでは第二ラウンドの事の起こりを見てみましょう。1節から3節です。
ヨブ 2:1 またある日、主の前に神の使いたちが集まり、サタンも来て、主の前に進み出た。
ヨブ 2:2 主はサタンに言われた。「お前はどこから来た。」「地上を巡回しておりました。ほうぼうを歩きまわっていました」とサタンは答えた。
ヨブ 2:3 主はサタンに言われた。「お前はわたしの僕ヨブに気づいたか。地上に彼ほどの者はいまい。無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きている。お前は理由もなく、わたしを唆して彼を破滅させようとしたが、彼はどこまでも無垢だ。」
この様に、神様の会議にまたサタンが来て、主と言葉を交わすのですが、ほとんど第一ラウンドの時と同じです。違うのは、3節で、神様がヨブはそれでも無垢で正しい人だと言った後で、サタンに対して、お前は理由もなく、私をそそのかして彼を破滅させようとしたが、彼はどこまでも無垢だ、と語ったことです。神様はどこまでもヨブを信頼し、サタンはどこまでも、ヨブは条件によって裏切るに違いないと言っているのです。サタンは自分の方が神様よりも人間のことはよく知っていると思い高ぶっているのです。
サタンは、神様の言うことに反論してこの様に言ったのです。4節から7節です。
ヨブ 2:4 サタンは答えた。「皮には皮を、と申します。まして命のためには全財産を差し出すものです。
ヨブ 2:5 手を伸ばして彼の骨と肉に触れてごらんなさい。面と向かってあなたを呪うにちがいありません。」
ヨブ 2:6 主はサタンに言われた。「それでは、彼をお前のいいようにするがよい。ただし、命だけは奪うな。」
ヨブ 2:7 サタンは主の前から出て行った。サタンはヨブに手を下し、頭のてっぺんから足の裏までひどい皮膚病にかからせた。
この様に、神様がヨブを信頼することに対して、サタンは命が助かるためには全財産差し出しても惜しくはないでしょう。だからヨブは罪を犯さなかったのです。ですが、その命のある、体の骨と肉に災いを与えなさい。そうすれば、今度こそ面と向かってあなたを呪うに違いありませんと言ったのです。サタンの要求はますます激しくなりました。体を苦しめればきっと神様を呪うと言うのです。すると神様はお前のいいようにするがよいと言いました。それでも神様はヨブを信頼したのです。そして、命だけは奪うなとサタンに命じました。この様にして、サタンはヨブの体に、災いを与えることを許されました。それは決して殺すことなくただ苦しみを与えて、主を呪うものとさせるためなのです。サタンの与えた災いとは、ヨブの頭のてっぺんから足の裏までひどい皮膚病にかからせることでした。これがどれほどのものであるか、想像もできません。サタンのしていることは、お前は神様を本当は呪っているだろうと言って、白状させるために拷問をかけているようなものなのです。
転
この様にサタンに体をさいなむ病気を与えられて、ヨブはどうするでしょうか。8節から10節です。
ヨブ 2:8 ヨブは灰の中に座り、素焼きのかけらで体中をかきむしった。
ヨブ 2:9 彼の妻は、/「どこまでも無垢でいるのですか。神を呪って、死ぬ方がましでしょう」と言ったが、
ヨブ 2:10 ヨブは答えた。「お前まで愚かなことを言うのか。わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか。」このようになっても、彼は唇をもって罪を犯すことをしなかった。
この様な病気を与えられたヨブはどのようにしたでしょうか。ヨブは灰の中に座り、素焼きのかけらで体中をかきむしったと書いてあります。この灰の中とは、この地方ではゴミ捨て場であり、ゴミが溜まると火をつけて燃やすのです。そこには陶器のかけらなどもあったに違いありません。ヨブは自分を、ゴミの様に汚いものだと思ったのか、周りの人に汚いと言われてゴミ捨て場に行ったのか、いずれにしても、家の中には居られず、ゴミ捨て場に座っていたのです。ちょっと前まではこの地方一帯で一番の富豪であったのに、なんという変わり方でしょうか。その皮膚病は、痒みがあるのかただれて膿が出るのか、その様なものが体から流れ落ちるので、素焼きのかけらで体中をかきむしっていたのです。
彼の妻はそのようなみじめなヨブの姿を見て、こう冷たく言い放ったのです。「どこまでも無垢でいるのですか。神を呪って、死ぬ方がましでしょう」そう言ったのです。これがサタンが目指していた試みなのですが、ヨブよりも先に妻の方がそのようになってしまいました。この様な苦しみが与えられた時に普通の人があらわす反応なのです。自分は何も悪くないのに、どうしてこんな目に合うのだ。神様なんかいるものかと言いたくなるのです。
ですがヨブは、そう言いませんでした。「お前まで愚かなことを言うのか。わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか。」この様に言って決して、神様を呪って罪を犯すようなことはしなかったのです。神様が与えてくださるのは幸福だけではない不幸も与えてくださるのだからそれも、受け入れていこうではないかと妻をたしなめているのです。ヨブは、体の災いの苦しみのほかに、妻の無理解というもう一つの精神的な苦しみも与えられました。ヨブはすっかり孤独になったのだと思います。全てから見捨てられたような思いになっても、神様を信頼することからはまだ離れていなかったのです。
この様にヨブに突然の大きな災いが訪れて、ヨブが苦しんでいることを知らされた友人たちは、ヨブを慰めるためにやってきました。11節から13節です。
ヨブ 2:11 さて、ヨブと親しいテマン人エリファズ、シュア人ビルダド、ナアマ人ツォファルの三人は、ヨブにふりかかった災難の一部始終を聞くと、見舞い慰めようと相談して、それぞれの国からやって来た。
ヨブ 2:12 遠くからヨブを見ると、それと見分けられないほどの姿になっていたので、嘆きの声をあげ、衣を裂き、天に向かって塵を振りまき、頭にかぶった。
ヨブ 2:13 彼らは七日七晩、ヨブと共に地面に座っていたが、その激しい苦痛を見ると、話しかけることもできなかった。
ここに書かれているように、やってきたのは親しい友人で、テマン人エリファズ、シュア人ビルダド、ナアマ人ツォファルの三人でした。彼らは別々の国に住んでいたのですが、互いに相談してヨブを見舞い慰めようと言ってやってきたのです。この三人とヨブはとても親しい友達だったのです。
この三人の友人は、ヨブを見舞うためにその家に行ったと思います。ですがヨブはその家にはいなかったのです。たぶんその妻に居場所を聞くと、灰の中にいると教えられたのです。そしてひどい皮膚病になり、体中がただれて、見る影もないことを教えられたのだと思います。この3人の友人は教えられたゴミ捨て場に向かって、そこにいるヨブをまず遠くから見ました。そこには裕福だったときのヨブとはとても見分けがつかないほどの、ひどい姿になっていたヨブを見たのです。その三人の友人は、直接ヨブを見ることも話しかけることもできず、遠くで、嘆きの声を上げ、衣を裂き、どうしてあの善良なヨブがこの様になったのかと、嘆いたのです。天に向かって塵を振りまき、頭にそれをかぶり、共に嘆きを表わしたのです。
彼らは七日七晩、ヨブと共に地面に座っていたと書かれていますが、ヨブと同じ場所にいたのではなく、離れたところから見えるところで、直接話しかけることもできず、その苦痛にうめくヨブの姿を見て、共に苦しんでいたのです。七日七晩というのは、弔いの時にかける日数のことです。まるで弔いをするときのように、その期間を嘆き悲しんでいたのです。今日はここまでとなります。
結
神様は、サタンにヨブのことをほめたたえ、その信仰のすばらしさを語ったのです。すると、人間なんてそんなものではない、自分に利益があるから神様に従うのでそれらが無くなったら神様を呪うでしょうと言うのです。一回目は財産も子供たちも失いましたが、それでもそれは神様がなされたことだから受け入れるべきであると言って、ヨブは決して神様を呪わなかったのです。二回目は、その体に重い皮膚病が与えられ、こんなひどい目に合わせる神様なら呪って死になさいと妻にも言われたのですが、ヨブは、私達は神様から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないかと言って、決して神様を呪うような罪を犯すことはなかったのです。ですがその姿は、遠くからやってきた三人の友人が、声もかけられないほどの、みじめな姿になっていたのです。さてこれから、ヨブはこの三人の友人とどんな話をすることになるのでしょうか。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様。ヨブは子供や財産を失う試練にも、自分の体に重い皮膚病を与えられると言う、苦難の中にあっても、神様の御心を信じて、神様を呪うことなく、その災いを受け入れました。人間の目に、良いもの悪いものであっても、それに捉われることなく、はかり知ることのない神様のご計画を信じたのです。私達もまた、すべてのことが神様の御業であることを信じて、よいものも悪いものをも受け入れて、神様を崇め賛美していくことが出来ますように。
この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇ヨブ記:)>>
◆事の起こり
ヨブ 2:1 またある日、主の前に神の使いたちが集まり、サタンも来て、主の前に進み出た。
ヨブ 2:2 主はサタンに言われた。「お前はどこから来た。」「地上を巡回しておりました。ほうぼうを歩きまわっていました」とサタンは答えた。
ヨブ 2:3 主はサタンに言われた。「お前はわたしの僕ヨブに気づいたか。地上に彼ほどの者はいまい。無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きている。お前は理由もなく、わたしを唆して彼を破滅させようとしたが、彼はどこまでも無垢だ。」
ヨブ 2:4 サタンは答えた。「皮には皮を、と申します。まして命のためには全財産を差し出すものです。
ヨブ 2:5 手を伸ばして彼の骨と肉に触れてごらんなさい。面と向かってあなたを呪うにちがいありません。」
ヨブ 2:6 主はサタンに言われた。「それでは、彼をお前のいいようにするがよい。ただし、命だけは奪うな。」
ヨブ 2:7 サタンは主の前から出て行った。サタンはヨブに手を下し、頭のてっぺんから足の裏までひどい皮膚病にかからせた。
ヨブ 2:8 ヨブは灰の中に座り、素焼きのかけらで体中をかきむしった。
ヨブ 2:9 彼の妻は、/「どこまでも無垢でいるのですか。神を呪って、死ぬ方がましでしょう」と言ったが、
ヨブ 2:10 ヨブは答えた。「お前まで愚かなことを言うのか。わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか。」このようになっても、彼は唇をもって罪を犯すことをしなかった。
ヨブ 2:11 さて、ヨブと親しいテマン人エリファズ、シュア人ビルダド、ナアマ人ツォファルの三人は、ヨブにふりかかった災難の一部始終を聞くと、見舞い慰めようと相談して、それぞれの国からやって来た。
ヨブ 2:12 遠くからヨブを見ると、それと見分けられないほどの姿になっていたので、嘆きの声をあげ、衣を裂き、天に向かって塵を振りまき、頭にかぶった。
ヨブ 2:13 彼らは七日七晩、ヨブと共に地面に座っていたが、その激しい苦痛を見ると、話しかけることもできなかった。