家庭礼拝 2022年7月27日 ヨシュア記 14:1-15 ヨルダン川の西側、カレブ
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起
今日の聖書の箇所は二つのことが書かれています。一つは、ヨシュアがカナンに攻め入って、ヨルダン川の西の国々を占領した後、どのようにイスラエルの部族に割り当てたかということです。これは今までのまとめのような感じです。
次のもう一つは、全く違う話で、カレブという人の話です。カレブという人は以前にモーセからカナンの地を偵察するように言われて、40日間、偵察隊と一緒に偵察をしてきた人です。神様は、このカナンの地を与えるとモーセに約束し、モーセは偵察隊を送ってどのようなところかを探らせたのです。そしてその報告をモーセにしたのですが、その土地は乳と蜜の流れる豊かな土地であると言って、その土地の果物を見せて説明しました。ですがその土地の住民は強く、城壁は堅固で、しかもアナク人という巨人もいて、とてもかないそうもありませんと報告したのです。その中でカレブだけは、モーセに対して、「断然上っていくべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます」といったのです。ですが他の人たちは、それは不可能だ、相手は我々よりも強いと言って、反対したのです。モーセもまたその声に流されて、カナンに攻め入ることはしなかったのです。このことが、モーセがヨルダン川を越えられなかった理由なのです。
神様はモーセが神様の言うとおりにしないことに怒って、モーセはヨルダン川を渡らせないと言い、代わりにヨシュアがヨルダン川を渡ってカナンを攻め落とすといったのです。この時神様は、「この悪い世代の人々のうちで、私が与えると先祖に誓った良い土地を見るものはない。ただし、エフネの子カレブは例外である。彼だけはそれを見るであろう。私は彼が足を踏み入れた土地を彼に与え、その子孫のものとする。彼は主に従いとおしたからである」とカレブを称賛し土地を与えることを約束したのです。今日の聖書の話は、この時の神様とモーセの約束のことを言っているのです。この偵察隊を出したのは45年も前のことなのです。その時カレブはまだ若く40歳でした。そのカレブが、85歳になった今、その巨人のいるアナク人の住んでいる、城壁のある大きな町々を攻め落とすから、約束通りにヘブロンをカレブの嗣業の土地として与えてくれと言ってきたのです。そしてカレブは神様の力によって、そのヘブロンを攻め落とし、自分たちの嗣業とすることができたのです。カレブは45年前の時も、多くの人が、とても巨人を相手に勝てるわけがないと言われた時も、神様がともにいてくだされば勝つことができると信じて、攻撃しましょうといいました。でもその時は反対にあってできませんでした。今ここでは、自分はもう85歳の老人になっています。ほかの人々から見れば、もうその年ではだめでしょう、無理をしないほうがいいと言われたことでしょうが、カレブは神様がともにいてくだされば、年など関係ない。神様がそのことをなしてくださると信じて、攻撃しようとするのです。ここでも成し遂げるのは、自分の力でもなく、年も関係なく、ただ神様の力によって成し遂げられることを語っているのです。カレブはそのような信仰を持っている人だったので、特にここに称賛されているのです。
承
それでは最初にヨルダン川西側の領土の割り当ての話です。1節から5節です。
◆ヨルダン川の西側
ヨシュ 14:1 イスラエルの人々が、カナンの土地で嗣業の土地として受け継いだのは、次のとおりである。これは、祭司エルアザルとヌンの子ヨシュアが、イスラエルの人々の諸部族の家長と共に、彼らに嗣業の土地として与えたものである。
ヨシュ 14:2 すなわち主がモーセを通して命じられたように、くじで九つ半の部族に嗣業の土地を割り当てた。
ヨシュ 14:3 モーセは既に他の二つ半の部族にはヨルダン川の東側に嗣業の土地を与えていた。彼はレビ人には嗣業の土地を彼らの間に与えなかったが、
ヨシュ 14:4 ヨセフの子孫がマナセとエフライムの二つの部族になっていた。レビ人は、カナンの土地の中には住むべき町と財産である家畜の放牧地のほか、何の割り当て地も与えられなかった。
ヨシュ 14:5 イスラエルの人々は、土地を割り当てるにあたって、主がモーセに命じられたとおりにした。
この土地の割り当ては、神様がモーセに命じられたように、くじで九つ半の部族に嗣業の土地を割り当てたのです。その区分けは町の数や、土地の良さなどを考えて、不公平にならないように分けたのでしょうが、最後は籤で選ぶというのがすごいところです。部族によっては人が多いところも少ないところもあるので、人数割りにしなかったのは不思議です。ですが籤で選ぶというのは神様の託宣があるということで、そのことには誰も逆らえなかったのだと思います。残りの二つ半の部族はすでに、ヨルダン川の東側に嗣業の土地を与えられていたので、除かれました。またヨセフの子孫だけが、マナセとエフライムの二つの部族になっており、マナセ部族は東と西にそれぞれ半部族ごとに嗣業を受けたのですから、ヨセフの子孫だけが、三つの土地を嗣業として受けたということになり、特別扱いのような気もします。レビ族は祭司の務めをするため、神様に捧げられたものをいただく権利がありました。ですから、カナンの土地の中には住むべき町と財産である家畜の放牧地のほか、何の割り当て地も与えられなかったのです。このようにして、カナンの地はイスラエルの12部族に割り当てられました。これでイスラエルの国が成り立ったのです。ですがこの国には王様のような人はいませんから、それぞれの部族が族長によって支配され、何かあった場合には12部族が協力し合って対処するというような国なのです。
転
この様にイスラエル部族の嗣業の土地の割り当てが決まった後で、ヨシュアのもとにあるユダの人がやってきました。その人はカレブという人で、このように言ったのです。6節から9節です。
ヨシュ 14:6 そのころ、ギルガルのヨシュアのもとにユダの人々が来た。その一人ケナズ人エフネの子カレブがこう言った。「主がカデシュ・バルネアでわたしとあなたのことについて神の人モーセに告げられた言葉を、あなたはご存じのはずです。
ヨシュ 14:7 主の僕モーセがわたしをカデシュ・バルネアから遣わし、この地方一帯を偵察させたのは、わたしが四十歳のときでした。わたしは思ったとおりに報告しました。
ヨシュ 14:8 一緒に行った者たちは民の心を挫きましたが、わたしはわたしの神、主に従いとおしました。
ヨシュ 14:9 その日、モーセは誓って、『あなたがわたしの神、主に従いとおしたから、あなたが足を踏み入れた土地は永久にあなたと、あなたの子孫の嗣業の土地になる』と約束しました。
このカレブと言いう人は、モーセがカナンの地の偵察を命令した偵察隊の一人です。この時40日の偵察の後に帰ってきてモーセに報告したのは、そのカナンの地は乳と蜜の流れる、とても良い土地でこのような豊かな果物が取れますと言って、ブドウの房を見せたのです。ですがその土地にはとても強い人々と堅固な城壁がありとても攻め落とせるようには思えないといったのです。特に大きな巨人がいて、とても勝ち目はありませんといったのです。それに対して、このカレブだけがモーセに対して、断然上っていくべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てますといったのです。神様はモーセに対して、そのカナンの地をモーセに与えると約束したのですが、モーセはその約束を忘れて、カレブ以外の偵察隊の人々が言ったように、敵が恐ろしい敵であることだけを聞いて、神様の指示に従わなかったのです。それに対して神様が怒られました。そして申命記1章の34節から39節で、神様はモーセにこう言われたのです。
◆主の怒りと民の不服従
申 1:34 主はあなたたちの不平の声を聞いて憤り、誓って言われた。
申 1:35 「この悪い世代の人々のうちで、わたしが与えると先祖に誓った良い土地を見る者はない。
申 1:36 ただし、エフネの子カレブは例外である。彼だけはそれを見るであろう。わたしは、彼が足を踏み入れた土地を彼に与え、その子孫のものとする。彼は主に従いとおしたからである。」
申 1:37 主は、あなたたちのゆえにわたしに対しても激しく憤って言われた。「あなたもそこに入ることはできない。
申 1:38 あなたに仕えているヌンの子ヨシュアだけはそこに入ることができる。彼を力づけなさい。イスラエルに嗣業の土地を継がせるのは彼である。
申 1:39 あなたたちが略奪されてしまうと言っている乳飲み子や、まだ善悪をわきまえていない子供たちは、そこに入ることができる。彼らにわたしはその土地を与える。彼らがそれを取るであろう。」
神様が言ったことは、カナンの地に渡れと命じたときに民もモーセも不満を言って、神様の命令に従わなかったので、その人たちは神様が与えるといった良い土地を見る者はないだろうということでした。モーセもその一人だったのです。ですが、偵察をしてきて、ただ一人、上って行ってそこを占領しましょうといったカレブだけは例外であるといったのです。カレブはカナンの地を見ることができ、カレブが足を踏み入れた土地を彼に与え、その子孫のものとすると約束したのです。そしてモーセもカナンに入ることはできないが、モーセに使えているヨシュアだけはそこに入ることができ、イスラエルに嗣業の土地を継がせるのは彼であるといったのです。このことは、モーセからヨシュアにも聞かされていたし、カレブも聞かされていたのです。今日の聖書の中で、カレブがヨシュアのところにやってきて、「主がカデシュ・バルネアでわたしとあなたのことについて神の人モーセに告げられた言葉を、あなたはご存じのはずです。」と言ったのはこの事だったのです。だからその神様の命令通りに、カレブが足を踏み入れた土地を彼に与え、その子孫のものとすると約束を守ってくださいと、ヨシュアに言ったのです。この時カレブはもう85歳の老人になっていました。その時の偵察隊の人々や同世代の人たちはみんななくなってしまったのですが、カレブだけは神様の祝福を受けて生きることができたのです。
そして、この時、カレブはヨシュアにこの様に言ったのです。10節から12節です。
ヨシュ 14:10 御覧ください。主がモーセにこの約束をなさって以来四十五年、イスラエルがなお荒れ野を旅した間、主は約束どおりわたしを生き永らえさせてくださいました。今日わたしは八十五歳ですが、
ヨシュ 14:11 今なお健やかです。モーセの使いをしたあのころも今も変わりなく、戦争でも、日常の務めでもする力があります。
ヨシュ 14:12 どうか主があの時約束してくださったこの山地をわたしにください。あの時、あなたも聞いたように、そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々がありますが、主がわたしと共にいてくださるなら、約束どおり、彼らを追い払えます。」
カレブはヨシュアにこの様に言ったのです。ご覧ください、私は主が約束されたとおり私を生き永らえさせてくださいました。そして今も元気で、45年前の時と同じように、戦うことも日常の務めをする力もあります。だから、あの時神様が私に約束してくださった、この山地を私に下さい。そこには巨人で強いアナク人がおり、堅固な城壁の町々がありますが、主が私とともにいてくださるなら、彼らを追い払えますと、自信を持って言ったのです。カレブにとって、老人になったということは、神様の目的を果たすことにおいては何の問題もなかったのです。そして敵がどんなに強く、その城壁がどんなに堅固であろうとそれも問題ではなかったのです。神様の命じることを行うならば、そこには神様の力が働いてくださると固く信じていたからです。
この後は、カレブがその約束の地を受け継いだことだけが書かれています。どのようにして勝ち取ったかは書かれていないのです。13節から15節です。
ヨシュ 14:13 ヨシュアはエフネの子カレブを祝福し、ヘブロンを嗣業の土地として彼に与えた。
ヨシュ 14:14 ヘブロンはケナズ人エフネの子カレブの嗣業の土地となって、今日に至っている。彼がイスラエルの神、主に従いとおしたからである。
ヨシュ 14:15 ヘブロンはかつてキルヤト・アルバと呼ばれていたが、それはアナク人の中で最も偉大な人物アルバの名によるものであった。この地方の戦いはこうして収まった。
ヨシュアは約束通り、カレブを祝福して、ヘブロンを嗣業の土地として彼に与えました。でもまだこの時点では敵は健在なのです。この後カレブとアナク人の巨人たちとの戦いが始まるのですが、それがどのようになったのかは書かれていません。神様がともに戦ってくださったのですから、勝って、その地を占領したことは当たり前のことなのです。そこに巨人が住んでいたということは、このヘブロンという町が、かつてキルヤト・アルバと呼ばれていたことからも分かります。その町の名前はアナク人の中で最も偉大な人物アルバの名によるものであったとされているので、アナク人の巨人たちが住んでいたということなのです。その町は今や、カレブの嗣業の土地となって、今日に至っています。これができたのも、カレブが、イスラエルの神を信じ、主に従いとおしたからであると閉められています。カレブは神様の約束を信じて45年待ち、そしてやっとその地を得たのです。
ここでちょっと疑問が起こります。土地はすでに12部族に分割されたはずですから、カレブに分割した土地はどこにあるのでしょうか。どこの部族の土地なのでしょうか。それともほかにあったのでしょうか。実はカレブはユダ族出身の人で、そのユダに分割された土地の中にヘブロンがあったのです。この時はまだ、この辺の地域はユダに分割するという約束だけで、先住民族を滅ぼして占領しているわけではないのです。それで、カレブはユダ族に分割された土地の中の、ヘブロンを攻撃して占領し、そこをカレブの嗣業としたのです。ほかのところはほかのユダの人々の嗣業となったのです。ヘブロンを占領したら、約束通り、カレブに与えてくださいという確認をヨシュアにとって、承認されたという話が、今日の聖書の話なのです。
結
これですべてのイスラエル民族の住むべき土地が与えられました。長い放浪生活からは解放されたのです。そこには何時も神様の働きがありました。神様がこれをなせと命じて、それを信じて行う者には神様の約束のものが与えられたのです。残念ながら、モーセは最後に神様の言葉に従うことができませんでした。そのためにヨルダン川を越えることはできず、カナンの地を見ることはできなかったのです。代わりにヨルダン川を越えたのは、ヨシュアで、ヨシュアは神様の命令に従い、神様がモーセと約束なさったことも、我が事のようにそれらを守ったのです。そこには何時も神様の力が働いていました。カレブもまた神様の命令を聞いて従った人でした。カレブが約束の地を得るためには45年待たなければなりませんでした。それでもその時を待ち続けて約束の地を得たのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様。ヨシュアもカレブも神様の約束を信じて、その通りに行い約束の地を得ました。あの偉大なモーセでさえも最後に神様のみ言葉通りにすることはできませんでした。そのためにヨルダン川を渡ることができませんでした。神様の約束を信じて待つことがどんなに大切なことであるかを思わされます。どうか私たちも、敵がどのようなものであっても、自分が力弱く、年老いてしまったとしても、神様となすことなら、何でもできることを信じて行わせてください。すべてを神様に委ねて、行わせてください。
この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇ヨシュア記)>>
◆ヨルダン川の西側
ヨシュ 14:1 イスラエルの人々が、カナンの土地で嗣業の土地として受け継いだのは、次のとおりである。これは、祭司エルアザルとヌンの子ヨシュアが、イスラエルの人々の諸部族の家長と共に、彼らに嗣業の土地として与えたものである。
ヨシュ 14:2 すなわち主がモーセを通して命じられたように、くじで九つ半の部族に嗣業の土地を割り当てた。
ヨシュ 14:3 モーセは既に他の二つ半の部族にはヨルダン川の東側に嗣業の土地を与えていた。彼はレビ人には嗣業の土地を彼らの間に与えなかったが、
ヨシュ 14:4 ヨセフの子孫がマナセとエフライムの二つの部族になっていた。レビ人は、カナンの土地の中には住むべき町と財産である家畜の放牧地のほか、何の割り当て地も与えられなかった。
ヨシュ 14:5 イスラエルの人々は、土地を割り当てるにあたって、主がモーセに命じられたとおりにした。
◆カレブ
ヨシュ 14:6 そのころ、ギルガルのヨシュアのもとにユダの人々が来た。その一人ケナズ人エフネの子カレブがこう言った。「主がカデシュ・バルネアでわたしとあなたのことについて神の人モーセに告げられた言葉を、あなたはご存じのはずです。
ヨシュ 14:7 主の僕モーセがわたしをカデシュ・バルネアから遣わし、この地方一帯を偵察させたのは、わたしが四十歳のときでした。わたしは思ったとおりに報告しました。
ヨシュ 14:8 一緒に行った者たちは民の心を挫きましたが、わたしはわたしの神、主に従いとおしました。
ヨシュ 14:9 その日、モーセは誓って、『あなたがわたしの神、主に従いとおしたから、あなたが足を踏み入れた土地は永久にあなたと、あなたの子孫の嗣業の土地になる』と約束しました。
ヨシュ 14:10 御覧ください。主がモーセにこの約束をなさって以来四十五年、イスラエルがなお荒れ野を旅した間、主は約束どおりわたしを生き永らえさせてくださいました。今日わたしは八十五歳ですが、
ヨシュ 14:11 今なお健やかです。モーセの使いをしたあのころも今も変わりなく、戦争でも、日常の務めでもする力があります。
ヨシュ 14:12 どうか主があの時約束してくださったこの山地をわたしにください。あの時、あなたも聞いたように、そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々がありますが、主がわたしと共にいてくださるなら、約束どおり、彼らを追い払えます。」
ヨシュ 14:13 ヨシュアはエフネの子カレブを祝福し、ヘブロンを嗣業の土地として彼に与えた。
ヨシュ 14:14 ヘブロンはケナズ人エフネの子カレブの嗣業の土地となって、今日に至っている。彼がイスラエルの神、主に従いとおしたからである。
ヨシュ 14:15 ヘブロンはかつてキルヤト・アルバと呼ばれていたが、それはアナク人の中で最も偉大な人物アルバの名によるものであった。この地方の戦いはこうして収まった。