家庭礼拝 2022年8月31日 ヨシュア記 18:1-28 その他の7部族 

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起 

これまでに、領地を得た部族は5つの部族です。ヨルダン川の東側に、北から言うとマナセの半部族、ガド族、ルベン族です。そしてヨルダン川の西側では最初にユダ族がカナンの南のほうを手に入れ、そのあとヨセフの一族すなわちマナセの半部族とエフライム族が北側に領地を手に入れました。この二つはどちらかというと、大部族に相当するので、勇敢に攻め入って、その領地を手に入れてきたのです。残るのはあと7部族です。それはベニヤミン族、シメオン族、ゼブルン族、イサカル族、アシェル族、ナフタリ族、ダン族です。これらの部族は人数が少ないのでなかなか敵を攻め落として、その地域を占領するには力不足の気がしていました。それでいつまでも敵に攻め入ることに躊躇していたのです。ですが、自分の領地は自分で攻め取らないと自分の物にはならないのです。それで残ったこの7部族にヨシュアは叱咤激励して、その土地を取りに行くように励ますのです。それで、その土地を占領する前に、どの部族がどの土地を取るかをまず7つの土地に分割し、それを籤で引いて、それぞれに土地を分配したのです。

今日はその残った7つの部族のうち、ベニヤミン族の嗣業となる領地について、語られています。ベニヤミンというのはヤコブの12人の息子のうち一番末の息子で、ヨセフと同じ母から生まれた、正妻ラケルの子供です。ですが兄のヨセフと比べるとその部族はだいぶ小さくなるようです。

 では、18章のその他の7部族について学んでいきましょう。1節から3節です。

ヨシュ 18:1 イスラエルの人々の共同体全体はシロに集まり、臨在の幕屋を立てた。この地方は彼らに征服されていたが、

ヨシュ 18:2 イスラエルの人々の中には、まだ嗣業の土地の割り当てを受けていない部族が七つ残っていた。

ヨシュ 18:3 ヨシュアはイスラエルの人々に言った。「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ。

 シロというのは、この当時のイスラエルの中心地であり、のちのエルサレムに相当するところです。土地の領域から言えばエフライム部族の土地の中にある町です。ここにイスラエルの人々の共同体全体が集まり、臨在の幕屋を立てました。すなわちのちのエルサレムの神殿に相当するものを立てたのです。そしてそこで、ヨシュアはイスラエルの人々に、「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ。」といったのです。神様がすでに約束し与えてくださっている土地なのだから、ただ取りに行くだけであなたたちの手に入るのだから、どうしていつまでもためらっているのかと言っているのです。なぜこんなことをヨシュアが言ったかというと、力の強い大部族のヨセフの子孫たち、マナセ族とエフライム族が色々文句と注文を付けて、自分たちの領域を広げていくので、残りの部族の割り当てが少なくなってくるからなのです。ヨシュアとしては、だからさっさと取りにいかないからこういうことになるのだという思いで7部族に対して言っているのです。結局、残った土地をもう一度7部族で分割して割り当てを決めることになったのです。

 そして、どのようにして割り当てをまた決めるのかをヨシュアは言いました。4節から7節です。

ヨシュ 18:4 各部族から三人ずつ出しなさい。わたしは彼らを派遣し、この地方を巡回させ、嗣業の土地の記録を作り、戻って来てもらおう。

ヨシュ 18:5 そして、彼らにそれを七つに分割させよう。ただユダは南部の領土に、ヨセフの家は北部の領土にとどまらせよう。

ヨシュ 18:6 土地を七つに分割したら、その記録をわたしのところに持って来なさい。わたしたちの神、主の前で、わたしはあなたたちのためにくじを引く。

ヨシュ 18:7 しかしレビ人にとっては、主の祭司であることがその嗣業なのだから、あなたたちのうちに割り当て地はない。また、ガド、ルベン、マナセの半部族は既にヨルダン川の向こう、東側に嗣業の土地を受けている。それは主の僕モーセが彼らに与えたものである。」

 ヨシュアの提案した方法は、各部族から3人ずつ出して彼らを派遣し、この地方を巡回させ、嗣業の土地の記録を作るということです。そこには、どのような町があるのか、どのような農地があるのか、水や川があるのかなどが記録されているのだと思います。そしてそれらを吟味して、土地を七つに分割する案をもってきて、ヨシュアの前に持ってきなさいというのです。そうすれば、ヨシュアが、主の前でくじを引いて、その割り当てを決めるというものでした。ただし、ユダ族は南部の領土だけ、ヨセフの部族は北部の領土だけにとどめ、これ以上増やすことはないということをくぎを刺しているのです。まるで捕らぬ狸の皮算用のような話ですが、神様が約束された土地は必ず手に入れることができると確信しているのが、この話のすごいところです。

 7節では今まで何度か言われてきたことですが、すでに決定していることとして、レビ人は主の祭司であることが嗣業なので、割り当ての土地はないこと、それと、ガド、ルベン、マナセの半部族はすでにヨルダン川の東側にモーセから、嗣業の土地を与えられているから、新しい土地の割り当てはないことが、再び繰り返されて語られています。

 そしてヨシュアが語った分割の案を実行するため、調査隊が出発しました。8節から10節です。

ヨシュ 18:8 その人たちは立って行った。土地の記録を作るため出発する者たちにヨシュアが、「土地を巡回し、記録を作り、戻って来なさい。このシロで、主の前にわたしはあなたたちのためにくじを引こう」と命じ終わると、

ヨシュ 18:9 その人たちは出発し、その地方を巡回し、町々を七つの割り当て地に分けて、記録に書き留め、シロの宿営にいるヨシュアのもとに帰った。

ヨシュ 18:10 ヨシュアは、主の前で彼らのためにくじを引き、イスラエルの人々に決められた割り当てに従って土地を分配した。

 各部族から3名ずつ集められた調査隊に、目的の土地を巡回して、どんな町があるかどんなところがあるか記録を作って戻ってきなさい。そうしたら、このシロの主の前で、分割の割り当てするための籤を私が引いて、その割り当てを決めるからと語ったのです。その調査隊は出発しその地方を巡回しました。そして町々を7つの割り当て地に分けて、記録に書きとどめました。そしてその記録をヨシュアのもとに提出したのです。その分割案に対して、ヨシュアは主の前でくじを引き、残った7部族のための割り当てを決めたのです。

まず、ベニヤミン族の人々がくじを引いて土地が割り当てられました。11節から20節です。

ヨシュ 18:11 ベニヤミンの人々の部族が氏族ごとにくじを引いた。彼らがくじで割り当てられた領域は、ユダとヨセフの人々の間にあった。

ヨシュ 18:12 北境は、ヨルダン川下流からエリコの北斜面に向かい、西方の山地を経て、ベト・アベンの荒れ野に達する。

ヨシュ 18:13 そこから、更にルズに進み、ルズの南斜面、すなわちベテルを経て、下ベト・ホロンの南の山のアトロト・オレクに至る。

ヨシュ 18:14 そこが西の端となり、境界線は、ベト・ホロンの手前の山から南に下り、ユダの人々の町キルヤト・バアル、すなわちキルヤト・エアリムに至る。

ヨシュ 18:15 南境は、キルヤト・エアリムを起点とし、廃虚を経て、ネフトアの泉、

ヨシュ 18:16 更にレファイム平野の北、ベン・ヒノムの谷の手前の山すそを下る。ヒノムの谷からエブス人の丘の南側をエン・ロゲルに下る。

ヨシュ 18:17 そこから北に向かい、エン・シェメシュ、アドミムの坂の向かいにあるゲリロトを経て、「ルベンの子ボハンの石」に至り、

ヨシュ 18:18 更に、アラバに対する北斜面を過ぎてアラバに下り、

ヨシュ 18:19 ベト・ホグラの北斜面を経て、塩の海の北の入り江、すなわちヨルダン川の南端に至る。これが南境である。

ヨシュ 18:20 そしてヨルダン川が東境になっていた。以上がベニヤミンの人々がその氏族に従って囲まれた境界線に従う嗣業の土地である。

 ベニヤミンというのはヤコブの12人の息子のうち一番末の息子で、ヨセフと同じ母から生まれた、正妻ラケルの子供です。ヤコブにとってはたった一人の本当の弟です。ですからこの弟を愛しとても大切にしました。まるでそのことを表しているかのように、ベニヤミンの領地は北側はヨセフの子孫のマナセの半部族とエフライム族であり、南側はヨセフがいなかったときのイスラエルの実質的なリーダーとなったユダの子孫であり、この強い二つの部族に挟まれ、守られるようにして、ベニヤミンの領土は与えられたのです。ベニヤミンの領土は決して大きくはありません。それは部族の数が多くはなかったのだと思います。ですがその領地の中にはのちのエルサレムとなる町が含まれており、のちのイスラエルの中心的な場所となって行くのです。

 ではどのような街がベニヤミン族の割り当てになっているのかを見てみます。21節から28節です。

ヨシュ 18:21 ベニヤミンの人々の部族の町は、その氏族に従うと次のとおりである。エリコ、ベト・ホグラ、エメク・ケツィツ、

ヨシュ 18:22 ベト・アラバ、ツェマライム、ベテル、

ヨシュ 18:23 アビム、パラ、オフラ、

ヨシュ 18:24 ケファル・アモニ、オフニ、ゲバ、以上十二の町とそれに属する村。

ヨシュ 18:25 ギブオン、ラマ、ベエロト、

ヨシュ 18:26 ミツパ、ケフィラ、モツァ、

ヨシュ 18:27 レケム、イルペエル、タルアラ、

ヨシュ 18:28 ツェラ、エレフ、エブス、すなわちエルサレム、ギブア、キルヤト・エアリム、以上十四の町とそれに属する村。以上がベニヤミンの人々が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地である。

 ベニヤミン族が割り当てられた町は12の町と14の町すなわち26の町とそれに属する村です。28節にはエブスすなわちエルサレムと言っている箇所があります。エルサレムというのはイスラエルがこの町を征服しダビデの町となったそのあとにエルサレムとなったのだと思います。その前はエブス人の住むエブスと呼ばれる町だったのでしょう。でもこの町は難攻不落の町で、結局イスラエル人は征服することができず、エブス人はイスラエルの人々の中で生活していたことが書かれていました。そのほかの町では、エリコの町やベテル、ギブオン、ミツパなど、ほかの聖書の箇所にも出てくるような町々が含まれていました。

 このようにして、残りの7つの部族の領地の割り当てがくじで決まりました。そして最初はベニアミンの領地です。この領地はまるで、ヨセフが弟のベニヤミンを守るように、北にはヨセフの部族が、南にはイスラエルを指導してきたユダの部族がベニヤミンの領土を囲むように守っているのです。しかものちのエルサレムとなるエブス町がそこに含まれており、文字通りのイスラエルの中心地となって行くのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。イスラエルの残りの部族の嗣業の地が割り当てられました。まだ自分たちのものになっていない土地なのに、まるですでに得たもののように考えて割り当てています。それは神様が与えてくださるものは必ずその通りにあるという信仰にあります。私たちもまたあなたに願い求めるとき、そのことはすでに与えられたものとして、確信していくことができますように。ゆるぎない信仰の上に立つことができますように。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇ヨシュア記)>>  

 

◆その他の七部族

ヨシュ 18:1 イスラエルの人々の共同体全体はシロに集まり、臨在の幕屋を立てた。この地方は彼らに征服されていたが、

ヨシュ 18:2 イスラエルの人々の中には、まだ嗣業の土地の割り当てを受けていない部族が七つ残っていた。

ヨシュ 18:3 ヨシュアはイスラエルの人々に言った。「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ。

ヨシュ 18:4 各部族から三人ずつ出しなさい。わたしは彼らを派遣し、この地方を巡回させ、嗣業の土地の記録を作り、戻って来てもらおう。

ヨシュ 18:5 そして、彼らにそれを七つに分割させよう。ただユダは南部の領土に、ヨセフの家は北部の領土にとどまらせよう。

ヨシュ 18:6 土地を七つに分割したら、その記録をわたしのところに持って来なさい。わたしたちの神、主の前で、わたしはあなたたちのためにくじを引く。

ヨシュ 18:7 しかしレビ人にとっては、主の祭司であることがその嗣業なのだから、あなたたちのうちに割り当て地はない。また、ガド、ルベン、マナセの半部族は既にヨルダン川の向こう、東側に嗣業の土地を受けている。それは主の僕モーセが彼らに与えたものである。」

ヨシュ 18:8 その人たちは立って行った。土地の記録を作るため出発する者たちにヨシュアが、「土地を巡回し、記録を作り、戻って来なさい。このシロで、主の前にわたしはあなたたちのためにくじを引こう」と命じ終わると、

ヨシュ 18:9 その人たちは出発し、その地方を巡回し、町々を七つの割り当て地に分けて、記録に書き留め、シロの宿営にいるヨシュアのもとに帰った。

ヨシュ 18:10 ヨシュアは、主の前で彼らのためにくじを引き、イスラエルの人々に決められた割り当てに従って土地を分配した。

◆ベニヤミン族

ヨシュ 18:11 ベニヤミンの人々の部族が氏族ごとにくじを引いた。彼らがくじで割り当てられた領域は、ユダとヨセフの人々の間にあった。

ヨシュ 18:12 北境は、ヨルダン川下流からエリコの北斜面に向かい、西方の山地を経て、ベト・アベンの荒れ野に達する。

ヨシュ 18:13 そこから、更にルズに進み、ルズの南斜面、すなわちベテルを経て、下ベト・ホロンの南の山のアトロト・オレクに至る。

ヨシュ 18:14 そこが西の端となり、境界線は、ベト・ホロンの手前の山から南に下り、ユダの人々の町キルヤト・バアル、すなわちキルヤト・エアリムに至る。

ヨシュ 18:15 南境は、キルヤト・エアリムを起点とし、廃虚を経て、ネフトアの泉、

ヨシュ 18:16 更にレファイム平野の北、ベン・ヒノムの谷の手前の山すそを下る。ヒノムの谷からエブス人の丘の南側をエン・ロゲルに下る。

ヨシュ 18:17 そこから北に向かい、エン・シェメシュ、アドミムの坂の向かいにあるゲリロトを経て、「ルベンの子ボハンの石」に至り、

ヨシュ 18:18 更に、アラバに対する北斜面を過ぎてアラバに下り、

ヨシュ 18:19 ベト・ホグラの北斜面を経て、塩の海の北の入り江、すなわちヨルダン川の南端に至る。これが南境である。

ヨシュ 18:20 そしてヨルダン川が東境になっていた。以上がベニヤミンの人々がその氏族に従って囲まれた境界線に従う嗣業の土地である。

ヨシュ 18:21 ベニヤミンの人々の部族の町は、その氏族に従うと次のとおりである。エリコ、ベト・ホグラ、エメク・ケツィツ、

ヨシュ 18:22 ベト・アラバ、ツェマライム、ベテル、

ヨシュ 18:23 アビム、パラ、オフラ、

ヨシュ 18:24 ケファル・アモニ、オフニ、ゲバ、以上十二の町とそれに属する村。

ヨシュ 18:25 ギブオン、ラマ、ベエロト、

ヨシュ 18:26 ミツパ、ケフィラ、モツァ、

ヨシュ 18:27 レケム、イルペエル、タルアラ、

ヨシュ 18:28 ツェラ、エレフ、エブス、すなわちエルサレム、ギブア、キルヤト・エアリム、以上十四の町とそれに属する村。以上がベニヤミンの人々が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地である。