家庭礼拝 2024年12月18日 列王記下 21:1-26 ユダの王マナセ

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起 

今日の主人公であるユダのマナセ王は、ユダの王様の中で最長期間の55年間も王位にあった王様です。父親はとても信仰深い人で、主の眼に適う正しいことをことごとく行って29年間エルサレムで王位にありました。その間にアッシリアの王に攻められて、滅ぼされるのではないかというときもありましたが、主により頼んで救われました。その子供のマナセ王は55年間も王位にあって、67歳まで長生きして、先祖の墓に葬られたのですから、父親と同じように、よほど主に喜ばれる人生を歩んだのかと思うと、それが全くの反対なのです。このマナセ王は、ユダの王ではこれまでにないほど、主の道を行かず、異邦の神々を信じ、主の神殿にまで、異邦の神をまつり、自分の子供を火の中を通らせると言う異教の生贄を行ったりして、とんでもない王様なのです。ですから、この様な王様は神様に罰せられて早死にするのが当たり前だと思われるのですが、全くそうでは無かったのです。何故なのでしょうか。神様の行うことに何故という問いは、愚かなのです。私達には神様のなさることはわからないのです。その様なことを言えば、なぜ罪を犯したことのない、多くの人々を救ったイエス様が、十字架で殺されたのかということも同じようにわからないのです。後から理由を見つければどんなことでも説明はできるのです。イエス様のことも、私たちの罪の贖いの為に、身代わりになって死んだと言われます。このマナセも生きている間は罰せられなかったのですが、このマナセの罪のために、ユダ王国はその後滅びることになっているのです。ですが本当にそうなのかはわからないのです。わからないことはわからないままにしておくのが正しいのです。私達は今、このような、主の眼に、あらゆるひどいことをしても、長生きして、王位を長く続けることが出来た王様がいたと言うことをそのまま受け入れていきたいと思うのです。これもまた神様の計画なのです。

 では聖書を読んでいきます。1節と2節です。

王下 21:1 マナセは十二歳で王となり、五十五年間エルサレムで王位にあった。その母は名をヘフツィ・バと言った。

王下 21:2 彼は主がイスラエルの人々の前から追い払われた諸国の民の忌むべき慣習に倣い、主の目に悪とされることを行った。

 ユダのマナセ王はこの様に、若くして王となり、12歳で王となりました。そして55年間エルサレムで王位にあったのですから67歳まで生きたと言うことになるのです。これはこの当時としては相当の長生きです。そしてこの生きている間に、大きな戦いがあったことも記録されていません。何と恵まれた王かと思います。それなのにこの王は父親のヒゼキヤ王が、エルサレムから異教の信仰をことごとく拭い去って、ただ主のみに仕えられるようにしたのに、再び異教の信仰を導入ししかも前よりもずっと悪いものにしたのです。そして主の眼に悪とされることを行ったのです。

 このマナセ王が、どのように主の眼に悪とされることを行ったのかを、事細かに記されています。3節から11節です。

王下 21:3 彼は父ヒゼキヤが廃した聖なる高台を再建し、イスラエルの王アハブが行ったようにバアルの祭壇を築き、アシェラ像を造った。更に彼は天の万象の前にひれ伏し、これに仕えた。

王下 21:4 主はかつて、「エルサレムにわたしの名を置く」と言われたが、その主の神殿の中に彼は異教の祭壇を築いた。

王下 21:5 彼はまた、主の神殿の二つの庭に天の万象のための祭壇を築いた。

王下 21:6 彼は自分の子に火の中を通らせ、占いやまじないを行い、口寄せや霊媒を用いるなど、主の目に悪とされることを数々行って主の怒りを招いた。

王下 21:7 彼はまたアシェラの彫像を造り、神殿に置いた。主はその神殿について、かつてダビデとその子ソロモンにこう仰せになった。「わたしはこの神殿に、イスラエルの全部族の中から選んだエルサレムに、とこしえにわたしの名を置く。

王下 21:8 もし彼らがわたしの命じるすべてのこと、すなわちわが僕モーセが彼らに授けたすべての律法を行うよう努めるなら、わたしはイスラエルをその先祖に与えた土地から二度と迷い出させない。」

王下 21:9 しかし彼らはこれに聞き従わず、マナセに惑わされて、主がイスラエルの人々の前で滅ぼされた諸国の民よりも更に悪い事を行った。

王下 21:10 主はその僕である預言者たちを通してこう告げられた。

王下 21:11 「ユダの王マナセはこれらの忌むべき事を行い、かつてアモリ人の行ったすべての事より、更に悪い事を行い、その偶像によってユダにまで罪を犯させた。

 この様に、このマナセ王は父親とは反対のことをやり続けました。よほど父親に反抗したかったのかもしれません。そして、北イスラエルが、異教の神をあがめたように、それをあがめるのです。まず異教の聖なる高台を再建し、バアルの祭壇を築き、アシェラ像を造った。更に彼は天の万象の前にひれ伏し、これに仕えた。彼は主に仕えないで異教の神のありとあらゆるものを築いてそれその前にひれ伏し、崇めたのです。これらは北イスラエルでやられていたことでしたが、もう滅ぼされて亡くなりました。さらには北イスラエルでさえもやられていない、自分の子に火の中を通らせたり、占いやまじないを行い、口寄せや霊媒を用いるなど、主の目に悪とされることを数々行って主の怒りを招いたのです。

 それだけでなく主の神殿を冒涜するようなことをいろいろと行ったのです。ユダヤ人たちには主の神殿を冒涜するものは石打ちの刑になると言う律法さえあったのですが、マナセはその神殿に異教の祭壇を築き、アシェラの彫像を造って置いたのです。また、主の神殿の二つの庭に天の万象のための祭壇を築いたのでした。ユダの人々は神の命じた事に聞き従わず、マナセに惑わされて、主がイスラエルの人々の前で滅ぼされた諸国の民よりも更に悪い事を行ったと書かれています。ですから、主はその僕である預言者たちを通してこう告げられたのです。「ユダの王マナセはこれらの忌むべき事を行い、かつてアモリ人の行ったすべての事より、更に悪い事を行い、その偶像によってユダにまで罪を犯させた。」この様に主に裁かれ、主の眼に悪とされることを行ったのに、どうしてすぐに罰を受けなかったのでしょうか。ですが、神様がその裁きをいつどこで与えているかは私達にはわからないのです。

 主の裁きはどのように与えられるのでしょうか。それはいつ起こるのでしょうか。聖書にはこう書かれています。12節から18節です。

王下 21:12 それゆえ、イスラエルの神、主はこう言われる。見よ、わたしはエルサレムとユダに災いをもたらす。これを聞く者は皆、両方の耳が鳴る。

王下 21:13 わたしはサマリアに使った測り縄とアハブの家に使った下げ振りをエルサレムに用いる。鉢をぬぐい、それをぬぐって伏せるように、わたしはエルサレムをぬぐい去る。

王下 21:14 わたしはわが嗣業の残りの者を見捨て、敵の手に渡す。彼らはそのすべての敵の餌食となり、略奪の的となる。

王下 21:15 彼らは先祖がエジプトを出た日から今日に至るまでわたしの意に背くことを行い、わたしを怒らせてきたからである。」

王下 21:16 マナセは主の目に悪とされることをユダに行わせて、罪を犯させた。彼はその罪を犯したばかりでなく、罪のない者の血を非常に多く流し、その血でエルサレムを端から端まで満たした。

王下 21:17 マナセの他の事績、彼の行ったすべての事、彼の犯した罪は、『ユダの王の歴代誌』に記されている。

王下 21:18 マナセは先祖と共に眠りにつき、自分の宮殿の庭園、すなわちウザの庭園に葬られた。その子アモンがマナセに代わって王となった。

この様に、主の裁きの言葉が与えられています。それを聞くものは両方の耳がなるほど聞くに堪えないものとなることを言っています。その裁きの言葉は直接マナセに対してではなく、エルサレムとユダに対してなされるのです。マナセは主の目に悪とされることをユダに行わせて、罪を犯させた。彼はその罪を犯したばかりでなく、罪のない者の血を非常に多く流し、その血でエルサレムを端から端まで満たした。とまで主から裁かれているのにどうしてすぐに罰として死が与えられなかったのでしょうか。このマナセの罪は、イスラエルの滅亡という形で、すぐにではなく、何代もの後の王になってから与えられるのです。サマリヤ即ち北イスラエルと同じように滅ぼされてしまうのです。ですがマナセ自身は、大変長生きして、先祖と共に眠りにつき、自分の宮殿の庭園、すなわちウザの庭園に葬られたのでした。

 父親がとても良い信仰をもってエルサレムから異教の神々を取り除き、主の眼によいとされることをことごとく行ったのに、その息子マナセはその父親の逆のことを散々行って、主の神殿にまで異教の神々をまつりました。ですが王位を最長の55年間も保ち、67歳の長命を得ることもできました。何故でしょうか不思議なことです。ですがこれも神様のなせる業なのです。ご計画なのです。このためにエルサレムは北イスラエルと同じように滅ぼされたと書かれているのですが、神様のご計画は私達にはわからないところにあるのかもしれません。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、あなたの計画は私達には知ることが出来ません。正しい人が迫害を受けて殺され、悪いものが贅沢をして長生きすることもあるのです。ですが、それだけで終わることではありません。あなたがそのあとどの様な運命へと導いてくださるのかは分かりません。私達はただそのことをありのままに受け入れ、あなたのなさることが正しいものであることを信じて生きていきます。神様、あなたのなさることを、どうかそのままに、ありのままに受け入れ感謝し賛美するものでありますように。

この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇◇列王記下:)>>  

 

◆ユダの王マナセ

王下 21:1 マナセは十二歳で王となり、五十五年間エルサレムで王位にあった。その母は名をヘフツィ・バと言った。

王下 21:2 彼は主がイスラエルの人々の前から追い払われた諸国の民の忌むべき慣習に倣い、主の目に悪とされることを行った。

王下 21:3 彼は父ヒゼキヤが廃した聖なる高台を再建し、イスラエルの王アハブが行ったようにバアルの祭壇を築き、アシェラ像を造った。更に彼は天の万象の前にひれ伏し、これに仕えた。

王下 21:4 主はかつて、「エルサレムにわたしの名を置く」と言われたが、その主の神殿の中に彼は異教の祭壇を築いた。

王下 21:5 彼はまた、主の神殿の二つの庭に天の万象のための祭壇を築いた。

王下 21:6 彼は自分の子に火の中を通らせ、占いやまじないを行い、口寄せや霊媒を用いるなど、主の目に悪とされることを数々行って主の怒りを招いた。

王下 21:7 彼はまたアシェラの彫像を造り、神殿に置いた。主はその神殿について、かつてダビデとその子ソロモンにこう仰せになった。「わたしはこの神殿に、イスラエルの全部族の中から選んだエルサレムに、とこしえにわたしの名を置く。

王下 21:8 もし彼らがわたしの命じるすべてのこと、すなわちわが僕モーセが彼らに授けたすべての律法を行うよう努めるなら、わたしはイスラエルをその先祖に与えた土地から二度と迷い出させない。」

王下 21:9 しかし彼らはこれに聞き従わず、マナセに惑わされて、主がイスラエルの人々の前で滅ぼされた諸国の民よりも更に悪い事を行った。

王下 21:10 主はその僕である預言者たちを通してこう告げられた。

王下 21:11 「ユダの王マナセはこれらの忌むべき事を行い、かつてアモリ人の行ったすべての事より、更に悪い事を行い、その偶像によってユダにまで罪を犯させた。

王下 21:12 それゆえ、イスラエルの神、主はこう言われる。見よ、わたしはエルサレムとユダに災いをもたらす。これを聞く者は皆、両方の耳が鳴る。

王下 21:13 わたしはサマリアに使った測り縄とアハブの家に使った下げ振りをエルサレムに用いる。鉢をぬぐい、それをぬぐって伏せるように、わたしはエルサレムをぬぐい去る。

王下 21:14 わたしはわが嗣業の残りの者を見捨て、敵の手に渡す。彼らはそのすべての敵の餌食となり、略奪の的となる。

王下 21:15 彼らは先祖がエジプトを出た日から今日に至るまでわたしの意に背くことを行い、わたしを怒らせてきたからである。」

王下 21:16 マナセは主の目に悪とされることをユダに行わせて、罪を犯させた。彼はその罪を犯したばかりでなく、罪のない者の血を非常に多く流し、その血でエルサレムを端から端まで満たした。

王下 21:17 マナセの他の事績、彼の行ったすべての事、彼の犯した罪は、『ユダの王の歴代誌』に記されている。

王下 21:18 マナセは先祖と共に眠りにつき、自分の宮殿の庭園、すなわちウザの庭園に葬られた。その子アモンがマナセに代わって王となった。

◆ユダの王アモン

王下 21:19 アモンは二十二歳で王となり、二年間エルサレムで王位にあった。その母は名をメシュレメトといい、ヨトバ出身のハルツの娘であった。

王下 21:20 彼は父マナセが行ったように、主の目に悪とされることを行った。

王下 21:21 父の歩んだ道をそのまま歩み、父が仕えた偶像に彼も仕え、その前にひれ伏し、

王下 21:22 先祖の神、主を捨て、主の道を歩まなかった。

王下 21:23 彼の家臣たちは謀反を起こし、この王を宮殿で殺害した。

王下 21:24 しかし国の民は、アモン王に対して謀反を起こしたすべての者を討ち、その子ヨシヤをアモンの代わりに王とした。

王下 21:25 アモンの行った他の事績は、『ユダの王の歴代誌』に記されている。

王下 21:26 彼はウザの庭園にある彼の墓に葬られた。その子ヨシヤがアモンに代わって王となった。