家庭礼拝 2023年2月1日 サムエル記上 14:1-23 ヨナタンの英雄的な行動①  

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今日の聖書の箇所は14章で、小見出しは「ヨナタンの英雄的な行動」となっていますが、それ以外にもいろいろ書いてあって、52節もある長い章になっています。ここには4つの伝承が集められて、一つの物語のように語られているということです。

最初は、この小見出しにあるように、ヨナタンの英雄的な行動に関することです。前回の箇所で、ペリシテ軍が攻めてきたとき、サウルのもとに残ったイスラエル軍は、たったの600人で、ペリシテ軍は圧倒的な軍勢を持っていました。その軍勢の前でサウルたちは、恐れおののいていたのです。それに対して、信仰をもって恐れることなくペリシテに戦いを挑んでいったのが、息子のヨナタンなのです。そのためにこの話が、前回の続きとして、つづけられています。それが今日の水曜会の話となります。この章は長いので、残りの三つは次回にお話ししたいと思いますが、ついでに話しておくと、二つ目の話はサウルの断食請願の話です。イスラエルにはナジル人の請願のように、請願を達成するまでは食事をとらずに断食するという習慣がありました。サウルは、この請願に頼って、勝利しようとしていたのです。三つめは血を含んだままの肉を食べて、食物規定に反した兵士に関する話です。四つ目はサウルの家族に関する話です。この様に、ここにはヨナタンの英雄的な戦いの話だけではなくて、いろいろな話を寄せ集めて、この戦いに合うように話をまとめているのですが、もともとは別々の4つの話だったようです。

今日はその中の最初の、ヨナタンの英雄的な行動とはどんなものであったのかを学んでいきたいと思います。

それではどういった話が起こったのかを見てみましょう。まず事の発端です。1節から3節です。

サム上 14:1 ある日、サウルの息子ヨナタンは自分の武器を持つ従卒に言った。「さあ、渡って行き、向こう岸のペリシテ人の先陣を襲おう。」ヨナタンはこのことを父に話していなかった。

サム上 14:2 サウルはギブアの外れ、ミグロンのざくろの木陰にいた。彼のもとにいる兵士はおよそ六百人であった。

サム上 14:3 そこには、エフォドを持つアヒヤもいた。アヒヤは、イカボドの兄弟アヒトブの子であり、イカボドはシロで主の祭司を務めたエリの息子のピネハスの子である。兵士たちはヨナタンが出て行くのに気がつかなかった。

ペリシテ軍が攻めてきたとき、サウルはその前で、600人の恐れおののく兵士たちと共に身構えていました。守るだけで必死だったのです。相手のペリシテ軍は、剣や槍で武装し、戦車や騎兵も持っており、その数ははるかにイスラエルをしのいでいたのです。一方で、イスラエルで剣や槍を持っているのはヨナタンとサウルだけだったのです。ある日、ヨナタンは自分の武器を持ち運びする事に仕えている従卒に言いました。「さあ、渡って行き、向こう岸のペリシテ人の先陣を襲おう。」といったのです。サウル王もほかの兵士たちも恐れおののいているときに、ヨナタンは二人だけで、敵に攻め込んで、ペリシテ人の先陣を襲おうと言ったのです。そのことは父のサウルには言いませんでした。言ったらそんな無謀なことはするなと言われて止められるからです。ペリシテ軍との戦いのもとになったペリシテの守備隊を滅ぼしたのもヨナタンでした。ヨナタンには恐れがないようです。ヨナタンたちがイスラエルの陣営を出て行ったときには、他の兵士たちもだれも気付かなかったのです。どうしてヨナタンはそんな大胆な考えになれたのでしょうか。

それは次の箇所で語られます。ヨナタンには強い信仰があったのです。4節から6節です。

サム上 14:4 ヨナタンがペリシテ軍の先陣の方に渡って行こうとした渡しには、こちら側にも向こう側にも切り立った岩があった。一方はボツェツと呼ばれ、他方はセンネと呼ばれる。

サム上 14:5 一方の岩はミクマスに面して北側に、他方の岩はゲバに面して南側にそそり立っていた。

サム上 14:6 ヨナタンは自分の武器を持つ従卒に言った。「さあ、あの無割礼の者どもの先陣の方へ渡って行こう。主が我々二人のために計らってくださるにちがいない。主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない。」

サム上 14:7 従卒は答えた。「あなたの思いどおりになさってください。行きましょう。わたしはあなたと一心同体です。」

ここで語られていることは二つの陣営がまず、どのような地形のもとに対峙していたかを知ることが出来ます。真ん中に川を挟んで、イスラエル側とペリシテ軍側が切り立った岩の上に陣取って相手の様子をうかがっていたのです。ヨナタンはその川の渡し場を通って、相手側のいる陣営に近づいて行こうとしていたのです。そして、ヨナタンは自分の武器を持つ従者に、「さあ、あの無割礼の者どもの先陣の方へ渡って行こう。主が我々二人のために計らってくださるにちがいない。主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない。」ここにヨナタンの信仰が語られています。ヨナタンは兵の数の多少は問題ではないと考えていたのです。主が勝利をくださると言えばそれは数の問題ではなく必ずその通りになると考えていたのです。そのように信じれば、主が我々二人のために計らってくださるに違いないと考えていたのです。これは父親のサウルの信仰とは違ったものです。サウルも主に信頼する信仰は持っていたのですが、のちに出てくるように、断食して、自分たちの犠牲を払って行えば神様は味方してくれるに違いないというような信仰だったのです。

ヨナタンが、主が必ず助けてくださり勝利を与えてくださるだろうと従卒に言うと、「あなたの思いどおりになさってください。行きましょう。わたしはあなたと一心同体です。」この刀持ちの従卒はこの様に答えたのです。刀持ちをする従卒と言うのは、本当に主人に信頼されたものしかなれないようで、死ぬときには一緒に死ぬ覚悟のできているものでないと駄目なようです。この従卒の覚悟も立派なものなのです。

するとヨナタンは不思議なことを言いました。8節から10節です。

サム上 14:8 ヨナタンは言った。「よし、ではあの者どものところへ渡って行って、我々の姿を見せよう。

サム上 14:9 そのとき、彼らが、『お前たちのところへ着くまでじっとしていろ』と言うなら、そこに立ち止まり、登って行くのはよそう。

サム上 14:10 もし、『登って来い』と言えば、登って行くことにしよう。それは、主が彼らを我々の手に渡してくださるしるしだ。」

この様に、ヨナタンたちは渡しを渡って、相手の陣営の下まで行って、わざと姿を見せて、相手がどのように反応するかを見ようとしたのです。もしその時、『お前たちのところへ着くまでじっとしていろ』と言うなら、そこに立ち止まり、登って行くのはよそう。と言い、もし、『登って来い』と言えば、登って行くことにしよう。それは、主が彼らを我々の手に渡してくださるしるしだ。」と言ったのです。この事はどういう意味なのでしょうか。それは相手が積極的に攻撃しようとしているかどうかを見ようとしているのです。『お前たちのところへ着くまでじっとしていろ』と言ったなら、相手は攻撃的姿勢で来るので、その時は、相手と戦うのは危険だということです。一方、『登って来い』と言ったなら、相手は積極的に攻めてくる気はなくて、こっちまで来たら相手にしようと受け身の考えになっているということなのです。それは、主が彼らを我々の手に渡してくださるしるしだから、こちらが攻めて行って相手を滅ぼそうと考えたのです。

そして二人でいよいよペリシテの陣地の前に出たのです。11節と12節です。

サム上 14:11 こうして、二人はペリシテ軍の先陣に姿を見せた。ペリシテ人は言った。「あそこにヘブライ人がいるぞ。身を隠していた穴から出て来たのだ。」

サム上 14:12 先陣の兵士たちは、ヨナタンと従卒に向かって呼ばわった。「登って来い。思い知らせてやろう。」ヨナタンは従卒に言った。「わたしに続いて登って来い。主が彼らをイスラエルの手に渡してくださるのだ。」

この様に二人でペリシテの陣地に入り、わざと敵に見つかるように姿を見せたのです。するとペリシテ人は「あそこにヘブライ人がいるぞ。身を隠していた穴から出て来たのだ。」と言い、ヨナタンと従卒に対して、「登って来い。思い知らせてやろう。」と言ったのです。ペリシテの兵たちは、言葉は威勢が良かったのですが、積極的に攻めてくる姿勢を見せなかったのです。するとヨナタンはそれを、主の導きの印だと考えて、その岩場の崖を上って行くのです。

 ヨナタンは敵陣の崖をたった二人でよじ登りました。ヨナタンには、神様が付いているならば、何の恐れもなかったのです。13節から15節です。

サム上 14:13 ヨナタンは両手両足でよじ登り、従卒も後に続いた。ペリシテ人たちはヨナタンの前に倒れた。彼に続く従卒がとどめを刺した。

サム上 14:14 こうしてヨナタンと従卒がまず討ち取った者の数はおよそ二十人で、しかも、それは一軛の牛が一日で耕す畑の半分ほどの場所で行われた。

サム上 14:15 このため、恐怖が陣営でも野でも兵士全体に広がり、先陣も遊撃隊も恐怖に襲われた。地は揺れ動き、恐怖はその極に達した。

この様に、ヨナタンと従者はその崖をよじ登り、従卒もそのあとに続いて登って行ったのです。ヨナタンは敵が、登ってこいと言ったことの裏には、本当は恐れていることが分かったので勇敢に登って行ったのです。そして上に着くと、敵はそのことに恐れをなして腰砕けだったので、ペリシテ人たちを二十人も打ち倒しました。それはほんの狭い場所で行われたのです。この事がペリシテ人たちに伝わると、ペリシテ人たちの陣営は恐怖に襲われました。たった二人で乗り込んで、これだけの人を打倒すことが出来たイスラエルの兵士の力に恐れをなしたのです。そして地は揺れ動き、恐怖はその極みに達した、と書いてあります。敵のペリシテ人たちは地に足がつかないような恐怖と不安にとらわれていたのです。

さて一方のサウルのイスラエルの陣営はどうしていたでしょうか。16節から20節です。

サム上 14:16 ベニヤミンのギブアにいるサウルの見張りは、人の群れが動揺し、右往左往しているのに気づいた。

サム上 14:17 サウルは彼のもとにいる兵に命じた。「我々の中から出て行ったのは誰か、点呼して調べよ。」調べると、ヨナタンと従卒とが欠けていた。

サム上 14:18 サウルはアヒヤに命じた。「神の箱を運んで来なさい。」神の箱は当時、イスラエルの人々のもとにあった。

サム上 14:19 サウルが祭司に話しているうちにも、ペリシテ軍の陣営の動揺はますます大きくなっていった。サウルは祭司に、「もうよい」と言い、

サム上 14:20 彼と彼の指揮下の兵士全員は一団となって戦場に出て行った。そこでは、剣を持った敵が同士討ちをし、大混乱に陥っていた。

この様に、サウルのイスラエルの軍勢と、ペリシテの軍勢とは川の渡しをはさんで、崖の山の上に両方とも陣取っていたので、お互いがその様子を見ることが出来たのです。サウルの見張りのものが見ていると、敵方の山の上で、人が右往左往しているのが見えたので、何か異変が起こっていると気が付いたのです。どうも声までは届かなかったようです。見張りがそのことをサウルに伝えると、きっと誰かが敵に打ち込みをかけたのだろうと思い、「我々の中から出て行ったのは誰か、点呼して調べよ。」と言って調べさせると、ヨナタンと従卒とがいないことが分かりました。サウルはすぐに援軍に行かなくてはいけないと思ったのですが、その前に神様に請願をしてから攻撃をかけなければならないと思って、「神の箱を運んで来なさい。」と祭司に命じましたが、ペリシテ軍の陣営の動揺はますます大きくなっていったので、それどころではないと思い、サウルは祭司に、「もうよい」と言って敵に攻撃をかけることにしました。そして兵士たちと共に戦場に行くと、なんと剣を持った敵同士が、同士討ちをして、大混乱になっていたと言います。これは神様が敵の眼を曇らせ、だれが敵かわからなくさせていたのです。ヨナタンの攻撃が起爆剤になって、神様の業によって敵方を大混乱の同士討ちをさせたのです。ここでもサウルの信仰の弱さが現れました。戦いに出る前に神の箱の前で祈ってから出ようとしたのですが、目の前で起こっている事態にとらわれて、それどころではない「もうよい」と言ったのです。サウルは本当には神様を信じてはいなかったのです。

この後イスラエル軍はどうしたでしょうか。21節から23節です。

サム上 14:21 それまでペリシテ側につき、彼らと共に上って来て陣営に加わっていたヘブライ人も転じて、サウルやヨナタンについているイスラエル軍に加わった。

サム上 14:22 また、エフライムの山地に身を隠していたイスラエルの兵士も皆、ペリシテ軍が逃げ始めたと聞くと、戦いに加わり、ペリシテ軍を追った。

サム上 14:23 こうして主はこの日、イスラエルを救われた。戦場はベト・アベンの向こうに移った。

この様に、ヨナタンの働きで、ペリシテ軍が混乱し、恐怖に襲われて逃げ始めたという知らせがイスラエル人やヘブライ人たちに届きました。するとペリシテ人を恐れて、ペリシテ側についていたヘブライ人やエフライムの山地に身を隠していたイスラエルの兵士もみな出てきて、この戦いに加わって、ペリシテ軍を追ったのです。イスラエルの兵士はもともと三千人いたのですから、最後までサウルに付いた600人を除くと2400人はどこかに逃げて、隠れていたのです。その兵士たちやペリシテ側から寝返ったヘブライ人の兵士を合わせると、結構な戦力になったと思います。この様な兵士たちが勇気を得て、ペリシテ人を追って、追い払ったのです。この様にして、主はこの日、イスラエルを救われたと書いてあります。この戦いはヨナタンを用いた、主の戦いだったのです。

サウルたちとその兵士はペリシテ人たちの攻撃を恐れておののいていましたが、サウルの息子ヨナタンはそうではありませんでした。「主が我々二人のために計らってくださるにちがいない。主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない。」と言って、兵士の数を問題にしませんでした。戦ってくださるのは、神様であるということを信じていたのです。そして、二人で敵陣に乗り込むと、主がともに戦ってくださり、敵を打ち取り、また敵同士が恐れおののいて同士討ちを始めて、最後には逃げ出し始めたのです。そのことが引き金になって、多くのイスラエルの兵士たちが勇気を得て、いろいろなところから集まってきて、ペリシテを追い払ったのです。神の御業が働いたのは、ヨナタンが、自分の死をも恐れず、主を信じて戦おうとしたからでした。神様はその信じるものを通して働かれるのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。ヨナタンは敵を恐れることなく、主の御業を信じました。そのことが主の大いなる奇跡を起こしたのです。イエス様は五つのパンと二匹の魚で五千人もの人の食事を賄いました。神様が働かれるとき、その数の多さ少なさは問題ではありません。どうか数の少ないのを嘆くのではなく、あなたの働きを信じることのできないことを嘆いて、信じて行うものとなることが出来ますように。この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇サムエル記上)>>  

 

◆ヨナタンの英雄的な行動

サム上 14:1 ある日、サウルの息子ヨナタンは自分の武器を持つ従卒に言った。「さあ、渡って行き、向こう岸のペリシテ人の先陣を襲おう。」ヨナタンはこのことを父に話していなかった。

サム上 14:2 サウルはギブアの外れ、ミグロンのざくろの木陰にいた。彼のもとにいる兵士はおよそ六百人であった。

サム上 14:3 そこには、エフォドを持つアヒヤもいた。アヒヤは、イカボドの兄弟アヒトブの子であり、イカボドはシロで主の祭司を務めたエリの息子のピネハスの子である。兵士たちはヨナタンが出て行くのに気がつかなかった。

サム上 14:4 ヨナタンがペリシテ軍の先陣の方に渡って行こうとした渡しには、こちら側にも向こう側にも切り立った岩があった。一方はボツェツと呼ばれ、他方はセンネと呼ばれる。

サム上 14:5 一方の岩はミクマスに面して北側に、他方の岩はゲバに面して南側にそそり立っていた。

サム上 14:6 ヨナタンは自分の武器を持つ従卒に言った。「さあ、あの無割礼の者どもの先陣の方へ渡って行こう。主が我々二人のために計らってくださるにちがいない。主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない。」

サム上 14:7 従卒は答えた。「あなたの思いどおりになさってください。行きましょう。わたしはあなたと一心同体です。」

サム上 14:8 ヨナタンは言った。「よし、ではあの者どものところへ渡って行って、我々の姿を見せよう。

サム上 14:9 そのとき、彼らが、『お前たちのところへ着くまでじっとしていろ』と言うなら、そこに立ち止まり、登って行くのはよそう。

サム上 14:10 もし、『登って来い』と言えば、登って行くことにしよう。それは、主が彼らを我々の手に渡してくださるしるしだ。」

サム上 14:11 こうして、二人はペリシテ軍の先陣に姿を見せた。ペリシテ人は言った。「あそこにヘブライ人がいるぞ。身を隠していた穴から出て来たのだ。」

サム上 14:12 先陣の兵士たちは、ヨナタンと従卒に向かって呼ばわった。「登って来い。思い知らせてやろう。」ヨナタンは従卒に言った。「わたしに続いて登って来い。主が彼らをイスラエルの手に渡してくださるのだ。」

サム上 14:13 ヨナタンは両手両足でよじ登り、従卒も後に続いた。ペリシテ人たちはヨナタンの前に倒れた。彼に続く従卒がとどめを刺した。

サム上 14:14 こうしてヨナタンと従卒がまず討ち取った者の数はおよそ二十人で、しかも、それは一軛の牛が一日で耕す畑の半分ほどの場所で行われた。

サム上 14:15 このため、恐怖が陣営でも野でも兵士全体に広がり、先陣も遊撃隊も恐怖に襲われた。地は揺れ動き、恐怖はその極に達した。

サム上 14:16 ベニヤミンのギブアにいるサウルの見張りは、人の群れが動揺し、右往左往しているのに気づいた。

サム上 14:17 サウルは彼のもとにいる兵に命じた。「我々の中から出て行ったのは誰か、点呼して調べよ。」調べると、ヨナタンと従卒とが欠けていた。

サム上 14:18 サウルはアヒヤに命じた。「神の箱を運んで来なさい。」神の箱は当時、イスラエルの人々のもとにあった。

サム上 14:19 サウルが祭司に話しているうちにも、ペリシテ軍の陣営の動揺はますます大きくなっていった。サウルは祭司に、「もうよい」と言い、

サム上 14:20 彼と彼の指揮下の兵士全員は一団となって戦場に出て行った。そこでは、剣を持った敵が同士討ちをし、大混乱に陥っていた。

サム上 14:21 それまでペリシテ側につき、彼らと共に上って来て陣営に加わっていたヘブライ人も転じて、サウルやヨナタンについているイスラエル軍に加わった。

サム上 14:22 また、エフライムの山地に身を隠していたイスラエルの兵士も皆、ペリシテ軍が逃げ始めたと聞くと、戦いに加わり、ペリシテ軍を追った。

サム上 14:23 こうして主はこの日、イスラエルを救われた。戦場はベト・アベンの向こうに移った。