家庭礼拝 2022年9月14日 ヨシュア記 20:1-9逃れの町21:1‐45レビの町 

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起 

 今までずっと、イスラエルの12部族に対する嗣業の土地の話が中心でした。それぞれの部族がどの場所で、どこを境界にして分割したのかということが事細かに書かれていたわけです。その割り当ての話が終わって、今日の聖書の箇所では二つの特別な種類の町について、話が進められています。一つは逃れの町と言われる、事故によって人を殺してしまった人が、逃れることのできる町のことです。そのような場所がないと、人を殺した人は,善人であっても罪がなくても相手側に殺されることが起きてしまっていたからです。

もう一つはレビ人の町です。レビ人にも多くの人々がいました。その人たちは祭司として働くことが嗣業とされてきたので、特別な嗣業の土地は与えられませんでした。ですがこの人たちが住むための町とその糧を得るための場所が、モーセによって与えられるように命じられているはずだという主張のもとに、イスラエルの人々は自分たちの嗣業と土地の中に、レビ人の住む町と放牧地を与えたのです。各部族は少しずつ土地と町を提供し、その中には逃れの町となるところもありました。この様にしてレビ族だけは各部族の嗣業の土地の中に、レビ族の土地と町を得ることができたのです。それは、主がイスラエルに告げられた恵みの約束であり、その約束は何一つたがわず、すべて実現したと書かれています。

今日はこの二種類の町について学びますが、町の名前がたくさん出てくる箇所があるのでそのようなところは多少省略しながら進めます。

 それでは逃れの町から、学んでいきましょう。1節から、6節です。

ヨシュ 20:1 主はヨシュアに仰せになった。

ヨシュ 20:2 イスラエルの人々に告げなさい。モーセを通して告げておいた逃れの町を定め、

ヨシュ 20:3 意図してでなく、過って人を殺した者がそこに逃げ込めるようにしなさい。そこは、血の復讐をする者からの逃れの場所になる。

ヨシュ 20:4 これらの町のいずれかに逃げ込む場合、その人は町の門の入り口に立ち、その町の長老たちの聞いている前でその訳を申し立てねばならない。彼らが彼を町に受け入れるなら、彼は場所を与えられ、共に住むことが許される。

ヨシュ 20:5 たとえ血の復讐をする者が追って来ても、殺害者を引き渡してはならない。彼がその隣人を殺したのは意図的なものではなく、以前からの恨みによるものでもなかったからである。

ヨシュ 20:6 彼は、共同体の前に出て裁きを受けるまでの期間、あるいはその時の大祭司が死ぬまで、町にとどまらねばならない。殺害者はその後、自分の家、自分が逃げ出して来た町に帰ることができる。

 この逃れの町を作るように命じたのは神様なのです。神様がヨシュアに命じたのです。それはこう言われたのです。

ヨシュ 20:2 イスラエルの人々に告げなさい。モーセを通して告げておいた逃れの町を定め、

ヨシュ 20:3 意図してでなく、過って人を殺した者がそこに逃げ込めるようにしなさい。そこは、血の復讐をする者からの逃れの場所になる。

その目的は、殺そうとして殺したのではなく、誤って、事故により、人を殺してしまった人が、そこの逃れの町に逃げ込めるようにしなさい、と命じたのです。この時代には、人を殺したものは死刑になるというのが基本です。その理由は問わないのです。たとえ間違えて、振りかぶった鍬が抜けて、相手に当たり死んでしまったとしても、その人は相手の親族から殺されてしまうのです。この様なことがあってはいけない、このような人たちが逃れの町に逃げ込んでそこで理由を説明し、そこにかくまってもらいなさいということなのです。というのもこの逃れの町はレビ人の町、祭司達の町だから、ほかの人たちが簡単に入ったり、勝手なことをしたりすることはできないのです。ですからこの逃れの町には、いわゆる人殺し、すなわち相手を殺そうとして殺したものは入ることはできないのです。

そのために逃れてきた人はその町に入る前に、その理由をこの町の長老たちに説明しなければなりません。その理由が正しくなければ入ることはできないのです。4節にはこう書いてあります。

ヨシュ 20:4 これらの町のいずれかに逃げ込む場合、その人は町の門の入り口に立ち、その町の長老たちの聞いている前でその訳を申し立てねばならない。彼らが彼を町に受け入れるなら、彼は場所を与えられ、共に住むことが許される。

その理由が受け入れられた場合はその町で一緒に住むことができるのです。そしてたとえ復讐するものが現れて、その者を引き渡せと言っても決して引き渡してはならないと命じています。殺害者はある期間その町にとどまって、生活し、それが終わったら、自分の町に帰ることもできたのです。

その逃れの町の名前は7節と8節に書かれています。

ヨシュ 20:7 彼らは、ナフタリの山地ではガリラヤのケデシュ、エフライム山地のシケム、ユダの山地ではキルヤト・アルバ、すなわちヘブロンを聖別した。

ヨシュ 20:8 エリコの東、ヨルダン川の向こう側では、ルベン族に属する台地の荒れ野にあるベツェル、ガド族に属するギレアドのラモト、マナセ族に属するバシャンのゴランをそれに当てた。

 このように書かれていますが、民数記35章では「ヨルダン川の東側に三つの町、カナン人の土地に三つの町を定めて、逃れの町としなければならない。これらの六つの町は、イスラエルの人々とそのもとにいる寄留者と滞在者のための逃れの町であって、誤って人を殺した者はだれでもそこに逃れることができる」と記されています。このヨルダン川の東側の三つの町がベツェル、ラモト,ゴランであり、ヨルダン川の西側のカナンの地にある三つの町がケデシュ、シケム、ヘブロンなのです。これらは6つの部族が、その町をレビ人に提供し、聖別された町なのです。これらの町は、どこからでも一日の距離で行けるように配慮されていると言われています。

 このように、神様は誤って人を殺害したものをむやみに殺されることの無いように保護し、守るように命じていたのです。日本にも似たような感じのもので駆け込み寺というものがありますが、これはよろず困りごと相談所のようなもので、逃れの町のように、強力な保護があるわけではありません。でも助けを求めて、逃げていく場所という意味では少し似たところがあるかもしれません。

 次にレビ人の町です。その成り立ちはこのようになります。1節から3節です。

ヨシュ 21:1 レビ人の家長たちは、カナンの土地のシロにいる祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュアと、イスラエルの人々の部族の家長たちのもとに来て、「主は、わたしたちに住む町と家畜の放牧地を与えるよう、モーセを通してお命じになりました」と申し出た。

ヨシュ 21:3 イスラエルの人々は、主の命令に従って、自分たちの嗣業の土地の中から次の町々とその放牧地をレビ人に与えた。

 レビ人の町が与えられたのは、レビ人の家長達がヨシュアと、イスラエルの部族の家長達に対して、「主は、わたしたちに住む町と家畜の放牧地を与えるよう、モーセを通してお命じになりました」と申し出て、自分たちにその約束の町と放牧地を与えるように言ったのです。それで、イスラエルの人々がレビ人にその土地を自分たちの土地の中から分け与えたのです。ですがそれは一つのまとまった土地ということではなく、各部族の中に分散してレビの町として与えられたのです。

 各部族はそれぞれの領地の中から、レビ族に提供する町を差し出しました。それをレビ族は三つの氏族ごとに籤を引いてその割り当てを受けたのです。レビ族というのは、大きく3つの氏族に分かれていて、ケハト、ゲルション、メラリの三氏族からなっていました。まずくじで割り当てを受けたのがケハトの氏族で23の町を得ました。ゲルションの氏族は13の町、メラリの氏族は12の町を得たのです。合計すれば、48の町と放牧地を得たのです。これは決して小さな数ではありません。領土の少なかったベニヤミン族は14の町しかなく、シメオン族が17の町、ゼブルン族が12の町、イサカル族が16の町しかなかったのと比べれば、いかに多くの町を得たかを示すものです。これらの小さな部族はその中から、レビ族に町を分け与えていたのです。その中でもケハトの氏族は23の町を得て特に多いのですが、これはモーセとともに活躍したアロンの子孫がこのケハトの氏族であり、数も多いので13の町を得て、そのほかのケハトの氏族がさらに10の町を得ているからなのです。12部族の中ではヨセフの子孫の勢力が強かったように、レビ族の中ではアロンの子孫のいるケハトの氏族の勢力が強かったのです。

 そして、これらの嗣業の土地の分割とレビ族の土地に関して、最後にこの様に締めくくられています。41節から45節です。

ヨシュ 21:41 イスラエルの人々の所有地の中で、レビ人の町は総計四十八で、それに属する放牧地があった。

ヨシュ 21:42 どの町も例外なく周囲に放牧地を持っていた。これらの町はみなそうなっていた。

ヨシュ 21:43 主が先祖に誓われた土地をことごとくイスラエルに与えられたので、彼らはそこを手に入れ、そこに住んだ。

ヨシュ 21:44 主はまた、先祖に誓われたとおり、彼らの周囲を安らかに住めるようにされたので、彼らに立ちはだかる敵は一人もなくなった。主は敵を一人残らず彼らの手に渡された。

ヨシュ 21:45 主がイスラエルの家に告げられた恵みの約束は何一つたがわず、すべて実現した。

 レビ人に与えられた町の数は48であり、イスラエルの部族の嗣業の中では多い方の部類です。しかもどの町もその周辺には放牧地を持っていました。敵はいなくなり、平和に暮らすことができました。そして、主がイスラエルの家に告げられた恵みの約束は何一つたがわず、すべて実現した、と主をほめたたえました。主の約束は、信じるものに対してはすべて実現するのです。

 ヨシュア記はイスラエルの民がカナンの地をどのように得たかの記録です。最後はレビ人が嗣業の町を得て、すべてを終え、神様が約束されたとおり、すべてが実現したといったのです。神様が約束されたことはすべて実現すると信じて行ったことが、ことごとくそのようになったのです。これが信仰の力で、信仰のない人には不思議に見える出来事です。見えない事柄を確信し、すでに実現したかのように行うのが信仰なのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、あなたは私たちにいろいろな約束をしてくださっています。そのことを私たちは本当に信じ切ることができず、半分上の空で聞いています。ですが、そのことを本当に信じ確信して、すでに実現したかのように行う人たちは、何も恐れることなく、勇気をもって、すべてのことに当たることができました。そしてその結果、神様が約束されたとおり、すべてが実現したといって神様をほめたたえたのです。どうか疑うものではなく、信じるものとなり、すでにかなったものとして、確信をもって歩んでいくことができますように。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇ヨシュア記)>>  

 

◆逃れの町

ヨシュ 20:1 主はヨシュアに仰せになった。

ヨシュ 20:2 イスラエルの人々に告げなさい。モーセを通して告げておいた逃れの町を定め、

ヨシュ 20:3 意図してでなく、過って人を殺した者がそこに逃げ込めるようにしなさい。そこは、血の復讐をする者からの逃れの場所になる。

ヨシュ 20:4 これらの町のいずれかに逃げ込む場合、その人は町の門の入り口に立ち、その町の長老たちの聞いている前でその訳を申し立てねばならない。彼らが彼を町に受け入れるなら、彼は場所を与えられ、共に住むことが許される。

ヨシュ 20:5 たとえ血の復讐をする者が追って来ても、殺害者を引き渡してはならない。彼がその隣人を殺したのは意図的なものではなく、以前からの恨みによるものでもなかったからである。

ヨシュ 20:6 彼は、共同体の前に出て裁きを受けるまでの期間、あるいはその時の大祭司が死ぬまで、町にとどまらねばならない。殺害者はその後、自分の家、自分が逃げ出して来た町に帰ることができる。

ヨシュ 20:7 彼らは、ナフタリの山地ではガリラヤのケデシュ、エフライム山地のシケム、ユダの山地ではキルヤト・アルバ、すなわちヘブロンを聖別した。

ヨシュ 20:8 エリコの東、ヨルダン川の向こう側では、ルベン族に属する台地の荒れ野にあるベツェル、ガド族に属するギレアドのラモト、マナセ族に属するバシャンのゴランをそれに当てた。

ヨシュ 20:9 以上は、すべてのイスラエルの人々および彼らのもとに寄留する者のために設けられた町であり、過って人を殺した者がだれでも逃げ込み、共同体の前に立つ前に血の復讐をする者の手にかかって死ぬことがないようにしたのである。

◆レビ人の町

ヨシュ 21:1 レビ人の家長たちは、カナンの土地のシロにいる祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュアと、イスラエルの人々の部族の家長たちのもとに来て、「主は、わたしたちに住む町と家畜の放牧地を与えるよう、モーセを通してお命じになりました」と申し出た。

ヨシュ 21:3 イスラエルの人々は、主の命令に従って、自分たちの嗣業の土地の中から次の町々とその放牧地をレビ人に与えた。

ヨシュ 21:4 まず、くじで割り当てを受けたのは、ケハトの諸氏族である。祭司アロンの子孫であるレビ人は、ユダ族、シメオン族、ベニヤミン族から十三の町をくじで得た。

ヨシュ 21:5 その他のケハトの人々は、エフライム族、ダン族、マナセの半部族の諸氏族から十の町をくじで得た。

ヨシュ 21:6 ゲルションの人々は、イサカル族、アシェル族、ナフタリ族、バシャン地方に住むマナセの半部族の諸氏族から十三の町をくじで得た。

ヨシュ 21:7 メラリの人々は、氏族ごとに、ルベン族、ガド族、ゼブルン族の十二の町をくじで得た。

ヨシュ 21:8 イスラエルの人々はこのように、主がモーセを通して命じられたとおり、レビ人にこれらの町と放牧地をくじで分け与えた。

ヨシュ 21:9 ユダの人々の部族とシメオンの人々の部族からは、次に挙げる町が指定され、

ヨシュ 21:10 レビの子らのうちのケハトの諸氏族に属するアロンの子孫のものとなった。最初のくじが彼らに当たったからである。

ヨシュ 21:11 彼らに与えられたのは、ユダの山地のキルヤト・アルバ、すなわちヘブロンおよびその周辺の放牧地であった。アルバはアナク人の先祖である。

ヨシュ 21:12 ただし、この町の畑と町に属する村は、既にエフネの子カレブに与えられ、彼の所有地となっていた。

ヨシュ 21:13 祭司アロンの子孫に与えられたのは、殺害者の逃れの町であるヘブロンとその放牧地のほか、リブナ、

ヨシュ 21:14 ヤティル、エシュテモア、

ヨシュ 21:15 ホロン、デビル、

ヨシュ 21:16 アシャン、ユタ、ベト・シェメシュとそれぞれの放牧地など、二部族から分けられた九つの町、

ヨシュ 21:17 およびベニヤミン族から与えられたギブオン、ゲバ、

ヨシュ 21:18 アナトト、アルモンとそれぞれの放牧地など四つの町である。

ヨシュ 21:19 アロンの子孫である祭司たちの町は、合計十三であり、それに属する放牧地があった。

ヨシュ 21:20 その他のケハトの子らの諸氏族、すなわちケハトの子孫である残りのレビ人には、くじによって次の町々が割り当てられた。エフライム部族から

ヨシュ 21:21 与えられたのは、エフライムの山地にある殺害者の逃れの町シケムのほか、ゲゼル、

ヨシュ 21:22 キブツァイム、ベト・ホロンとそれぞれの放牧地など四つの町、

ヨシュ 21:23 ダン族から与えられたのは、エルテケ、ギベトン、

ヨシュ 21:24 アヤロン、ガト・リモンとそれぞれの放牧地など四つの町、

ヨシュ 21:25 マナセの半部族から与えられたのは、タナク、イブレアムとそれぞれの放牧地など二つの町である。

ヨシュ 21:26 ケハトの子らの残りの諸氏族のものとなったのは合計十の町とその放牧地である。

ヨシュ 21:27 レビ人の一氏族であるゲルションの子孫に与えられたのは、マナセの半部族からは、殺害者の逃れの町であるバシャンのゴラン、ベエシュテラとそれぞれの放牧地など二つの町、

ヨシュ 21:28 イサカル族からは、キシュヨン、ダベラト、

ヨシュ 21:29 ヤルムト、エン・ガニムとそれぞれの放牧地など四つの町、

ヨシュ 21:30 アシェル族からは、ミシュアル、アブドン、

ヨシュ 21:31 ヘルカト、レホブとそれぞれの放牧地など四つの町、

ヨシュ 21:32 ナフタリ族からは、殺害者の逃れの町であるガリラヤのケデシュ、ハモト・ドル、カルタンとそれぞれの放牧地など三つの町である。

ヨシュ 21:33 ゲルションの人々の氏族ごとの町は、合計十三で、それに属する放牧地があった。

ヨシュ 21:34 その他のレビ人、メラリの人々に氏族ごとに与えられたのは、ゼブルン族から、ヨクネアム、カルタ、

ヨシュ 21:35 リモナ、ナハラルとそれぞれの放牧地など四つの町、

ヨシュ 21:36 ルベン族からは、殺害者の逃れの町ベツェルのほかヤハツ、

ヨシュ 21:37 ケデモト、メファアトとそれぞれの放牧地など四つの町、

ヨシュ 21:38 ガド族からは、殺害者の逃れの町ギレアドのラモト、マハナイム、

ヨシュ 21:39 ヘシュボン、ヤゼルとそれぞれの放牧地など四つの町である。

ヨシュ 21:40 レビ人の諸氏族で、最後に残されていたメラリの人々に氏族ごとにくじで割り当てられた町は合計十二である。

ヨシュ 21:41 イスラエルの人々の所有地の中で、レビ人の町は総計四十八で、それに属する放牧地があった。

ヨシュ 21:42 どの町も例外なく周囲に放牧地を持っていた。これらの町はみなそうなっていた。

ヨシュ 21:43 主が先祖に誓われた土地をことごとくイスラエルに与えられたので、彼らはそこを手に入れ、そこに住んだ。

ヨシュ 21:44 主はまた、先祖に誓われたとおり、彼らの周囲を安らかに住めるようにされたので、彼らに立ちはだかる敵は一人もなくなった。主は敵を一人残らず彼らの手に渡された。

ヨシュ 21:45 主がイスラエルの家に告げられた恵みの約束は何一つたがわず、すべて実現した。