家庭礼拝 2020年5月13日 創世記 27:1-29 リベカの計略とヤコブ

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起 

 今日の聖書の個所は、解説などは必要ないくらいに、ドラマチックで、その物語をどうなるかとワクワクして楽しめるような個所です。ですが、これは決して褒められた話を描いているわけではありません。アブラハム、イサクと続いた信仰が、次の代に継承されるとき、本当は長男のエサウが継承するものをヤコブが横取りしてしまうというものです。それもその主犯は妻のリベカなのです。ヤコブはエサウから長子の特権を譲られたとしても、そのことを父親のイサクは知りません。ですから、当然のようにエサウにその長子の祝福を譲ろうとするのですが、母親のリベカがなんとしてもヤコブにその祝福を得させようとするのです。ヤコブにはためらいがあります。父親をだまし、神様をだまして、その祝福を得たとしてもそれが知れたら呪いが与えられるのではないだろうかと、逡巡しながら、母親のそそのかしを聞くのです。

 この母親のリベカはヤコブが大好きだったのです。エサウは毛深く、粗野で、家にも居つかず、家庭を顧みる様子がなく、野山を駆け巡って狩りをしていたからです。ですが、父親のイサクは違っていました。エサウがたくましく野を駆け回って獲物を追いかけている姿は頼もしく、その取ってきた獲物で食べる食事はイサクの大好きな食事となっていたのです。一方リベカは、ヤコブのような物静かで、知的で、家事をよく手伝い両親を大切にして、家庭を守る肌の滑らかな人が好きだったのです。リベカは大変な美人だったのですから、それに似た感じの男性だったのかもしれません。リベカはヤコブに祝福を受けるようにとそそのかしただけでなく、その具体的な方法を細かく指示します。そしてすっかり年老いて目の悪くなったイサクをだますのです。

 そんなことをしたら本当に呪いの人生を歩まなければならなくなるのではないかと思いますが、そうではないのです。神様が望まないことは実は実現できないのです。たとえ、だますような間違ったことでも、それが起こるというのは神様が認め許しているからなのです。そのような方法によっても神様の祝福が、神様の御心に適うように継承されていくというのが今日の話の大切なところです。目的のためには手段を択ばないということではなくて、良いことでも悪いことでも人間の思いを超えて、神様の計画は実現していくということなのです。

それではストーリーを味わいながら、大切なところだけコメントを入れながら読んでいきたいと思います。事の起こりは父イサクと長男エサウの会話から始まります。1節から4節です。

創 27:1 イサクは年をとり、目がかすんで見えなくなってきた。そこで上の息子のエサウを呼び寄せて、「息子よ」と言った。エサウが、「はい」と答えると、

創 27:2 イサクは言った。「こんなに年をとったので、わたしはいつ死ぬか分からない。

創 27:3 今すぐに、弓と矢筒など、狩りの道具を持って野に行き、獲物を取って来て、

創 27:4 わたしの好きなおいしい料理を作り、ここへ持って来てほしい。死ぬ前にそれを食べて、わたし自身の祝福をお前に与えたい。」

 イサクも年を取ったといいますが何歳くらいでしょうか。イサクの寿命は35章の28節に書かれていますが、180歳まで生きました。イサクもまた高齢のうちに満ち足りて死んだと書かれています。ですからこの時は170歳くらいにはなっていたのだと思います。ちなみにイサクの異母兄弟のイシュマエルは137歳で死んだといいますから、ずいぶん長生きした方です。目もかすんで見えなくなっていたので、いつ死ぬかもわからないと思って、長男のエサウに家督と祝福とを譲ろうと思ったのです。それで、エサウを呼んで、「こんなに年をとったので、わたしはいつ死ぬか分からない。今すぐに、弓と矢筒など、狩りの道具を持って野に行き、獲物を取って来て、わたしの好きなおいしい料理を作り、ここへ持って来てほしい。死ぬ前にそれを食べて、わたし自身の祝福をお前に与えたい。」イサクは、エサウに死ぬ前にそして祝福を与える前に狩りをして、私の好きなおいしい料理を持ってきて欲しい、それを食べてから祝福を与えようと言ったのです。そんなことを言わなければ何事もなかったのですが、それを母親のリベカが聞いていたのです。それからが大変なことになるわけです。5節から8節です。

創 27:5 リベカは、イサクが息子のエサウに話しているのを聞いていた。エサウが獲物を取りに野に行くと、

創 27:6 リベカは息子のヤコブに言った。「今、お父さんが兄さんのエサウにこう言っているのを耳にしました。

創 27:7 『獲物を取って来て、あのおいしい料理を作ってほしい。わたしは死ぬ前にそれを食べて、主の御前でお前を祝福したい』と。

創 27:8 わたしの子よ。今、わたしが言うことをよく聞いてそのとおりにしなさい。

母親のリベカはすぐにその事を弟のヤコブに言いました。そのことの重大さをリベカもヤコブも理解はしていました。理解をしていなかったのはエサウだけなのです。リベカは何とかその祝福を弟のヤコブに引き継がせたいと思い、「わたしの子よ。今、わたしが言うことをよく聞いてそのとおりにしなさい。」と言ったのです。そしてリベカはヤコブに命じて、リベカの考えている計画を実行するようにと言ったのです。エサウとヤコブの物語というと、弟のヤコブが兄のエサウをだまして祝福を取ったといわれがちですが、そのことを積極的に進めたのは実は母親のリベカなのです。主犯であり確信犯なのです。ヤコブはそのお先棒を担いだだけなのです。ですがヤコブもまたその祝福は欲しいと思っていました。イサクが繁栄したのはその祝福があったからだと理解していたからです。エサウにはその思いはなかったのです。

リベカはその計画をヤコブに語り、具体的な方法を指示しました。9節から17節です。

創 27:9 家畜の群れのところへ行って、よく肥えた子山羊を二匹取って来なさい。わたしが、それでお父さんの好きなおいしい料理を作りますから、

創 27:10 それをお父さんのところへ持って行きなさい。お父さんは召し上がって、亡くなる前にお前を祝福してくださるでしょう。」

創 27:11 しかし、ヤコブは母リベカに言った。「でも、エサウ兄さんはとても毛深いのに、わたしの肌は滑らかです。

創 27:12 お父さんがわたしに触れば、だましているのが分かります。そうしたら、わたしは祝福どころか、反対に呪いを受けてしまいます。」

創 27:13 母は言った。「わたしの子よ。そのときにはお母さんがその呪いを引き受けます。ただ、わたしの言うとおりに、行って取って来なさい。」

創 27:14 ヤコブは取りに行き、母のところに持って来たので、母は父の好きなおいしい料理を作った。

創 27:15 リベカは、家にしまっておいた上の息子エサウの晴れ着を取り出して、下の息子ヤコブに着せ、

創 27:16 子山羊の毛皮を彼の腕や滑らかな首に巻きつけて、

創 27:17 自分が作ったおいしい料理とパンを息子ヤコブに渡した。

 リベカがヤコブに話した計画はこのようなことでした。まず、よく肥えた子山羊を二匹取って来ること。それをリベカがイサクが好む料理に料理してやること。そしてその料理をヤコブがイサクのところへ持っていくこと。そうすればイサクは祝福を与えてくれるだろう、と言う事だったのでした。でもヤコブは心配でした。イサクは目が悪くなっていたとしても触れば毛深いエサウと、滑らかな体のヤコブでは直ぐに分かってしまうと思ったのです。ですから、祝福どころか、呪いを受けてしまうのではないかと母親に言うのです。ですがリベカは気丈にも、もしそんなことになったら、私がその呪いを引き受けますと言って、すべての責任を取る覚悟でいるのです。ヤコブが迷っているような姿なのに、リベカは決然としています。そしてとにかく子ヤギを2匹取ってきなさいというのです。ヤコブはその命令に従って、取って来て、リベカは料理をしました。

そしてこれからがリベカの本領発揮です。ヤコブに変装させるのです。とはいってもイサクは目が見えないので、別の変装をさせるのです。まず触られてもわからないように、子ヤギの毛皮をヤコブの腕や首に巻き付けました。エサウのように毛深くしたのです。この子ヤギは、今持ってきて料理した子ヤギの毛皮だと思います。次に、家にしまっておいたエサウの晴れ着を着せました。この晴れ着にはエサウの匂いがついているので、イサクの鼻をだまそうとしたのです。ですが一つだけ変装できないことがありました。それは声なのです。イサクの耳はまだしっかりしていて、ヤコブとエサウの声は聞き分けることができたのです。ですがそれでも、リベカはヤコブを送り出して、イサクから祝福を受けさせようとするのです。

 ヤコブは父イサクのもとに料理を持っていき、父親に話しかけました。18節から20節です。

創 27:18 ヤコブは、父のもとへ行き、「わたしのお父さん」と呼びかけた。父が、「ここにいる。わたしの子よ。誰だ、お前は」と尋ねると、

創 27:19 ヤコブは言った。「長男のエサウです。お父さんの言われたとおりにしてきました。さあ、どうぞ起きて、座ってわたしの獲物を召し上がり、お父さん自身の祝福をわたしに与えてください。」

創 27:20 「わたしの子よ、どうしてまた、こんなに早くしとめられたのか」と、イサクが息子に尋ねると、ヤコブは答えた。「あなたの神、主がわたしのために計らってくださったからです。」

 ヤコブはお父さんと呼びかけたのですが、すぐには誰か分からなかったようです。耳も少し遠いのかもしれません。イサクが、「ここにいる。わたしの子よ。誰だ、お前は」と尋ねたのです。するとヤコブは、長男のエサウですと言って偽り、言われた通りに獲物を取って料理してきました。これを食べて祝福を与えてくださいと言ったのです。イサクは最初不思議に思ったのです。いやに速く狩りをして料理もしてきたものだと思ったからです。ヤコブはエサウが帰ってくる前に、祝福を得なければならなかったので急いでいたのです。ですから、このように嘘をつきました。「あなたの神、主がわたしのために計らってくださったからです。」でもこれは信仰者のヤコブだから言える言葉なのです。エサウには言えなかったでしょう。

 イサクは、ちょっと何か変だなと感じたのかもしれません。それで慎重に、本当にエサウかどうかを確かめようとしました。21節から25節です。

創 27:21 イサクはヤコブに言った。「近寄りなさい。わたしの子に触って、本当にお前が息子のエサウかどうか、確かめたい。」

創 27:22 ヤコブが父イサクに近寄ると、イサクは彼に触りながら言った。「声はヤコブの声だが、腕はエサウの腕だ。」

創 27:23 イサクは、ヤコブの腕が兄エサウの腕のように毛深くなっていたので、見破ることができなかった。そこで、彼は祝福しようとして、

創 27:24 言った。「お前は本当にわたしの子エサウなのだな。」ヤコブは、「もちろんです」と答えた。

創 27:25 イサクは言った。「では、お前の獲物をここへ持って来なさい。それを食べて、わたし自身の祝福をお前に与えよう。」ヤコブが料理を差し出すと、イサクは食べ、ぶどう酒をつぐと、それを飲んだ。

 イサクはヤコブに、近寄りなさいと言って本当にエサウかどうかを確かめようとしました。腕に触るとその腕は毛深く、確かにエサウの腕でした。でも近くで聞く声はヤコブのようだとは思っていたのです。目は見えず、耳は疑っていたが、手で触った感触はヤコブではなく、エサウであると信じたのです。そして最後の確認で、「お前は本当にわたしの子エサウなのだな。」と念を押すと、ヤコブはもちろんですと答えたので、信用することにしたのです。そして料理を食べてから祝福を与えることにしたのです。

 食事が終わって、いよいよ祝福を与える時が来ました。26節から29節です。

創 27:26 それから、父イサクは彼に言った。「わたしの子よ、近寄ってわたしに口づけをしなさい。」

創 27:27 ヤコブが近寄って口づけをすると、イサクは、ヤコブの着物の匂いをかいで、祝福して言った。「ああ、わたしの子の香りは/主が祝福された野の香りのようだ。

創 27:28 どうか、神が/天の露と地の産み出す豊かなもの/穀物とぶどう酒を/お前に与えてくださるように。

創 27:29 多くの民がお前に仕え/多くの国民がお前にひれ伏す。お前は兄弟たちの主人となり/母の子らもお前にひれ伏す。お前を呪う者は呪われ/お前を祝福する者は/祝福されるように。」

 イサクは変装したヤコブに、「わたしの子よ、近寄ってわたしに口づけをしなさい。」と言いました。ヤコブが近寄って口づけをすると、イサクは、ヤコブの着物の匂いをかいで、祝福して言いました。「ああ、わたしの子の香りは/主が祝福された野の香りのようだ。」と言ったのです。ヤコブは臭いでもイサクをだますことができました。リベカがエサウの晴れ着をヤコブに着せたので、そのエサウのにおいが晴れ着についていて、イサクをだますことができたのです。これでイサクはヤコブをエサウと思い、完全に信用したのです。その香りは主が祝福された野の香りの様だと言ったのです。すっかり満足したのです。そしてこのように祝福を与えました。「どうか、神が/天の露と地の産み出す豊かなもの/穀物とぶどう酒を/お前に与えてくださるように。多くの民がお前に仕え/多くの国民がお前にひれ伏す。お前は兄弟たちの主人となり/母の子らもお前にひれ伏す。お前を呪う者は呪われ/お前を祝福する者は/祝福されるように。」このように祝福を与えたのです。それは地上の豊かな実りが与えられ、多くの人々の上に立ち、家族においても一番の権威をもち、多くの人の祝福の源となると言う事です。

 今の私達から考えれば、いくら祝福を与えたとしてもそれが、違う人だとわかったら、訂正して祝福を出し直せばいいではないかと思うのですが、そうではないのです。この祝福というのは神様に代わって祝福しているので、一度約束したこと、祝福したことは取り消されないのです。それは神様が騙されたというよりも、神様はそのことも見越して、祝福を与えられたと考えるべきなのです。ですから、イサクもヤコブもエサウもリベカも、皆神様の手のひらの上で踊らされているようなものなのです。

このようにして、ヤコブはエサウの祝福を父親のイサクをだますという手段を取ってでも、得ようとしたのです。一方、エサウは長子の権利を軽く扱ってヤコブに食事いっぱいで譲ったりしたので、神様から、見放されたのかもしれません。だまされたイサクはそのことを、後々まで怒っているのかと思いきや、180歳で高齢のうちに満ち足りて死んだとありますから、そのことを悔いているわけでもないようです。神様の計画の不思議さと、リベカの決断力のすごさを思わされる個所です。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。今日はヤコブがいかにして父イサクからその祝福を受けたのかを知ることができました。その方法は父親をだますという、卑劣な方法ではありましたが、そのこともまた祝福された出来事の中に含まれてしまったようです。イサクはこのあとその祝福を引き継いで、神様を信じ委ねて生きていくことになります。その信仰は、アブラハム、イサク、ヤコブの神様と呼ばれるような信仰者へとたたえられました。私たちの信仰も、何よりも神様を第一にして、神様を大切にあがめ委ねていくことができますように導いてください。そのためにはリベカのように思い切った行動がとれるように勇気を与えてください。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(旧約聖書:◇創世記)>>  

◆リベカの計略

創 27:1 イサクは年をとり、目がかすんで見えなくなってきた。そこで上の息子のエサウを呼び寄せて、「息子よ」と言った。エサウが、「はい」と答えると、

創 27:2 イサクは言った。「こんなに年をとったので、わたしはいつ死ぬか分からない。

創 27:3 今すぐに、弓と矢筒など、狩りの道具を持って野に行き、獲物を取って来て、

創 27:4 わたしの好きなおいしい料理を作り、ここへ持って来てほしい。死ぬ前にそれを食べて、わたし自身の祝福をお前に与えたい。」

創 27:5 リベカは、イサクが息子のエサウに話しているのを聞いていた。エサウが獲物を取りに野に行くと、

創 27:6 リベカは息子のヤコブに言った。「今、お父さんが兄さんのエサウにこう言っているのを耳にしました。

創 27:7 『獲物を取って来て、あのおいしい料理を作ってほしい。わたしは死ぬ前にそれを食べて、主の御前でお前を祝福したい』と。

創 27:8 わたしの子よ。今、わたしが言うことをよく聞いてそのとおりにしなさい。

創 27:9 家畜の群れのところへ行って、よく肥えた子山羊を二匹取って来なさい。わたしが、それでお父さんの好きなおいしい料理を作りますから、

創 27:10 それをお父さんのところへ持って行きなさい。お父さんは召し上がって、亡くなる前にお前を祝福してくださるでしょう。」

創 27:11 しかし、ヤコブは母リベカに言った。「でも、エサウ兄さんはとても毛深いのに、わたしの肌は滑らかです。

創 27:12 お父さんがわたしに触れば、だましているのが分かります。そうしたら、わたしは祝福どころか、反対に呪いを受けてしまいます。」

創 27:13 母は言った。「わたしの子よ。そのときにはお母さんがその呪いを引き受けます。ただ、わたしの言うとおりに、行って取って来なさい。」

創 27:14 ヤコブは取りに行き、母のところに持って来たので、母は父の好きなおいしい料理を作った。

創 27:15 リベカは、家にしまっておいた上の息子エサウの晴れ着を取り出して、下の息子ヤコブに着せ、

創 27:16 子山羊の毛皮を彼の腕や滑らかな首に巻きつけて、

創 27:17 自分が作ったおいしい料理とパンを息子ヤコブに渡した。

◆祝福をだまし取るヤコブ

創 27:18 ヤコブは、父のもとへ行き、「わたしのお父さん」と呼びかけた。父が、「ここにいる。わたしの子よ。誰だ、お前は」と尋ねると、

創 27:19 ヤコブは言った。「長男のエサウです。お父さんの言われたとおりにしてきました。さあ、どうぞ起きて、座ってわたしの獲物を召し上がり、お父さん自身の祝福をわたしに与えてください。」

創 27:20 「わたしの子よ、どうしてまた、こんなに早くしとめられたのか」と、イサクが息子に尋ねると、ヤコブは答えた。「あなたの神、主がわたしのために計らってくださったからです。」

創 27:21 イサクはヤコブに言った。「近寄りなさい。わたしの子に触って、本当にお前が息子のエサウかどうか、確かめたい。」

創 27:22 ヤコブが父イサクに近寄ると、イサクは彼に触りながら言った。「声はヤコブの声だが、腕はエサウの腕だ。」

創 27:23 イサクは、ヤコブの腕が兄エサウの腕のように毛深くなっていたので、見破ることができなかった。そこで、彼は祝福しようとして、

創 27:24 言った。「お前は本当にわたしの子エサウなのだな。」ヤコブは、「もちろんです」と答えた。

創 27:25 イサクは言った。「では、お前の獲物をここへ持って来なさい。それを食べて、わたし自身の祝福をお前に与えよう。」ヤコブが料理を差し出すと、イサクは食べ、ぶどう酒をつぐと、それを飲んだ。

創 27:26 それから、父イサクは彼に言った。「わたしの子よ、近寄ってわたしに口づけをしなさい。」

創 27:27 ヤコブが近寄って口づけをすると、イサクは、ヤコブの着物の匂いをかいで、祝福して言った。「ああ、わたしの子の香りは/主が祝福された野の香りのようだ。

創 27:28 どうか、神が/天の露と地の産み出す豊かなもの/穀物とぶどう酒を/お前に与えてくださるように。

創 27:29 多くの民がお前に仕え/多くの国民がお前にひれ伏す。お前は兄弟たちの主人となり/母の子らもお前にひれ伏す。お前を呪う者は呪われ/お前を祝福する者は/祝福されるように。」