家庭礼拝 2020年8月5日 創世記 30:1-24 ヤコブの子供

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起 

ヤコブはユダヤ人の先祖の12部族のもととなる12人の子供をもうけた人です。ですから、アブラハム、イサク、ヤコブと一緒に唱えられ、ユダヤ人の大いなる先祖としてあがめられました。その12人の子供たちがどのように与えられたのかを語るのが今日の個所です。

このヤコブの子供については、前の章で、無理やり妻に押し付けられた、ラケルの姉レアが先に子供に恵まれたのです。主は、レアが疎んじられているのを見て、彼女の胎を開かれたとあって、主の憐れみによって、レアは子供を与えられたのです。この時代は子供が増えるということは単に世継ぎができるということだけではなく、それは神様の祝福を表しているのです。旧約の時代の祝福とは、その一族が増えることと言ってもいいのです。産めよ増えよ地に満ちよ、という言葉そのものが祝福を表しているのです。アブラハムも、その子孫が天の星のように、地の砂のように、数えきれないほど増えるであろうと言われたのもその祝福の大きさを表すものなのです。

ラケルはヤコブに愛されましたが、子供は与えられませんでした。その間にレアのほうにはルベン、シメオン、レビ、ユダ、と立て続けに四人の男の子が与えられたのですから、ラケルのほうは大変です。焦りを感じ、自分の地位を奪われそうな、居場所のないようなそんな気持ちになってきたのです。そんな二人の関係から今日の30章の女の熾烈な戦いが始まるのです。同じ姉妹であっても、いかに子供を増やして、祝福を表すことができるかが、死活問題だったのです。おかげで、ヤコブは12人も男の子に恵まれて、このことが、ユダヤの時代の礎を作ることになるのですから、これもまた神様の計画だったのだろうと思います。

さて、聖書は1節から3節です。

創 30:1 ラケルは、ヤコブとの間に子供ができないことが分かると、姉をねたむようになり、ヤコブに向かって、「わたしにもぜひ子供を与えてください。与えてくださらなければ、わたしは死にます」と言った。

創 30:2 ヤコブは激しく怒って、言った。「わたしが神に代われると言うのか。お前の胎に子供を宿らせないのは神御自身なのだ。」

創 30:3 ラケルは、「わたしの召し使いのビルハがいます。彼女のところに入ってください。彼女が子供を産み、わたしがその子を膝の上に迎えれば、彼女によってわたしも子供を持つことができます」と言った。

 ラケルはヤコブに愛されていましたが、それだけでは満足できませんでした。女の祝福は子供によって、あらわされるからです。姉のレアはヤコブには疎ましく思われていましたが、神様の恵みによって、4人も男の子を設けたので、神様はレアを祝福していると感じたのです。それで妹のラケルは姉のレアをねたむようになってきたのです。神様の祝福をめぐって、兄弟が争う姿はアダムの子供カインとアベルのようです。ラケルは激しくヤコブにこう言うのです。「わたしにもぜひ子供を与えてください。与えてくださらなければ、わたしは死にます」ラケルの苦しみは、子供を与えてくださらなければ、私は死にます、というほどだったのです。それに対して、ヤコブは激しく怒ってこう言いました。「わたしが神に代われると言うのか。お前の胎に子供を宿らせないのは神御自身なのだ。」どうして子供を与えてくれないのですかとヤコブを非難し、死にますとまで言うラケルに対して、ヤコブもまた、子供を与えてくださるのは神様自身であって、私にできるはずはないではないかと怒って言うのです。ラケルは駄々をこねているようにも思えますが、この問題はずいぶんこじれ始めたのです。そしてラケルは「わたしの召し使いのビルハがいます。彼女のところに入ってください。彼女が子供を産み、わたしがその子を膝の上に迎えれば、彼女によってわたしも子供を持つことができます」と言ったのです。これと似たような状況では、アブラハムに子供が与えられなかったとき、サラは自分の女奴隷のハガルにアブラハムの子供を産ませて、自分の子供とさせてくれといったことを思い出します。ラケルもまた、召使のビルハによって子供を産めば、自分の子供とすることができると言ったのです。

さてそのあとはどうなったでしょうか。4節から8節です。

創 30:4 ラケルはヤコブに召し使いビルハを側女として与えたので、ヤコブは彼女のところに入った。

創 30:5 やがて、ビルハは身ごもってヤコブとの間に男の子を産んだ。

創 30:6 そのときラケルは、「わたしの訴えを神は正しくお裁き(ディン)になり、わたしの願いを聞き入れ男の子を与えてくださった」と言った。そこで、彼女はその子をダンと名付けた。

創 30:7 ラケルの召し使いビルハはまた身ごもって、ヤコブとの間に二人目の男の子を産んだ。

創 30:8 そのときラケルは、「姉と死に物狂いの争いをして(ニフタル)、ついに勝った」と言って、その名をナフタリと名付けた。

 ラケルは召使のビルハを側女として与え、ビルハは予定通り男の子を生みました。ラケルは喜んで、神様が願いを聞き入れてくれて、男の子を与えてくれたと言って、ダンという名前を付けました。さらに、ビルハはまた身ごもって、男の子を生み、「姉と死に物狂いの争いをして(ニフタル)、ついに勝った」と言って、その名をナフタリと名付けたのです。このヤコブと結婚した二人の姉妹は、子供をめぐって、死に物狂いの争いをしていたのです。そして、側女によって二人の子供を得ただけで、姉についに勝ったと宣言したのです。一人だけだと、いつ病気で死ぬかもしれない時代でしたから、二人いれば自分の子が、ヤコブの祝福を受け継ぐに違いないと思って、勝ったと言ったのかもしれません。これでヤコブの子供はレアの子供が4人、ラケルの側女の子供が二人の計6人となったわけですが、この争いはまだまだ続くのです。

次は、レアの逆襲です。9節から13節です。

創 30:9 レアも自分に子供ができなくなったのを知ると、自分の召し使いジルパをヤコブに側女として与えたので、

創 30:10 レアの召し使いジルパはヤコブとの間に男の子を産んだ。

創 30:11 そのときレアは、「なんと幸運な(ガド)」と言って、その子をガドと名付けた。

創 30:12 レアの召し使いジルパはヤコブとの間に二人目の男の子を産んだ。

創 30:13 そのときレアは、「なんと幸せなこと(アシェル)か。娘たちはわたしを幸せ者と言うにちがいない」と言って、その子をアシェルと名付けた。

今度はレアが、自分の召使ジルパをヤコブに側女として与えて、自分の子供を増やそうとしました。そして、最初の男の子を生みました。その時は、「なんと幸運な」と言って、ガドと名付け、さらに二人目の男の子が生まれた時には、「なんと幸せなこと(アシェル)か。娘たちはわたしを幸せ者と言うにちがいない」と言って、その子をアシェルと名付けました。これでレアの子供が6人になり、ラケルの子供が二人の計8人になりました。正妻の子が4人で、側女の子が4人です。子供の名前はそれぞれ、その時心に思っていたことを、子供の名前にしました。ラケルの場合は。主が願いを聞いてさばいてくださったの、裁き(ディン)を意味するダンであり、その次の子は死に物狂いの争いを意味するニフタルからとったナフタリです。二人とも争いに関する名前になります。それに対して、レアの子供は、苦しみを顧みてを意味するラアから取ったルベン、次は、私の苦しみを耳にされたことを意味するシャマから取ったシメオン、3人目は結び付いてを意味するラベから取ったレビ、4人目は主を褒め称えるを意味するヤダから取ったユダ、その次は側女の最初の子では、幸運を意味するガドから取ったガド、二人目では幸せを意味するアシェルから取ったアシェルです。この二人の子供の名付け方を見ると、ラケルのほうはレアに対する敵対心をうかがわせる名前で、レアのほうは、神様の応答に対する感謝を意味する名前になっているようです。これはサラとハガルの時に似ていて、正妻のサラよりもハガルのほうが、信仰的であったように、ヤコブに愛されたラケルよりも、疎んじられたレアのほうが信仰的な気がします。子供の名前にそのことが反映されています。

 この二人の妻の対立はまだまだ続くのです。そしてある時変なことが起こりました。14節から16節です。

創 30:14 小麦の刈り入れのころ、ルベンは野原で恋なすびを見つけ、母レアのところへ持って来た。ラケルがレアに、「あなたの子供が取って来た恋なすびをわたしに分けてください」と言うと、

創 30:15 レアは言った。「あなたは、わたしの夫を取っただけでは気が済まず、わたしの息子の恋なすびまで取ろうとするのですか。」「それでは、あなたの子供の恋なすびの代わりに、今夜あの人があなたと床を共にするようにしましょう」とラケルは答えた。

創 30:16 夕方になり、ヤコブが野原から帰って来ると、レアは出迎えて言った。「あなたはわたしのところに来なければなりません。わたしは、息子の恋なすびであなたを雇ったのですから。」その夜、ヤコブはレアと寝た。

 そのことが起こったのは、小麦の借り入れのころだと言いますから秋のころです。レアの長男のルベンが野原で恋なすびを見つけてきたと言います。ルベンは長男ですからレアの子供6人の中の長男であり、ラケルの腹違いの弟も入れれば8人の子供の中の長男です。ですからもう10歳以上にはなっていたはずです。そのルベンが野原で、恋なすびを見つけて、母レアのところに持ってきたというのです。この恋なすびというのは、私たちがイメージするナスとは違って、むしろその名が意味するようなものです。その形はプラムほどの大きさの香りのよい黄色の果実をつける植物で、媚薬や、不妊症治療に効果があるとされたものなのです。ですから、貴重な薬のようなものなのです。その恋なすびをルベンが見つけて取って来たのを、ラケルは目ざとく見つけたのです。そして、大胆に、「あなたの子供が取って来た恋なすびをわたしに分けてください」と言ったのです。それは、その恋なすびを食べれば、自分にも子供が与えられると思ったからなのです。するとレアは怒ってこう言いました。「あなたは、わたしの夫を取っただけでは気が済まず、わたしの息子の恋なすびまで取ろうとするのですか。」その言葉の裏には、ラケルが夫ヤコブを独り占めにして、レアのところにはいかせなかったようです。ですから、私の夫を取っただけでは気がすまず、息子の恋なすびまで取ろうとするのかと怒ったのです。するとラケルもしたたかで、「それでは、あなたの子供の恋なすびの代わりに、今夜あの人があなたと床を共にするようにしましょう」とラケルは答えたのでした。まるで、夫ヤコブはラケルの言いなりになっているようです。ラケルはそれほどまでにして、この恋なすびを手に入れ、自分の子供を作りたかったのです。ヤコブはその恋なすびのために、一晩レアに仕えることになるのです。これも不思議な話です。

 夕方になって、ヤコブが帰ってくると、レアはこう言いました。「あなたはわたしのところに来なければなりません。わたしは、息子の恋なすびであなたを雇ったのですから。」それはまるで、二人の妻が、夫ヤコブを道具のように、金で売り買いしているような感じです。ヤコブはそのことに怒りもせず、その夜、ヤコブはレアと寝たのです。ヤコブはそのことについては特に嫌がることはなかったのだと思います。むしろラケルが嫌がるのでレアを避けていた感じがします。それにしても、レアも、夫のことを今夜あなたを恋なすびで雇ったのだから、自分のところに来なければならないというのも、愛情よりも、子供優先という感じがします。

その結果はどうなったでしょうか。17節から21節です。

創 30:17 神がレアの願いを聞き入れられたので、レアは身ごもってヤコブとの間に五人目の男の子を産んだ。

創 30:18 そのときレアは、「わたしが召し使いを夫に与えたので、神はその報酬(サカル)をくださった」と言って、その子をイサカルと名付けた。

創 30:19 レアはまた身ごもって、ヤコブとの間に六人目の男の子を産んだ。

創 30:20 そのときレアは、「神がすばらしい贈り物をわたしにくださった。今度こそ、夫はわたしを尊敬してくれる(ザバル)でしょう。夫のために六人も男の子を産んだのだから」と言って、その子をゼブルンと名付けた。

創 30:21 その後、レアは女の子を産み、その子をディナと名付けた。

 レアはまた身ごもったのです。そこには、神がレアの願いを聞き入れられたと書いてあるので、レアはいつも神様に子供が与えられることを願っていたのだと思います。この子はレアの本当の子供としては5人目になります。その時、レアは、「わたしが召し使いを夫に与えたので、神はその報酬(サカル)をくださった」と言って、その子をイサカルと名付けたと言います。それだけでなくさらにレアは身ごもって、6人目の男の子を生んで、神がすばらしい贈り物をわたしにくださった。今度こそ、夫はわたしを尊敬してくれる(ザバル)でしょう。夫のために六人も男の子を産んだのだから」と言って、その子をゼブルンと名付けました。

これで、レアは自分の子供6人と側女の子供2人の計8人の男の子供を持つようになったのです。レアはそれだけでなく、女の子も生んだのです。その子の名をディナと名付けました。ここではまるで、女の子はディナだけのような気がしますが、実はほかにもたくさんいたのです。名前が挙げられているのがディナだけなのです。というのもこのディナはあとで、大変な問題を起こす人となるからです。娘たちがほかにもいたことは、レアが13節で『「娘たちはわたしを幸せ者と言うにちがいない」と言って、その子をアシェルと名付けた。』と書いてあるように、息子たちのほかに娘たちもいたのですが、この時代は娘たちは重視されていないので名前が載っているのはディナだけなのです。

 ラケルが苦労して得た恋なすびは効果があったのでしょうか。ラケルのほうは恋なすびがなくても神様が願いを聞き入れてくださってどんどん子供が生まれました。恋なすびに期待したラケルは、実は子供が得られなかったのです。その効果はなかったのです。それで、もうそのようなものに頼ることなく、今度こそラケルは神様に願い求めたのです。レアが願い求めて子供が与えられたように、ラケルも神様に子供を願い求めたのです。

 その結果は22節から24節です。ラケルにもついに子供が与えられたのです。

創 30:22 しかし、神はラケルも御心に留め、彼女の願いを聞き入れその胎を開かれたので、

創 30:23 ラケルは身ごもって男の子を産んだ。そのときラケルは、「神がわたしの恥をすすいでくださった」と言った。

創 30:24 彼女は、「主がわたしにもう一人男の子を加えてくださいますように(ヨセフ)」と願っていたので、その子をヨセフと名付けた。

 神様はラケルの願いをも聞き入れてくださいました。そして身ごもって男の子を生んだのです。そしてその子の名前をヨセフと名付けました。この子がヨセフ物語のヨセフとなって、エジプトに売られ、そこで宰相となって、飢饉で、困って助けを求めてきたヤコブの一族を助けたのです。このヨセフはヤコブの11人目の男の子です。12部族となるためにはもう一人必要ですがどうなるのでしょうか。

 ヤコブが生まれた時のラケルの喜びようはとても大きかったのです。そのときラケルは、「神がわたしの恥をすすいでくださった」と言って喜んだのです。子供を産めないことをとても苦にして、恥と思っていたのです。その恥をすすいでくださったと言って喜んだのです。そして、「主がわたしにもう一人男の子を加えてくださいますように(ヨセフ)」と願っていたので、その子をヨセフと名付けたと言います。ですから、もう一人男の子が与えられるのです。この子はヨセフの直接の弟になる子ですが、その子はベニヤミンという子供です。この子供だけは一族がカナンに戻ってから生まれる子供です。そして、この子供を産むとき、ラケルは難産で死んでしまうのです。ですが子供は無事でした。これで12人の息子がそろうのです。ヤコブはこのラケルの子のヨセフとベニアミンを特に愛するのですが、そのことが原因して、ヤコブはほかの兄弟からねたまれて、エジプトに売られていくことになるのです。

このようにして、ヤコブは12人男の子供を得ることになるのですが、レアの子供は自分の子が6人と側女の子が2人で計8人です。ラケルの子供は、自分の子供が2人で側女の子が2人で計4人です。合わせて12人ですが、腹違いの兄弟の12人の兄弟なのです。娘のことはほとんど書かれていないのですが、きっと男女合わせて20人の子供はいたのだと思います。子供が多いのは神様に祝福された人なのです。ですから、女たちも死に物狂いで、そのことで戦い、ラケルは恋なすびに頼りましたが、神様に頼ったレアにはかなわなかったのです。そして最後には神様に願い求めてやっと自分の子供が与えられるようになったのです。なんと壮絶な子供をめぐる争いでしょうか。でもそれはすべて、ヤコブが言うように、神様が与えてくださらなければ、どうしようもないことなのです。そのことを先に気が付いたレアのほうが多くの子供が与えられたのです。このようにして、ヤコブは12部族と言われる子供たちを作ったのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、今日の聖書の話ではレアとラケルの子供をめぐる壮絶な戦いを知ることが得来ました。でもこれらはすべてあなたの御計画のうちにあることです。あなたが与えてくださらなければ、子供は与えられません。私たちには想定外のことが多く起こりますが、そのことのうちにあなたの御計画を知るものでありますように。あなたに本当に願い求めるものだけが、あなたによって与えられるものであることを悟ることができますように。この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。

 

 


<<聖書の箇所(旧約聖書:◇創世記)>>  

創 30:1 ラケルは、ヤコブとの間に子供ができないことが分かると、姉をねたむようになり、ヤコブに向かって、「わたしにもぜひ子供を与えてください。与えてくださらなければ、わたしは死にます」と言った。

創 30:2 ヤコブは激しく怒って、言った。「わたしが神に代われると言うのか。お前の胎に子供を宿らせないのは神御自身なのだ。」

創 30:3 ラケルは、「わたしの召し使いのビルハがいます。彼女のところに入ってください。彼女が子供を産み、わたしがその子を膝の上に迎えれば、彼女によってわたしも子供を持つことができます」と言った。

創 30:4 ラケルはヤコブに召し使いビルハを側女として与えたので、ヤコブは彼女のところに入った。

創 30:5 やがて、ビルハは身ごもってヤコブとの間に男の子を産んだ。

創 30:6 そのときラケルは、「わたしの訴えを神は正しくお裁き(ディン)になり、わたしの願いを聞き入れ男の子を与えてくださった」と言った。そこで、彼女はその子をダンと名付けた。

創 30:7 ラケルの召し使いビルハはまた身ごもって、ヤコブとの間に二人目の男の子を産んだ。

創 30:8 そのときラケルは、「姉と死に物狂いの争いをして(ニフタル)、ついに勝った」と言って、その名をナフタリと名付けた。

創 30:9 レアも自分に子供ができなくなったのを知ると、自分の召し使いジルパをヤコブに側女として与えたので、

創 30:10 レアの召し使いジルパはヤコブとの間に男の子を産んだ。

創 30:11 そのときレアは、「なんと幸運な(ガド)」と言って、その子をガドと名付けた。

創 30:12 レアの召し使いジルパはヤコブとの間に二人目の男の子を産んだ。

創 30:13 そのときレアは、「なんと幸せなこと(アシェル)か。娘たちはわたしを幸せ者と言うにちがいない」と言って、その子をアシェルと名付けた。

創 30:14 小麦の刈り入れのころ、ルベンは野原で恋なすびを見つけ、母レアのところへ持って来た。ラケルがレアに、「あなたの子供が取って来た恋なすびをわたしに分けてください」と言うと、

創 30:15 レアは言った。「あなたは、わたしの夫を取っただけでは気が済まず、わたしの息子の恋なすびまで取ろうとするのですか。」「それでは、あなたの子供の恋なすびの代わりに、今夜あの人があなたと床を共にするようにしましょう」とラケルは答えた。

創 30:16 夕方になり、ヤコブが野原から帰って来ると、レアは出迎えて言った。「あなたはわたしのところに来なければなりません。わたしは、息子の恋なすびであなたを雇ったのですから。」その夜、ヤコブはレアと寝た。

創 30:17 神がレアの願いを聞き入れられたので、レアは身ごもってヤコブとの間に五人目の男の子を産んだ。

創 30:18 そのときレアは、「わたしが召し使いを夫に与えたので、神はその報酬(サカル)をくださった」と言って、その子をイサカルと名付けた。

創 30:19 レアはまた身ごもって、ヤコブとの間に六人目の男の子を産んだ。

創 30:20 そのときレアは、「神がすばらしい贈り物をわたしにくださった。今度こそ、夫はわたしを尊敬してくれる(ザバル)でしょう。夫のために六人も男の子を産んだのだから」と言って、その子をゼブルンと名付けた。

創 30:21 その後、レアは女の子を産み、その子をディナと名付けた。

創 30:22 しかし、神はラケルも御心に留め、彼女の願いを聞き入れその胎を開かれたので、

創 30:23 ラケルは身ごもって男の子を産んだ。そのときラケルは、「神がわたしの恥をすすいでくださった」と言った。

創 30:24 彼女は、「主がわたしにもう一人男の子を加えてくださいますように(ヨセフ)」と願っていたので、その子をヨセフと名付けた。