家庭礼拝 2023年4月26日 サムエル記上 23:1-28 ケイラとジフにおけるダビデ

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起 

前回の22章から、ダビデの一団は、サウルの攻撃を避けながら、要害から要害へと移り住んで、行きました。前回は、アドラムとミツパに隠れているときに、サウルは祭司たちをエドム人ドエグに殺させました。今回の23章ではケイラとジフという所での物語になります。ここではケイラという町がペリシテ人に襲われているとの報告を受けて助けに行くのですが、せっかく助けても、サウル王が来るとその人たちはダビデ達を引き渡すという託宣を受けて、ジフという所に逃れるのです。ですがジフでも、ダビデ達をサウルに密告するものがいたのでサウルが兵を引き連れてやってきたので、ダビデ達はマオンという所まで逃げると、ペリシテ人がイスラエルの国に侵入してきたとの報告を受けてサウルは引き返してしまいました。そのあとは次の24章でも、エン・ゲディという所の要害に隠れていると、ペリシテ人たちを追い払ったサウルが、またダビデを追って来たのです。

この様にしばらくは、ダビデは逃げ、サウルは追いかけてくるという中でいろいろなことが起こってくるのです。ですが、いつも神様はダビデとともにいて、守ってくださっているのです。

では今日の23章ではどんなことが起こったのか聖書から聞いてみましょう。1節から4節です。

サム上 23:1 ペリシテ人がケイラを襲い、麦打ち場を略奪している、という知らせがあったので、

サム上 23:2 ダビデは主に託宣を求めた。「行って、このペリシテ人を討つべきでしょうか。」主はダビデに言われた。「行け、ペリシテ人を討って、ケイラを救え。」

サム上 23:3 だが、ダビデの兵は言った。「我々はここユダにいてさえ恐れているのに、ケイラまで行ってペリシテ人の戦列と相対したらどうなるでしょうか。」

サム上 23:4 ダビデは再び主に託宣を求めた。主は答えられた。「立て、ケイラに下って行け。ペリシテ人をあなたの手に渡す。」

この時ダビデ達はペリシテの地に近い、アドラムの洞窟に隠れていたのですが、預言者ガドの言葉に従って、ユダの地に出て、ハレトの森という所に隠れていたのです。するとサウルの虐殺の難を逃れてきた祭司アヒメレクの息子アビアタルがダビデのもとにやってきて、その様子を聞かされました。

この様な時に、すぐ近くのケイラという町をペリシテ人が襲ってきたのです。このケイラとアドラムの洞窟やハレトの森は半径10kmもないような近いところで、ペリシテの国境からもすぐそばなのです。ですからペリシテの攻撃の対象になりやすいのです。ダビデは、すぐ近くにいたので黙って見ていることが出来ず、主に託宣を求めました。「行って、このペリシテ人を討つべきでしょうか。」と尋ねたのです。この様に困ったときや迷ったときには神様に進むべき道を尋ねるというのがダビデの信仰でした。それに対してサウルにはこれがないのです。主はこう答えられました。「行け、ペリシテ人を討って、ケイラを救え。」そう命令したのです。ダビデはこの神の言葉に従おうとしたのですが、ダビデの兵たちはその要害から出るのを恐れてこう言ったのです。「我々はここユダにいてさえ恐れているのに、ケイラまで行ってペリシテ人の戦列と相対したらどうなるでしょうか。」とにかく、隠れているだけでも精一杯なのに、出て行ってペリシテと戦うなどとはとても考えられませんと言ったのです。するとダビデは再び主に託宣を求めると、神様は「立て、ケイラに下って行け。ペリシテ人をあなたの手に渡す。」とダビデ達の勝利を約束したのです。現実を見ればとても戦える相手ではないのですが、神様を信じて戦えば、神様がその勝利を与えてくださるのです。自分の力で勝つのではないということをダビデはよく知っていたのです。

ダビデは、神様が示された道に従って進みました。5節から8節です。

サム上 23:5 ダビデとその兵はケイラに行ってペリシテ軍と戦い、その家畜を奪い、彼らに大打撃を与え、ケイラの住民を救った。

サム上 23:6 アヒメレクの子アビアタルが、ケイラのダビデのもとに逃げて来たとき、彼はエフォドを携えていた。

サム上 23:7 ダビデがケイラに来たと知らされたサウルは、「神がダビデをわたしの手に渡されたのだ。彼は、扉とかんぬきのある町に入って、自分を閉じ込めてしまったのだ」と言った。

サム上 23:8 彼は兵士全員を戦いに向けて召集し、ケイラに下ってダビデとその兵を包囲しようとした。

この様にダビデは、ダビデの兵士たちが外に出ることを心配するのにもかかわらず、神様が示されたようにケイラに行ってペリシテ軍と戦うと、彼らに大打撃を与えて、その家畜を奪って、ケイラの住民を救いました。するとその噂がすぐにサウルのもとにまで知らされると、サウルは喜びました。それはなぜかというと、ダビデが要害から出てきてわざわざ捕まりやすい扉と閂のある町に入って自分を閉じ込めてしまったと思ったからでした。サウルは兵士全員を集めて、ケイラに下り、ダビデとその兵を包囲しようとしたのです。せっかくペリシテを追い払って、ケイラの人々を救ったのですが、これから先はどうなるのでしょうか。

ここの文章の中で、6節だけがちょっと違ったことが書かれています。それは、

サム上 23:6 アヒメレクの子アビアタルが、ケイラのダビデのもとに逃げて来たとき、彼はエフォドを携えていた。

と、周りの戦争のこととは全く関係のない、祭司アビアタルがエフェドを持ってきた、と言うことが突然現れてくるのです。エフォドというのは祭司が正式な儀式を行うときに着る、宝石のついた正装の服です。この事は今ここでは関係がないのですが、あとで、ダビデが神様にお伺いを尋ねるときに必要になるのです。

サウルはダビデがケイラにいることを知るとすぐに兵士を集めて、ダビデのいるその町を包囲しようとしました。8節から12節です。

サム上 23:8 彼は兵士全員を戦いに向けて召集し、ケイラに下ってダビデとその兵を包囲しようとした。

サム上 23:9 ダビデはサウルが自分に危害を加えようと計画しているのを知って、祭司アビアタルに、エフォドを持って来るように頼んだ。

サム上 23:10 ダビデは主に尋ねた。「イスラエルの神、主よ、サウルがケイラに進んで来て、わたしゆえにこの町を滅ぼそうとしていることを僕は確かに知りました。

サム上 23:11 ケイラの有力者らは、サウルの手にわたしを引き渡すでしょうか。僕が聞いているように、サウルはケイラに下って来るでしょうか。イスラエルの神、主よ、どうか僕にお示しください。」主は「彼は下って来る」と言われた。

サム上 23:12 ダビデが、「ケイラの有力者らは、わたしと兵をサウルの手に引き渡すでしょうか」と尋ねると、主は「引き渡す」と言われた。

この様にサウルはすぐに兵を集めてケイラを包囲しようとし、ダビデは祭司アビアタルにエフォドを持ってくるように言って、どうすべきかを主に尋ねました。このエフォドを着たのはダビデだったのでしょうかアビアタルだったのでしょうか。以前にサウルはサムエルが来るのが遅かったので、自分が祭司のような仕事をして、神様から、叱られるという大失態をしてしまいましたが、今回のダビデは大丈夫だったのでしょうか。ダビデが神様に尋ねたのは、ケイラの有力者たちはダビデとその兵をサウルの手に渡すかどうかということを尋ねたのです。自分たちがケイラの人々の命をペリシテ人から守ってあげたのだから、まさか裏切るだろうとは思っていなかったのでしょうが、神様は彼らはあなたたちを引き渡すと言われたのです。

たとえ命を救ってもらったとしても、次の命の危険が迫ると、簡単に命の恩人たちをも裏切ってしまうような世の中なのです。世の中甘くはなかったのです。ダビデはそこを出ることにしました。13節から15節です。

サム上 23:13 ダビデとその兵およそ六百人は立ち上がって、ケイラを去り、あちこちをさまよった。サウルはダビデがケイラから避難したと知らされて、出陣するのをやめた。

サム上 23:14 ダビデは荒れ野のあちこちの要害にとどまり、またジフの荒れ野の山地にとどまった。サウルは絶え間なくダビデをねらったが、神は彼をサウルの手に渡されなかった。

サム上 23:15 ジフの荒れ野のホレシャにとどまっていたダビデは、サウルが自分の命をねらって出陣したことを知った。

ダビデ達は、ケイラの人々が裏切ることを思って、そこを去り、あちこちをさまよいました。ケイラを包囲しようとしていたサウルは、ダビデがいなくなったことを知らされて、出陣するのをやめました。ダビデはジフの荒れ野の山地のホレシャに隠れていましたが、そこにもサウルがダビデの命を狙ってきたことを知らされました。

この様に緊迫した状況の時に、サウルの子ヨナタンがホレシャにいるダビデのところに来たのです。16節から18節です。

サム上 23:16 そのとき、サウルの子ヨナタンがホレシャにいるダビデのもとに来て、神に頼るようにとダビデを励まして、

サム上 23:17 言った。「恐れることはない。父サウルの手があなたに及ぶことはない。イスラエルの王となるのはあなただ。わたしはあなたの次に立つ者となるだろう。父サウルも、そうなることを知っている。」

サム上 23:18 二人は主の御前で契約を結んだ。ダビデはホレシャに残り、ヨナタンは自分の館に帰って行った。

ダビデとサウルの息子ヨナタンはすでに神の前で契約を結び、互いに助け合うことを誓い合っているので、ホレシャにいるダビデのもとに来ても安全でした。そしてダビデを励まして、神に頼るように言い、「恐れることはない。父サウルの手があなたに及ぶことはない。イスラエルの王となるのはあなただ。わたしはあなたの次に立つ者となるだろう。父サウルも、そうなることを知っている。」と言ったのです。何ということでしょうか、ヨナタンはサウルの息子として次の王位を継承する権利があったのですが、次の王になるのはダビデだと言ったのです。しかもそのことは父のサウルも知っているというのです。自分はあなたの後に王位を継ぐものですとさえ言っているのです。この様にダビデとヨナタンの関係は特別なものだったのです。二人は再び主のみ前で契約を結びました。そのことを確認する契約だったかもしれません。そしてダビデはそのままホレシャに残り、ヨナタンは自分の館に帰りました。

でもそのホレシャも安全ではありませんでした。19節から23節です。

サム上 23:19 ジフの人々は、ギブアに上ってサウルに報告した。「ダビデは我々のもとに隠れており、砂漠の南方、ハキラの丘にあるホレシャの要害にいます。

サム上 23:20 王が下って行くことをお望みなら、今おいでください。王の手に彼を引き渡すのは我々の仕事です。」

サム上 23:21 サウルは答えた。「主の祝福があるように。あなたたちはわたしを思ってくれた。

サム上 23:22 戻って、更に確かめてくれ。ダビデが足をとどめている場所と誰がそこで彼を見たかをはっきり調べてくれ。彼は非常に賢い。

サム上 23:23 彼が隠れた場所をことごとく調べ上げて、確かな情報を持って来てくれれば、あなたたちと共に出て行こう。この地にいるのであれば、ユダの全氏族の中から彼を捜し出す。」

この様に、ダビデ達はあちこちを動き回って隠れていましたが、前にいたケイラという町はペリシテの国境に近いところでした。そこを去って今いるところはホレシャという所ですが、ここは山脈を越えて反対側の死海のある側の町です。約30kmほど離れています。このホレシャという町のすぐ近くにジフという町があるのです。この町の人々がダビデがこのホレシャの要害にいるということをギブアにいるサウルに報告したのです。ギブアはエルサレムの近くで、この時はサウルはギブアを本陣としていたようです。ギブアからホレシャまでは南に40kmくらいです。ですからみんな遠いわけではなく、一日で行ける距離なのです。ジフの人々はサウル王に味方していて、ダビデを引き渡そうと考えていました。サウル王はこの事を聞いてとても喜びました。そしてもう少し調べてもう一度報告してくれと言い、その時に一緒に捕えに行こうと言ったのです。この様にダビデの周辺はまたもや緊迫してきました。

そして再び、ダビデはサウルの攻撃を受けたのです。24節から28節です。

サム上 23:24 人々はサウルに先立ってジフに戻って行った。ダビデとその兵は砂漠の南方、アラバのマオンの荒れ野にいた。

サム上 23:25 サウルとその兵はダビデをねらって出て来たが、ダビデはその知らせを受けると、マオンの荒れ野の岩場に行き、そこにとどまった。サウルはそのことを聞き込み、マオンの荒れ野にダビデを追跡した。

サム上 23:26 サウルは山の片側を行き、ダビデとその兵は山の反対側に行った。ダビデはサウルを引き離そうと急いだが、サウルとその兵は、ダビデとその兵を捕らえようと、周囲から迫って来た。

サム上 23:27 そのとき、使者がサウルのもとに来て、「急いでお帰りください。ペリシテ人が国に侵入しました」と言った。

サム上 23:28 サウルはダビデを追うことをやめて、ペリシテ人の方に向かった。そのため、この場所は「分かれの岩」と呼ばれている。

この様にサウルに報告したジフの人々が先に帰ると、ダビデとその兵はそのことを知らされていたのか、また拠点を変えて、アラバのマオンの荒れ野に移っていました。ここはホレシャからまた南に10kmほど下った荒れ野の中です。サウル王の兵がダビデを捕らえようと出てきたので、ダビデ達はもう少し険しいマオンの荒れ野の岩場のところに行ってそこにとどまりました。サウルはそのことをも知らされて、マオンでダビデを追跡し始めました。サウルとダビデは山をはさんで、サウルは追いかけ、ダビデは逃げるという形になりましたが、だんだんダビデの兵はサウルの兵に追いつかれそうになってきたのです。その時、使者がサウルのもとに来て、「急いでお帰りください。ペリシテ人が国に侵入しました」と言ったのです。この事によってダビデ達は救われました。サウルの兵は引き挙げて、ペリシテ人の方に向かったのです。そのためにこの場所は別れの岩と呼ばれるようになったと言います。この事は神様がダビデが捕まらないように、ペリシテを遣わして、サウルを去らせたのだと思います。この様にして、ダビデは神様に守られつつも、逃げおおせることが出来たのです。

ダビデ達がアドラムの洞窟にいたときには、仲間が400人でしたが、今は600人に増えました。ですがサウルの軍勢に比べればまだまだかなわないのです。それで、山の中や荒れ野の中、荒れ野の岩場などを拠点にして逃げ回っていたのです。ダビデは自分がどうすればよいのかを神様に聞き行いました。そして神様は、不思議な方法でダビデを守りました。人の目にはとても不可能なことが、神様の御手によって行われたのです。ヨナタンもそのことが分かっていたので、ダビデこそ次の王となるべき人だと考えたのです。神様のご計画は必ず実現するのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。あなたはダビデと共におり、ダビデを導き、そして守りました。あなたがおられるところには不思議な出来事が起こります。人の目には不可能と思われることが可能となります。あなたがそこに働いてくださるからです。どうか私たちもあなたを信じてその恵みと導きとが与えられますように。目に見えることにではなく見えないことに信頼することが出来ますように。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇サムエル記上)>>  

 

◆ケイラとジフにおけるダビデ

サム上 23:1 ペリシテ人がケイラを襲い、麦打ち場を略奪している、という知らせがあったので、

サム上 23:2 ダビデは主に託宣を求めた。「行って、このペリシテ人を討つべきでしょうか。」主はダビデに言われた。「行け、ペリシテ人を討って、ケイラを救え。」

サム上 23:3 だが、ダビデの兵は言った。「我々はここユダにいてさえ恐れているのに、ケイラまで行ってペリシテ人の戦列と相対したらどうなるでしょうか。」

サム上 23:4 ダビデは再び主に託宣を求めた。主は答えられた。「立て、ケイラに下って行け。ペリシテ人をあなたの手に渡す。」

サム上 23:5 ダビデとその兵はケイラに行ってペリシテ軍と戦い、その家畜を奪い、彼らに大打撃を与え、ケイラの住民を救った。

サム上 23:6 アヒメレクの子アビアタルが、ケイラのダビデのもとに逃げて来たとき、彼はエフォドを携えていた。

サム上 23:7 ダビデがケイラに来たと知らされたサウルは、「神がダビデをわたしの手に渡されたのだ。彼は、扉とかんぬきのある町に入って、自分を閉じ込めてしまったのだ」と言った。

サム上 23:8 彼は兵士全員を戦いに向けて召集し、ケイラに下ってダビデとその兵を包囲しようとした。

サム上 23:9 ダビデはサウルが自分に危害を加えようと計画しているのを知って、祭司アビアタルに、エフォドを持って来るように頼んだ。

サム上 23:10 ダビデは主に尋ねた。「イスラエルの神、主よ、サウルがケイラに進んで来て、わたしゆえにこの町を滅ぼそうとしていることを僕は確かに知りました。

サム上 23:11 ケイラの有力者らは、サウルの手にわたしを引き渡すでしょうか。僕が聞いているように、サウルはケイラに下って来るでしょうか。イスラエルの神、主よ、どうか僕にお示しください。」主は「彼は下って来る」と言われた。

サム上 23:12 ダビデが、「ケイラの有力者らは、わたしと兵をサウルの手に引き渡すでしょうか」と尋ねると、主は「引き渡す」と言われた。

サム上 23:13 ダビデとその兵およそ六百人は立ち上がって、ケイラを去り、あちこちをさまよった。サウルはダビデがケイラから避難したと知らされて、出陣するのをやめた。

サム上 23:14 ダビデは荒れ野のあちこちの要害にとどまり、またジフの荒れ野の山地にとどまった。サウルは絶え間なくダビデをねらったが、神は彼をサウルの手に渡されなかった。

サム上 23:15 ジフの荒れ野のホレシャにとどまっていたダビデは、サウルが自分の命をねらって出陣したことを知った。

サム上 23:16 そのとき、サウルの子ヨナタンがホレシャにいるダビデのもとに来て、神に頼るようにとダビデを励まして、

サム上 23:17 言った。「恐れることはない。父サウルの手があなたに及ぶことはない。イスラエルの王となるのはあなただ。わたしはあなたの次に立つ者となるだろう。父サウルも、そうなることを知っている。」

サム上 23:18 二人は主の御前で契約を結んだ。ダビデはホレシャに残り、ヨナタンは自分の館に帰って行った。

サム上 23:19 ジフの人々は、ギブアに上ってサウルに報告した。「ダビデは我々のもとに隠れており、砂漠の南方、ハキラの丘にあるホレシャの要害にいます。

サム上 23:20 王が下って行くことをお望みなら、今おいでください。王の手に彼を引き渡すのは我々の仕事です。」

サム上 23:21 サウルは答えた。「主の祝福があるように。あなたたちはわたしを思ってくれた。

サム上 23:22 戻って、更に確かめてくれ。ダビデが足をとどめている場所と誰がそこで彼を見たかをはっきり調べてくれ。彼は非常に賢い。

サム上 23:23 彼が隠れた場所をことごとく調べ上げて、確かな情報を持って来てくれれば、あなたたちと共に出て行こう。この地にいるのであれば、ユダの全氏族の中から彼を捜し出す。」

サム上 23:24 人々はサウルに先立ってジフに戻って行った。ダビデとその兵は砂漠の南方、アラバのマオンの荒れ野にいた。

サム上 23:25 サウルとその兵はダビデをねらって出て来たが、ダビデはその知らせを受けると、マオンの荒れ野の岩場に行き、そこにとどまった。サウルはそのことを聞き込み、マオンの荒れ野にダビデを追跡した。

サム上 23:26 サウルは山の片側を行き、ダビデとその兵は山の反対側に行った。ダビデはサウルを引き離そうと急いだが、サウルとその兵は、ダビデとその兵を捕らえようと、周囲から迫って来た。

サム上 23:27 そのとき、使者がサウルのもとに来て、「急いでお帰りください。ペリシテ人が国に侵入しました」と言った。

サム上 23:28 サウルはダビデを追うことをやめて、ペリシテ人の方に向かった。そのため、この場所は「分かれの岩」と呼ばれている。