家庭礼拝 2024年12月25日 列王記下 22:1-20 ユダの王ヨシヤ
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起
北イスラエルが滅んだあと、ユダにはヒゼキヤ王が出て、信仰の粛清を行い、ユダから、異教の神々をすべて拭い去りました。ですがその後の息子のマナセは父親がやったとは真逆に、異教の神々をどんどん復興させ、神殿の中にまで、異教の神々の祭壇を作り、主の眼に悪とされる限りのことをしました。それでも、55年間王位にありましたが、マナセの罪のために、ユダ王国は滅びることになっていることを、知らされました。マナセを継いだ息子のアモンは、同じように主の眼に悪とされることを行いました。そして王位にあったのはたったの二年間でした。というのも彼の家臣たちが謀反を起こして、王の宮殿で、アモン王を殺害してしまったのです。この謀反を起こした者たちは、国民の信望を得ることが出来ず、反対に殺害されてしまうのです。
この様な経過をたどって、ユダの王ヨシヤは生まれたのです。ヨシヤ王はこの様に父親が暗殺されたため、まだ8歳なのに王となって、31年間エルサレムで王位にあることになるのです。この王様は、マナセや父親のアモンとは違って、主の眼に正しいことをおこないました。このヨシヤ王は主の神殿を立て直そうと思い、その費用を献金によって調達するシステムを作ったヨアシュ王のシステムを使って、調達したのです。そしてある時、大祭司に対してその献金を集計させ、工事担当者に渡して工事を行いなさいと命じたのです。そして工事が始まりました。工事を進める中で、あちこちを整理したり、片付けたりしている中で、大変なことが起こったのです。大祭司が、そのことを王の書記官に知らせに来ました。それは主の神殿から律法の書を見つけたと言ってきたのです。その事を書記官は王に知らせ、その書を王の前で読み上げたのです。王はその書の言葉を聞いて、衣を割いて嘆きました。それはその書には、ユダの先祖たちが、この書の言葉に耳を傾けず、そこに書いてある通りのことを行わなかったために、主の怒りが燃え上がり、ユダに大きな災いが与えられると書いてあったからなのです。
この律法の書が何かということははっきりとは語られていないのですが、申命記だろうと言うことが言われています。そして神殿のどこかに隠しておいてあったのは、ユダが主の道に従わず、バアル信仰や異教の神々を礼拝していた時、主の信仰を守る人たちが、いずれ誰かがこの書物を見つけるように、隠されたところに隠しておいておいたのだろうと言うことが言われています。
このままでは主の怒りのもとで、ユダは滅ぼされてしまうと思ったヨシヤ王は祭司たちを女預言者フルダのもとに遣わして、これからどうしたらよいか、主はどのように答えられるかを尋ねに行ったのです。すると主の託宣が与えられました。それは神様はその書に書かれているように、このユダとその住民に災いを下すと言うのです。ですが、ユダの王ヨシヤはその事に心を痛め、主の前にへりくだって、衣を裂いて、私の前で泣いたので、あなたの願いを聞き入れたと言うのです。それはこの災いはあなたが死んでから起こるので、あなたはそれを見ることがないと言う約束でした。このヨシヤ王は主の眼に適う、最後の王様となったのです。この物語は22章と23章の二章にわたり書かれているので、今日はその前半となります。
承
まず話の初めはヨシヤ王がどんな王であったのかが簡潔に書かれています。1節と2節です。
王下 22:1 ヨシヤは八歳で王となり、三十一年間エルサレムで王位にあった。その母は名をエディダといい、ボツカト出身のアダヤの娘であった。
王下 22:2 彼は主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道をそのまま歩み、右にも左にもそれなかった。
この様に父親が暗殺されて急に亡くなったので、ヨシヤが王位を継いだのは8歳の時なのです。それから31年間エルサレムで王位にあったのですから、かなり長期の王であったと言えます。ここで大切なのは、彼は主の眼に適う正しいことを行い、父祖ダビデの道をそのまま歩み、右にも左にもそれなかった。と書かれていることです。この様に主の眼に適う正しい王様は、このヨシヤで終わりになるのです。後はこのユダ王国も滅びの道を進んでいくのです。その直接の原因は、マナセ王の犯した罪の数々にあると言われています。
ヨシア王が26才になった時、王は書記官を神殿に遣わして、神殿の工事に着手するように伝えるのです。3節から5節です。
王下 22:3 ヨシヤ王の治世第十八年に、王はメシュラムの孫でアツァルヤの子である書記官シャファンを主の神殿に遣わして言った。
王下 22:4 「大祭司ヒルキヤのもとに上り、主の神殿に納められた献金、すなわち入り口を守る者たちが民から集めたものを集計させなさい。
王下 22:5 それを主の神殿の責任を負っている工事担当者の手に渡し、更に神殿の破損を修理するために主の神殿にいる工事担当者に渡しなさい。
この様に、ヨシア王が26才になり国の統治も安定してきたころ、王は書記官を遣わして神殿の工事に着手するように伝えました。この頃は神殿の修理のための費用は別の献金によって蓄えられるシステムになっていました。このシステムを作ったのは、あの神殿にかくまわれて、殺されることをまぬかれて、ユダの王となった、ヨアシュ王が作ったものです。神殿の祭司たちがなかなか、神殿の改築工事をしないで、その献金を自分たちのために使っているので、神殿の工事のための献金を別にして、蓄えることが出来るようにしたのです。このシステムがうまく働いていて、ヨシア王が26才になった時にその献金を使って、工事を始めるようにと命じたのです。
転
その神殿工事を進めている中で、神殿から大変なものが見つかったのです。それはユダヤの人々が従うべき、律法の書でした。8節から11節です。
王下 22:8 そのとき大祭司ヒルキヤは書記官シャファンに、「わたしは主の神殿で律法の書を見つけました」と言った。ヒルキヤがその書をシャファンに渡したので、彼はそれを読んだ。
王下 22:9 書記官シャファンは王のもとに来て、王に報告した。「僕どもは神殿にあった献金を取り出して、主の神殿の責任を負っている工事担当者の手に渡しました。」
王下 22:10 更に書記官シャファンは王に、「祭司ヒルキヤがわたしに一つの書を渡しました」と告げ、王の前でその書を読み上げた。
王下 22:11 王はその律法の書の言葉を聞くと、衣を裂いた。
この様に、工事を進める中で見つかった律法の書はまず大祭司に届けられ、そのことが書記官シャファンに報告されました。そしてその律法の書をシャファンに渡すと彼はそれを読んで驚きました。そこには恐ろしいことがかかれていたのです。それですぐに王に報告しました。書記官は「祭司ヒルキヤがわたしに一つの書を渡しました」と告げて、王の前でその書を読み上げたのです。すると、王はその律法の書の言葉を聞いて、衣を裂いたのです。よほど大きなショックを受けたのです。そこには、先祖たちが神の与えた律法に従わず、異邦の神を祭り、主の眼に悪とすることをしていたために、神の怒りはユダとその民を滅ぼすと書いてあったのです。ヨシヤ王は主に従うものでしたので、このような罪を犯したことを恐ろしく思い衣を裂いて、神の前に嘆いたのです。
王はその後どうしたでしょうか。王はすぐに祭司や書記官たちに命じて、預言者のもとに行って、主の託宣を聞いてくるように命じたのです。12節と13節です。
王下 22:12 王は祭司ヒルキヤ、シャファンの子アヒカム、ミカヤの子アクボル、書記官シャファン、王の家臣アサヤにこう命じた。
王下 22:13 「この見つかった書の言葉について、わたしのため、民のため、ユダ全体のために、主の御旨を尋ねに行け。我々の先祖がこの書の言葉に耳を傾けず、我々についてそこに記されたとおりにすべての事を行わなかったために、我々に向かって燃え上がった主の怒りは激しいからだ。」
この様にヨシヤ王は、祭司や書記官たちに命じて、わたしのため、民のため、ユダ全体のために、主の御旨を尋ねに行け。と命じて、預言者のもとに遣わしたのです。
ヨシヤ王はいったいどの預言者のもとに遣わしたのでしょうか。そして何と言われたのでしょうか。14節から20節で
王下 22:14 祭司ヒルキヤ、アヒカム、アクボル、シャファン、アサヤは女預言者フルダのもとに行った。彼女はハルハスの孫でティクワの子である衣装係シャルムの妻で、エルサレムのミシュネ地区に住んでいた。彼らが彼女に話し聞かせると、
王下 22:15 彼女は答えた。「イスラエルの神、主はこう言われる。『あなたたちをわたしのもとに遣わした者に言いなさい。
王下 22:16 主はこう言われる。見よ、わたしはユダの王が読んだこの書のすべての言葉のとおりに、この所とその住民に災いをくだす。
王下 22:17 彼らがわたしを捨て、他の神々に香をたき、自分たちの手で造ったすべてのものによってわたしを怒らせたために、わたしの怒りはこの所に向かって燃え上がり、消えることはない。
王下 22:18 主の心を尋ねるためにあなたたちを遣わしたユダの王にこう言いなさい。あなたが聞いた言葉について、イスラエルの神、主はこう言われる。
王下 22:19 わたしがこの所とその住民につき、それが荒れ果て呪われたものとなると言ったのを聞いて、あなたは心を痛め、主の前にへりくだり、衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた、と主は言われる。
王下 22:20 それゆえ、見よ、わたしはあなたを先祖の数に加える。あなたは安らかに息を引き取って墓に葬られるであろう。わたしがこの所にくだす災いのどれも、その目で見ることがない。』」彼らはこれを王に報告した。
この様に、祭司ヒルキヤ、アヒカム、アクボル、シャファン、アサヤは女預言者フルダのもとに行ったのです。このヨシヤ王の時代には、エレミヤであるとかゼパニヤと言う大預言者がいたのですが、この時代の人たちにとって、そのような大預言者はあまり必要としていなかったようです。その代わりこの女預言者フルダのようなものが用いられたのです。
彼らがこの女預言者に事情を話して聞かせると、この女預言者はこう言ったのです。「イスラエルの神、主はこう言われる。『あなたたちをわたしのもとに遣わした者に言いなさい。
主はこう言われる。見よ、わたしはユダの王が読んだこの書のすべての言葉のとおりに、この所とその住民に災いをくだす。彼らがわたしを捨て、他の神々に香をたき、自分たちの手で造ったすべてのものによってわたしを怒らせたために、わたしの怒りはこの所に向かって燃え上がり、消えることはない。」こう言ったのです。この予言の書はすべて言葉通りに実現し、その所とその住民に災いを下すと言ったのです。主の怒りは消えなかったのです。さらに王に対しても別の言葉を与えました。「あなたが聞いた言葉について、イスラエルの神、主はこう言われる。わたしがこの所とその住民につき、それが荒れ果て呪われたものとなると言ったのを聞いて、あなたは心を痛め、主の前にへりくだり、衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた、と主は言われる。それゆえ、見よ、わたしはあなたを先祖の数に加える。あなたは安らかに息を引き取って墓に葬られるであろう。わたしがこの所にくだす災いのどれも、その目で見ることがない。』」と言ったのです。このヨシヤ王に対しては、あなたは心を痛め、主の前にへりくだり、衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた。と言ったのです。そしてあなたは神が下す災いを見ることなく、安らかに息を引き取って墓に葬られるであろう。このヨシヤ王には平安が与えられたのです。ですが、ユダは滅ぼされユダの民に災いが下されることが確実となったのです。この予言者の言葉を祭司達は王に報告したのです。
結
主の眼に正しいとされたヨシヤ王は、神殿の修復工事をするときに、律法の書を見つけ、それを読んでこれからおこる恐ろしいことを知ってしまいました。それで、女預言者のもとに祭司達を遣わして主の託宣を聞くと、ユダとユダの民は滅ぼされること、それはヨシア王の死んでから起こることが伝えられたのです。これはヨシア王が主の眼に正しい人であったから知らされ、憐れみを受けることが出来たのです。この様にして、ユダ王国も滅んでいきますが、それは先祖たちが行った、主に対する罪の為なのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様。私たちの罪はいつか裁かれます。すぐには裁かれなかったマナセの罪もこの様にして裁かれていくのです。私達はこの世に対しても、過去や未来の人々に対しても一体であり責任があるのです。その事を覚えて、悔い改めるものには神の憐れみが下されるかもしれません。イエス様もこの様にして、この世の罪と、過去と未来の人々の罪をもおって、裁きを受けたのです。私達もこの様な連帯の責任のあることを覚えて、祈りつつ赦されるものでありますように。すべてを委ねて、主の御心に従うものでありますように。
この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇◇列王記下:)>>
◆ユダの王ヨシヤ
王下 22:1 ヨシヤは八歳で王となり、三十一年間エルサレムで王位にあった。その母は名をエディダといい、ボツカト出身のアダヤの娘であった。
王下 22:2 彼は主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道をそのまま歩み、右にも左にもそれなかった。
王下 22:3 ヨシヤ王の治世第十八年に、王はメシュラムの孫でアツァルヤの子である書記官シャファンを主の神殿に遣わして言った。
王下 22:4 「大祭司ヒルキヤのもとに上り、主の神殿に納められた献金、すなわち入り口を守る者たちが民から集めたものを集計させなさい。
王下 22:5 それを主の神殿の責任を負っている工事担当者の手に渡し、更に神殿の破損を修理するために主の神殿にいる工事担当者に渡しなさい。
王下 22:6 すなわち職人、建築作業員、石工に渡し、神殿修理のための木材や切り石を買わせなさい。
王下 22:7 ただし、彼らは忠実に仕事をしているから、彼らに渡した金の監査は必要ではない。」
王下 22:8 そのとき大祭司ヒルキヤは書記官シャファンに、「わたしは主の神殿で律法の書を見つけました」と言った。ヒルキヤがその書をシャファンに渡したので、彼はそれを読んだ。
王下 22:9 書記官シャファンは王のもとに来て、王に報告した。「僕どもは神殿にあった献金を取り出して、主の神殿の責任を負っている工事担当者の手に渡しました。」
王下 22:10 更に書記官シャファンは王に、「祭司ヒルキヤがわたしに一つの書を渡しました」と告げ、王の前でその書を読み上げた。
王下 22:11 王はその律法の書の言葉を聞くと、衣を裂いた。
王下 22:12 王は祭司ヒルキヤ、シャファンの子アヒカム、ミカヤの子アクボル、書記官シャファン、王の家臣アサヤにこう命じた。
王下 22:13 「この見つかった書の言葉について、わたしのため、民のため、ユダ全体のために、主の御旨を尋ねに行け。我々の先祖がこの書の言葉に耳を傾けず、我々についてそこに記されたとおりにすべての事を行わなかったために、我々に向かって燃え上がった主の怒りは激しいからだ。」
王下 22:14 祭司ヒルキヤ、アヒカム、アクボル、シャファン、アサヤは女預言者フルダのもとに行った。彼女はハルハスの孫でティクワの子である衣装係シャルムの妻で、エルサレムのミシュネ地区に住んでいた。彼らが彼女に話し聞かせると、
王下 22:15 彼女は答えた。「イスラエルの神、主はこう言われる。『あなたたちをわたしのもとに遣わした者に言いなさい。
王下 22:16 主はこう言われる。見よ、わたしはユダの王が読んだこの書のすべての言葉のとおりに、この所とその住民に災いをくだす。
王下 22:17 彼らがわたしを捨て、他の神々に香をたき、自分たちの手で造ったすべてのものによってわたしを怒らせたために、わたしの怒りはこの所に向かって燃え上がり、消えることはない。
王下 22:18 主の心を尋ねるためにあなたたちを遣わしたユダの王にこう言いなさい。あなたが聞いた言葉について、イスラエルの神、主はこう言われる。
王下 22:19 わたしがこの所とその住民につき、それが荒れ果て呪われたものとなると言ったのを聞いて、あなたは心を痛め、主の前にへりくだり、衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた、と主は言われる。
王下 22:20 それゆえ、見よ、わたしはあなたを先祖の数に加える。あなたは安らかに息を引き取って墓に葬られるであろう。わたしがこの所にくだす災いのどれも、その目で見ることがない。』」彼らはこれを王に報告した。