家庭礼拝 2025年1月15日 列王記下 24:1-20 ユダの王ヨヤキム

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起 

ユダの国は、王たちが主の眼に悪とすることばかり行っているので、主はユダを見放して、敵の手に渡されることを予言していました。そのためユダの国力はどんどん衰えていくのです。この時代はエジプトとバビロンの力が拮抗していた時代でした。その間に挟まったユダは、その中で何とかバランスを取って生き延びていたのです。ユダがユダらしく主に仕えていたのはヨシアの時代までです。ヨシアは宗教改革をして、ただ主のみに仕える道を選びましたが、エジプトのネコ王によって殺されました。その後の子孫たちはみな主から離れました。ヨシアの子ヨアハズは王になりましたが、ユダはすっかりエジプトの支配下に置かれたのです。そして別のヨシアの子エルヤキムを王にし、名前まで変えさせヨヤキムとさせたのです。この様にユダが滅ぼされず、何とか国の形を取っていたのは、エジプトとバビロンの力が拮抗していたからなのです。そのバランスが崩れれば滅ぼされるのです。そのようなことがこの時に起こりました。バビロンの王ネブガドネツァルが攻め上ってきたのです。ヨヤキムは包囲されて、今度はバビロンに服従しました。それからはバビロンの方の力が強くなり、エジプトの影響下にあった近隣諸国は全部バビロンが奪い取ってしまったのです。エジプトはもう攻め返す力が亡くなりました。そして、ゼデキヤの時代にエルサレムは陥落し、国は完全に消滅し、その国民と財産はみなバビロンに運ばれたのです。これがバビロン捕囚です。これらの出来事は、すべて、ユダの王マナセが行った罪のために、神様が、そのことを予言し、ユダを滅ぼされたと言うことが聖書で言われています。

その後、この強大であったバビロンもあとからくるペルシャのクロス王によって滅ぼされ、連れていかれたユダヤ人たちがまた自分の国に戻り、国を再建するのです。神様がユダに国を再建することを許されたのです。この様にすべてのことが神様によって計画されていたと言うことが聖書には記されているのです。

さて聖書に戻りますが、ユダのヨヤキム王はすっかりエジプトの傀儡政権になっており、エジプトの言いなりだったのです。そのような時に、エジプトと覇権を争っていたバビロンのネブガドネザル王がユダに攻め込んできたのです。1節から5節です。

王下 24:1 彼の治世に、バビロンの王ネブカドネツァルが攻め上って来た。ヨヤキムは三年間彼に服従したが、再び反逆した。

王下 24:2 主は彼に対してカルデア人の部隊、アラム人の部隊、モアブ人の部隊、アンモン人の部隊を遣わされた。主はその僕である預言者たちによってお告げになった主の言葉のとおり、ユダを滅ぼすために彼らを差し向けられた。

王下 24:3 ユダが主の御前から退けられることは、まさに主の御命令によるが、それはマナセの罪のため、彼の行ったすべての事のためであり、

王下 24:4 またマナセが罪のない者の血を流し、エルサレムを罪のない者の血で満たしたためである。主はそれを赦そうとはされなかった。

王下 24:5 ヨヤキムの他の事績、彼の行ったすべての事は、『ユダの王の歴代誌』に記されている。

この様にユダのヨヤキムはバビロンのネブガドネザル王によって攻め込まれ3年間バビロンに服従することになったのです。ですが3年間は我慢したのですが、再びバビロンに反逆したのです。ユダだけでバビロンに反逆できるわけはないのです。その後ろにエジプトがいて、それが助けてくれると思っているのです。その反逆したユダに対して、カルデア人の部隊、アラム人の部隊、モアブ人の部隊、アンモン人の部隊が攻め込んできました。これはネブガドネザルが命じて攻め込んできたとは言わずに、主が、預言者たちによってお告げになった主の言葉のとおり、ユダを滅ぼすために彼らを差し向けられたと言っているのです。ネブガドネザルによって滅ぼされるのではなく主によって滅ぼされるのです。それはユダの先祖の王マナセが罪のない者の血を流し、エルサレムを罪のない者の血で満たしたためである。主はそれを赦そうとはされなかった。と説明しているのです。この様に、マナセ王の時から、ユダは主によって滅びの道を進んでいったのです。

この後世界のパワーバランスはどうなったのでしょうか。6節と7節にはこう書いてあります。

王下 24:6 ヨヤキムは先祖と共に眠りにつき、その子ヨヤキンが代わって王となった。

王下 24:7 エジプトの王は自分の地から再び出て来ることがなかった。バビロンの王が、エジプトの川からユーフラテス川に至るまで、エジプトの王のものであったすべての地方を占領したからである。

反逆したヨヤキム王は死に、その子ヨヤキンが王となりましたが、頼りにしていたエジプトはもう自分の国から外に出てくることはなかったのです。そのためエジプトが支配していた周辺諸国はみなバビロン王のものとなったのです。これで、世界の勢力争いは決定したのです。ユダのヨヤキンもバビロンの支配下に置かれたのです。

このヨヤキンの時代にユダは実質上滅亡しました。ユダにある、王たちも、神殿の財宝も、ユダの能力のある主だった人々もみなバビロンに連れ去られてしまったからです。残ったのは、あまり役に立たなそうな貧しい人々だけとなったのです。それでもそこに再び王を立てて、形ばかりのユダが残ったのです。8節から12節です。

王下 24:8 ヨヤキンは十八歳で王となり、三か月間エルサレムで王位にあった。その母は名をネフシュタといい、エルサレム出身のエルナタンの娘であった。

王下 24:9 彼は父が行ったように、主の目に悪とされることをことごとく行った。

王下 24:10 そのころ、バビロンの王ネブカドネツァルの部将たちがエルサレムに攻め上って来て、この都を包囲した。

王下 24:11 部将たちが都を包囲しているところに、バビロンの王ネブカドネツァルも来た。

王下 24:12 ユダの王ヨヤキンは母、家臣、高官、宦官らと共にバビロン王の前に出て行き、バビロンの王はその治世第八年に彼を捕らえた。

この様にヨヤキンが18才で王になりましたが、すぐにバビロンの王ネブカドネツァルの武将たちがエルサレムに攻め寄せ、この都を包囲したのです。そして降伏するように、説得したのです。頼りにしていたエジプトは助けに来てくれませんでした。この時バビロンの王ネブカドネツァルがやってきて、降伏を促したので、観念して、ユダの王ヨヤキンは母、家臣、高官、宦官らと共にバビロン王の前に出て行き、降伏したのです。

ユダ王国はバビロンの前に屈しました。イスラエルの神様はユダ王国を救ってはくれませんでした。ところが聖書は、これは主が告げられたとおりだと言うのです。13節から17節です。

王下 24:13 主が告げられたとおり、バビロンの王は主の神殿の宝物と王宮の宝物をことごとく運び出し、イスラエルの王ソロモンが主の聖所のために造った金の器をことごとく切り刻んだ。

王下 24:14 彼はエルサレムのすべての人々、すなわちすべての高官とすべての勇士一万人、それにすべての職人と鍛冶を捕囚として連れ去り、残されたのはただ国の民の中の貧しい者だけであった。

王下 24:15 彼はヨヤキンを捕囚としてバビロンに連れ去り、その王の母、王妃たち、宦官たち、国の有力者たちも、捕囚としてエルサレムからバビロンに行かせた。

王下 24:16 バビロンの王はすべての軍人七千人、職人と鍛冶千人、勇敢な戦士全員を、捕囚としてバビロンに連れて行った。

王下 24:17 バビロンの王はヨヤキンに代えて、そのおじマタンヤを王とし、その名をゼデキヤと改めさせた。

この様に、ユダはバビロンに征服され、主の神殿の宝物と王宮の宝物をことごとく奪い去られ、ソロモンが神殿のために作った金の器をことごとく切り刻んだのです。この事が起こったことを聖書は、主が告げられたことが起こったのだと言っているのです。前回の23章でも、ヨシア王が全身全霊を尽くして、宗教改革に努めて主に仕えたのですが。それでも主の心を変えることはできなかったのです。23章26節と27節にはこう書いています。

王下 23:26 しかし、マナセの引き起こした主のすべての憤りのために、主はユダに向かって燃え上がった激しい怒りの炎を収めようとなさらなかった。

王下 23:27 主は言われた。「わたしはイスラエルを退けたようにユダもわたしの前から退け、わたしが選んだこの都エルサレムも、わたしの名を置くと言ったこの神殿もわたしは忌み嫌う。」

この様に、ユダ王国が滅びることは主のご計画であり御心だったのです。バビロンの王はエルサレムのすべての人々、すなわち王族を含めてすべての高官とすべての勇士一万人、それにすべての職人と鍛冶を捕囚として連れ去り、残されたのはただ国の民の中の貧しい者だけになったのです。すなわち、もうユダと言う国が起こることがないように、根こそぎ持って行ったのです。そして残されたのは貧しい人々だけであり、そこにバビロンの傀儡政権のゼデキヤを王としました。この人はバビロンに連れ去られたヨヤキン王の叔父にあたる人で、名前をマタンヤからゼデキヤと変えさせられたのです。

このゼデキヤはバビロンの傀儡政権ではあっても、ユダの王であることは間違いないことなのです。そしてこのゼデキヤがユダ王国の事実上の最後の王となるのです。18節から20節です。

王下 24:18 ゼデキヤは二十一歳で王となり、十一年間エルサレムで王位にあった。その母は名をハムタルといい、リブナ出身のイルメヤの娘であった。

王下 24:19 彼はヨヤキムが行ったように、主の目に悪とされることをことごとく行った。

王下 24:20 エルサレムとユダは主の怒りによってこのような事態になり、ついにその御前から捨て去られることになった。ゼデキヤはバビロンの王に反旗を翻した。

この様に、最後の王ゼデキヤは21歳で王となり、11年間エルサレムで王位にあったのですから最後は32歳まで王だったのです。この時には神殿もなくなったようなものですから、主の眼に悪とされることをことごとく行っていたのです。この様に、エルサレムとユダ王国は主の怒りによって、その御前から捨て去られることになるのです。その最後の引き金は無謀にもゼデキヤがバビロンの王に反旗を翻したことでした。この事によってユダは完全に滅亡するのです。これはすべて神様のご計画だったのです。

 ユダ王国は滅びるのです。それはマナセが王であったときにおかした、主の眼に悪とされる数々のために、ユダ王国は滅びるのです。ユダ王国は王族も、貴族も、兵も、職人たちも、国の主だったものはすべてバビロンに連れていかれて捕囚となりました。神の神殿の財宝も、王宮の財宝もみな奪いされてしまいました。残されたものは貧しい人々と、バビロンによる傀儡政権だけなのです。ですから事実上は滅んでしまったのですが、その最後の王のゼデキヤがバビロンに反旗を翻すことによって、完全に滅んでしまうのです。これらはすべて神様の御心だったのです。神様はユダ王国を見捨てられたのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、あなたはマナセの罪のためにあなたが養い育てたユダ王国を見捨てられました。歴史的にはエジプトとバビロンに挟まれて、その勢力の中で、揺らぎながら生き延びてきたのですが、信仰的には神様がその敵の者たちを遣わして、滅ぼし尽くしてしまったのです。ですがあなたはまたエルサレムを復活されます。何と不思議な出来事でしょうか。人の思いを超える出来事です。私達はただあなたのなされることを崇め賛美するものです。あなたのなされることはすべて良いことであり正しい事なのです。

この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇◇列王記下:)>>  

 

◆ユダの王ヨヤキム

王下 24:1 彼の治世に、バビロンの王ネブカドネツァルが攻め上って来た。ヨヤキムは三年間彼に服従したが、再び反逆した。

王下 24:2 主は彼に対してカルデア人の部隊、アラム人の部隊、モアブ人の部隊、アンモン人の部隊を遣わされた。主はその僕である預言者たちによってお告げになった主の言葉のとおり、ユダを滅ぼすために彼らを差し向けられた。

王下 24:3 ユダが主の御前から退けられることは、まさに主の御命令によるが、それはマナセの罪のため、彼の行ったすべての事のためであり、

王下 24:4 またマナセが罪のない者の血を流し、エルサレムを罪のない者の血で満たしたためである。主はそれを赦そうとはされなかった。

王下 24:5 ヨヤキムの他の事績、彼の行ったすべての事は、『ユダの王の歴代誌』に記されている。

王下 24:6 ヨヤキムは先祖と共に眠りにつき、その子ヨヤキンが代わって王となった。

王下 24:7 エジプトの王は自分の地から再び出て来ることがなかった。バビロンの王が、エジプトの川からユーフラテス川に至るまで、エジプトの王のものであったすべての地方を占領したからである。

◆ユダの王ヨヤキン

王下 24:8 ヨヤキンは十八歳で王となり、三か月間エルサレムで王位にあった。その母は名をネフシュタといい、エルサレム出身のエルナタンの娘であった。

王下 24:9 彼は父が行ったように、主の目に悪とされることをことごとく行った。

王下 24:10 そのころ、バビロンの王ネブカドネツァルの部将たちがエルサレムに攻め上って来て、この都を包囲した。

王下 24:11 部将たちが都を包囲しているところに、バビロンの王ネブカドネツァルも来た。

王下 24:12 ユダの王ヨヤキンは母、家臣、高官、宦官らと共にバビロン王の前に出て行き、バビロンの王はその治世第八年に彼を捕らえた。

王下 24:13 主が告げられたとおり、バビロンの王は主の神殿の宝物と王宮の宝物をことごとく運び出し、イスラエルの王ソロモンが主の聖所のために造った金の器をことごとく切り刻んだ。

王下 24:14 彼はエルサレムのすべての人々、すなわちすべての高官とすべての勇士一万人、それにすべての職人と鍛冶を捕囚として連れ去り、残されたのはただ国の民の中の貧しい者だけであった。

王下 24:15 彼はヨヤキンを捕囚としてバビロンに連れ去り、その王の母、王妃たち、宦官たち、国の有力者たちも、捕囚としてエルサレムからバビロンに行かせた。

王下 24:16 バビロンの王はすべての軍人七千人、職人と鍛冶千人、勇敢な戦士全員を、捕囚としてバビロンに連れて行った。

王下 24:17 バビロンの王はヨヤキンに代えて、そのおじマタンヤを王とし、その名をゼデキヤと改めさせた。

◆ユダの王ゼデキヤ

王下 24:18 ゼデキヤは二十一歳で王となり、十一年間エルサレムで王位にあった。その母は名をハムタルといい、リブナ出身のイルメヤの娘であった。

王下 24:19 彼はヨヤキムが行ったように、主の目に悪とされることをことごとく行った。

王下 24:20 エルサレムとユダは主の怒りによってこのような事態になり、ついにその御前から捨て去られることになった。ゼデキヤはバビロンの王に反旗を翻した。