家庭礼拝 2024年12月4日 列王記下 19:1-37 ユダの王ヒゼキヤ2
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起
今日のヒゼキヤ王の物語は、前回の18章と今回の19章そして、次回の20章まで続いています。北イスラエルが滅んでから、アッシリアの攻撃に耐えた王として、その歴史に名をとどめているのだと思います。
今回の話はアッシリア王センナケリブに遣わされた将軍ラブ・シャケがエルサレムを包囲して、ユダの降伏を説得するために、ユダの代表者と交渉しているときに、ユダヤの言葉で、城壁にいるユダの人々にも聞こえるように、なぜそんな頼りないものに頼って、いつまでも頑張るのかと説得したのです。しかも自分は主によって、遣わされて、この地に向かって攻め上り、これを滅ぼせと命じられてきたのだとまで言ったのです。城壁で聞いていた人々はそれらの言葉を聞いて静かになってしまいました。代表者たちはその交渉の内容を、ヒゼキヤ王に報告するところから今回の話は始まっています。
ヒゼキヤ王はその報告を聞くと衣を割き、荒布を身にまとって主の神殿に入りました。そして預言者イザヤのもとに人を遣わして、ここに残っているもののために祈ってほしいと願いました。すると、イザヤは、恐れてはならない、私は彼の中に霊を送り、彼がうわさを聞いて、自分の地に引き返すようにする。と、アッシリアの軍勢が引き返すと予言したのです。それだけでなく、ユダの王と、主を侮辱したアッシリアの王は戻って行った地で、剣にかけられて殺されると言ったのです。さてその予言はその後どうなるのでしょうか。
承
聖書を読んで確認してみましょう。1節から7節です。
王下 19:1 ヒゼキヤ王はこれを聞くと衣を裂き、粗布を身にまとって主の神殿に行った。
王下 19:2 また彼は宮廷長エルヤキム、書記官シェブナ、および祭司の長老たちに粗布をまとわせ、預言者、アモツの子イザヤのもとに遣わした。
王下 19:3 彼らはイザヤに言った。「ヒゼキヤはこう言われる。『今日は苦しみと、懲らしめと、辱めの日、胎児は産道に達したが、これを産み出す力がない。
王下 19:4 生ける神をののしるために、その主君、アッシリアの王によって遣わされて来たラブ・シャケのすべての言葉を、あなたの神、主は恐らく聞かれたことであろう。あなたの神、主はお聞きになったその言葉をとがめられるであろうが、ここに残っている者のために祈ってほしい。』」
王下 19:5 ヒゼキヤ王の家臣たちがイザヤのもとに来ると、
王下 19:6 イザヤは言った。「あなたたちの主君にこう言いなさい。『主なる神はこう言われる。あなたは、アッシリアの王の従者たちがわたしを冒涜する言葉を聞いても、恐れてはならない。
王下 19:7 見よ、わたしは彼の中に霊を送り、彼がうわさを聞いて自分の地に引き返すようにする。彼はその地で剣にかけられて倒される。』」
この様にユダの王とイスラエルの神を侮辱したアッシリアの将軍ラブ・シャケの言葉をユダの王ヒゼキヤが報告を受けると、衣を割き、荒布を身にまとって主の神殿に行ったのでした。その侮辱の言葉に怒り、激しく憤ったのです。そして、『今日は苦しみと、懲らしめと、辱めの日、胎児は産道に達したが、これを産み出す力がない。』と言いました。ラブ・シャケの冒涜の言葉を聞いて、怒りが体中に満ちているのだが、それを相手にぶつけるほどの力がないということを言っているのです。これは危機的な状況にあることを表わす、当時の諺だという話です。そして使いを遣わし預言者イザヤにそのことを伝えました。そしてイザヤに、あなたの神はその事をすでに知っているであろうが、ここに残っている者のために祈ってほしい。と言い、神様が報いてくださることを期待して願ったのです。
すると預言者イザヤはこう言いました。「あなたたちの主君にこう言いなさい。『主なる神はこう言われる。あなたは、アッシリアの王の従者たちがわたしを冒涜する言葉を聞いても、恐れてはならない。見よ、わたしは彼の中に霊を送り、彼がうわさを聞いて自分の地に引き返すようにする。彼はその地で剣にかけられて倒される。』」
この様に主から受けた言葉を、イザヤは王の使いの者たちに伝えました。それはアッシリアの王の者たちが何を言っても、恐れてはならないと言い、そしてアッシリアの王を自分の地に引き返すようにする。と言ったのです。神の霊が彼の中に送られて、噂を聞いて慌てて引き返す。そしてその地で剣にかけられて殺されると予言したのです。神様はこのようにイスラエルを守られ、アッシリアの王は死んでしまうだろうと言ったのです。
その後、将軍のラブ・シャケはいったんリブナを攻撃しているアッシリアの王と落ち合うため戻りました。するとそこで、クシュの王がアッシリアの王と戦いを交えようと軍を進めているとの知らせを聞きました。クシュというのはエチオピアのことで、当時はエジプトをも従える強国だったのです。そんな状況だったので、アッシリアの王センナケリブはユダを一刻も早く降伏させようと、ユダの王ヒゼキヤに使者を遣わして、お前たちは決して、アッシリアに適うことはないから早く降伏せよと勧めるのです。アッシリアは多くの国を滅ぼしてきたが、それぞれの国に神がいたが、それらの神が彼等を救うことが出来たであろうか。それぞれの王はどこに行ったのかと、ユダもまた、滅びるに違いないと言ってきたのです。
転
そのように降伏するように説き伏せる手紙を使者のものから受け取り、ユダの王ヒゼキヤはどうしたでしょうか。14節から19節です。
王下 19:14 ヒゼキヤはこの手紙を使者の手から受け取って読むと、主の神殿に上って言った。ヒゼキヤはそれを主の前に広げ、
王下 19:15 主の前で祈った。「ケルビムの上に座しておられるイスラエルの神、主よ。あなただけが地上のすべての王国の神であり、あなたこそ天と地をお造りになった方です。
王下 19:16 主よ、耳を傾けて聞いてください。主よ、目を開いて御覧ください。生ける神をののしるために人を遣わしてきたセンナケリブの言葉を聞いてください。
王下 19:17 主よ、確かにアッシリアの王たちは諸国とその国土を荒らし、
王下 19:18 その神々を火に投げ込みましたが、それらは神ではなく、木や石であって、人間が手で造ったものにすぎません。彼らはこれを滅ぼしてしまいました。
王下 19:19 わたしたちの神、主よ、どうか今わたしたちを彼の手から救い、地上のすべての王国が、あなただけが主なる神であることを知るに至らせてください。」
この様に、降伏するようにと侮辱して言ってきた手紙を見ると、ヒゼキヤ王は主の神殿に昇ってその手紙を広げ、主の前で祈ったのです。「主よ。あなただけが地上のすべての王国の神であり、あなたこそ天と地をお造りになった方です。生ける神をののしるために人を遣わしてきたセンナケリブの言葉を聞いてください。確かにアッシリアの王たちは諸国とその国土を荒らし、その神々を火に投げ込みましたが、それらは神ではなく、木や石であって、人間が手で造ったものにすぎません。主よ、どうか今わたしたちを彼の手から救い、地上のすべての王国が、あなただけが主なる神であることを知るに至らせてください。」と祈ったのでした。ヒゼキヤ王は、アッシリアの王の言った神々をみな滅ぼしてきたと言ってもそれらは本当の神ではなく、木や石の神であって、人の作ったものです。どうか生ける神である主よ私たちを救ってください。そして、あなただけが本当の神であることを皆が知るようにさせてくださいと祈って、生ける神、主への信仰を語ったのでした。
するとその祈りを主なる神は聞いておられました。そして預言者イザヤを通して言われた言葉を、人を遣わしてヒゼキヤに伝えました。それはアッシリアの王に向けられた主の言葉でした。そこには、これからは、エルサレムがお前を侮り、辱め罵るだろう。お前は高慢になって、思い高ぶって自慢しているが、それらのことは私が計画し、心に描いていたことを私がいま実現しているだけのことだ。いかに思い高ぶって、私に怒りを覚えても、私はお前の鼻に鉤をかけ、口にくつわをはめ、お前が来た道を通って帰って行くようにする。と言ったのです。
さらに、こう言われました。32節から37節です。
王下 19:32 それゆえ、主はアッシリアの王についてこう言われる。彼がこの都に入城することはない。またそこに矢を射ることも、盾を持って向かって来ることも、都に対して土塁を築くこともない。
王下 19:33 彼は来た道を引き返し、この都に入城することはない、と主は言われる。
王下 19:34 わたしはこの都を守り抜いて救う。わたし自らのために、わが僕ダビデのために。」
王下 19:35 その夜、主の御使いが現れ、アッシリアの陣営で十八万五千人を撃った。朝早く起きてみると、彼らは皆死体となっていた。
王下 19:36 アッシリアの王センナケリブは、そこをたって帰って行き、ニネベに落ち着いた。
王下 19:37 彼が自分の神ニスロクの神殿で礼拝しているときに、アドラメレクとサルエツェルが彼を剣にかけて殺した。彼らはアララトの地に逃亡し、センナケリブに代わってその子エサル・ハドンが王となった。
この様に、主はアッシリアの王が、エルサレムの都に入ってくることも矢を射ることもしないで、来た道を引き返すと言われました。エルサレムが滅ぼされることはないと約束したのです。主は自らのために、この都を守り抜いて救うと言われたのです。
するとその約束の通り、アッシリアの陣営で異変が起こりました。主のみ使いが現れて、アッシリアの陣営の十八万五千人を撃ったのでした。彼らはみな死体となっていたのです。疫病だったのでしょうか、毒の水を飲んでしまったのでしょうか。アッシリアの王センナケリブは恐れをなしてそこをたって帰っていきニネベに落ち着きました。そこで自分の神ニスロクの神殿で礼拝しているときに、暗殺されたのです。前にイザヤに語った予言の通りになったのです。センナケリブの神はセンナケリブを守ってはくれませんでした。そしてセンナケリブに変わって、その子エサル・ハドンが王となったのでした。
結
エルサレムは守られました。アッシリアの王の、執拗な侮辱と説得にも耐えて、ユダの王ヒゼキヤはただ一人の生ける神主により頼んで、助けを求めました。するとその答えがイザヤを通して与えられたのです。主が働いて、アッシリアの陣営に多数の死者が出たのです。なんと十八万五千人だと言います。この事によって、アッシリアの王は引き下がり、自分の神に礼拝しているときに、暗殺によって殺されました。当時の最大の軍事大国アッシリアの前に屈しないで、ヒゼキヤはただ主により頼んで耐え抜いたのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様、ヒゼキヤ王は、ただ一人の生ける神、主を信じて、アッシリア王の圧力に耐え抜きました。他の国々の神々がみな滅ぼされたと言われても、主なる神のみが生ける神であるという信仰をもって只主により頼みました。その願いが聞き届けられ、アッシリアはエルサレムを滅ぼすことが出来なかったのです。ユダ王国の最大の危機を、主を信頼する信仰によって、切り抜けることが出来たのです。私達に最大の危機が現れた時にも、私達もただ主により頼み信じて、歩みとおすことが出来ますように。
この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇◇列王記下:)>>
◆ユダの王ヒゼキヤ2
王下 19:1 ヒゼキヤ王はこれを聞くと衣を裂き、粗布を身にまとって主の神殿に行った。
王下 19:2 また彼は宮廷長エルヤキム、書記官シェブナ、および祭司の長老たちに粗布をまとわせ、預言者、アモツの子イザヤのもとに遣わした。
王下 19:3 彼らはイザヤに言った。「ヒゼキヤはこう言われる。『今日は苦しみと、懲らしめと、辱めの日、胎児は産道に達したが、これを産み出す力がない。
王下 19:4 生ける神をののしるために、その主君、アッシリアの王によって遣わされて来たラブ・シャケのすべての言葉を、あなたの神、主は恐らく聞かれたことであろう。あなたの神、主はお聞きになったその言葉をとがめられるであろうが、ここに残っている者のために祈ってほしい。』」
王下 19:5 ヒゼキヤ王の家臣たちがイザヤのもとに来ると、
王下 19:6 イザヤは言った。「あなたたちの主君にこう言いなさい。『主なる神はこう言われる。あなたは、アッシリアの王の従者たちがわたしを冒涜する言葉を聞いても、恐れてはならない。
王下 19:7 見よ、わたしは彼の中に霊を送り、彼がうわさを聞いて自分の地に引き返すようにする。彼はその地で剣にかけられて倒される。』」
王下 19:8 ラブ・シャケは、王がラキシュをたったということを聞いて引き返し、リブナを攻撃しているアッシリアの王と落ち合った。
王下 19:9 王はそこでクシュの王ティルハカについて、「あなたと戦いを交えようと軍を進めている」との知らせを受けた。彼は再びヒゼキヤに使者を遣わして言わせた。
王下 19:10 「ユダの王ヒゼキヤにこう言え。お前が依り頼んでいる神にだまされ、エルサレムはアッシリアの王の手に渡されることはないと思ってはならない。
王下 19:11 お前はアッシリアの王たちが、すべての国々を滅ぼし去るために行ったことを聞いているであろう。それでも、お前だけが救い出されると言うのか。
王下 19:12 わたしの先祖たちはゴザン、ハラン、レツェフおよびテラサルにいたエデンの人々を打ち滅ぼしたが、これらの諸国の神々は彼らを救いえたであろうか。
王下 19:13 ハマトの王、アルパドの王、セファルワイムの町の王、ヘナやイワの王はどこに行ったのか。」
王下 19:14 ヒゼキヤはこの手紙を使者の手から受け取って読むと、主の神殿に上って行った。ヒゼキヤはそれを主の前に広げ、
王下 19:15 主の前で祈った。「ケルビムの上に座しておられるイスラエルの神、主よ。あなただけが地上のすべての王国の神であり、あなたこそ天と地をお造りになった方です。
王下 19:16 主よ、耳を傾けて聞いてください。主よ、目を開いて御覧ください。生ける神をののしるために人を遣わしてきたセンナケリブの言葉を聞いてください。
王下 19:17 主よ、確かにアッシリアの王たちは諸国とその国土を荒らし、
王下 19:18 その神々を火に投げ込みましたが、それらは神ではなく、木や石であって、人間が手で造ったものにすぎません。彼らはこれを滅ぼしてしまいました。
王下 19:19 わたしたちの神、主よ、どうか今わたしたちを彼の手から救い、地上のすべての王国が、あなただけが主なる神であることを知るに至らせてください。」
王下 19:20 アモツの子イザヤは、ヒゼキヤに人を遣わして言った。「イスラエルの神、主はこう言われる。『アッシリアの王センナケリブのことであなたがわたしにささげた祈りをわたしは聞いた。』
王下 19:21 主がアッシリアの王に向かって告げられた言葉はこうである。おとめである、娘シオンは/お前を辱め、お前を嘲る。娘エルサレムは/お前に背を向け、頭を振る。
王下 19:22 お前は誰をののしり、侮ったのか。誰に向かって大声をあげ/高慢な目つきをしたのか。イスラエルの聖なる方に向かってではなかったか。
王下 19:23 お前は使者を送って/主をののしって言った。『わたしは多くの戦車を率いて/山々の高みに駆け登り/レバノンの奥深く進み/最も高く伸びたレバノン杉も/最も見事な糸杉も切り倒した。その果てに達した宿営地は/木の生い茂る森林であった。
王下 19:24 わたしは井戸を掘って異国の水を飲んだが/エジプトのナイルの水流はことごとく/足の裏で踏みつけて干上がらせた。』
王下 19:25 お前は聞いたことがないのか/はるか昔にわたしが計画を立てていたことを。いにしえの日に心に描いたことを/わたしは今実現させた。お前はこうして砦の町々を/瓦礫の山にすることとなった。
王下 19:26 力を失ったその住民は/打ちのめされて恥に覆われ/野の草、青草のように/穂をつける前にしなびる/屋根に生える草のようになった。
王下 19:27 お前が座っているのも/出て行くのも、入って来るのも/わたしは知っている。またわたしに向かって怒りに震えていることも。
王下 19:28 お前がわたしに向かって怒りに震え/その驕りがわたしの耳にまで昇ってきたために/わたしはお前の鼻に鉤をかけ/口にくつわをはめ/お前が来た道を通って帰って行くようにする。
王下 19:29 あなたにそのことを示すしるしはこうである。今年は落ち穂から生じた穀物を食べ、二年目は自然に生じたものを食べ、三年目には種を蒔いて刈り入れ、ぶどう畑を作り、その実りを食べる。
王下 19:30 ユダの家の中で難を免れ、残った者たちは再び根を下ろし、上には実を結ぶ。
王下 19:31 エルサレムから残った者が、シオンの山から難を免れた者が現れ出る。万軍の主の熱情がこれを成就される。
王下 19:32 それゆえ、主はアッシリアの王についてこう言われる。彼がこの都に入城することはない。またそこに矢を射ることも、盾を持って向かって来ることも、都に対して土塁を築くこともない。
王下 19:33 彼は来た道を引き返し、この都に入城することはない、と主は言われる。
王下 19:34 わたしはこの都を守り抜いて救う。わたし自らのために、わが僕ダビデのために。」
王下 19:35 その夜、主の御使いが現れ、アッシリアの陣営で十八万五千人を撃った。朝早く起きてみると、彼らは皆死体となっていた。
王下 19:36 アッシリアの王センナケリブは、そこをたって帰って行き、ニネベに落ち着いた。
王下 19:37 彼が自分の神ニスロクの神殿で礼拝しているときに、アドラメレクとサルエツェルが彼を剣にかけて殺した。彼らはアララトの地に逃亡し、センナケリブに代わってその子エサル・ハドンが王となった。