家庭礼拝 2022年3月30日 出エジプト記 38:1-31 祭壇

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今週も幕屋建設の話となります。書かれている小見出しは

◆祭壇

◆幕屋を囲む庭

◆幕屋の建設材料の記録

の三つです。最初の二つの祭壇と幕屋を囲む庭のことに関しては27章に神様から、モーセに指示されたことが語られていますが、幕屋の建設材料の記録に関しては、神様からの指示ではなく、実際に行われたことの記録としてここに書かれています。

 祭壇というのは、聖所の前で少し離れたところに置かれた、いけにえを捧げる場所で、それを焼き尽くすことが出来るように竈と金属の網がついています。この祭壇を最初に作ったのはノアが大洪水の後で、陸に上がって祭壇を築いたのが最初です。それから神様に犠牲を捧げるときにはこの祭壇を用いて行うようになったのです。この祭壇は聖所と共に幕屋に囲まれており、その祭壇のある所は人が出入りすることのできる庭となっています。

 このいけにえを捧げる祭壇とその周りの庭について書かれたのが今日の聖書の個所となります。今日もまた、以前の話とだぶらないように、話を進めていきたいと思います。

まず、1節から4節です。

出 38:1 彼はアカシヤ材で焼き尽くす献げ物の祭壇を造り、縦五アンマ、横五アンマの正方形、高さは三アンマとした。

出 38:2 その祭壇の四隅にそれぞれ角を作って、祭壇から生えているようにし、全体を青銅で覆った。

出 38:3 また、祭壇で使われるすべての祭具、壺、十能、鉢、肉刺し、火皿などの祭具はみな青銅で作った。

出 38:4 格子は祭壇の半ばの高さにある、張り出した棚の下の部分に付け、青銅の網目作りとした

 この祭壇はアカシヤ材の上に青銅で覆われたものでできており、その祭壇の半ばの高さの所に青銅の網が張られており、火や風が通りやすく、燃え尽きたものが下に落ちるようになっています。青銅は火にも強いので祭壇は青銅が張られてあったのです。ノアの最初に作った祭壇は周りに何もなかったでしょうから石を積んで、その上に焼き尽くす捧げものを捧げたのだと思います。

 この捧げものを捧げるために壺、十能、鉢、肉刺し、火皿などもみな青銅で作られました。

「鉢」はいけにえの血をその中に入れて持ち運ぶためのもの。であり、

「壺」は「灰を取るつぼ」のことで、灰を宿営の外のきよい所に持ち出すためのものです。

「火皿」は、熱い炭火を運ぶもの。であり、

「十能」、および、「肉刺し」は、いけにえを焼き尽くための器具です。十能は多分灰を取って壺に入れるために使われたと思います。

 次に、この祭壇を運ぶための細工について書かれていますが、これは他のものと同じです。5節から8節です。

出 38:5 四つの環を鋳造し、青銅の格子の四隅に付け、棒を通す所とした。

出 38:6 彼はアカシヤ材で棒を作り、それを青銅で覆い、

出 38:7 棒を祭壇の両側の環に差し入れて祭壇を担ぐために用いた。祭壇は板で造り、中を空洞にした。

出 38:8 更に、青銅の洗盤と台を作ったが、それは臨在の幕屋の入り口で務めをする婦人たちの青銅の鏡で作った。

 この運ぶための四つの環やアカシアの棒は、今までは金で作られたり覆われたりしていましたが、この祭壇はみんな青銅で覆われ、青銅で作られていたようです。それは火を使うこともあり汚れることもあったからだと思います。このほかには青銅の洗盤と台を作ったとありますが、その材料は特に幕屋で働く女性たちの青銅の鏡で作ったとあります。特に穢れの無いように注意したのかもしれません。この青銅の洗盤と台は、祭壇と聖所の間に置かれて、いけにえの血で清められた、祭司などが、その手と足を洗うところで、その洗盤の中に手を入れて洗うのではなく、洗盤から水を汲んで手と足に水をかけて洗ったようです。水というのは聖書では、神の言葉であるとか真理であるとかを象徴するものであり、神様の言葉によって清められることを表しているのです。

 この至聖所、聖所、祭壇を囲む大きな庭が作られましたが、それは亜麻のより糸で織った大きな幔幕で、仕切られていました。9節から20節です。

◆幕屋を囲む庭

出 38:9 彼は庭を造り、庭の南側に亜麻のより糸で織った長さ百アンマの幔幕を張った。

出 38:10 そのために、二十本の柱と二十個の台座を青銅で作り、柱の鉤と桁は銀で作った。

出 38:11 北側にも、長さ百アンマの幔幕を張り、二十本の柱と二十個の台座は青銅で、柱の鉤と桁は銀で作った。

出 38:12 西側には幅五十アンマの幔幕を張り、十本の柱と十個の台座を作り、柱の鉤と桁は銀で作った。

出 38:13 東側の幅も五十アンマとし、

出 38:14 十五アンマの幔幕と三本の柱と三個の台座によって右に、

出 38:15 同じく、十五アンマの幔幕と三本の柱と三個の台座によって左に張った。それらは、庭の門の両側に置いた。

出 38:16 庭の周囲の幔幕はすべて亜麻のより糸で織った。

出 38:17 柱の台座は青銅、柱の鉤と桁は銀、柱頭は銀で覆われ、庭の柱はすべて銀の桁でつなぎ合わされていた。

出 38:18 庭の入り口には、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸で織ったつづれ織の長さ二十アンマ、高さあるいは幅五アンマの幕を張り、庭の幔幕に合うようにした。

出 38:19 四本の柱と四個の台座は青銅で、鉤は銀、その柱頭と桁は銀で覆った。

出 38:20 幕屋と庭の周囲の杭はすべて青銅で作った。

 ここの個所は以前出てきたか所の説明とほとんど同じなので詳しい説明は特にいたしません。これを読むだけにします。前に出てきたところを思い出すようにしてください。これは神様から指示されと通り造ったということを表している個所です。自分たちの考えで、付け足しも削ることもしないでその通り造りましたということを表しています。

次に、これらの幕屋建設がどのように行われていたかの記録が書かれています。これはここに新しく追加された出来事です。まず21節から23節です。

出 38:21 以下、掟の幕屋である幕屋建設の記録は、モーセの命令により、祭司アロンの子イタマルの監督のもとに、レビ人が担当した。

出 38:22 ユダ族のフルの孫、ウリの子ベツァルエルは、主がモーセに命じられたことをことごとく行い、

出 38:23 ダン族のアヒサマクの子オホリアブは彼を助け、彫刻師、意匠を考案する者および青、紫、緋色の毛糸、および亜麻糸を使ってつづれ織をする者となった。

この幕屋建設の記録を、モーセは祭司アロンの子のイタマルに命じて、レビ人に作らせたということが書かれています。造られたものが本当に神様の命じたように作られていたかを検証できるようにしたものなのです。この幕屋建設は決して壮大で、華麗なものを作るのが目的ではありません。神様がそこに居て下さるように、神様が命じたように作るのが目的なのです。ですから、イスラエルの人々が、必要以上に材料を提供してくれてもそれを使って大きく立派なものを作ろうとはしなかったのです。神殿は壮大であるか否かが問題であるのではなく、ただ主に命じられたとおりに作るかどうかが問題なのです。私たちの信仰生活もまたそうであるのです。大事なのは、主の御心にかなうかどうかであり、神様が共におられるかどうかであって、人に評価されて、左右されるようなものではないのです。

ユダ族のフルの孫、ウリの子ベツァルエルは、主がモーセに命じられたことをことごとく行って、その大切な働きを実現しました。そのような人ですから、神様から直接指名されたのです。ダン族のアヒサマクの子オホリアブは彼を助け、彫刻師、意匠を考案する者および青、紫、緋色の毛糸、および亜麻糸を使ってつづれ織をする者となった。と書かれています。ここにベツァルエルとオホリアブの役割が明確にされています。オホリアブはベツァルエルの助け手となって、織物と彫刻関係を担当したようです。

レビ人に作らせた記録によると、そこには建設材料の記録が詳しく書かれています。24節から31節です。

出 38:24 仕事、すなわち聖所のあらゆる仕事に用いられた金の総額は、奉納物の金が聖所のシェケルで二十九キカル七百三十シェケル、

出 38:25 共同体に登録された者のささげた銀が聖所のシェケルで百キカル千七百七十五シェケルであり、

出 38:26 この額は二十歳以上の登録された者の総数、六十万三千五百五十人が一人当たり一ベカ、すなわち聖所のシェケルで半シェケルをささげたものに当たる。

出 38:27 銀百キカルは聖所と垂れ幕の台座を鋳造するために使われ、台座一個につき銀一キカル、百個の台座に銀百キカルを必要とした。

出 38:28 また、銀千七百七十五シェケルは、柱の鉤を作り、柱頭を覆い、また柱を桁でつなぐために使われた。

出 38:29 また、奉納物の青銅は七十キカル二千四百シェケルあり、

出 38:30 それを使って臨在の幕屋の入り口の台座、青銅の祭壇とその青銅の格子、祭壇のためのすべての祭具、

出 38:31 庭の周囲の台座、庭の門の台座、および幕屋と庭の周囲のすべての杭を作った。

 ここに上げられた数字を見てもあまり理解できるものではありません。ですが、その中で、26節に、この額は二十歳以上の登録された者の総数、六十万三千五百五十人が一人当たり一ベカ、すなわち聖所のシェケルで半シェケルをささげたものに当たる。と書かれています。この当時の20歳以上の登録されたもの、即ち成人男子が60万人強いたことになり、女子供を含めれば200万人近くいたのかもしれません。大変な数です。この成人男子が、一人当たり、銀を半シュケル、約5.7グラムに相当するものを捧げたことになります。銀の相場が現在1g80円くらいですから450円くらいなものでたいした金額でもありません。でも60万人強の人が捧げると3億円ほどになるのです。これだけでなく、金も銀も青銅も亜麻布も全部献納物で賄われているのですから、大変な捧げものとなったと思います。このような捧げものと、神様に忠実な作業とによって、幕屋は作られたのです。

幕屋建設は人々の献納物で賄われ、神様から指名された、ベツァルエルとオホリアブによって、神様が命じたとおりに作られました。それは壮大に作ることでも華美に造ることでもなく大切なことは神様が命じたように作ることでした。そのことによって、神様が共におられる神殿が出来上がるのです。私たちの信仰も自分の思いや人の思いに寄らずに、ただ神様の御心によって歩むとき、神様が共におられる素晴らしい信仰生活を歩むことが出来るのだと思います。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。私たちが、自分の思いを捨てて、あなたの御心に従う時、それが人の目にどのように映ろうとも、神様と共に歩む素晴らしい生活ができるものだと信じます。どうか私たちの思いが神様の御心にかないますように。あなたの神殿を私たちの心のうちに建てることが出来ますように導いて下さい。この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇出エジプト記)>>  

◆祭壇

出 38:1 彼はアカシヤ材で焼き尽くす献げ物の祭壇を造り、縦五アンマ、横五アンマの正方形、高さは三アンマとした。

出 38:2 その祭壇の四隅にそれぞれ角を作って、祭壇から生えているようにし、全体を青銅で覆った。

出 38:3 また、祭壇で使われるすべての祭具、壺、十能、鉢、肉刺し、火皿などの祭具はみな青銅で作った。

出 38:4 格子は祭壇の半ばの高さにある、張り出した棚の下の部分に付け、青銅の網目作りとした。

出 38:5 四つの環を鋳造し、青銅の格子の四隅に付け、棒を通す所とした。

出 38:6 彼はアカシヤ材で棒を作り、それを青銅で覆い、

出 38:7 棒を祭壇の両側の環に差し入れて祭壇を担ぐために用いた。祭壇は板で造り、中を空洞にした。

出 38:8 更に、青銅の洗盤と台を作ったが、それは臨在の幕屋の入り口で務めをする婦人たちの青銅の鏡で作った。

◆幕屋を囲む庭

出 38:9 彼は庭を造り、庭の南側に亜麻のより糸で織った長さ百アンマの幔幕を張った。

出 38:10 そのために、二十本の柱と二十個の台座を青銅で作り、柱の鉤と桁は銀で作った。

出 38:11 北側にも、長さ百アンマの幔幕を張り、二十本の柱と二十個の台座は青銅で、柱の鉤と桁は銀で作った。

出 38:12 西側には幅五十アンマの幔幕を張り、十本の柱と十個の台座を作り、柱の鉤と桁は銀で作った。

出 38:13 東側の幅も五十アンマとし、

出 38:14 十五アンマの幔幕と三本の柱と三個の台座によって右に、

出 38:15 同じく、十五アンマの幔幕と三本の柱と三個の台座によって左に張った。それらは、庭の門の両側に置いた。

出 38:16 庭の周囲の幔幕はすべて亜麻のより糸で織った。

出 38:17 柱の台座は青銅、柱の鉤と桁は銀、柱頭は銀で覆われ、庭の柱はすべて銀の桁でつなぎ合わされていた。

出 38:18 庭の入り口には、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸で織ったつづれ織の長さ二十アンマ、高さあるいは幅五アンマの幕を張り、庭の幔幕に合うようにした。

出 38:19 四本の柱と四個の台座は青銅で、鉤は銀、その柱頭と桁は銀で覆った。

出 38:20 幕屋と庭の周囲の杭はすべて青銅で作った。

◆幕屋の建設材料の記録

出 38:21 以下、掟の幕屋である幕屋建設の記録は、モーセの命令により、祭司アロンの子イタマルの監督のもとに、レビ人が担当した。

出 38:22 ユダ族のフルの孫、ウリの子ベツァルエルは、主がモーセに命じられたことをことごとく行い、

出 38:23 ダン族のアヒサマクの子オホリアブは彼を助け、彫刻師、意匠を考案する者および青、紫、緋色の毛糸、および亜麻糸を使ってつづれ織をする者となった。

出 38:24 仕事、すなわち聖所のあらゆる仕事に用いられた金の総額は、奉納物の金が聖所のシェケルで二十九キカル七百三十シェケル、

出 38:25 共同体に登録された者のささげた銀が聖所のシェケルで百キカル千七百七十五シェケルであり、

出 38:26 この額は二十歳以上の登録された者の総数、六十万三千五百五十人が一人当たり一ベカ、すなわち聖所のシェケルで半シェケルをささげたものに当たる。

出 38:27 銀百キカルは聖所と垂れ幕の台座を鋳造するために使われ、台座一個につき銀一キカル、百個の台座に銀百キカルを必要とした。

出 38:28 また、銀千七百七十五シェケルは、柱の鉤を作り、柱頭を覆い、また柱を桁でつなぐために使われた。

出 38:29 また、奉納物の青銅は七十キカル二千四百シェケルあり、

出 38:30 それを使って臨在の幕屋の入り口の台座、青銅の祭壇とその青銅の格子、祭壇のためのすべての祭具、

出 38:31 庭の周囲の台座、庭の門の台座、および幕屋と庭の周囲のすべての杭を作った。