家庭礼拝 2023年5月31日 サムエル記上 28:1-25 サウル、口寄せの女を訪れる

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起 

いよいよサウルの最後の時が近づいてきます。サウルはダビデを殺すことで、自分たちが安泰を得られると思って、しつこくダビデを追い迫っていたのですが、サウルを滅ぼすのはダビデではなく、ペリシテ人なのです。サウルにしてもそのことは良く分かっていたはずなのに、なぜか、ダビデを殺せばすべてが解決するという妄想に捕らわれていたようです。

 それが、ダビデがペリシテに逃れてしまって、サウルがダビデを襲うことが出来なくなると、サウルは現実の恐怖、ペリシテを恐れるようになってきたのです。まるでいじめっ子にいじめられる子供が、もっと弱い動物や人間をいじめて、その場の恐怖を逃げているようなものです。

 サウルは、信仰のない人ではありませんでした。預言者サムエルに寄り頼み、また神様に寄り頼んでいたのです。ところがサムエルが死んでしまい、頼ることが出来なくなると不安になり、自分がどうしたらよいかわからなくなったのです。本当なら、祭司達やその予言者に頼って神の声を聞くべきでしたが、サウルはダビデを追い回しているときに、ダビデを助けたと逆恨みして祭司たちを皆殺しにしてしまったのです。サウルは、すでに国内から口寄せや魔術師など異教の宗教を追放していたのですから、本当は、神様の信仰を大切にしていたのです。

 ペリシテ軍が集結して襲ってくるということが分かったので、サウルも全軍を集めて戦おうとしたのですが、とてもかないそうもないので、神様の託宣を求めました。ですが、神様は夢によっても、ウリムによっても、預言者によってもお答えにならなかったと言います。ウリムというのは祭司が物事を決するときに託宣として使う籤のようなものです。ですが、神様は勝手なことをする者にはお答えにならないのです。もうサウルは不安でしょうがなくなります。何かにすがらなければ自分がどうしたらよいかわからないのです。結局最後に頼ったのは、自分が禁じておいた、口寄せのできる女でした。これはユダヤ教では禁じられている、異教の神なのです。それにさえすがろうとして、サウルは変装してその女のところに行きました。そして口寄せの女に頼んで、サムエルを呼び出してほしいと頼んだのです。この様な口寄せの女というのは世界中の至る所にあって、日本でも青森県下北半島の恐山の口寄せ女のことは有名です。私が子供のころに、よく祖母がその茶飲み友達と、恐山での口寄せの体験を話しているのを聞いて、不思議なこともあるものだ、本当だろうかと思ったものでした。

 サウルはその口寄せ女にサムエルを呼び出してもらって、為すべきことを教えてくれるように頼んだのです。ですがサムエルはなぜ私に尋ねるのか、主はあなたを離れ去った、あなたから王国を取り去り、ダビデにお与えになると言ったのです。それだけでなくイスラエルの軍隊をペリシテ人の手に渡されると言いました。サウルはその言葉を聞いてその恐ろしさのあまりに地面に倒れてしまいました。ついに最後の託宣がなされてしまったのです。

では聖書に基づいて、読んでいきましょう。まずこの出来事の前にダビデの立場を語っています。1節と2節です。

サム上 28:1 そのころ、ペリシテ人はイスラエルと戦うために軍を集結させた。アキシュはダビデに言った。「あなたもあなたの兵もわたしと一緒に戦陣に加わることを、よく承知していてもらいたい。」

サム上 28:2 ダビデはアキシュに答えた。「それによって、僕の働きがお分かりになるでしょう。」アキシュはダビデに言った。「それなら、常にあなたをわたしの護衛の長としよう。」

この様に、ペリシテ軍がイスラエルと戦うために軍を集結させているとき、ダビデの住んでいたガトの王アキシュは、ダビデに「あなたもあなたの兵もわたしと一緒に戦陣に加わることを、よく承知していてもらいたい。」と言いました。ダビデを、ガトの国に住まわせているのはこのような時に一緒に戦ってくれるという前提があったからです。しかもダビデはイスラエルから追放され迫害されているのだから、当然一緒に戦ってくれると思っているのです。それは日ごろ戦っているのがイスラエルだと思わせていたからです。ダビデは本音では困ったことになったと思ったのでしょうが、まるで本当に戦うようなことを言い「それによって、僕の働きがお分かりになるでしょう。」と語ったのです。するとアキシュはダビデを信じて、「それなら、常にあなたをわたしの護衛の長としよう。」と言いました。護衛の長というのは部下の中でも一番信頼するものに与えられる地位です。それほどダビデを信じていたのです。ダビデもイスラエルを攻める陣営に加わったのです。

さて、サウルの方はというと、とても不安な状況でした。サムエルも死んでしまい、頼れるものがなくなったのです。3節から6節です。

サム上 28:3 サムエルが死んだ。全イスラエルは彼を悼み、彼の町ラマに葬った。サウルは、既に国内から口寄せや魔術師を追放していた。

サム上 28:4 ペリシテ人は集結し、シュネムに来て陣を敷いた。サウルはイスラエルの全軍を集めてギルボアに陣を敷いた。

サム上 28:5 サウルはペリシテの陣営を見て恐れ、その心はひどくおののいた。

サム上 28:6 サウルは主に託宣を求めたが、主は夢によっても、ウリムによっても、預言者によってもお答えにならなかった。

この様に、ペリシテの軍勢がシュネムに陣を敷いていたのですが、その陣営を見てサウルはとても恐れ、不安でいっぱいだったのです。サウルはイスラエルの全軍を集めてギルボアに陣を敷いていたのですが、その装備と言い兵の数と言いとてもかなうものとは思えなかったのです。この様な時でも神様がともにいてくださるときには、神様の言われるとおりにすると奇跡的に勝利をすることが出来たのですが、この時にはサムエルはすでに死に、祭司たちも殺してしまい、口寄せや魔術師などの預言する者たちはすでに国内から追放されていました。ですから、サウルにどのようにしたらよいかを告げるものがいなくなったのです。それでもサウルは神を信じる信仰は持っていたので、主に託宣を求めたのですが、夢でも、ウリムという籤でも、預言者によってもその答えは与えられなかったのです。サウルはもともと自信のない人で、何かに頼って、その言葉を信じて行うときにしか力が発揮できない人だったのです。この時にはすっかり頼るものがなくて不安のどん底にいたのです。

サウルはいったいどのようにしたのでしょうか。サウルはなんと苦し紛れに禁じられている口寄せの女のところに行ったのです。7節から11節です。

サム上 28:7 サウルは家臣に命令した。「口寄せのできる女を探してくれ。その女のところに行って尋ねよう。」家臣は答えた。「エン・ドルに口寄せのできる女がいます。」

サム上 28:8 サウルは変装し、衣を替え、夜、二人の兵を連れて女のもとに現れた。サウルは頼んだ。「口寄せの術で占ってほしい。あなたに告げる人を呼び起こしてくれ。」女は言った。

サム上 28:9 「サウルのしたことをご存じでしょう。サウルは口寄せと魔術師をこの地から断ちました。なぜ、わたしの命を罠にかけ、わたしを殺そうとするのですか。」

サム上 28:10 サウルは主にかけて女に誓った。「主は生きておられる。この事であなたが咎を負うことは決してない。」

サム上 28:11 女は尋ねた。「誰を呼び起こしましょうか。」「サムエルを呼び起こしてもらいたい」と彼は頼んだ。

この様に、サウルは何とか自分に託宣を与えてくれるものを求めて、家臣に口寄せのできる女を探してくれと命じたのです。そしてその口寄せの女が見つかると、サウルは周りから気が付かれないように変装し、その女のところに行ったのです。そして、口寄せの術で、呼び寄せてほしい人がいると頼んだのです。すると、その女は、サウルは口寄せしたものを殺すと言っています。どうして私を罠にかけて殺そうとするのですかと言って、口寄せすることを断ったのです。するとサウルは、主に誓って、あなたに咎を負わせないというと、女はそれを信じて、だれを呼び起こしましょうかと言いました。すると、サムエルを呼び起こしてもらいたいと頼んだのです。

口寄せの女はその言葉を信じて、サムエルを口寄せし、死の世界から呼び出したのです。ですがその女はサムエルを知りませんでした。12節から14節です。

サム上 28:12 その女は、サムエルを見ると、大声で叫び、サウルに言った。「なぜわたしを欺いたのですか。あなたはサウルさまではありませんか。」

サム上 28:13 王は言った。「恐れることはない。それより、何を見たのだ。」女はサウルに言った。「神のような者が地から上って来るのが見えます。」

サム上 28:14 サウルはその女に言った。「どんな姿だ。」女は言った。「老人が上って来ます。上着をまとっています。」サウルにはそれがサムエルだと分かったので、顔を地に伏せ、礼をした。

この様に、女は口寄せによって、サムエルを呼び出しました。そしてサムエルを呼び出すと、サムエルはその女に、そこにいるのはサウル王だと教えたのです。それを聞いてこの女は驚き大声で叫んでサウルに言ったのです。「なぜわたしを欺いたのですか。あなたはサウルさまではありませんか。」するとサウルは「恐れることはない。それより、何を見たのだ。」と言いました。サウルにはその姿が見えなかったのです。するとその女は、「神のような者が地から上って来るのが見えます。」と言ったのです。この女にもその人が誰であるかは、はっきりとはわかりませんでしたが、神のような神々しさを感じたのです。

口寄せによって現れたサムエルはサウルに何を言うのでしょうか。15節から19節です。

サム上 28:15 サムエルはサウルに言った。「なぜわたしを呼び起こし、わたしを煩わすのか。」サウルは言った。「困り果てているのです。ペリシテ人が戦いを仕掛けているのに、神はわたしを離れ去り、もはや預言者によっても、夢によってもお答えになりません。あなたをお呼びしたのは、なすべき事を教えていただくためです。」

サム上 28:16 サムエルは言った。「なぜわたしに尋ねるのか。主があなたを離れ去り、敵となられたのだ。

サム上 28:17 主は、わたしを通して告げられた事を実行される。あなたの手から王国を引き裂き、あなたの隣人、ダビデにお与えになる。

サム上 28:18 あなたは主の声を聞かず、アマレク人に対する主の憤りの業を遂行しなかったので、主はこの日、あなたに対してこのようにされるのだ。

サム上 28:19 主はあなたのみならず、イスラエルをもペリシテ人の手に渡される。明日、あなたとあなたの子らはわたしと共にいる。主はイスラエルの軍隊を、ペリシテ人の手に渡される。」

この様に、口寄せの女によって、サムエルはサウルの前に現れました。サウルは結局、サムエルの言葉を聞きたかったのです。サムエルの言うことになら従おうとしていたのです。ですがサウルの前に現れたサムエルが言ったのは、「なぜわたしを呼び起こし、わたしを煩わすのか。」ということでした。するとサウルは思っていた心配事を話しました。サウルはこう言ったのです。「困り果てているのです。ペリシテ人が戦いを仕掛けているのに、神はわたしを離れ去り、もはや預言者によっても、夢によってもお答えになりません。あなたをお呼びしたのは、なすべき事を教えていただくためです。」サウルは、神様に何度も呼び掛け祈ったのです。ですが、神様はサウルから離れ去って、預言者によっても夢によってもお答えにならなかったのです。ですからサムエルを呼び出して、為すべきことを教えていただこうと思ったのです、サムエルならば教えてくれるだろうと思ったのです。ですがサムエルの答えは冷たいものでした。こう言ったのです。私に頼んでもダメだ。主があなたを離れて敵となったのだ。だからあなたから王国を引き裂きダビデの手に渡す。主はあなただけでなくイスラエルの軍隊をもペリシテの手に渡し、あなたも息子も明日は死んで私とともにいることになる。とはっきり言ったのです。

このサムエルの言葉を聞いて、サウルはどうなったでしょうか。20節から25節です。

サム上 28:20 サウルはたちまち地面に倒れ伏してしまった。サムエルの言葉におびえたからである。また彼はこの日、何も食べていなかったため、力が尽きていたのである。

サム上 28:21 その女はサウルに近づき、サウルがおびえきっているのを見て、言った。「はしためはあなたの声に聞き従いました。命をかけて、あなたが言った言葉に聞き従ったのです。

サム上 28:22 今度は、あなたがはしための声に聞き従ってください。ささやかな食事をあなたに差し上げますから、それを召し上がり、力をつけてお帰りください。」

サム上 28:23 サウルは拒み、食べたくないと言った。しかし、家臣もその女も強く勧めたので、彼らの勧めに従い、地面から起き上がって、床の上に座った。

サム上 28:24 女の家には肥えた子牛がいたので急いで屠り、小麦粉を取ってこね、種なしパンを焼いた。

サム上 28:25 女が、サウルと家臣にそれを差し出すと、彼らは食べて、その夜のうちに立ち去った。

この様に、サウルはサムエルの言葉を聞き、恐ろしさのあまり、地面に倒れてしまったのです。明日には、自分も息子のヨナタンも死に、イスラエル軍はペリシテ軍の手に落ちてしまうと言われたからです。もうどうすることもできないのです。神様の力に頼ることはできないのです。サウルはこの日、心配のあまり何も食べていませんでした。ですから力も尽きていたのです。もう誰も助けの手を差し伸べてくれないと思ったサウルに、思いがけない励ましの手が差し伸べられました。それは口寄せの女でした。サウルがあまりにも怯え切っているのを見て同情したのです。そして、こう言いました。私はあなたの声に聞き従ったのですから、今度はあなたが私の声に聴き従ってください。と言い、何を言うのかと思うと、ささやかな食事を差し上げますからそれを召し上がり、力をつけてお帰りくださいと、やさしい言葉をかけたのです。サウルは子供のようになり、食べたくないと言ったのですが、家臣も女も強く進めたので、肥えた小牛と、小麦粉で食事を作り、サウルと家臣に差し出して食べさせたのです。そしてその夜のうちに立ち去ったのです。絶望の中に小さな光と励ましがあったのです。

この様に、サウルは襲い来るペリシテの軍勢の前に、何もすることが出来ず、ただ怯えていたのです。頼ろうとするものはすべて、自分の前から消え去って、自分が禁じたはずの口寄せの女や、死んでしまったサムエルにまで頼っても、返ってきたのは自分たちの敗北の預言だけでした。それは、サウルが、主の声を聞かず、アマレク人に対する主の憤りの業を遂行しなかったからだというのです。サウルは、信仰を持ち神に頼りながらも、神の言葉に忠実ではなかったのです。その様な者から神が離れ去ってしまうと、そこには恐れとおののきしか残らず、みじめな敗北の道を歩むことになるのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、サウルの最後通牒が言い渡されましたが、サウルには何かしら同情したい気持ちになります。サウルは決して自分から王になりたかったわけでもなかったし、普通の人と同じように、神を信じようとする思いはあるのですが、その行いは中途半端で、神の御言葉に忠実ではなかったのです。そのために神様の逆鱗に触れてしまいました。その地位の高さゆえに、大きな罰が与えられました。私達もまた、中途半端な信仰生活をしているものです。必ずしも、神様のみ言葉に忠実なものではありません。ですがどうか私たちの力によってでも、信仰によってでもなく、ただ、あなたの御力と導きとによって、その罪を許され、御心に適うものとなることが出来ますように。あなたが私たちとともにいてくださり、私たちがあなたとともにいることが出来ますように。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇サムエル記上)>>  

 

◆サウル、口寄せの女を訪れる

サム上 28:1 そのころ、ペリシテ人はイスラエルと戦うために軍を集結させた。アキシュはダビデに言った。「あなたもあなたの兵もわたしと一緒に戦陣に加わることを、よく承知していてもらいたい。」

サム上 28:2 ダビデはアキシュに答えた。「それによって、僕の働きがお分かりになるでしょう。」アキシュはダビデに言った。「それなら、常にあなたをわたしの護衛の長としよう。」

サム上 28:3 サムエルが死んだ。全イスラエルは彼を悼み、彼の町ラマに葬った。サウルは、既に国内から口寄せや魔術師を追放していた。

サム上 28:4 ペリシテ人は集結し、シュネムに来て陣を敷いた。サウルはイスラエルの全軍を集めてギルボアに陣を敷いた。

サム上 28:5 サウルはペリシテの陣営を見て恐れ、その心はひどくおののいた。

サム上 28:6 サウルは主に託宣を求めたが、主は夢によっても、ウリムによっても、預言者によってもお答えにならなかった。

サム上 28:7 サウルは家臣に命令した。「口寄せのできる女を探してくれ。その女のところに行って尋ねよう。」家臣は答えた。「エン・ドルに口寄せのできる女がいます。」

サム上 28:8 サウルは変装し、衣を替え、夜、二人の兵を連れて女のもとに現れた。サウルは頼んだ。「口寄せの術で占ってほしい。あなたに告げる人を呼び起こしてくれ。」女は言った。

サム上 28:9 「サウルのしたことをご存じでしょう。サウルは口寄せと魔術師をこの地から断ちました。なぜ、わたしの命を罠にかけ、わたしを殺そうとするのですか。」

サム上 28:10 サウルは主にかけて女に誓った。「主は生きておられる。この事であなたが咎を負うことは決してない。」

サム上 28:11 女は尋ねた。「誰を呼び起こしましょうか。」「サムエルを呼び起こしてもらいたい」と彼は頼んだ。

サム上 28:12 その女は、サムエルを見ると、大声で叫び、サウルに言った。「なぜわたしを欺いたのですか。あなたはサウルさまではありませんか。」

サム上 28:13 王は言った。「恐れることはない。それより、何を見たのだ。」女はサウルに言った。「神のような者が地から上って来るのが見えます。」

サム上 28:14 サウルはその女に言った。「どんな姿だ。」女は言った。「老人が上って来ます。上着をまとっています。」サウルにはそれがサムエルだと分かったので、顔を地に伏せ、礼をした。

サム上 28:15 サムエルはサウルに言った。「なぜわたしを呼び起こし、わたしを煩わすのか。」サウルは言った。「困り果てているのです。ペリシテ人が戦いを仕掛けているのに、神はわたしを離れ去り、もはや預言者によっても、夢によってもお答えになりません。あなたをお呼びしたのは、なすべき事を教えていただくためです。」

サム上 28:16 サムエルは言った。「なぜわたしに尋ねるのか。主があなたを離れ去り、敵となられたのだ。

サム上 28:17 主は、わたしを通して告げられた事を実行される。あなたの手から王国を引き裂き、あなたの隣人、ダビデにお与えになる。

サム上 28:18 あなたは主の声を聞かず、アマレク人に対する主の憤りの業を遂行しなかったので、主はこの日、あなたに対してこのようにされるのだ。

サム上 28:19 主はあなたのみならず、イスラエルをもペリシテ人の手に渡される。明日、あなたとあなたの子らはわたしと共にいる。主はイスラエルの軍隊を、ペリシテ人の手に渡される。」

サム上 28:20 サウルはたちまち地面に倒れ伏してしまった。サムエルの言葉におびえたからである。また彼はこの日、何も食べていなかったため、力が尽きていたのである。

サム上 28:21 その女はサウルに近づき、サウルがおびえきっているのを見て、言った。「はしためはあなたの声に聞き従いました。命をかけて、あなたが言った言葉に聞き従ったのです。

サム上 28:22 今度は、あなたがはしための声に聞き従ってください。ささやかな食事をあなたに差し上げますから、それを召し上がり、力をつけてお帰りください。」

サム上 28:23 サウルは拒み、食べたくないと言った。しかし、家臣もその女も強く勧めたので、彼らの勧めに従い、地面から起き上がって、床の上に座った。

サム上 28:24 女の家には肥えた子牛がいたので急いで屠り、小麦粉を取ってこね、種なしパンを焼いた。

サム上 28:25 女が、サウルと家臣にそれを差し出すと、彼らは食べて、その夜のうちに立ち去った。