家庭礼拝 2022年3月16日 出エジプト記 36:1-38 幕屋を覆う幕

 賛美歌220日かげしずかに聖書朗読 祈り 奨励説教 一分黙想 全員祈り 主の祈り 賛美歌224我らの神くすしき主よ

 

起 

今日の個所は、シナイ山でモーセが神様から命じられたことを、イスラエルの民が同じように実際に行うことを語っている個所です。ですがそこには神様から命じられたことを再び繰り返すように事細かに一つ一つこのようにやったと語られているのです。

今日の個所には、神様から指名された幕屋建設の技術責任者の話、幕屋を覆う幕の話、幕屋の壁板と横木の話、至聖所の垂れ幕の話、天幕の入口の幕の話などが書かれています。

神様がモーセにシナイ山で幕屋建設のことを命じたときの、技術者の任命のことはすでに31章に書かれており、幕屋を覆う幕の話と、幕屋の壁板と横木の話と、至聖所の垂れ幕の話と天幕の入口の幕の話は26章で詳しく書かれています。ですから、今日の話はその繰り返しになるので、詳しくは説明いたしません。ですがどうしてこれほど同じことを繰り返して書かれているのでしょうか。イスラエルの民は神様の命じられたことを皆実行したというだけでも良さそうに思います。ですがここにその一つ一つについて、同じように書かれているのは、神様が命じられたことは何一つたがわず、付け足すこともなく減らすこともなくそのとおり行ったということを強調しているのだと思います。今日の個所は、如何にイスラエルの民が神様の命じられたことに喜んで、忠実に、行って、この幕屋建設を行ったかということを言おうとしているのだと思います。

 モーセはまず、幕屋建設にあたって、その技術責任者監督者を呼び集めました。特にその最高責任者のベツァルエルとオホリアブは神様から直接指名されたものでした。1節と2節です。

出 36:1 ベツァルエルとオホリアブ、および知恵と英知を主から授けられ、聖所の建設のすべての仕事を行うに必要な知識を与えられた、心に知恵のある者は、すべて主が命じられたとおり、作業に当たらねばならない。」

出 36:2 モーセは、ベツァルエルとオホリアブ、および主から心に知恵を授けられた、心に知恵のあるすべての者、すなわち、心動かされたすべての者をこの仕事に従事させるために呼び集めた。

 この幕屋建設の作業をするものは神様から、必要な知恵と英知を授けられました。聖所の建設のすべての仕事を行うに必要な知識を与えられたのです。ここで大切なことは、すべて主が命じられた通り作業に当たらねばならないということです。作業をする中で、このようにした方がもっと立派にきれいに見えるのになと思い変えてしまったり、材料がたりないから、ここはこのようにしようと人間的な工夫を入れてはいけないのです。寸分たがわず、神様が命じたように作らなければならないのです。そうでないとただの人間が作った豪華な建物でしかなくなるのです。神様の命じたように作って初めてそこが、神様の住まわれる神殿となるのです。このことを忠実に行うだろうと見込まれたものが、技術責任者に選ばれた、ベツァルエルとオホリアブなのです。彼らはその技術だけでなく信仰もまた見込まれたのです。

いよいよ作業に取り掛かり始めようとするときにはイスラエルの人々が、必要な布や宝石や金銀などを携えて、聖所建設のために喜んで捧げものをしたのです。3節から7節です。

出 36:3 彼らは、イスラエルの人々が聖所建設の仕事を行うために携えて来たすべての献納物を、モーセから受け取ったが、人々はなおも、毎朝、随意の献げ物を彼のもとに携えて来たので、

出 36:4 聖所のあらゆる仕事に携わる知恵のある者は皆、それぞれの仕事場を離れて来て、

出 36:5 モーセに言った。「この民は、主がお命じになった仕事のために、必要以上の物を携えて来ます。」

出 36:6 モーセが宿営に、「男も女も、聖所の献納物のためにこれ以上努める必要はない」との命令を伝えさせたので、民は携えて行くのをやめた。

出 36:7 既にささげられた物は、作業全体を仕上げるのに十分で有り余るほどあった。

 幕屋建設を担当する者たちの所には、イスラエルの人々が、毎日のように、金銀宝石や布や柱を献納してきました。これらの担当者は、モーセからそれらの献納物を受け取って、それを使ってどのように作るかを考えました。所が必要な分が集まっても、それでも毎日いろいろな人が、献納物を持ってくるのです。するとその担当者たちは、もう必要なものは集まったから持ってこなくても良いとモーセに言ったのです。それでモーセは「男も女も、聖所の献納物のためにこれ以上努める必要はない」との命令を伝えさせたので、民は携えて行くのをやめた。と書かれています。品物はもう作るのに有り余るほどあったからだと言います。有り余るほどあるならばそれに見合ったものを作ればもっと大きく素晴らしいものができるではないかと思うのは人間の思いです。この人々は、多くもなく少なくもなくただ、神様が命じたとおりに作ることが、神様に従う一番良いことであることを知っていたのです。すなわち過ぎたるは及ばざるがごとしなのです。命じられたとおりに行うことが一番なのです。

そしていよいよ具体的に幕屋の建設に入りました。8節から38節までには

◆幕屋を覆う幕

◆幕屋の壁板と横木

◆至聖所の垂れ幕

◆天幕の入り口の幕

のことなどが、神様から命じられたように、その通り造ったことが繰り返し語られています。何を使って、どのように作ったかが語られていますが、それは神様の命じた方法と同じであったということを証明するために繰り返し語っているのだと思います。

私たちの学びにとってはその詳しい作り方は、繰り返し学んでもあまり意味がないので割愛しました。これは作り方を学ぶためではなく、忠実に作られたことを語るためにその証拠として語られているからです。それほどまでに、イスラエルの人々は神様に忠実であろうとしたのです。

 いよいよ、モーセはイスラエルの人々に命じて、神様の命じられた幕屋を建設するために具体的に動き出しました。その時に一番大切なことは、すべて神様が命じられたとおりに行わなければならないということです。そうでないと、それは人間が作ったただの豪華な建物というだけになるのです。神様の命じられたとおりに作ることによってそこは神様の住まわれる神殿となるのです。捧げものは多くありました。ですが、だからと言ってその捧げものをたくさん使って神様が命じられた以上に豪華なものを作ってはいけないのです。ただ神様が命じられたとおりのことを行うことが、信仰にとって大切なことなのです。

 

 

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。私たちにとって、良かれと思っても自分の思いでするのではなく、ただ神様に忠実に行うことが大切であることを思わされます。神様の行われることには、人には思いもよらない深いご計画があります。人間の浅はかな知恵に寄ることなく、神様を信じ神様に委ねて行わせてください。そしてすべてのことが良きものとされることを信じて歩ませてください。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇出エジプト記)>>  

 

出 36:1 ベツァルエルとオホリアブ、および知恵と英知を主から授けられ、聖所の建設のすべての仕事を行うに必要な知識を与えられた、心に知恵のある者は、すべて主が命じられたとおり、作業に当たらねばならない。」

出 36:2 モーセは、ベツァルエルとオホリアブ、および主から心に知恵を授けられた、心に知恵のあるすべての者、すなわち、心動かされたすべての者をこの仕事に従事させるために呼び集めた。

出 36:3 彼らは、イスラエルの人々が聖所建設の仕事を行うために携えて来たすべての献納物を、モーセから受け取ったが、人々はなおも、毎朝、随意の献げ物を彼のもとに携えて来たので、

出 36:4 聖所のあらゆる仕事に携わる知恵のある者は皆、それぞれの仕事場を離れて来て、

出 36:5 モーセに言った。「この民は、主がお命じになった仕事のために、必要以上の物を携えて来ます。」

出 36:6 モーセが宿営に、「男も女も、聖所の献納物のためにこれ以上努める必要はない」との命令を伝えさせたので、民は携えて行くのをやめた。

出 36:7 既にささげられた物は、作業全体を仕上げるのに十分で有り余るほどあった。

◆幕屋を覆う幕

出 36:8 仕事に従事する者のうち、心に知恵のある者はすべて、幕屋に用いる十枚の幕を織った。すなわち、亜麻のより糸、青、紫、緋色の毛糸を使って意匠家の描いたケルビムの模様を織り上げた。

出 36:9 一枚の幕は長さ二十八アンマ、幅四アンマで、すべての幕を同じ寸法にした。

出 36:10 五枚の幕をつづり合わせ、他の五枚も同じようにした。

出 36:11 青い糸の輪を作り、一方のつづり合わせたものの端に当たる幕の縁と、もう一方のつづり合わせたものの最後の幕の縁とにそれを並べ、

出 36:12 一方の幕について五十の輪、他方のつづり合わせたものの幕にも五十の輪を作り、それぞれが合うように並べて付けた。

出 36:13 そこに、五十の金の留め金を作り、両方の幕をそれらで留め合わせた。こうして幕屋を一つに仕上げた。

出 36:14 次に、山羊の毛を使って十一枚の幕を作り、幕屋を覆う天幕とした。

出 36:15 一枚の幕は長さ三十アンマ、幅四アンマで、十一枚の幕をすべて同じ寸法にした。

出 36:16 そのうちの五枚をつづり合わせたものと、残りの六枚をつづり合わせたものを作った。

出 36:17 五十の輪を作り、つづり合わせたものの端に当たる幕の縁に付け、もう一方のつづり合わせたものの端に当たる幕の縁にも五十の輪を付けた。

出 36:18 そこに、五十の青銅の留め金を作り、天幕をつづり合わせて一つにした。

出 36:19 最後に、赤く染めた雄羊の皮で天幕の覆いを作り、更にその上をじゅごんの皮の覆いでおおった。

◆幕屋の壁板と横木

出 36:20 次に、幕屋の壁板をアカシヤ材で縦方向に使って作った。

出 36:21 一枚の壁板は縦十アンマ、横一・五アンマ、

出 36:22 それぞれの壁板に二つの柄を作って隣の壁板とつなぎ合わせた。幕屋の壁板全部に同じものを作った。

出 36:23 幕屋の壁板は南側に二十枚を並べ、

出 36:24 二十枚の壁板の下にはめるために銀の台座四十個を作った。すなわち、一枚の板の下に作る二つのほぞに合うように二個の台座を、それぞれの壁板の下に置いた。

出 36:25 幕屋の他の側面、すなわち北側にも二十枚の壁板を並べ、

出 36:26 四十個の銀の台座を作り、壁板一枚につき二個の割りでそれぞれの壁板の下に置いた。

出 36:27 幕屋の後ろ、すなわち西側には六枚の壁板を並べ、

出 36:28 更に二枚の板を作って、幕屋の両方の隅とした。

出 36:29 壁板は、下部では二つずつに分かれているが、上部は箍(たが)で一つに連ねられていた。両方の隅は同じように作った。

出 36:30 従って、西側の壁板は八枚となり、銀の台座は壁板一枚につき二個の割りで計十六個であった。

出 36:31 次に、アカシヤ材で横木を作った。幕屋の一方の側の壁板に五本、

出 36:32 もう一方の側の壁板に五本、また西側、つまり後ろ側の壁板に五本用いた。

出 36:33 壁板の中央の高さに位置する横木は、壁板の端から端まで渡した。

出 36:34 金箔で壁板を覆い金環に横木を通し、その横木も金箔で覆った。

◆至聖所の垂れ幕

出 36:35 次に、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸を使って、意匠家の描いたケルビムの模様の垂れ幕を作り、

出 36:36 金箔で覆ったアカシヤ材の四本の柱の金の鉤に掛けた。柱のために四つの銀の台座を鋳造した。

◆天幕の入り口の幕

出 36:37 次に、天幕の入り口に掛ける幕を作り、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸を使ってつづれ織を作った。

出 36:38 また、五本の柱と鉤を作った。柱の上部と桁とは金箔で覆い、五つの台座は青銅で作った。