家庭礼拝 2024年12月11日 列王記下 20:1-20 ヒゼキヤの病気

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起 

 この時代は非常に混とんとしていました。この時代に王となったヒゼキヤは大変な重荷を負わされていたのです。北イスラエルを滅ぼした、アッシリアが、今度は南ユダを滅ぼそうとしてエルサレムを包囲しました。主に忠実であったヒゼキヤ王はアッシリアの圧力に屈することなくその脅威に耐えました。すると主が働いてくださり、アッシリアの陣営に多大の死者が起こり、アッシリアの王は引き揚げてしまったのです。しかもその王も暗殺によって殺されたのです。ヒゼキヤにとっては一安心という所だったのです。ですがそのような重圧のせいか、ヒゼキヤは死の病にかかってしまって、預言者イザヤから、あなたは死ぬと宣言されたのです。ですが、ヒゼキヤは神に祈り涙を流して、憐れんでくださいと神に訴えたのでした。すると神様はヒゼキヤの祈りを聞いてくださって、その寿命を15年延ばしてくださると、イザヤに告げたのです。

 この時代にはこのアッシリアに代わる新しい勢力、バビロンが台頭してきました。ユダの王ヒゼキヤが、このような病にあった時、バビロンからの見舞客がやってきました。アッシリアに対して、バビロンはユダと同盟を結んで、アッシリアの圧力を跳ね返そうとしたのです。ですがその時、ヒゼキヤは自分の味方が出来たと喜びすぎて、エルサレムにある全てのものを、このバビロンの使いの者たちに見せてしまったのです。イザヤはその事を聞いてヒゼキヤに言いました。あなたの先祖がこれまで蓄えてきたものがことごとくバビロンに運び出されて、何も残らなくなる日が来ると言ったのです。バビロンは自分が力をつけて、アッシリアを滅ぼすと今度はユダを攻めて、その良いものをことごとくバビロンに運び去ったのでした。この様に、この時代はすさまじい、勢力の争いの中で、小さな国のユダは、翻弄され、最後は滅亡することになるのです。

 それでは聖書に戻ります。アッシリアの包囲にあって、奇跡的に主の働きによって、アッシリアが退却し、その命を救われた、ヒゼキヤは病気になってしまいました。1節から3節です。

王下 20:1 そのころ、ヒゼキヤは死の病にかかった。預言者、アモツの子イザヤが訪ねて来て、「主はこう言われる。『あなたは死ぬことになっていて、命はないのだから、家族に遺言をしなさい』」と言った。

王下 20:2 ヒゼキヤは顔を壁に向けて、主にこう祈った。

王下 20:3 「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」こう言って、ヒゼキヤは涙を流して大いに泣いた。

 この様に、ヒゼキヤが病気になった事を聞いて、預言者イザヤが訊ねてきて、主の言葉を伝えました。それはなんと、『あなたは死ぬことになっていて、命はないのだから、家族に遺言をしなさい』という死の宣告だったのです。それを聞いてヒゼキヤは大いに悲しみました。そして主にこう祈ったのです。「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」この様に、ヒゼキヤはそれまでの王にないほど、主に対して忠実なものであり、仕えてきたのに、どうして、こうなるのですかと、泣きながら、祈ったのです。ヒゼキヤはこう神様に祈りました。「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」こう言って、ヒゼキヤは涙を流して大いに泣いたと言うのです。

 するとその祈りを、神様は聞いてくださいました。4節から7節です。

王下 20:4 イザヤが中庭を出ないうちに、主の言葉が彼に臨んだ。

王下 20:5 「わが民の君主ヒゼキヤのもとに戻って言いなさい。『あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやし、三日目にあなたは主の神殿に上れるだろう。

王下 20:6 わたしはあなたの寿命を十五年延ばし、アッシリアの王の手からあなたとこの都を救い出す。わたしはわたし自身のために、わが僕ダビデのために、この都を守り抜く。』」

王下 20:7 イザヤが、「干しいちじくを取って来るように」と言うので、人々がそれを取って来て患部に当てると、ヒゼキヤは回復した。

 この様に、イザヤは主の言葉をヒゼキヤに告げて帰り、ヒゼキヤはその言葉の恐ろしさに呆然として壁に向かって嘆きの祈りをしていました。イザヤがまだ王宮の中庭を出ないうちに、主の言葉がイザヤに臨んだのです。「わが民の君主ヒゼキヤのもとに戻って言いなさい。『あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやし、三日目にあなたは主の神殿に上れるだろう。わたしはあなたの寿命を十五年延ばし、アッシリアの王の手からあなたとこの都を救い出す。わたしはわたし自身のために、わが僕ダビデのために、この都を守り抜く。』」そう言ったのです。ヒゼキヤの嘆きの祈りは聞き届けられました。その祈りが心から主に頼るものだったからです。そして、その病気は癒され、三日目には主の神殿に昇れるまで回復するだろう。と言い、神様がヒゼキヤ王の寿命を15年延ばすと約束されたのです。そして、神様が、自分のためにそして、ダビデのためにこの都を守り抜くと約束されたのです。

 イザヤはその言葉を聞いて宮廷に戻り、ヒゼキヤ王のもとに行き、干しイチジクを取ってくるように言いました。そしてそれを患部に当てるとヒゼキヤは回復したのです。その病気は何か出来物のようなものだったのでしょうか。

 それでも、ヒゼキヤはまだ本当に自分が癒されることを信じられませんでした。それで本当に自分が癒されると言うしるしを求めました。8節から11節です。

王下 20:8 ヒゼキヤはイザヤに言った。「主がわたしをいやされ、わたしが三日目に主の神殿に上れることを示すしるしは何でしょうか。」

王下 20:9 イザヤは答えた。「ここに主によって与えられるしるしがあります。それによって主は約束なさったことを実現されることが分かります。影が十度進むか、十度戻るかです。」

王下 20:10 ヒゼキヤは答えた。「影が十度伸びるのは容易なことです。むしろ影を十度後戻りさせてください。」

王下 20:11 そこで預言者イザヤが主に祈ると、主は日時計の影、アハズの日時計に落ちた影を十度後戻りさせられた。

 この様に、ヒゼキヤはイザヤに本当に神様が癒されると言う約束をしたと言うしるしを見せてほしいと言ったのです。するとイザヤは神様はそのようなこともあろうかと思って、二つの印を準備していると言いました。それは影が10度進むか10度戻るかということだと言いました。これは当時の日時計の影のことで、10度進むとは時間が1時間ほど進むこと、10度戻るとは、時間が一時間ほど戻ると言うことを表します。すなわち太陽が、そのように動くと言うことで、神様が、これらのことを支配していることを示したのです。するとヒゼキヤは「影が十度伸びるのは容易なことです。むしろ影を十度後戻りさせてください。」と言いました。すると預言者イザヤは主に祈ると、主は日時計の影を10度後戻りさせられたのです。これでこの約束が本当に主のものであることを確認できたのです。

この様に、ユダの王ヒゼキヤが、死の病にかかり、それを主によって癒されていた時、病気になっていることを聞いたバビロンの王は見舞いの手紙と、贈り物を持たせて、使者たちをユダに遣わしたのです。12節と13節です。

王下 20:12 そのころ、バビロンの王、バルアダンの子メロダク・バルアダンは、ヒゼキヤが病気であるということを聞いて、ヒゼキヤに手紙と贈り物を送って来た。

王下 20:13 ヒゼキヤは使者たちを歓迎し、銀、金、香料、上等の油など宝物庫のすべて、武器庫、また、倉庫にある一切のものを彼らに見せた。ヒゼキヤが彼らに見せなかったものは、宮中はもとより国中に一つもなかった。

この様にバビロンの使いが見舞いに来たのですが、この頃バビロンはまだ小国でしたが、力をつけてきました。ですが、アッシリアの脅威の前にはユダと同盟を結んで、アッシリアに対抗したほうが良いと考えていました。それで、その病気の見舞いを兼ねて、その意向を探りに来たのです。すると、ユダの王ヒゼキヤはとても喜びました。今までは孤軍奮闘で、アッシリアに対抗していたのですが、やっと共に戦う友が出来たと喜んだのです。そして、喜びすぎて、その使者たちを大歓迎して、エルサレムにある、銀、金、香料、上等の油など宝物庫のすべて、武器庫、また、倉庫にある一切のものを彼らに見せたのでした。自分達にはこのような力があると誇りたかったのだと思います。ですがそれはその後、裏目となって表れてくるのです。

この事を、イザヤは主によって知らされました。そしてヒゼキヤに伝える言葉をもってやってきたのです。14節から21節です。

王下 20:14 預言者イザヤはヒゼキヤ王のところに来て、「あの人々は何を言ったのですか。どこから訪ねて来たのですか」と問うた。ヒゼキヤは、「彼らは遠い国、バビロンから来ました」と答えた。

王下 20:15 更に、「彼らは王宮で何を見たのですか」と問うと、ヒゼキヤは、「王宮にあるものは何もかも見ました。倉庫の中のものも見せなかったものは何一つありません」と答えた。

王下 20:16 そこでイザヤはヒゼキヤに言った。「主の言葉を聞きなさい。

王下 20:17 『王宮にあるもの、あなたの先祖が今日まで蓄えてきたものが、ことごとくバビロンに運び去られ、何も残らなくなる日が来る、と主は言われる。

王下 20:18 あなたから生まれた息子の中には、バビロン王の宮殿に連れて行かれ、宦官にされる者もある。』」

王下 20:19 ヒゼキヤはイザヤに、「あなたの告げる主の言葉はありがたいものです」と答えた。彼は、自分の在世中は平和と安定が続くのではないかと思っていた。

王下 20:20 ヒゼキヤの他の事績、彼の功績のすべて、貯水池と水道を造って都に水を引いたことは、『ユダの王の歴代誌』に記されている。

王下 20:21 ヒゼキヤは先祖と共に眠りにつき、その子マナセがヒゼキヤに代わって王となった。

この様に、イザヤはヒゼキヤにこう言いました。「あの人々は何を言ったのですか。どこから訪ねて来たのですか」と尋ね、また、「彼らは王宮で何を見たのですか」と尋ねると、「王宮にあるものは何もかも見ました。倉庫の中のものも見せなかったものは何一つありません」と答えたのです。するとイザヤは主の言葉を伝えました。『王宮にあるもの、あなたの先祖が今日まで蓄えてきたものが、ことごとくバビロンに運び去られ、何も残らなくなる日が来る、と主は言われる。あなたから生まれた息子の中には、バビロン王の宮殿に連れて行かれ、宦官にされる者もある。』この様に言ったのですが、ヒゼキヤはその事を、特に恐ろしい事のように思いませんでした。なぜならそれは自分が死んでから起こることで、自分にとっては、それはもうどうでもよい事だったのです。例え自分の息子がバビロンに連れていかれたとしても、王宮や神殿にあるものが持ち去られたとしても、それは自分が死んだ後ならどうでもよかったのです。ですから、イザヤが、ヒゼキヤ王に警告として言ったことに対して、頓珍漢なことを言うのです。「あなたの告げる主の言葉はありがたいものです」と、その警告に感謝するようなことを言ったのです。その警告の言葉は、自分の代は平和で安定すると言う約束の言葉に聞こえたのです。確かにその通り、ヒゼキヤ王はその後平和に過ごし、先祖の墓に入ったのです。

でもこのヒゼキヤ王はユダの王としてまれにみる、良い王様だったのです。あのシロアムの池に通じる水路を作ったのはこの王様でした。その事でエルサレムは、水で悩まされることがなくなったのです。

 ヒゼキヤ王は、自分の命がもうわずかであると知った時、主にその嘆きを打ち明けただ主にのみより頼みました。アッシリアに包囲された時も、ただ主にのみより頼みました。その事を神は受け入れ、ヒゼキヤ王の病気を癒し、寿命を15年延ばしてくれたのです。その後、バビロンの使いの者には、愚かにも自分たちの手の内を全部見せると言う失態をしたのですが、生きている間はヒゼキヤ王はバビロンに攻められることはありませんでした。神様が約束されたからです。絶体絶命の時に、何に頼るか、本当に頼れるものがあるか、それが問われます。私達に神を信じる信仰が与えられていることに感謝するものです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

神様、ヒゼキヤは絶体絶命の時はただ一人あなたにだけ祈り求め委ねました。その事をあなたは受け入れてくださり、癒しと助けの手を差し伸べてくださいました。どうか私たちがそのような困難にあった時、迷うことなくただあなたにのみより頼み、どのような結果になろうとも、喜んで感謝して受け入れていくことが出来ますように。あなたが最後まで私達と共にいてくださいますように。この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇◇列王記下:)>>  

 

◆ヒゼキヤの病気

王下 20:1 そのころ、ヒゼキヤは死の病にかかった。預言者、アモツの子イザヤが訪ねて来て、「主はこう言われる。『あなたは死ぬことになっていて、命はないのだから、家族に遺言をしなさい』」と言った。

王下 20:2 ヒゼキヤは顔を壁に向けて、主にこう祈った。

王下 20:3 「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」こう言って、ヒゼキヤは涙を流して大いに泣いた。

王下 20:4 イザヤが中庭を出ないうちに、主の言葉が彼に臨んだ。

王下 20:5 「わが民の君主ヒゼキヤのもとに戻って言いなさい。『あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやし、三日目にあなたは主の神殿に上れるだろう。

王下 20:6 わたしはあなたの寿命を十五年延ばし、アッシリアの王の手からあなたとこの都を救い出す。わたしはわたし自身のために、わが僕ダビデのために、この都を守り抜く。』」

王下 20:7 イザヤが、「干しいちじくを取って来るように」と言うので、人々がそれを取って来て患部に当てると、ヒゼキヤは回復した。

王下 20:8 ヒゼキヤはイザヤに言った。「主がわたしをいやされ、わたしが三日目に主の神殿に上れることを示すしるしは何でしょうか。」

王下 20:9 イザヤは答えた。「ここに主によって与えられるしるしがあります。それによって主は約束なさったことを実現されることが分かります。影が十度進むか、十度戻るかです。」

王下 20:10 ヒゼキヤは答えた。「影が十度伸びるのは容易なことです。むしろ影を十度後戻りさせてください。」

王下 20:11 そこで預言者イザヤが主に祈ると、主は日時計の影、アハズの日時計に落ちた影を十度後戻りさせられた。

◆バビロンからの見舞い客

王下 20:12 そのころ、バビロンの王、バルアダンの子メロダク・バルアダンは、ヒゼキヤが病気であるということを聞いて、ヒゼキヤに手紙と贈り物を送って来た。

王下 20:13 ヒゼキヤは使者たちを歓迎し、銀、金、香料、上等の油など宝物庫のすべて、武器庫、また、倉庫にある一切のものを彼らに見せた。ヒゼキヤが彼らに見せなかったものは、宮中はもとより国中に一つもなかった。

王下 20:14 預言者イザヤはヒゼキヤ王のところに来て、「あの人々は何を言ったのですか。どこから訪ねて来たのですか」と問うた。ヒゼキヤは、「彼らは遠い国、バビロンから来ました」と答えた。

王下 20:15 更に、「彼らは王宮で何を見たのですか」と問うと、ヒゼキヤは、「王宮にあるものは何もかも見ました。倉庫の中のものも見せなかったものは何一つありません」と答えた。

王下 20:16 そこでイザヤはヒゼキヤに言った。「主の言葉を聞きなさい。

王下 20:17 『王宮にあるもの、あなたの先祖が今日まで蓄えてきたものが、ことごとくバビロンに運び去られ、何も残らなくなる日が来る、と主は言われる。

王下 20:18 あなたから生まれた息子の中には、バビロン王の宮殿に連れて行かれ、宦官にされる者もある。』」

王下 20:19 ヒゼキヤはイザヤに、「あなたの告げる主の言葉はありがたいものです」と答えた。彼は、自分の在世中は平和と安定が続くのではないかと思っていた。

王下 20:20 ヒゼキヤの他の事績、彼の功績のすべて、貯水池と水道を造って都に水を引いたことは、『ユダの王の歴代誌』に記されている。

王下 20:21 ヒゼキヤは先祖と共に眠りにつき、その子マナセがヒゼキヤに代わって王となった。