家庭礼拝 2024年6月5日 列王記上 19:1-21 ホレブに向かったエリヤ
起
前回の18章では、エリヤはたった一人で、450人のバアルの預言者と、400人のアシュラの預言者に立ち向かい、カルメル山で、勇敢にも戦って、勝利しバアルの預言者をキション川に連れて行って、皆殺しにしました。このバアルの預言者たちと言うのは北イスラエルの王アハブの王妃イゼベルに仕える者たちで、特に許しを得て、イゼベルの食卓に出ることを許された子飼いの預言者たちでした。
この予言者たちが殺されたことをアハブがイゼベルに告げるとイゼベルは大いに怒り狂い、明日のこの時間までにはエリヤを必ず殺す、と神に誓って、エリヤを探し始めたのです。この事を聞いたエリヤは、これを恐れて逃げ回るのです。あの一人で戦った勇敢なエリヤではなく、恐れおののき逃げ回るエリヤに変わったのです。それが今日のエリヤの話です。どこまで逃げ回ったのでしょうか。最初は北イスラエルにいることは危険なので南のユダのさらに南のベエル・シェバまで逃げました。もう、勇敢なエリヤではありません。このベエル・シェバで、こんなに苦しむのなら、ここで死んでしまいたいと思っていたのです。そして神様に、もう充分です。私の命を取ってくださいと祈ったのです。すると神のみ使いが現れて、取って食べよと言って、彼に食べ物と水を与えました。そしてその食べ物に力を与えられて、40日40夜歩きとおして、神の山ホレブにつきました。このホレブ山と言うのは、モーセが十戒の石の板を神様から受け取ったあのシナイ山のことです。ですからこのホレブの山はシナイ半島にあり、もう隣はエジプトなのです。エリヤはここまで逃げてきたのです。あの戦いをした、カルメル山からは600kmほど離れたエジプトのすぐ近くまで来ていたのです。エリヤは、その山に洞穴を見つけてそこに住んでいたのです。エリヤの恐怖はどれほど大きかったかわかりません。エリヤほどの預言者でも、このような苦しみがあったのです。するとそこに神様が現れ、「エリヤよ、ここで何をしているのかと」神様が訊ねるときがありました。エリヤはいろいろ言い訳をするのですが、神様は「そこを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と命じるのです。神様は非常に激しい風や、地震や、火を起こしたのちに、エリヤにささやく声でこう言うのです。「行け、あなたの来た道を引き返し、ダマスコの荒れ野に向かえ。そこに着いたなら、ハザエルに油を注いで彼をアラムの王とせよ。ニムシの子イエフにも油を注いでイスラエルの王とせよ。またアベル・メホラのシャファトの子エリシャにも油を注ぎ、あなたに代わる預言者とせよ。」と命じたのです。これは新しい時代が来ることを予感させるものです。アラムの王が代わり、北イスラエルの王が代わり、預言者も変わる時代が来るというのです。その幕開けを神様の命を受けて、エリヤが行えと命じられているのです。果たしてどんな時代が始まるのでしょうか。弱く逃げ回っていたエリヤが、再び神様の使命を受けて、預言者として、その強い働きを始めることになるのです。
承
それでは聖書を読んでみましょう。1節から4節です。
王上 19:1 アハブは、エリヤの行ったすべての事、預言者を剣で皆殺しにした次第をすべてイゼベルに告げた。
王上 19:2 イゼベルは、エリヤに使者を送ってこう言わせた。「わたしが明日のこの時刻までに、あなたの命をあの預言者たちの一人の命のようにしていなければ、神々が幾重にもわたしを罰してくださるように。」
王上 19:3 それを聞いたエリヤは恐れ、直ちに逃げた。ユダのベエル・シェバに来て、自分の従者をそこに残し、
王上 19:4 彼自身は荒れ野に入り、更に一日の道のりを歩き続けた。彼は一本のえにしだの木の下に来て座り、自分の命が絶えるのを願って言った。「主よ、もう十分です。わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません。」
この様に北イスラエルの王アハブは、カルメル山で、預言者たちの戦いに敗れて、イゼベルに仕えていた450人のバアルの預言者がイザヤによって皆殺しにされたことをイゼベルに伝えました。するとイゼベルは大いに怒り、「わたしが明日のこの時刻までに、あなたの命をあの預言者たちの一人の命のようにしていなければ、神々が幾重にもわたしを罰してくださるように。」と誓ったことをエリヤに伝えたのです。これはかなり強い復讐心です。それを知ったエリヤは恐れてすぐに逃げました。北イスラエルにとどまるのは危険なので、北イスラエルと敵対している、ユダに逃げました。それも一番南にある、ベエル・シェバまで逃げたのです。この当時パレスチナの北から南までと言う言い方にダンからベエル・シェバまでと言う言い方がありましたが、ここから先はもうエジプトに入る地域になります。その昔アブラハムがその土地の王ゲラルの王アビメレクにサラが見初められ召し入れられた時に、アブラハムがこれは私の妹とだと言ったために、人の妻とは知らずに召し入れたアビメレクは神様の罰を受けそうになったことがありました。そのアビメレクと7つの井戸のことで問題が起こった時に、アブラハムがこの井戸(ベエル)を掘ったことの証拠として、7匹(シェバ)の小羊をアビメレクに渡して誓を建てたことから、この土地がベエル・シェバよとばれるようになりました。
このパレスチナの南の端のベエル・シェバまで逃げてもエリヤの心は不安でいっぱいで恐怖にさいなまれていたのです。エリヤはそこに従者を残して、更に一日の道のりを歩き続けました。彼は一本のえにしだの木の下に来て座り、自分の命が絶えるのを願って言いました。「主よ、もう十分です。わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません。」と言ったのです。もう生きているのも耐えられないほど疲れ果てていたのです。使命を持っている預言者は強く、使命を果たしてしまった預言者は弱いのです。
転
エリヤは疲れ果てて、荒れ野の一本のえにしだの木の下で眠っていると、み使いが現れたのです。5節から13節です。
王上 19:5 彼はえにしだの木の下で横になって眠ってしまった。御使いが彼に触れて言った。「起きて食べよ。」
王上 19:6 見ると、枕もとに焼き石で焼いたパン菓子と水の入った瓶があったので、エリヤはそのパン菓子を食べ、水を飲んで、また横になった。
王上 19:7 主の御使いはもう一度戻って来てエリヤに触れ、「起きて食べよ。この旅は長く、あなたには耐え難いからだ」と言った。
王上 19:8 エリヤは起きて食べ、飲んだ。その食べ物に力づけられた彼は、四十日四十夜歩き続け、ついに神の山ホレブに着いた。
王上 19:9 エリヤはそこにあった洞穴に入り、夜を過ごした。見よ、そのとき、主の言葉があった。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
王上 19:10 エリヤは答えた。「わたしは万軍の神、主に情熱を傾けて仕えてきました。ところが、イスラエルの人々はあなたとの契約を捨て、祭壇を破壊し、預言者たちを剣にかけて殺したのです。わたし一人だけが残り、彼らはこのわたしの命をも奪おうとねらっています。」
王上 19:11 主は、「そこを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と言われた。見よ、そのとき主が通り過ぎて行かれた。主の御前には非常に激しい風が起こり、山を/裂き、岩を砕いた。しかし、風の中に主はおられなかった。風の後に地震が起こった。しかし、地震の中にも主はおられなかった。
王上 19:12 地震の後に火が起こった。しかし、火の中にも主はおられなかった。火の後に、静かにささやく声が聞こえた。
王上 19:13 それを聞くと、エリヤは外套で顔を覆い、出て来て、洞穴の入り口に立った。そのとき、声はエリヤにこう告げた。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
この様に、エリヤがベエル・シェバのえにしだの木の下で疲れ果てて、死を願いながら眠りについていると、み使いが現れて、エリヤに食べ物を与えました。そして起きて食べよと命じたのです。エリヤがそのパン菓子と水を飲んで又眠っていると、またみ使いが現れて、起きて食べよと言いました。エリヤがその食物に力を与えられて、40日40夜を歩いて、シナイ半島のホレブの山まで来ました。ここは神の山と呼ばれた、モーセが十戒の石の板を神様から受けたシナイ山なのです。エリヤはそこの洞穴に入って、夜を過ごしていると、神の言葉があって、「エリヤよ、ここで何をしているのか。」と言われたのです。エリヤは神様からとがめられたと思い、自分がバアルの預言者たちと戦って、ここまで逃げてきたが、殺されることを心配していることを神様に告げました。すると神様は、「そこを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と言ったのです。神様は預言者が自分の命を惜しくて逃げ回っているようなものであってはいけないということを言っているのです。その後すぐに激しい風が起こったり、地震が起こったり、噴火が起こったりしましたが、そのたびに神様がそこにおられるのではないかとエリヤは探したのです。でもそこには神様あおられませんでした。そのような驚くべき出来事の後で、静かにささやく声が聞こえたのです。この声こそ神様でした。
この時まで、エリヤはまだ洞穴の中で小さくなっていたのです。静かにささやく声がしたとき、エリヤはこれは神様だと信じて、外套で顔を覆って、洞穴の入り口に立ったのです。13節から18節です。
王上 19:13 それを聞くと、エリヤは外套で顔を覆い、出て来て、洞穴の入り口に立った。そのとき、声はエリヤにこう告げた。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
王上 19:14 エリヤは答えた。「わたしは万軍の神、主に情熱を傾けて仕えてきました。ところが、イスラエルの人々はあなたとの契約を捨て、祭壇を破壊し、預言者たちを剣にかけて殺したのです。わたし一人だけが残り、彼らはこのわたしの命をも奪おうとねらっています。」
王上 19:15 主はエリヤに言われた。「行け、あなたの来た道を引き返し、ダマスコの荒れ野に向かえ。そこに着いたなら、ハザエルに油を注いで彼をアラムの王とせよ。
王上 19:16 ニムシの子イエフにも油を注いでイスラエルの王とせよ。またアベル・メホラのシャファトの子エリシャにも油を注ぎ、あなたに代わる預言者とせよ。
王上 19:17 ハザエルの剣を逃れた者をイエフが殺し、イエフの剣を逃れた者をエリシャが殺すであろう。
王上 19:18 しかし、わたしはイスラエルに七千人を残す。これは皆、バアルにひざまずかず、これに口づけしなかった者である。」
この様にエリヤが外套で顔を覆って洞穴の入り口まで出てきたのは、直接神様を見ると死ぬので、見ないように外套ですっぽりかぶって出てきたのです。すると神様はまた言いました。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」これは私たちがなすべきことをしていないときに、神様から言われる言葉です。ここで何をしているのかと、と言われるのは、神様の使命を行いなさいということなのです。ここでもまたエリヤは自分がどれほど一生懸命神様に仕えてきたかをバアルの戦いの話を通して訴えるのです。すると神様は、そんなことは知っているとばかりに、こう言ったのです。
王上 19:15 主はエリヤに言われた。「行け、あなたの来た道を引き返し、ダマスコの荒れ野に向かえ。そこに着いたなら、ハザエルに油を注いで彼をアラムの王とせよ。
王上 19:16 ニムシの子イエフにも油を注いでイスラエルの王とせよ。またアベル・メホラのシャファトの子エリシャにも油を注ぎ、あなたに代わる預言者とせよ。
これは神様が、預言者イザヤを通して、世界を新しくすると言っているようなものなのです。アラムの王を新しくし、イスラエルの王も新しくし、あなたの後継者の預言者も立てて新しくせよ。そのためにあなたが油を注いで任命せよ、と言っているのです。もうアハブもイゼベルも恐れるに足りない、あなたが次の王を任命するのだと言っているのです。弱弱しく逃げ回っているイザヤに対して、新しい神様の使命が与えられました。新しい世界を作るために、油を注いで新しい王を作りなさいと命ぜられたのです。その者たちがあなたの敵を滅ぼすだろうと約束したのです。そしてあなたは一人ではなく、イスラエルにはバアルに膝まずかなかったものを7000人残すと言ったのです。今までずっとイザヤは、自分はたった一人残された預言者ですと言ってきたのですが、神様はイスラエルに7000人の仲間がいるのだと励ましたのです。
この様に、イザヤは神様に励まされて新しい使命を与えられて、ホレブの山をたち、ダマスコに向かったのです。まず最初に出会ったのはエリシャでした。19節から21節です。
王上 19:19 エリヤはそこをたち、十二軛の牛を前に行かせて畑を耕しているシャファトの子エリシャに出会った。エリシャは、その十二番目の牛と共にいた。エリヤはそのそばを通り過ぎるとき、自分の外套を彼に投げかけた。
王上 19:20 エリシャは牛を捨てて、エリヤの後を追い、「わたしの父、わたしの母に別れの接吻をさせてください。それからあなたに従います」と言った。エリヤは答えた。「行って来なさい。わたしがあなたに何をしたというのか」と。
王上 19:21 エリシャはエリヤを残して帰ると、一軛の牛を取って屠り、牛の装具を燃やしてその肉を煮、人々に振る舞って食べさせた。それから彼は立ってエリヤに従い、彼に仕えた。
この様に、エリヤが最初に出会ったのはエリヤの後継者となる預言者エリシャです。エリシャはこの時、畑を耕していました。でもそれは人力ではなく、12頭の牛に鋤で耕させるという今でいうと大農法に相当することをしていたのです。ですからきっと裕福だったと思います。エリヤはそのそばを通り過ぎるとき、自分の外套を彼にかけたと言います。それがエリシャに対する、私についてきなさいという合図になりました。エリシャはこの人が私が従うべき人だということを直ちに知って、「あなたに従いますから、父と母に別れの接吻をさせてください」と言ったのです。するとエリヤは、「行って来なさい。わたしがあなたに何をしたというのか」と言ったのです。エリヤは自分では何もしていないのに、勝手に世の中が付いてくると言った感じなのです。きっとエリシャは聖霊によって教えられていたのです。エリシャは家に帰り、牛を屠り、牛の装具を燃やしてその肉を煮、人々に振る舞って食べさせたといいます。これは自分の商売道具を全部片づけたという意味で、もう二度とこの仕事には戻らないことを意味しています。そのような強い決意をもって、エリシャはエリヤに従って行き、彼に仕えたのです。
結
バアルの預言者たちと戦うという使命を果たしたエリヤは、そのあとはただ恐ろしくて逃げ回るだけの弱い人でした。それも北イスラエルのカルメル山からは、ずっと離れたシナイ半島のホレブの山まで逃げたのです。そこでも洞穴に入って出てきませんでした。すると神様が、あなたはここで何をしているのかと言って、新しい使命を与えました。それは新しい王と新しい預言者を立て、油注ぐことでした。この使命が与えられて、エリヤは再び預言者としての力強い活動を始めていくのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様、エリヤほどの預言者でも、自分の使命を見失うと、とても弱弱しいものになってしまいます。ですが神様から、あなたはここで何をしているのかと声をかけられ正気に返り、新しい使命を与えられて又力強い預言者に戻りました。私達もあなたの御心を行うことを忘れたときには弱いものとなり、あなたの御心を行うときには強いものになります。どうかあなたの御心を行うことを忘れることなくその使命を果たしていくことが出来ますように導いてください。
この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇列王記上:)>>
◆ホレブに向かったエリヤ
王上 19:1 アハブは、エリヤの行ったすべての事、預言者を剣で皆殺しにした次第をすべてイゼベルに告げた。
王上 19:2 イゼベルは、エリヤに使者を送ってこう言わせた。「わたしが明日のこの時刻までに、あなたの命をあの預言者たちの一人の命のようにしていなければ、神々が幾重にもわたしを罰してくださるように。」
王上 19:3 それを聞いたエリヤは恐れ、直ちに逃げた。ユダのベエル・シェバに来て、自分の従者をそこに残し、
王上 19:4 彼自身は荒れ野に入り、更に一日の道のりを歩き続けた。彼は一本のえにしだの木の下に来て座り、自分の命が絶えるのを願って言った。「主よ、もう十分です。わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません。」
王上 19:5 彼はえにしだの木の下で横になって眠ってしまった。御使いが彼に触れて言った。「起きて食べよ。」
王上 19:6 見ると、枕もとに焼き石で焼いたパン菓子と水の入った瓶があったので、エリヤはそのパン菓子を食べ、水を飲んで、また横になった。
王上 19:7 主の御使いはもう一度戻って来てエリヤに触れ、「起きて食べよ。この旅は長く、あなたには耐え難いからだ」と言った。
王上 19:8 エリヤは起きて食べ、飲んだ。その食べ物に力づけられた彼は、四十日四十夜歩き続け、ついに神の山ホレブに着いた。
王上 19:9 エリヤはそこにあった洞穴に入り、夜を過ごした。見よ、そのとき、主の言葉があった。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
王上 19:10 エリヤは答えた。「わたしは万軍の神、主に情熱を傾けて仕えてきました。ところが、イスラエルの人々はあなたとの契約を捨て、祭壇を破壊し、預言者たちを剣にかけて殺したのです。わたし一人だけが残り、彼らはこのわたしの命をも奪おうとねらっています。」
王上 19:11 主は、「そこを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と言われた。見よ、そのとき主が通り過ぎて行かれた。主の御前には非常に激しい風が起こり、山を/裂き、岩を砕いた。しかし、風の中に主はおられなかった。風の後に地震が起こった。しかし、地震の中にも主はおられなかった。
王上 19:12 地震の後に火が起こった。しかし、火の中にも主はおられなかった。火の後に、静かにささやく声が聞こえた。
王上 19:13 それを聞くと、エリヤは外套で顔を覆い、出て来て、洞穴の入り口に立った。そのとき、声はエリヤにこう告げた。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
王上 19:14 エリヤは答えた。「わたしは万軍の神、主に情熱を傾けて仕えてきました。ところが、イスラエルの人々はあなたとの契約を捨て、祭壇を破壊し、預言者たちを剣にかけて殺したのです。わたし一人だけが残り、彼らはこのわたしの命をも奪おうとねらっています。」
王上 19:15 主はエリヤに言われた。「行け、あなたの来た道を引き返し、ダマスコの荒れ野に向かえ。そこに着いたなら、ハザエルに油を注いで彼をアラムの王とせよ。
王上 19:16 ニムシの子イエフにも油を注いでイスラエルの王とせよ。またアベル・メホラのシャファトの子エリシャにも油を注ぎ、あなたに代わる預言者とせよ。
王上 19:17 ハザエルの剣を逃れた者をイエフが殺し、イエフの剣を逃れた者をエリシャが殺すであろう。
王上 19:18 しかし、わたしはイスラエルに七千人を残す。これは皆、バアルにひざまずかず、これに口づけしなかった者である。」
◆エリヤ、エリシャを召し出す
王上 19:19 エリヤはそこをたち、十二軛の牛を前に行かせて畑を耕しているシャファトの子エリシャに出会った。エリシャは、その十二番目の牛と共にいた。エリヤはそのそばを通り過ぎるとき、自分の外套を彼に投げかけた。
王上 19:20 エリシャは牛を捨てて、エリヤの後を追い、「わたしの父、わたしの母に別れの接吻をさせてください。それからあなたに従います」と言った。エリヤは答えた。「行って来なさい。わたしがあなたに何をしたというのか」と。
王上 19:21 エリシャはエリヤを残して帰ると、一軛の牛を取って屠り、牛の装具を燃やしてその肉を煮、人々に振る舞って食べさせた。それから彼は立ってエリヤに従い、彼に仕えた。