家庭礼拝 2022年1月5出エジプト記 30:1-38 香をたく祭壇
起
今日の聖書の個所では、清めに関するものが多く出てきます。5つの清めのことが書かれています。
最初は香をたく祭壇を作りなさいと言いました。そして、朝夕に香をたいて香りの捧げものを絶やさないようにと言われています。この香をたくというのは、単に良い香りをささげるということのほかに、神様に祈りをささげることをも意味しています。私たちの祈りは神様に捧げる良い香りの香なのです。そのような祈りを朝夕に捧げなさいということも意味されています。そして、年に一度、この香をたく祭壇の四隅の角に贖罪の献げ物の血を塗って、罪の贖いの儀式を行うように示されました。この香をたく祭壇は、罪の清めの祭壇でもあるのです。
次に人口調査をするときには、銀半シェケルを主への献納物として支払うようにと言われています。これが清めとどういう関係にあるかというと、人口調査をするということは、神様を信頼しないで、自分たちの力で事をなそうとする意図があるとみられて、神様から罰を受けるのです。ダビデは人口を数えて戦いをしようとしその罰を受けました。そのような神様の怒りと罰を受けないようにするために、人口を数えるという、その罪の清めの献納物として、各自銀半シュケルを収めるのです。
三つめは手足を清めるための青銅の洗盤を作りなさいと言われます。これは、臨在の幕屋に入る際に、水で洗い清め、死を招くことのないようにするためなのです。
四つ目は、聖別の油を作りなさいと言われます。この油を振りかけられたものは聖別されて清められるのです。聖所に使われる道具はみなこの聖別の油を振りかけられて、清められ、聖別されます。これはモノだけでなく、人間にも振りかけられて聖別されます。神に仕える祭司たちにも振りかけられて聖別されるのです。のちの時代には王となる人にもこの聖別の油が降りかけられて聖別されるのです。この聖別の油を振りかけられたものは、ものであれ人であれ、清められて、神様のものとなるのです。
五つ目は、香を作って臨在の幕屋の中の掟の箱の前に置きなさいといわれます。そこは香をたく祭壇のある場所と同じなので、その祭壇に使われる香なのかもしれません。「わたしはそこであなたに会う」と書かれているので、神様の存在を香りとして感じることが出来るということかもしれません。この香の記述には直接清めのことは書かれていませんが、神様が現れるということで、この香によって清められていることがうかがい知ることが出来ます。
このように、今日の話は香りや手足を洗うことや、お金による献納によって清められることが書かれているのです。この清めは、清められないと命を失うというほど厳しいものなのです。それほど聖所に入るということは、厳しく清められたものだけが入れるという場所だったのです。
承、
それでは聖書を読んでいきましょう。最初は香をたく祭壇からです。前半はその祭壇のつくり方で、後半はその祭壇の使い方になります。ではその前半の祭壇のつくり方です。1節から6節です。
出 30:1 アカシヤ材で香をたく祭壇を造りなさい。
出 30:2 寸法は縦一アンマ、横一アンマの正方形に、高さ二アンマとする。そして、四隅に角を祭壇から生えるように作る。
出 30:3 祭壇の上の面と四つの側面と角を純金で覆い、側面に金の飾り縁を作る。
出 30:4 二個の金環を作り、それを金の飾り縁の下の両側に相対するように取り付け、担ぐための棒を差し入れる環とする。
出 30:5 この棒もアカシヤ材で作り、金で覆う。
出 30:6 それを掟の箱を隔てる垂れ幕の手前に置く。この掟の箱の上の贖いの座の前でわたしはあなたと会う。
まずその祭壇の大きさですが、硬くて重いアカシア材で、縦横45cmの正方形で高さが90cmの箱を作りそれを金で覆いました。そしてこれを担ぐときの用意として、2個の金環が両側に取り付けられ、金で覆われた棒を通して担げるようにしてありました。その四隅には祭壇の時のように角が取り付けられ、贖罪の儀式につかえるようになっています。この香をたく祭壇を至聖所の垂れ幕の前において香をたくのですが、神様はその至聖所の掟の箱の上に現れるというのです。
後半はその香をたく祭壇をどのように使うかが書かれています。7節から10節です。
出 30:7 アロンはその祭壇で香草の香をたく。すなわち、毎朝ともし火を整えるとき、
出 30:8 また夕暮れに、ともし火をともすときに、香をたき、代々にわたって主の御前に香りの献げ物を絶やさぬようにする。
出 30:9 あなたたちはその上で規定に反した香や焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、ぶどう酒の献げ物などをささげてはならない。
出 30:10 アロンは年に一度、この香をたく祭壇の四隅の角に贖罪の献げ物の血を塗って、罪の贖いの儀式を行う。代々にわたって、年に一度、その所で罪の贖いの儀式を行う。この祭壇は主にとって神聖なものである。
その祭壇で香をたくのはアロンの役目であり、のちには大祭司の役目となります。この香は毎朝、ともし火を整えるときに炊かれます。ともし火を整えるというのは一晩中火をともして汚れた燭台を掃除して、新しい蝋燭に取り変える準備をする時という意味だと思います。その作業をする間香をたいておくのです。そして夕暮れにも香を焚きます。これは今度はともし火をともすときです。これは神様のみ前に捧げる香りの捧げものであり、これを代々にわたって絶やさぬようにと命じられています。ですから香は朝に夕に毎日香がたかれていますが、これは聖所の中でともし火の準備をしているときに香りで満たして、神様に捧げるということです。これは言い換えると、私たちの心のともし火をともすために、朝に夕に、神様の好まれる祈りの香りをささげるということです。私たちの祈りは、良い香りのする香のようなものでなければなりません。私たちの欲に固まった嫌な香りのするものであってはいけないのです。それはここに書かれている規定に反した香なのです。
またアロンは年に一度、この祭壇の前で罪の購いの儀式をします。それは、この香をたく祭壇の四隅の角に贖罪の献げ物の血を塗って、罪の贖いの儀式を行うのです。
ここで使う香料に関しては、34節から38節に書かれています。この香料が、祭壇に用いられる香料であるとは書かれていないのですが、その香料の一部を、臨在の幕屋の中の掟の箱の前に置くとなっているので、残りの部分はこの祭壇で、燃やされるのではないかと思います。というのもこれは、神様に捧げる以外に使うことはできないからです。34節から38節です。
◆香料
出 30:34 主はモーセに言われた。以下の香料、すなわち、ナタフ香、シェヘレト香、ヘルベナ香、これらの香料と純粋な乳香をそれぞれ同量取り、
出 30:35 香を作りなさい。すなわち、香料師の混ぜ合わせ方に従ってよく混ぜ合わせた、純粋な、聖なる香を作る。
出 30:36 その一部を細かく砕いて粉末にし、粉末の一部を、臨在の幕屋の中の掟の箱の前に置く。わたしはそこであなたに会う。これはあなたたちにとって神聖なものである。
出 30:37 同じ割合で作った香を私用に使ってはならない。あなたは、それを主に対して聖なるものとしなければならない。
出 30:38 また、類似したものを作って、香りを楽しもうとする者は、すべてその民から断たれる。
ここでは香料のつくり方が書かれています。ナタフ香、シェヘレト香、ヘルベナ香、これらの香料と純粋な乳香を同量ずつ入れて混ぜ合わせて作ります。これは専門の香料師によって混ぜ合わされ、固められ、粉末にされて、粉末の一部を、臨在の幕屋の中の掟の箱の前に置くとなっています。この香だけはもしかすると至聖所の中の掟の箱の前に置かれるのかもしれません。それを少しずつ使うので粉末の一部を使うとなっているのかもしれません。ですがその幕の前にある香の祭壇との関係がよくわからないので、残りは香として燃やしたのかもしれません。この燃やす香に関しては特に記載がないからです。
転
次に来るのは、人口調査のことです。なぜ人口調査のことがここにいきなり入ってくるかというと、人口調査をすることは神の力に頼まず、人の数に頼むようになるということで、人口調査をすると神様から災いが降りかかることがあるからです。それでその災いから逃れるために、各自は命の代償として、銀半シュケルを神様に献納物として支払うという掟があるのです。そのことが11節から16節に書かれているのです。
◆命の代償
出 30:11 主はモーセに仰せになった。
出 30:12 あなたがイスラエルの人々の人口を調査して、彼らを登録させるとき、登録に際して、各自は命の代償を主に支払わねばならない。登録することによって彼らに災いがふりかからぬためである。
出 30:13 登録が済んだ者はすべて、聖所のシェケルで銀半シェケルを主への献納物として支払う。一シェケルは二十ゲラに当たる。
出 30:14 登録を済ませた二十歳以上の男子は、主への献納物としてこれを支払う。
出 30:15 あなたたちの命を贖うために主への献納物として支払う銀は半シェケルである。豊かな者がそれ以上支払うことも、貧しい者がそれ以下支払うことも禁じる。
出 30:16 あなたがイスラエルの人々から集めた命の代償金は臨在の幕屋のために用いる。それは、イスラエルの人々が主の御前で覚えられるために、あなたたちの命を贖うためである。
どうしてこのような人口調査をするかというと、一番は戦争をするときに自分たちにどれだけの戦力があるかを知るためです。もう一つは税金をどれだけとれるかを計算するためです。このような事は全く人間的な欲のためであり、このことを神様は嫌われているのでその罪を清めるために,このように、人口調査の登録の時には各自銀半シュケルを神様の災いを避けるための献納物として、支払っていたのです。この命の代償金は臨在の幕屋のために用いることになっています。すなわちこの命の代償金を収めることは、自分の命を購って、イスラエルの国民として認められることであり、神様の民として、生きることを許されることなのです。
最後に手足を洗い清めるための青銅の洗盤についてです。17節から21節です。
◆手足を清める
出 30:17 主はモーセに仰せになった。
出 30:18 洗い清めるために、青銅の洗盤とその台を作り、臨在の幕屋と祭壇の間に置き、水を入れなさい。
出 30:19 アロンとその子らは、その水で手足を洗い清める。
出 30:20 すなわち、臨在の幕屋に入る際に、水で洗い清める。死を招くことのないためである。また、主に燃やしてささげる献げ物を煙にする奉仕のために祭壇に近づくときにも、
出 30:21 手足を洗い清める。死を招くことのないためである。これは彼らにとっても、子孫にとっても、代々にわたって守るべき不変の定めである。
この手足を洗う青銅の洗盤は、臨在の幕屋に入る時に手足を洗う水を入れて置く容器です。この臨在の幕屋即ち聖所に入るたびに祭司たちは手足を清めてから入ったのです。このことは四予にわたって守らなければならない不変の定めと書かれており、誰でもこの幕屋に入るためにはここで手足を洗って清めなければなりませんでした。
結
イスラエル人たちは、幕屋を作り、そこでいけにえを捧げたり、聖所の中では香を焚いたりしました。毎日朝夕行うこととしては、朝に一歳の雄羊一匹を祭壇に捧げ、幕屋の中では灯火の準備をしながら、香を焚き、夕にも雄羊一匹を祭壇に捧げ、幕屋の中では灯火をともして、香を焚いていたのです。幕屋の中は香油によって清められ、幕屋の中に入る祭司たちは、手足を洗盤で洗い清めてから入り毎日捧げるともし火の準備をしながら香を焚き、臨在の幕屋の中の掟の箱の前には特別な香を作って、香りの捧げものを置いていたのです。これらはみな主を崇めるためであり、自分たちの罪を清めるために捧げられるものであったのです。この幕屋の中では主の臨在と自分たちの罪の清めが目に見える形で、香りとして知る形で、感じ取ることが出来るようになっていたのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様、イスラエル人は毎日この幕屋の前で犠牲をささげ、香を焚き、ともし火をともし続けました。これらはみな神様に自分たちの死ぬべき罪を犯した命を購ってもらうためにしていることでした。犠牲の羊の命を捧げることは自分たちの命をささげることであり、香を焚くことは心からの祈りをささげることでした。このようにして、日々神様に祈り捧げたイスラエル人たちの信仰を私たちの信仰の上にも重ね合わせることが出来ますように。捧げ祈る生活を日々続けていくことが出来ますように。
この祈りを、主イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇出エジプト記)>>
◆香をたく祭壇
出 30:1 アカシヤ材で香をたく祭壇を造りなさい。
出 30:2 寸法は縦一アンマ、横一アンマの正方形に、高さ二アンマとする。そして、四隅に角を祭壇から生えるように作る。
出 30:3 祭壇の上の面と四つの側面と角を純金で覆い、側面に金の飾り縁を作る。
出 30:4 二個の金環を作り、それを金の飾り縁の下の両側に相対するように取り付け、担ぐための棒を差し入れる環とする。
出 30:5 この棒もアカシヤ材で作り、金で覆う。
出 30:6 それを掟の箱を隔てる垂れ幕の手前に置く。この掟の箱の上の贖いの座の前でわたしはあなたと会う。
出 30:7 アロンはその祭壇で香草の香をたく。すなわち、毎朝ともし火を整えるとき、
出 30:8 また夕暮れに、ともし火をともすときに、香をたき、代々にわたって主の御前に香りの献げ物を絶やさぬようにする。
出 30:9 あなたたちはその上で規定に反した香や焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、ぶどう酒の献げ物などをささげてはならない。
出 30:10 アロンは年に一度、この香をたく祭壇の四隅の角に贖罪の献げ物の血を塗って、罪の贖いの儀式を行う。代々にわたって、年に一度、その所で罪の贖いの儀式を行う。この祭壇は主にとって神聖なものである。
◆命の代償
出 30:11 主はモーセに仰せになった。
出 30:12 あなたがイスラエルの人々の人口を調査して、彼らを登録させるとき、登録に際して、各自は命の代償を主に支払わねばならない。登録することによって彼らに災いがふりかからぬためである。
出 30:13 登録が済んだ者はすべて、聖所のシェケルで銀半シェケルを主への献納物として支払う。一シェケルは二十ゲラに当たる。
出 30:14 登録を済ませた二十歳以上の男子は、主への献納物としてこれを支払う。
出 30:15 あなたたちの命を贖うために主への献納物として支払う銀は半シェケルである。豊かな者がそれ以上支払うことも、貧しい者がそれ以下支払うことも禁じる。
出 30:16 あなたがイスラエルの人々から集めた命の代償金は臨在の幕屋のために用いる。それは、イスラエルの人々が主の御前で覚えられるために、あなたたちの命を贖うためである。
◆手足を清める
出 30:17 主はモーセに仰せになった。
出 30:18 洗い清めるために、青銅の洗盤とその台を作り、臨在の幕屋と祭壇の間に置き、水を入れなさい。
出 30:19 アロンとその子らは、その水で手足を洗い清める。
出 30:20 すなわち、臨在の幕屋に入る際に、水で洗い清める。死を招くことのないためである。また、主に燃やしてささげる献げ物を煙にする奉仕のために祭壇に近づくときにも、
出 30:21 手足を洗い清める。死を招くことのないためである。これは彼らにとっても、子孫にとっても、代々にわたって守るべき不変の定めである。
◆聖別の油
出 30:22 主はモーセに仰せになった。
出 30:23 上質の香料を取りなさい。すなわち、ミルラの樹脂五百シェケル、シナモンをその半量の二百五十シェケル、匂い菖蒲二百五十シェケル、
出 30:24 桂皮を聖所のシェケルで五百シェケル、オリーブ油一ヒンである。
出 30:25 あなたはこれらを材料にして聖なる聖別の油を作る。すなわち、香料師の混ぜ合わせ方に従って聖なる聖別の油を作る。
出 30:26 それを以下のものに注ぐ。すなわち、臨在の幕屋、掟の箱、
出 30:27 机とそのすべての祭具、燭台とその祭具、香をたく祭壇、
出 30:28 焼き尽くす献げ物の祭壇とそのすべての祭具、洗盤とその台。
出 30:29 あなたがこれらを聖別すると、神聖なものとなる。それに触れたものは、みな聖なるものとなる。
出 30:30 アロンとその子らにこの油を注いで、彼らを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせなさい。
出 30:31 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。聖なる聖別の油は、代々にわたってわたしのために使うべきものである。
出 30:32 一般の人の体に注いだり、同じ割合のものを作ってはならない。それは聖なるものであるから、聖なるものとして扱いなさい。
出 30:33 類似したものを混ぜ合わせて、一般の人に塗る者は、その民から断たれる。
◆香料
出 30:34 主はモーセに言われた。以下の香料、すなわち、ナタフ香、シェヘレト香、ヘルベナ香、これらの香料と純粋な乳香をそれぞれ同量取り、
出 30:35 香を作りなさい。すなわち、香料師の混ぜ合わせ方に従ってよく混ぜ合わせた、純粋な、聖なる香を作る。
出 30:36 その一部を細かく砕いて粉末にし、粉末の一部を、臨在の幕屋の中の掟の箱の前に置く。わたしはそこであなたに会う。これはあなたたちにとって神聖なものである。
出 30:37 同じ割合で作った香を私用に使ってはならない。あなたは、それを主に対して聖なるものとしなければならない。
出 30:38 また、類似したものを作って、香りを楽しもうとする者は、すべてその民から断たれる。

