家庭礼拝 2022年7月20日 ヨシュア記12:1-24征服された王13:1‐33各部族の領地

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今回は12章と13章をまとめて行います。これからしばらくは、領地の話が続きますので、おおざっぱに内容をつかんでいきたいと思います。

この12章はイスラエルがこれまで征服してきたカナンの総まとめのようなものです。ですから今までの記録をまとめただけで、特に新しいことはありません。そしてこの占領した土地をイスラエルの12部族がどのように、その領地を分け合ったのかが、ここから19章まで、事細かに書かれているのです。相続するものにとっては大切な記録となるものですが、私たちにとっては少し退屈な話になるので、少し飛ばしながら、要点だけをつかんで進めていきたいと思います。

13章はヨルダン川の東側の土地をルベン人、ガド人、マナセの半部族がどのように領地を分け合ったのかを具体的に書いてある箇所になります。これを与えたのはヨシュアではなく、モーセなのです。モーセがまだ生きている間に、家畜や財産を持っているのが多かった、ルベン人、ガド人、マナセの半部族を、ヨルダン川の東側に定住させたのです。モーセが死んだ後、ヨシュアがヨルダン川を越えて、西側を征服するときには、この3部族を先頭に立たせて戦ったのです。

ところでどうしてマナセの半部族というのか不思議ではないでしょうか。何が半部族なのでしょうか。これはマナセ族だけが、半分はヨルダン川の東側、残りの半分がヨルダン川の西側に住むようになったからです。すなわちマナセの半部族とは、中途半端な部族という意味ではなくて、マナセ族の半分の人々という意味なのです。それではこの12章と13章を復習するような感じで読んでみましょう。今回は、聖書引用をしないで、直接説明を行います。

まず、12章ではヨルダン川の東側で征服された王たちのことが書かれています。この地域は征服されたのち、先ほどの三部族に嗣業として与えられるのですが、もともとは二つの王国の領地でした。

この二つの王国の領地は結構広大で、死海の東側中央に流れ込む、アルノン川から、ガリラヤ湖よりもずっと北にあるヘルモン山までのヨルダン川の東側領域なのです。後ろにその領土の地図がありますので参考にするとよくわかると思います。

この二人の王のうち、南側を持っていたのはアモリ人の王シホンでした。そしてその北側を持っていたのはバシャンの王オグです。この二人の王は、まだモーセが生きていた時にモーセの率いるイスラエルの人々に攻められて、撃ち殺され、そのあとは、ルベン人、ガド人、マナセの半部族に領地として与えられたのです。

そのあとモーセの死後にイスラエルを率いたのはヨシュアで、ヨシュアは恐れおののきながらもヨルダン川を越え、最初の王国エリコを攻めて滅ぼします。そしてそのあと、もっと大きなアイの国を亡ぼすのです。そのあと、ギブオンがイスラエルに服従したことを知った5人の王が団結して、ギブオンを攻めますが、イスラエルはすぐに駆け付けて、ギブオンを助け、5人の王を木にかけて滅ぼすのです。その話を聞いた北部の盟主ハツォルの王ヤビンが北部の各部族に呼び掛けて、北部大連合部隊を作って、イスラエルを攻めようとしたのですが、その体制がまだ整わないうちに、ヨシュアの部隊が攻めてかかって、その連合部隊をも滅ぼしてしまうのです。このようにして、ヨルダン川の西側が征服されたのですが、こちらは小さな町が一つの国になっているようなところが多いので、たくさんの王様がいました。部族としては、ヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、エブス人が住んでいたのです。そしてそのヨルダン川の西側でヨシュアが滅ぼした王はなんと31名の王を滅ぼしたのです。聖書を読んでいると、イスラエルの人々はとても強くてみな簡単に全戦全勝しているような気になりますが、決してそうでもなかったのだと思います。11章の18節にはヨシュアとこれらすべての王たちとの戦いは長い年月にわたり、と書いてありますから、何年も、もしかすると十数年かかったのかもしれません。その一つ一つの戦いに感慨を込めて、この聖書に一つ一つの王のことが書かれているのだと思います。

 13章からは、この占領した土地をどのように部族に割り当てたかが書かれています。そのうちこの13章ではヨルダン川の東側に定住した、ルベン族、ガド族、マナセの半部族の土地について、詳しくその領地の境界線について説明されているのです。

 戦いに明け暮れて、ヨシュアはいつの間にか年を取ってしまいました。もう静かに過ごすことができるのかと思うとそうではなくて、神様はヨシュアに容赦なく、まだなすべきことがあることを告げます。13章の1節ではこう言われています。

ヨシュ 13:1 ヨシュアが多くの日を重ねて老人となったとき、主は彼にこう言われた。「あなたは年を重ねて、老人となったが、占領すべき土地はまだたくさん残っている。

 このように語って、占領すべき土地はどこであるかを次々に言うのです。神様はヨシュアに、あなたは老人になったがまだなすべきことがあると告げるのです。これは酷なことでしょうか。そうではないでしょう。たとえ老人になったとしても、力が衰えたとしても、ことをなすのは神様の力です。神様の導きです。それを信じれば老人になったということは何の問題もないのです。きっとヨシュアは、神様から老人になっても用いられることを喜んで、体に鞭打って行ったと思うのです。

 これらの占領すべき土地を一つ一つ上げた後、神様はヨシュアにこう言われました。13章6節の途中からと7節です。

ヨシュ 13:6 わたしは、イスラエルの人々のために、彼らすべてを追い払う。あなたはただ、わたしの命じたとおり、それをイスラエルの嗣業の土地として分けなさい。

ヨシュ 13:7 この土地を九つの部族とマナセの半部族に嗣業の土地として配分しなさい。ヨルダン川から西の海まで、海沿いの地域をこれに与えなさい。

 神様はその占領すべき土地をすべて上げた後、私はイスラエルの人々のために、彼らすべてを追い払うといいました。それはヨシュアの努力によって行うのではなく、神様自身が行ってくださるのです。だからヨシュアは、あなたはただ、わたしの命じたとおり、それをイスラエルの嗣業の土地として分けなさい、という言葉通りにするだけなのです。この土地を嗣業とするのは、ヨルダン川の東側の土地を嗣業とした2部族とマナセの半部族以外の人々ですから、神様は、「残りは、九つの部族とマナセの半部族に嗣業の土地として配分しなさい。ヨルダン川から西の海まで、海沿いの地域をこれに与えなさい。」とヨシュアに命じたのです。まだ占領する前から、イスラエルの嗣業とする土地を決めていたのです。ただその中で一つの部族だけが土地を持つことを許されませんでした。それはレビ族です。レビ族は祭司としての仕事が嗣業として与えられたのです。14節です。

ヨシュ 13:14 ただ、レビ族には嗣業の土地は与えられなかった。主の約束されたとおり、イスラエルの神、主に燃やしてささげる献げ物が彼の嗣業であった。

この様に、レビ族には神様に捧げる捧げものをいただく権利を持っていたので、それで十分に生活できたのです。それで土地を持つことは許されませんでした。

 この後、ヨルダン川の東側を嗣業とした、ルベン族、ガド族、マナセの半部族に対して、その地境がはっきりと示されました。添付の地図を見ればよく分かりますが、ルベン族には死海の東側の地域、ガド族には死海の北の端のほうからガリラヤ湖の近くまでの東側、マナセの半部族にはガリラヤ湖からヘルモン山に至るまでの広大な土地が割り当てられました。この土地の割り当ては、単に土地の広さだけではなく、その中にどれだけの平地があるか、町々があるか、収穫があるかなどを考慮して決められたようです。マナセの半部族の土地はとても広いのですが、山がちな土地で、放牧用の土地として、羊をたくさん持っていたマナセ族に与えられたのだと思います。

 ただマナセ族の嗣業ついて、30節にはこうも書いてあります。

ヨシュ 13:30 彼らの領域は、マハナイムからバシャン全域、すなわちバシャンの王オグの王国全体、およびバシャンにあるヤイルの集落のすべてである六十の町、

 すなわち、バシャンの王オグの王国全体をマナセの半部族だけでもらったというのですから、マナセ部族というのは相当大きな部族だったのかもしれません。そこには60もの町があったというのですから、農耕地も豊かにあったのかもしれません。

 これらを分け与えたのはヨシュアではありません。モーセが元気なうちに、この3部族に対して、これらの土地を与えたのです。これらの部族は羊や家畜や財産が多かったので、ヨルダン川を渡って、土地を得るよりもその手前で分けてもらったほうがいいということで、モーセから分け与えてもらっていたのです。

 このようにして、イスラエルの嗣業となる土地の全体像が見えてきました。まだ完全にその土地を占領したわけではありませんでしたが、神様はその土地を与えるとヨシュアに約束しました。この時、ヨシュアはすでに老人になっていましたが、そのようなことにはかかわらず、神様の命じたことを行っていくのです。神様の働きをする者に年は関係ないのです。どんなに年老いて、力が弱くなっても、それをなしてくださる神様の力を信じるならば、どんなことでも引き受けて行うことができるのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

神様、あなたは約束を実現される方です。モーセに約束した、カナンの土地がついにすべて手に入るところまでやってきました。あともう少しのところですが、ヨシュアは老人となってしまいました。それでも神様はヨシュアに次になすべきことを与えます。それでも心配することはないのです。成し遂げてくださるのは神様ですから、人はただ忠実に神様の命令に従っていればよいのです。私たちも、年老いて力が弱くなりますが、神様がともに働いてくださるとき、それを成し遂げるのは神様ですから、すべてを委ねて、神様に従います。どうかこの世の現実にとらわれることなく、神様の御手の業に、委ねて、行うことができますように。あなたがすべてを成し遂げてくださいますように。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇ヨシュア記)>>  

 

◆ヨルダン川の東側で征服された王たち

ヨシュ 12:1 イスラエルの人々がヨルダン川の向こう側、すなわち東側で征服し、占領した国々とその王は次のとおりである。アルノン川からヘルモン山まで、東アラバ全域。

ヨシュ 12:2 アモリ人の王シホン。ヘシュボンに居を構え、その支配は、アルノン川沿いにある町アロエルから川の中部をヤボク川まで、およびアンモンの人々の国境までのギレアドの半分、

ヨシュ 12:3 キネレト湖東岸からアラバの海、すなわち塩の海の東岸、ベト・エシモトを南下してピスガのすそ野の延びている地域に至る東アラバ地方である。

ヨシュ 12:4 レファイムの生き残りであるバシャンの王オグ。アシュタロトとエドレイに居を構え、

ヨシュ 12:5 その支配は、ヘルモン山、サルカ地方、ゲシュル人、マアカ人に国境を接するバシャン全域およびヘシュボンの王シホンの国と境を接するギレアドの半分である。

ヨシュ 12:6 主の僕モーセの率いるイスラエルの人々が二人の王を打ち殺した後、これらの地域は主の僕モーセによってルベン人、ガド人、マナセの半部族に領地として与えられた。

◆ヨルダン川の西側で征服された王たち

ヨシュ 12:7 ヨシュアの率いるイスラエルの人々がヨルダン川のこちら側、すなわち西側で征服した国の王は次のとおりである。ヨシュアは、レバノンの谷にあるバアル・ガドからセイル途上にあるハラク山に至る地域をイスラエル各部族にその配分に従って領地として与えた。

ヨシュ 12:8 それは山地、シェフェラ、アラバ、傾斜地、荒れ野、ネゲブであって、そこにはヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人が住んでいた。

ヨシュ 12:9 エリコの王一名、ベテルに近いアイの王一名、

ヨシュ 12:10 エルサレムの王一名、ヘブロンの王一名、

ヨシュ 12:11 ヤルムトの王一名、ラキシュの王一名、

ヨシュ 12:12 エグロンの王一名、ゲゼルの王一名、

ヨシュ 12:13 デビルの王一名、ゲデルの王一名、

ヨシュ 12:14 ホルマの王一名、アラドの王一名、

ヨシュ 12:15 リブナの王一名、アドラムの王一名、

ヨシュ 12:16 マケダの王一名、ベテルの王一名、

ヨシュ 12:17 タプアの王一名、ヘフェルの王一名、

ヨシュ 12:18 シャロンにあるアフェクの王一名、

ヨシュ 12:19 マドンの王一名、ハツォルの王一名、

ヨシュ 12:20 シムオンの王一名、メロンの王一名、アクシャフの王一名、

ヨシュ 12:21 タナクの王一名、メギドの王一名、

ヨシュ 12:22 ケデシュの王一名、カルメルのヨクネアムの王一名、

ヨシュ 12:23 ドル台地のドルの王一名、ガリラヤのゴイムの王一名、

ヨシュ 12:24 ティルツァの王一名、計三十一名の王である。ヨシュ 12:24 ティルツァの王一名、計三十一名の王である。

◆各部族の領地

ヨシュ 13:1 ヨシュアが多くの日を重ねて老人となったとき、主は彼にこう言われた。「あなたは年を重ねて、老人となったが、占領すべき土地はまだたくさん残っている。

ヨシュ 13:2 残っている土地は次のとおりである。ペリシテ人の全地域とゲシュル人の全域、

ヨシュ 13:3 エジプトの東境のシホルから、北はカナン人のものと見なされているエクロンの境まで。ここには五人のペリシテ人の領主の治めるガザ、アシュドド、アシュケロン、ガト、エクロンの人々がおり、アビム人の領土が

ヨシュ 13:4 その南にある。またカナン人の土地全域、シドン人のメアラ、アモリ人の国境アフェカ、

ヨシュ 13:5 更にゲバル人の土地、ヘルモン山のふもとバアル・ガドからレボ・ハマトに至るレバノン山東部全域、

ヨシュ 13:6 およびレバノン山からミスレフォト・マイムに至る山地の全住民、すべてのシドン人。わたしは、イスラエルの人々のために、彼らすべてを追い払う。あなたはただ、わたしの命じたとおり、それをイスラエルの嗣業の土地として分けなさい。

ヨシュ 13:7 この土地を九つの部族とマナセの半部族に嗣業の土地として配分しなさい。ヨルダン川から西の海まで、海沿いの地域をこれに与えなさい。」

ヨシュ 13:8 マナセの半部族のほか、ルベン人とガド人は、ヨルダン川の東側にモーセが彼らに与えた嗣業の土地を既に持っていた。それは、主の僕モーセが彼らに与えたもので、

ヨシュ 13:9 アルノン川の川べりにあるアロエル、すなわち谷の中の町からディボンに至るメデバの台地全域、

ヨシュ 13:10 ヘシュボンを都としたアモリ人の王シホンが治めていたアンモンの人々の国境に至るまでのすべての町、

ヨシュ 13:11 ギレアド一帯、ゲシュル人とマアカ人の領土、ヘルモン山一帯、サルカまでのバシャン全域、

ヨシュ 13:12 アシュタロトとエドレイを都としたバシャンのオグの王国全体であった。オグはモーセが打ち殺し、追い払ったレファイムの生き残りである。

ヨシュ 13:13 しかしイスラエルの人々は、ゲシュル人とマアカ人とを追い出さなかったので、彼らはイスラエルと共にそこに住み、今日に至っている。

ヨシュ 13:14 ただ、レビ族には嗣業の土地は与えられなかった。主の約束されたとおり、イスラエルの神、主に燃やしてささげる献げ物が彼の嗣業であった。

◆ルベン族

ヨシュ 13:15 モーセがルベンの人々の部族に氏族ごとに分け与え、

ヨシュ 13:16 彼らの領域となったのは、アルノン川の川べりにあるアロエル、すなわち谷の中の町からメデバの台地全域、

ヨシュ 13:17 ヘシュボン、その台地の町々、ディボン、バモト・バアル、ベト・バアル・メオン、

ヨシュ 13:18 ヤハツ、ケデモト、メファアト、

ヨシュ 13:19 キルヤタイム、シブマ、平野を見下ろす丘にあるツェレト・シャハル、

ヨシュ 13:20 ベト・ペオル、ピスガ山の傾斜地、ベト・エシモト、

ヨシュ 13:21 その他、台地のすべての町であって、ヘシュボンを都としたアモリ人の王シホンの王国全体に当たる。モーセはシホンをエビ、レケム、ツル、フル、レバと共に打ち殺した。彼らはかつてミディアンの指導者であったが、シホンの代官となってその王国に住んでいた。

ヨシュ 13:22 そのほか、イスラエルの人々は、ベオルの子、占い師バラムを剣で殺した。

ヨシュ 13:23 ルベンの人々の領域はヨルダン川の東側地域であった。以上がルベンの人々が氏族ごとに与えられた嗣業の土地であり、町村である。

◆ガド族

ヨシュ 13:24 モーセがガド部族、すなわちガドの人々に氏族ごとに分け与え、

ヨシュ 13:25 彼らの領域となったのは、ヤゼル、ギレアド地方のすべての町、アンモンの人々の国の半分で、ラバの向かいにあるアロエルまでと、

ヨシュ 13:26 ヘシュボンからラマト・ミツパ、ベトニム、マハナイムを経てリデボルの境までである。

ヨシュ 13:27 また平野では、ベト・ハラム、ベト・ニムラ、スコト、ツァフォン、かつてヘシュボンの王シホンの王国の一部であり、キネレト湖南端に至るヨルダン川地域、すなわちヨルダン川の東側である。

ヨシュ 13:28 以上がガドの人々が氏族ごとに与えられた嗣業の土地であり、町村である。

◆マナセの半部族

ヨシュ 13:29 モーセがマナセの半部族に分け与えたので、その氏族ごとにマナセの人々の半部族のものとなった、

ヨシュ 13:30 彼らの領域は、マハナイムからバシャン全域、すなわちバシャンの王オグの王国全体、およびバシャンにあるヤイルの集落のすべてである六十の町、

ヨシュ 13:31 ギレアド地方の半分、バシャンのオグ王国の町アシュタロト、エドレイに及んだ。これは、マナセの子マキルの子孫すなわちマキルの子孫の半分が氏族に従って所有した。

ヨシュ 13:32 以上は、モーセがエリコに近いヨルダン川の東側にあるモアブの平野で分け与えた嗣業の土地であるが、

ヨシュ 13:33 モーセはレビ族に対しては嗣業の土地を与えなかった。主の約束されたとおり、彼らの嗣業はイスラエルの神、主御自身である。