家庭礼拝 2024年11月27日 列王記下 18:1-37 ユダの王ヒゼキヤ

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起 

 今日の主人公は、ユダの王アハズの子ヒゼキヤです。イスラエルはアッシリアに滅ぼされてしまいました。この事も影響しているのでしょうか。このヒゼキヤという王は、この様に言われています。「彼はイスラエルの神、主に依り頼んだ。その後ユダのすべての王の中で彼のような王はなく、また彼の前にもなかった、」といわれるほどで、ユダヤ最高の王様であるように言われています。少なくともダビデに次ぐ信仰深い王様であったと思われます。この頃アッシリアの力は強く、大きかったイスラエルの国でさえ滅び、周辺の国も滅んでしまいました。この小国のユダ王国は、神様に守られて生き残っていたのです。ですからユダの王ヒゼキヤはますます主により頼み、いかにアッシリアが攻めてきても屈することがなかったのです。またこの頃活躍していた預言者はイザヤです。その予言者の言葉を信じて、雄々しく立ち向かったのです。 

 イスラエルは、アッシリアに攻撃されてから、三年後に滅亡しました。ユダ王国はそれから7年後にアッシリアの攻撃を受けました。ですからまだ記憶に新しいうちにアッシリアは攻め込んできたのです。この時のアッシリアの将軍はラブ・シャケという人で、アッシリアの王シャルマナサルによって遣わされてきたのです。この人はとても賢い人で、エルサレムが堅固な城塞で、攻め落とすことが難しいと感じたので、人々の心に訴えかける色々な言葉を投げかけました。それは現実的で、道理があり、人々の心を揺るがすものでした。そして、ユダのヒゼキヤ王に騙されてはいけない、私はあなたたちのために救いの道を用意している、と直接、ユダヤの言葉で市民にも語り聞かせ、その心の動揺を狙ったのです。これはイエス様の荒野での悪魔の誘惑の言葉にも似たもので、それが悪魔の誘惑ではなく天使の言葉のように語るから、惑わされるのです。

 私達も、信仰をもって生きる時、そのような誘惑を受けます。それは現実的で、道理にかなっており、その方が正しいのではないかと思うようなことがあるのです。でもその時に、それでも信仰に立つ、と踏みとどまるのが信仰なのです。そのような、緊迫した、やり取りを感じさせるのが今日の聖書の箇所なのです。

 それでは、ユダのヒゼキヤ王がどのような王であったのかを見てみましょう。1節から8節です。

王下 18:1 イスラエルの王、エラの子ホシェアの治世第三年に、ユダの王アハズの子ヒゼキヤが王となった。

王下 18:2 彼は二十五歳で王となり、二十九年間エルサレムで王位にあった。その母は名をアビといい、ゼカルヤの娘であった。

王下 18:3 彼は、父祖ダビデが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行い、

王下 18:4 聖なる高台を取り除き、石柱を打ち壊し、アシェラ像を切り倒し、モーセの造った青銅の蛇を打ち砕いた。イスラエルの

人々は、このころまでこれをネフシュタンと呼んで、これに香をたいていたからである。

王下 18:5 彼はイスラエルの神、主に依り頼んだ。その後ユダのすべての王の中で彼のような王はなく、また彼の前にもなかった。

王下 18:6 彼は主を固く信頼し、主に背いて離れ去ることなく、主がモーセに授けられた戒めを守った。

王下 18:7 主は彼と共におられ、彼が何を企てても成功した。彼はアッシリアの王に刃向かい、彼に服従しなかった。

王下 18:8 彼はペリシテ人を、ガザとその領域まで、見張りの塔から砦の町まで攻撃した。

この様に、ヒゼキヤ王は25歳で王となって、29年間エルサレムで王位にあったというのですから、54歳まで王だったわけです。これは結構長い方の王様です。ユダの王様にもいろいろあって、イスラエルと同じように、異国の神に心を奪われる人もいたのですが、この王様は、父祖ダビデが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行い、聖なる高台を取り除き、石柱を打ち壊し、アシェラ像を切り倒し、モーセの造った青銅の蛇を打ち砕いた。とあるように、従来の宗教を改革して、主に集中できるように、整えていったのです。それまではこのユダの国でも、異教の神に香を焚いている場所がたくさんあったのです。

このユダのヒゼキヤ王は、イスラエルの神、主により頼みました。それはその後ユダのすべての王の中で彼のような王はなく、また彼の前にもなかったと言われるほどなのです。そして主は彼と共におられ、彼が何を企てても成功したということですから、その信仰は固く、国民もみな信頼してついてきたのだと思います。あのイスラエルを滅ぼした、アッシリアの王にさえも歯向かって、服従しなかったのです。一方イスラエルの方はアッシリアがサマリアに攻め上って、包囲したのち、三年後にこれを占領したので、イスラエルは滅びたのです。イスラエルの人々はアッシリアに連れていかれてしまったのです。この様になったのは、イスラエルが、主の御声に聴き従わず、実行しなかったからだと語られています。きっとユダの人々もそのように思い、王も民も主の前に忠実なものであろうとしたのだと思います。

さて、イスラエルが滅ぼされてから、7年後にアッシリアのヒゼキヤ王はユダに攻め込んできました。ユダのヒゼキヤ王はどうしたでしょうか。13節から15節です。

王下 18:13 ヒゼキヤ王の治世第十四年に、アッシリアの王センナケリブが攻め上り、ユダの砦の町をことごとく占領した。

王下 18:14 ユダの王ヒゼキヤは、ラキシュにいるアッシリアの王に人を遣わし、「わたしは過ちを犯しました。どうかわたしのところから引き揚げてください。わたしは何を課せられても、御意向に沿う覚悟をしています」と言わせた。アッシリアの王はユダの王ヒゼキヤに銀三百キカルと金三十キカルを課した。

王下 18:15 ヒゼキヤは主の神殿と王宮の宝物庫にあったすべての銀を贈った。

この様に、アッシリアの王がユダに攻め込んで、ユダの砦の町をことごとく占領し、エルサレムだけが残ったのです。この事で今までアッシリアに歯向かっていたヒゼキヤ王も、観念して、アッシリアに従うことにしたのです。そして、「わたしは過ちを犯しました。どうかわたしのところから引き揚げてください。わたしは何を課せられても、御意向に沿う覚悟をしています」と言わせられたのです。これは自分からそういったのではなく、みんなの命を助けたければ、このように約束しろと言われて言ったのです。すると、アッシリアの王はユダの王ヒゼキヤに銀三百キカルと金三十キカルを課して、それを出すように命じたのです。これは銀10トンと金1トンという膨大な量です。そのために、ヒゼキヤは主の神殿と王宮の宝物庫にあったすべての金と銀を差し出しました。この時にはその金を用意するために、主の神殿の扉と柱を切り取ってまで、アッシリアの王に差し出したのです。

この時はそれで引き返したのですが、それで終わるはずがないのです。完全にユダを滅ぼすまでやってくるのです。アッシリアの王は3人の将軍をユダに遣わしました。その中にラブ・シャケという将軍がいました。この人がリーダなのかもしれません。彼らはエルサレムに上ってきました。今度は完全に滅ぼすために来たのです。そして、ユダの王に呼び掛けて、交渉をすることになったのです。ユダからは宮廷長、書記官、補佐官が彼らのところに行って、その要求を聞くことになったのです。すると、アッシリアの将軍、ラブ・シャケはユダの言葉で、みんなに聞こえるようにこう言ったのです。「ヒゼキヤに伝えよ。大王、アッシリアの王はこう言われる。なぜこんな頼りないものに頼っているのか。 ただ舌先だけの言葉が戦略であり戦力であると言うのか。今お前は誰を頼みにしてわたしに刃向かうのか。今お前はエジプトというあの折れかけの葦の杖を頼みにしているが、それはだれでも寄りかかる者の手を刺し貫くだけだ。エジプトの王ファラオは自分を頼みとするすべての者にとってそのようになる。お前たちは、『我々は我々の神、主に依り頼む』と言っているが、ヒゼキヤはユダとエルサレムに向かい、『エルサレムにあるこの祭壇の前で礼拝せよ』と言って、その主の聖なる高台と祭壇を取り除いたのではなかったか。」

アッシリアの将軍、ラブ・シャケは、ユダがどうしてこんなに強気にアッシリアに歯向かうのかを知っていたのです。それは一つはエジプトという後ろ盾があって、そこから、戦車と騎兵を与えられて、その軍事力で戦おうとしていること、それと、二つ目は、自分たちの神は力ある生ける神だから、その主により頼めば勝てると思っていることである。これはユダの人々もみなそう思っていたのです。ですが、ラブ・シャケは、それらがどんなに頼りにならないものであるかを現実的に具体的に説き伏せるのです。それは目の前にいる交渉人に対してだけでなく、遠くで耳をそばだてて聞いている砦の人たちにもわかるようにユダの言葉で大声で言っているのです。まずエジプトに対しては、なぜこんな頼りないものに頼っているのか、それは折れかけの葦の杖ではないか。寄りかかれば、折れて自分の手を刺し貫くだけではないかと言ったのです。そしてイスラエルの主に対しては、ヒゼキヤ王は、『エルサレムにあるこの祭壇の前で礼拝せよ』と言って、その主の聖なる高台と祭壇を取り除いたのではなかったか。だから周りの砦はみな滅んだのではないか。と言いさらに、わたしは今、主とかかわりなくこの所を滅ぼしに来たのだろうか。主がわたしに、『この地に向かって攻め上り、これを滅ぼせ』とお命じになったのだ。」と言ったのです。自分は主の使いであり、このエルサレムを滅ぼすために来たのであると言って、ユダヤ人の信仰を揺さぶったのです。これらの言葉を聞いて、周りの城壁の上から聞いていた人々は恐れおののき、静まり返ってしまったのです。するとユダヤの使節のものは、ラブ・シャケに願って言いました。「僕どもはアラム語が分かります。どうぞアラム語でお話しください。城壁の上にいる民が聞いているところで、わたしどもにユダの言葉で話さないでください。」と、その言葉のきかれるのを恐れたのです。アラム語はアッシリアの言葉で当時の共通語だったのです。

するとアッシリアのラブ・シャケは彼らに言いました。「わが主君がこれらのことを告げるためにわたしを遣わしたのは、お前の主君やお前のためだけだとでもいうのか。城壁の上に座っている者たちのためにも遣わしたのではないか。彼らもお前たちと共に自分の糞尿を飲み食いするようになるのだから。」この様に言って、このことを言っているのは単にお前たちと交渉するためではなく、食料攻めにあって、自分の糞尿を飲み食いするようになる人々が苦しまないように、降伏することを勧めるために来たのだということを言ったのです。そして大声でこう言ったのです。「大王、アッシリアの王の言葉を聞け。王はこう言われる。『ヒゼキヤにだまされるな。彼はお前たちをわたしの手から救い出すことはできない。ヒゼキヤはお前たちに、主が必ず我々を救い出してくださる、決してこの都がアッシリアの王の手に渡されることはない、と言って、主に依り頼ませようとするが、そうさせてはならない。』ヒゼキヤの言うことを聞くな。アッシリアの王がこう言われるからだ。『わたしと和を結び、降伏せよ。そうすればお前たちは皆、自分のぶどうといちじくの実を食べ、自分の井戸の水を飲むことができる。』この様に大声で言って、城壁の周りにいる人々に降伏することを説き伏せたのです。そのためにはヒゼキヤ王の言うことを聞いてはならない、騙されてはならない。言うことを聞けばあなたたちが苦しむだけだと言ったのです。そして、他の国々にもみな神々があったがそれが、アッシリアの王から救い出してくれたか。イスラエルでも滅びたではないか。この言葉を聞いて、人々はその言葉に動揺して、黙ってしまいました。全くその通りだったからです。それだけでなく、王から彼らの言葉に答えてはならないと命じられていたので、ただ黙るしかなかったのです。

 交渉に当たった、宮廷長、書記官、補佐官は帰ってきて、ヒゼキヤのもとに来てラブ・シャケの言葉を伝えました。この後どうなるかは次回の話となります。滅ぼされるのか、神の力を信じ通すことが出来るのかの緊迫した、状況となったのです。

 今日の話は、窮地に陥った時に、あなたは何を頼りにしているのかが問われる話なのです。人間の力を頼りにしているのか、神の力を頼りにしているのか。いずれにしても現実の前には何の力にもならないではないのか、という問いかけに答えられるかということなのです。客観的に見れば、アッシリアのラブ・シャケの言う通りなのです。人間の力に頼ってもそれは最後まで頼れるものではないし、神の力を頼っても、どの神様もみな倒れてしまったではないか、イスラエルでさえも、神に頼っても滅ぼされたではないか。本当にユダを救ってくれるのだろうか、ということが問われたのです。信仰の弱いものはこれでもう崩れてしまったと思われます。ですが、信仰とは、客観的にどうあろうとも、それでも私は信じていくというほうにかけるのが信仰なのです。私たちは日常の生活をするときにも、このような信仰の問いかけをいつも受けているのです。信仰的な決断の中にあるのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。私たちが頼っているものが何なのか、財力なのか、知恵や知識なのか、力なのか、信仰なのか。それが問われています。私たちが、安心だと思って頼っているものが、なぜこんな頼りないものに頼っているのか、と言われているのです。ですが、客観的にどんな状況にあろうとも、私たちの頼るべきものは、ただあなただけです。それでも私は主を信じると決断するものが私たちの信仰です。どんな危機的な状況の中にあっても最後まであなたを信じあなたに委ねて生きていくことが出来ますように。御心に適うものでありますように。

この祈りを主、イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇◇列王記下:)>>  

 

◆ユダの王ヒゼキヤ

王下 18:1 イスラエルの王、エラの子ホシェアの治世第三年に、ユダの王アハズの子ヒゼキヤが王となった。

王下 18:2 彼は二十五歳で王となり、二十九年間エルサレムで王位にあった。その母は名をアビといい、ゼカルヤの娘であった。

王下 18:3 彼は、父祖ダビデが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行い、

王下 18:4 聖なる高台を取り除き、石柱を打ち壊し、アシェラ像を切り倒し、モーセの造った青銅の蛇を打ち砕いた。イスラエルの

人々は、このころまでこれをネフシュタンと呼んで、これに香をたいていたからである。

王下 18:5 彼はイスラエルの神、主に依り頼んだ。その後ユダのすべての王の中で彼のような王はなく、また彼の前にもなかった。

王下 18:6 彼は主を固く信頼し、主に背いて離れ去ることなく、主がモーセに授けられた戒めを守った。

王下 18:7 主は彼と共におられ、彼が何を企てても成功した。彼はアッシリアの王に刃向かい、彼に服従しなかった。

王下 18:8 彼はペリシテ人を、ガザとその領域まで、見張りの塔から砦の町まで攻撃した。

王下 18:9 ヒゼキヤ王の治世第四年、イスラエルの王、エラの子ホシェアの治世第七年に、アッシリアの王シャルマナサルがサマリアに攻め上って来て、これを包囲し、

王下 18:10 三年後に占領した。サマリアが占領されたのは、ヒゼキヤの治世第六年、イスラエルの王ホシェアの第九年であった。

王下 18:11 アッシリアの王はイスラエル人を捕らえてアッシリアに連れて行き、ヘラ、ハボル、ゴザン川、メディアの町々にとどまらせた。

王下 18:12 こうなったのは、彼らが自分たちの神、主の御声に聞き従わず、その契約と、主の僕モーセが命じたすべてのことを破ったからである。彼らは聞き従わず、実行しなかった。

◆センナケリブの攻撃

王下 18:13 ヒゼキヤ王の治世第十四年に、アッシリアの王センナケリブが攻め上り、ユダの砦の町をことごとく占領した。

王下 18:14 ユダの王ヒゼキヤは、ラキシュにいるアッシリアの王に人を遣わし、「わたしは過ちを犯しました。どうかわたしのところから引き揚げてください。わたしは何を課せられても、御意向に沿う覚悟をしています」と言わせた。アッシリアの王はユダの王ヒゼキヤに銀三百キカルと金三十キカルを課した。

王下 18:15 ヒゼキヤは主の神殿と王宮の宝物庫にあったすべての銀を贈った。

王下 18:16 またこのときユダの王であるヒゼキヤは、自分が金で覆った主の神殿の扉と柱を切り取り、アッシリアの王に贈った。

王下 18:17 アッシリアの王は、ラキシュからタルタン、ラブ・サリスおよびラブ・シャケを大軍と共にヒゼキヤ王のいるエルサレムに遣わした。彼らはエルサレムに上って来た。彼らは上って来て、布さらしの野に至る大通りに沿って上の貯水池から来る水路の傍らに立ち止まった。

王下 18:18 彼らは王に呼びかけると、ヒルキヤの子である宮廷長エルヤキム、書記官シェブナ、アサフの子である補佐官ヨアが彼らの前に出て行った。

王下 18:19 そこでラブ・シャケは彼らに言った。「ヒゼキヤに伝えよ。大王、アッシリアの王はこう言われる。なぜこんな頼りないものに頼っているのか。

王下 18:20 ただ舌先だけの言葉が戦略であり戦力であると言うのか。今お前は誰を頼みにしてわたしに刃向かうのか。

王下 18:21 今お前はエジプトというあの折れかけの葦の杖を頼みにしているが、それはだれでも寄りかかる者の手を刺し貫くだけだ。エジプトの王ファラオは自分を頼みとするすべての者にとってそのようになる。

王下 18:22 お前たちは、『我々は我々の神、主に依り頼む』と言っているが、ヒゼキヤはユダとエルサレムに向かい、『エルサレムにあるこの祭壇の前で礼拝せよ』と言って、その主の聖なる高台と祭壇を取り除いたのではなかったか。

王下 18:23 今わが主君、アッシリアの王とかけをせよ。もしお前の方でそれだけの乗り手を準備できるなら、こちらから二千頭の馬を与えよう。

王下 18:24 戦車について、騎兵についてエジプトなどを頼みにしているお前に、どうしてわが主君の家臣のうちの最も小さい総督の一人すら追い返すことができようか。

王下 18:25 わたしは今、主とかかわりなくこの所を滅ぼしに来たのだろうか。主がわたしに、『この地に向かって攻め上り、これを滅ぼせ』とお命じになったのだ。」

王下 18:26 ヒルキヤの子エルヤキムとシェブナとヨアは、ラブ・シャケに願った。「僕どもはアラム語が分かります。どうぞアラム語でお話しください。城壁の上にいる民が聞いているところで、わたしどもにユダの言葉で話さないでください。」

王下 18:27 だがラブ・シャケは彼らに言った。「わが主君がこれらのことを告げるためにわたしを遣わしたのは、お前の主君やお前のためだけだとでもいうのか。城壁の上に座っている者たちのためにも遣わしたのではないか。彼らもお前たちと共に自分の糞尿を飲み食いするようになるのだから。」

王下 18:28 ラブ・シャケは立ってユダの言葉で大声で呼ばわり、こう言い放った。「大王、アッシリアの王の言葉を聞け。

王下 18:29 王はこう言われる。『ヒゼキヤにだまされるな。彼はお前たちをわたしの手から救い出すことはできない。

王下 18:30 ヒゼキヤはお前たちに、主が必ず我々を救い出してくださる、決してこの都がアッシリアの王の手に渡されることはない、と言って、主に依り頼ませようとするが、そうさせてはならない。』

王下 18:31 ヒゼキヤの言うことを聞くな。アッシリアの王がこう言われるからだ。『わたしと和を結び、降伏せよ。そうすればお前たちは皆、自分のぶどうといちじくの実を食べ、自分の井戸の水を飲むことができる。

王下 18:32 やがてわたしは来て、お前たちをお前たちの地と同じような地、穀物と新しいぶどう酒の地、パンとぶどう畑の地、オリーブと新鮮な油と蜜の地に連れて行く。こうしてお前たちは命を得、死なずに済む』と。ヒゼキヤの言うことを聞くな。彼は、主は我々を救い出してくださる、と言って、お前たちを惑わしているのだ。

王下 18:33 諸国の神々は、それぞれ自分の地をアッシリア王の手から救い出すことができたであろうか。

王下 18:34 ハマトやアルパドの神々はどこに行ったのか。セファルワイムやヘナやイワの神々はどこに行ったのか。サマリアをわたしの手から救い出した神があっただろうか。

王下 18:35 国々のすべての神々のうち、どの神が自分の国をわたしの手から救い出したか。それでも主はエルサレムをわたしの手から救い出すと言うのか。」

王下 18:36 しかし民は、答えてはならないと王に戒められていたので、押し黙ってひと言も答えなかった。

王下 18:37 ヒルキヤの子である宮廷長エルヤキム、書記官シェブナ、アサフの子である補佐官ヨアは衣を裂き、ヒゼキヤのもとに来てラブ・シャケの言葉を伝えた。