家庭礼拝 2021年12月8日 出エジプト記 27:1-21 祭壇

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起 

今日も、祭壇を作る話なので、少し退屈しますが、モーセがシナイ山から降りてくる、32章まではこの聖所の話が続きますので、しばらく辛抱して、学んでいきましょう。イスラエルの人々が、この荒れ野を旅する中でも、どれほど神様を大切にし、聖所を大切にしていったかを理解しないと、旧約聖書はなかなか理解できません。この聖所をめぐる一つ一つの出来事の中に、細心に、神様を崇める思いが込められているのです。そのことから、私たちも、イスラエルの人々が神様をどれほど大切にしていたかを覚えて、私たちの信仰をも顧みたいと思います。

まず祭壇の作り方と、それに必要な道具についてです。この祭壇はどこに置かれるのかというと、幕屋の中ではありません。幕屋の外のいけにえを捧げるところです。そこにはいけにえを焼き尽くすための大きな竈と祭壇がありました。まず祭壇の作り方です。1節から8節です。

◆祭壇

出 27:1 アカシヤ材で祭壇を造りなさい。縦五アンマ、横五アンマの正方形、高さは三アンマとする。

出 27:2 祭壇の四隅にそれぞれ角を作り、祭壇から生えているように作り、全体を青銅で覆う。

出 27:3 灰を取る壺、十能、鉢、肉刺し、火皿などの祭具はすべて青銅で作る。

出 27:4 祭壇の下部には青銅の網目作りの格子を付ける。その網の四隅に青銅の環四個を取り付ける。

出 27:5 網目格子は祭壇の半ばの高さにある、張り出した棚の下の部分に付ける。

出 27:6 祭壇を担ぐためにアカシヤ材の棒を作り、それを青銅で覆う。

出 27:7 この棒を環に差し込み、祭壇を運ぶとき、その両側に棒があるように整えておく。

出 27:8 祭壇は板で造り、中を空洞にする。山であなたに示されたとおりに造りなさい。

 

この旧約聖書で言われる祭壇とは、いけにえを捧げる祭壇のことです。神様のために祭壇を最初に築いたのはノアでした。洪水後、「ノアは、主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜と、すべてのきよい鳥のうちから幾つかを選び取って、祭壇の上で全焼のいけにえをささげた。」(創世記8:20)とあります。その後、アブラハム、イサク、ヤコブと続きますが、祭壇でささげられたのはすべて全焼のいけにえです。しかしモーセの幕屋では礼拝をするために門を通った者に求められた最初のことは、「罪のためのいけにえ」「贖罪の献げ物」でした。全焼のいけにえも捧げましたが、穀物だけの捧げものもあったようです。

ですから、この祭壇というのは、たぶん青銅の網に炭を載せて、いけにえや穀物をそのうえにおいてバーベキューのように焼くのですが、その網の周りに立派なアカシアの木で枠が作られ、それを青銅の板で燃えないようにして、外からはその枠から煙が上がっているように見えるものです。

ここで指示されている祭壇は、縦横5アンマの正方形の箱で高さが3アンマの箱を作り、その四隅に角のような形のものが生えているように作りなさいとあります。そしてそのアカシア材を青銅で覆いなさいというのです。大きさはメートルでいうと縦横2.25mで高さが1.35mの大きな火鉢といった感じです。木で作られているので火に強くするために青銅が張られています。昔の日本の火鉢にもこのように、外側は木で作られて、内側の灰が当たる部分は金属となっているものがありましたが、それの大きいようなものかもしれません。

祭壇の下部には青銅の網目作りの格子を付ける。その網の四隅に青銅の環四個を取り付ける。と書かれていますが、この青銅の網目の板に、担ぐときの棒を通す四つのリングがあり、そのリングにアカシア材に青銅を張った棒を通して担いだのです。その青銅の網目の上に祭壇が乗せられており、祭壇の中で燃やされて灰になったものはその青銅の網を通して下に灰が落ちるようになっていたのだと思います。

祭壇に必要なものとしては、灰を取る壺、十能、鉢、肉刺し、火皿などの祭具はすべて青銅で作る、となっています。この祭壇で燃やした灰は、十能で掬い取られ、灰を入れる壺に入れられ、宿営外の聖なる場所に持っていかれたのです。この灰もまた聖なるものだからです。鉢はいけにえの血を入れるもので、その血を持ち運ぶときに使われました。火皿は祭壇に入れる炭火を持ち運ぶときに使われます。肉差しはいけにえを、ひっかけて焼き尽くすために使われるものです。これらはみな青銅で作りなさいと指示されています。

この祭壇もまたシナイ山でモーセが神様から示されたとおりに作りなさいと指示されています。

次に作るのは幕屋と祭壇を囲むようにして作られる、大きな仕切りです。これの内側が聖所となるのです。その仕切りとなるのが大きな幔幕で、その作り方が詳しく書かれているのです。9節から19節です。

◆幕屋を囲む庭

出 27:9 次に、幕屋を囲む庭を造りなさい。庭の南側に面して、その側のために亜麻のより糸で織った長さ百アンマの幔幕を張る。

出 27:10 そのために、二十本の柱と二十個の台座を青銅で作り、柱の鉤と桁は銀で作る。

出 27:11 同じようにして、北側に長さ百アンマの幔幕を張り、二十本の柱と二十個の台座を青銅で、柱の鉤と桁は銀で作る。

出 27:12 庭の西側には幅五十アンマの幔幕を張り、十本の柱と十個の台座を作る。

出 27:13 庭の東側の幅も五十アンマとし、

出 27:14 十五アンマの幔幕を三本の柱と三個の台座によって右に、

出 27:15 同じく、十五アンマの幔幕を三本の柱と三個の台座によって左に張る。

出 27:16 庭の入り口には、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸で織ったつづれ織の二十アンマの幕を張り、四本の柱と四個の台座を作る。

出 27:17 庭を囲むすべての柱は銀の桁でつなぎ合わせる。柱の鉤は銀、台座は青銅で作る。

出 27:18 この庭の奥行きは百アンマ、間口は五十アンマである。幔幕は高さ五アンマで、亜麻のより糸で織る。台座は青銅で作る。

出 27:19 また、幕屋で祭儀に用いる祭具、幕屋や庭の杭などすべては青銅で作る。

 幔幕というのは外から聖なるものが見られないように、ぐるっと囲う様にする幕です。日本でも、戦に出かけた殿様が野外で、その姿を家来たちにじろじろ見られないようにするためにこのような幔幕で仕切っていたり、神社などの神事をするときに赤と白の幔幕でその祭壇の周りを仕切っていたりすることがあります。イスラエル人たちも野外での聖なる場所なので、幔幕でその場所を仕切っていたのです。縦100アンマ、横50アンマですから、縦45m横22.5mの大きなものです。高さは5アンマなので2.25mとなり結構高いものになります。これなら肩車しても中をのぞくことはできません。この布は亜麻のより糸で織られているのでベージュっぽい色になります。

この幔幕の内側に幕屋と祭壇が備えられているのです。この幔幕は縦20本の柱横10本の柱で5アンマすなわち2.25m間隔で柱に取り付けられ、その柱は青銅の台座に乗せられていますが、土の中に打ち込まれているわけではありません。これでは弱いので、柱と柱の間が、銀の桁でつなぎ合わされ、柱はロープでテントのように張られ、青銅の杭に固定されているようです。

庭の入口は20アンマですから9mの幅があります。ここはほかの幔幕とは違って、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸で織ったつづれ織の布を使います。ここの中に犠牲の動物などを運ぶときに、この入り口の幕を横に開いて通すのではないかと思われます。

次に、幕屋の中に置かれる常夜灯を作りなさいと命じられています。幕屋は天井もおおわれているので中は真っ暗なのです。ですから明かりが必要です。20節と21節です。

◆常夜灯

出 27:20 あなたはイスラエルの人々に命じて、オリーブを砕いて取った純粋の油をともし火に用いるために持って来させ、常夜灯にともさせなさい。

出 27:21 常夜灯は臨在の幕屋にある掟の箱を隔てる垂れ幕の手前に置き、アロンとその子らが、主の御前に、夕暮れから夜明けまで守る。これはイスラエルの人々にとって、代々にわたって守るべき不変の定めである。

幕屋の内側に置かれる常夜灯は、臨在の幕屋にある至聖所と呼ばれる掟の箱の入っている部屋の入口の幕となる垂れ幕の手前に置きなさいと言われています。この常夜灯にはオリーブ油の純粋な油をともし火に使いなさいと言われます。この常夜灯をアロンとその子らすなわち、祭司の家系のものが夕暮れにともし、明け方まで火をともすように定められているのです。幕屋の内側は暗いだろうから昼間もつけているのかと思いましたが、どうも夜だけのようです。このともし火を守るというのはイスラエル人にとっては代々続けられる不変の大切な定めであると言っています。

この主の前に毎晩ともし火を掲げるというのは、何か祈りの時を連想させます。どんな時でも必ず、決まった時間に祈りをささげるのが、私たちの常夜灯かもしれません。これはクリスチャンにとって、不変の定めなのです。これにはオリーブ油の純粋な油が必要になります。これを毎晩ともし続けるのは決して楽な事ではありません。費用も結構掛かるのです。ですがそのような努力をもって、毎晩純粋な祈りを捧げ続けるのは神様を信じることであり、崇めることであり、何よりも大切にする信仰心があるからなのです。このようなともし火を、自分の代だけでなく、代々にわたって守るべき不変の定めであると命じられています。

イスラエルの人々は幕屋を作り、祭壇を築き、常夜灯をともしてそれを守りました。これはイスラエルの民が荒れ野で生活するときに守り続けた信仰の方法でした。現代の私たちにも、このイスラエルの人々が抱いた信仰心をもって、自分の心の中に幕屋を作り、祭壇を築いて神様のみ前に毎日祈りを捧げることが求められています。それは義務からではなく、心から、主を崇める思いがあるからこそ続けられることです。それをこれから代々続けていきなさいという命令に私たちは従うべきでありましょう。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。私たちの心に幕屋を築かせてください。祭壇を築かせてください。日々の祈りの灯をともし続けさせてください。あなたのみ前で、祈り崇め感謝のいけにえを捧げさせてください。あなた方の体を聖なるいけにえとしてささげなさいという聖書の言葉がありますように。誠の礼拝を捧げさせてください。あなたは私の神、まことの主です。あなたに委ねて歩ませてください。

この祈りを、主イエスキリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇出エジプト記)>>  

◆祭壇

出 27:1 アカシヤ材で祭壇を造りなさい。縦五アンマ、横五アンマの正方形、高さは三アンマとする。

出 27:2 祭壇の四隅にそれぞれ角を作り、祭壇から生えているように作り、全体を青銅で覆う。

出 27:3 灰を取る壺、十能、鉢、肉刺し、火皿などの祭具はすべて青銅で作る。

出 27:4 祭壇の下部には青銅の網目作りの格子を付ける。その網の四隅に青銅の環四個を取り付ける。

出 27:5 網目格子は祭壇の半ばの高さにある、張り出した棚の下の部分に付ける。

出 27:6 祭壇を担ぐためにアカシヤ材の棒を作り、それを青銅で覆う。

出 27:7 この棒を環に差し込み、祭壇を運ぶとき、その両側に棒があるように整えておく。

出 27:8 祭壇は板で造り、中を空洞にする。山であなたに示されたとおりに造りなさい。

◆幕屋を囲む庭

出 27:9 次に、幕屋を囲む庭を造りなさい。庭の南側に面して、その側のために亜麻のより糸で織った長さ百アンマの幔幕を張る。

出 27:10 そのために、二十本の柱と二十個の台座を青銅で作り、柱の鉤と桁は銀で作る。

出 27:11 同じようにして、北側に長さ百アンマの幔幕を張り、二十本の柱と二十個の台座を青銅で、柱の鉤と桁は銀で作る。

出 27:12 庭の西側には幅五十アンマの幔幕を張り、十本の柱と十個の台座を作る。

出 27:13 庭の東側の幅も五十アンマとし、

出 27:14 十五アンマの幔幕を三本の柱と三個の台座によって右に、

出 27:15 同じく、十五アンマの幔幕を三本の柱と三個の台座によって左に張る。

出 27:16 庭の入り口には、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸で織ったつづれ織の二十アンマの幕を張り、四本の柱と四個の台座を作る。

出 27:17 庭を囲むすべての柱は銀の桁でつなぎ合わせる。柱の鉤は銀、台座は青銅で作る。

出 27:18 この庭の奥行きは百アンマ、間口は五十アンマである。幔幕は高さ五アンマで、亜麻のより糸で織る。台座は青銅で作る。

出 27:19 また、幕屋で祭儀に用いる祭具、幕屋や庭の杭などすべては青銅で作る。

◆常夜灯

出 27:20 あなたはイスラエルの人々に命じて、オリーブを砕いて取った純粋の油をともし火に用いるために持って来させ、常夜灯にともさせなさい。

出 27:21 常夜灯は臨在の幕屋にある掟の箱を隔てる垂れ幕の手前に置き、アロンとその子らが、主の御前に、夕暮れから夜明けまで守る。これはイスラエルの人々にとって、代々にわたって守るべき不変の定めである。