家庭礼拝 2020年2月5日 創世記 19:1-22 ソドムの滅亡(前半)
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起
今日の聖書の個所は、映画でも見るようなとても劇的なところです。先週のアブラハムのところにやってきた人たちは3人でした。そしてアブラハムはその人たちに、主よ、と言って話しかけていました。ですが、今日の個所では二人の御使いとなっています。そうすると3人のうちの一人が主であって、アブラハムにソドムとゴモラを滅ぼす話をしたのは主であると考えられます。そしてアブラハムとの執り成しの問答を終えると、主は去って行かれたと書かれていますが、これは主だけが去って行かれて、二人の主の御使いはそのままソドムとゴモラに向かったと考えられます。この二人の主の御使いは、主に命じられて、ソドムとゴモラを滅ぼしにやってきたのです。10人の正しい人がいたならば、町を滅ぼさないとの神様との約束でしたが、いったいそれはどうなったのでしょうか。
この19章ではほとんどロトの物語だけが語られています。一度に学ぶにはちょっと長すぎるので、今日はその前半だけにしておきます。ソドムとゴモラを脱出する時までです。そして次週に脱出してからのことが書かれていますが、後ろを振り返ったために塩の柱にされてしまったロトの妻の話や硫黄の火が降って来て、すべてが滅ぼされたソドムとゴモラの話が書かれています。そして生き延びたロトと二人の娘がそのあとどのような生活をしたのかまでが書かれています。
このソドムとゴモラはどうして滅ぼされてしまったのでしょうか。アブラハムたちが遊牧民であるのに対して、このソドムとゴモラは都市文明の中にある町です。聖書にはこのような都市が発展しすぎて、神様を忘れ傲慢になり、罪を犯して滅ぼされてしまう話が良く出てきます。有名なのはバベルの塔の話です。このバベルの人々は自分たちの文明に何もできないことはないと思い込み、神様に反抗するようになったのです。そして、神様によって、言葉を乱されて、意思疎通ができなくなりバラバラになってしまうのです。さらに古くはカイン子孫たちです。この子孫たちも都市を作って傲慢になっていましたが、ノアの洪水の時にはその子孫たちはみな滅ぼされたのです。そして残ったのはアダムの最後の子供セトの子孫のノアの家族だけだったのです。このように、都会に住む者たちは、そこでの享楽的な生活におぼれて、神様を忘れてしまって罪を犯し、滅ぼされることが多いのです。このソドムとゴモラの町もそれほど大きな町ではなかったのですが、やはり同じような罪に陥っていました。そして滅ぼされてしまうのです。今でもこの地域には硫黄や重油の浮き出たアスファルト地帯があるのだそうです。この時の名残ともいえます。
現代はまさに大都会に住む文明社会の時代です。みんな神様のことなど忘れて、それぞれの道を進んでいます。それでも滅ぼされないでいるのは、イエス様が、私たちの罪を負って、執り成してくださっているからです。そしてイエス様に従って歩む者たちが、同じように世界のためにとりなしているからなのです。私たちもその一翼を担うものとして、この人類が滅びないように執り成しの祈りをささげることが、大切なのです。
承
それでは聖書の個所ですが、主がアブラハムのところを離れ、二人の主の使いはソドムとゴモラに向かいました。そこには何があったでしょうか。1節から3節です。
創
19:1 二人の御使いが夕方ソドムに着いたとき、ロトはソドムの門の所に座っていた。ロトは彼らを見ると、立ち上がって迎え、地にひれ伏して、
創
19:2 言った。「皆様方、どうぞ僕の家に立ち寄り、足を洗ってお泊まりください。そして、明日の朝早く起きて出立なさってください。」彼らは言った。「いや、結構です。わたしたちはこの広場で夜を過ごします。」
創
19:3 しかし、ロトがぜひにと勧めたので、彼らはロトの所に立ち寄ることにし、彼の家を訪ねた。ロトは、酵母を入れないパンを焼いて食事を供し、彼らをもてなした。
このように、二人の主の使いがソドムの門のところまで来ました。もう夕方になっていました。ロトのところにはアブラハムから連絡があったのでしょうか、ロトがソドムの門のところに座っていました。そして、この二人の主の御使いを見ると立ち上がって迎え、そして地にひれ伏してこう言ったのです。「皆様方、どうぞ僕の家に立ち寄り、足を洗ってお泊まりください。そして、明日の朝早く起きて出立なさってください。」と言いました。このロトの言い方を見ると、ロトはまだソドムが滅ぼされそうになっているのを知らないようです。ですから知らせは来ていないのです。そして、この二人がどこへ行くのかもわからないのに、泊まった後は明日の朝早く起きて出発してくださいと、何か事務的に言っている感じもします。旅人を迎い入れるというのは、アブラハムもしたように、この当時の信仰ある人はそのことを大切なこととして実行していたのです。ですがアブラハムの方が自分から旅人の方によって迎えに行き、食事も用意し、自分で給仕したりして、温かくもてなしているのですが、ロトの方は何か、形だけで冷たい気もします。義務を果たしているような雰囲気です。
この主の使いの二人は、広場で夜を過ごすからと言って、ロトの誘いを断ったのですが、ロトが是非にと勧めたので、ロトのところに立ち寄ることにしたのです。するとロトは酵母を入れないパンを焼いて食事を供し、彼らをもてなしたのです。このもてなし方もアブラハムが上等の小麦粉でパン菓子をこしらえ、やわらかくておいしそうな子牛を選んで料理し、凝乳や乳と一緒にふるまったのに比べて、ロトは酵母を入れないパンを焼いてもてなしたとあり、とても質素です。ですが、確かロトもアブラハムと同じように多くの財産があったはずです。
ところが、その食事の後でとんでもない事件が起こるのです。4節から9節です。
創
19:4 彼らがまだ床に就かないうちに、ソドムの町の男たちが、若者も年寄りもこぞって押しかけ、家を取り囲んで、
創
19:5 わめきたてた。「今夜、お前のところへ来た連中はどこにいる。ここへ連れて来い。なぶりものにしてやるから。」
創
19:6 ロトは、戸口の前にたむろしている男たちのところへ出て行き、後ろの戸を閉めて、
創
19:7 言った。「どうか、皆さん、乱暴なことはしないでください。
創
19:8 実は、わたしにはまだ嫁がせていない娘が二人おります。皆さんにその娘たちを差し出しますから、好きなようにしてください。ただ、あの方々には何もしないでください。この家の屋根の下に身を寄せていただいたのですから。」
創
19:9 男たちは口々に言った。「そこをどけ。」「こいつは、よそ者のくせに、指図などして。」「さあ、彼らより先に、お前を痛い目に遭わせてやる。」そして、ロトに詰め寄って体を押しつけ、戸を破ろうとした。
まだ床に就く前に、ロトの家の周りにソドムの町の男たちが、若者も年寄りもこぞって押しかけてきて、家を取り囲んだのです。いったい何ごとなのでしょうか。この群衆は二人の旅人に対して、敵意を抱いており、屈服させようとしているのです。ソドムの人たちは、この二人が神様の使いであり、自分たちに対して、何かたくらみがあると感じているのです。ですから敵のスパイがやってきたというような感じで、「今夜、お前のところへ来た連中はどこにいる。ここへ連れて来い。なぶりものにしてやるから。」と言いました。なぶりものにしてやるというのは普通の意味での暴行するということよりも、強姦してやるという意味です。そうすることによって、相手を屈服させ、自分たちを優位にしようとしているのです。すなわち自分たちの方が神様よりも偉いと思いたがっているのです。
このような思いもかけない大変なことになったことで、ロトは、戸口の前にたむろしている男たちのところへ出て行き、後ろの戸を閉めて、こう言いました。「どうか、皆さん、乱暴なことはしないでください。実は、わたしにはまだ嫁がせていない娘が二人おります。皆さんにその娘たちを差し出しますから、好きなようにしてください。ただ、あの方々には何もしないでください。この家の屋根の下に身を寄せていただいたのですから。」というのです。ロトには結婚した娘が数人とまだ結婚していない娘が二人いました。その未婚の娘が家にまだいたので、ロトはその旅人を強姦すると騒いでいる男たちに対して、自分の未婚の娘が二人いるから、その娘を差し出すというのです。そして好きなようにしていいから、あの旅人達には何もしないでくださいというのです。この家の客人となってくれたのだから、そうして欲しいというのですが、今の常識ではとても考えられないことです。それほど旅人の客人を大切にしていたということもありますが、一方で女性というものがそれほど軽んじられていたということでもあります。男性というのは一人前の人間ですが、女性というのは人間扱いされていないで、家畜などと同じように、所有物としてしか見られていなかったのです。ですからこのような、自分の娘を差し出すから好きなようにしていいというようなことが言えるのです。ほかの聖書の個所でもこのようなことがありました。当時は比較的、このようなことがあったのです。
その取り囲んだ男たちの群衆はどうしたでしょうか、ますますいきり立ってきたのです。9節から13節です。
創
19:9 男たちは口々に言った。「そこをどけ。」「こいつは、よそ者のくせに、指図などして。」「さあ、彼らより先に、お前を痛い目に遭わせてやる。」そして、ロトに詰め寄って体を押しつけ、戸を破ろうとした。
創
19:10 二人の客はそのとき、手を伸ばして、ロトを家の中に引き入れて戸を閉め、
創
19:11 戸口の前にいる男たちに、老若を問わず、目つぶしを食わせ、戸口を分からなくした。
創
19:12 二人の客はロトに言った。「ほかに、あなたの身内の人がこの町にいますか。あなたの婿や息子や娘などを皆連れてここから逃げなさい。
創
19:13 実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが主のもとに届いたので、主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。」
この群衆たちは、ロトに対して、「そこをどけ。」「こいつは、よそ者のくせに、指図などして。」「さあ、彼らより先に、お前を痛い目に遭わせてやる。」と脅してきました。ロトたちはアブラハムと別れてこの地に来た新参者なので、よそ者のくせに、指図するなと恫喝されたのです。そしてお前を先に痛い目に合わせてやると言って、詰め寄って来て、体をぶつけてきたのです。そして体ごと戸を破ろうとしました。すると二人の御使いは閉じていた戸を開いて、手を伸ばしロトを家の中に引き入れ、自分たちが外に出て、戸を閉めたのです。そして、この御使いは戸口の前にいる男たちに、目つぶしを食わせて、戸口をわからなくした、と書かれています。この目つぶしというのは人間が灰などを撒いて目にゴミを入れて目を見えなくするというよりも、御使いの不思議な能力で、この群衆たちの目をくらませてしまったと考えた方がよいでしょう。強い光線が出たのかもしれません。この群衆たちは目が見えなくなって、戸口が分からなくなったのです。
この二人の御使いはまた家の中に入り戸を閉め、ロトに言いました。「ほかに、あなたの身内の人がこの町にいますか。あなたの婿や息子や娘などを皆連れてここから逃げなさい。実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが主のもとに届いたので、主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。」と言いました。ロトたちは初めてこの方たちが神の御使いであり、この町を滅ぼしに来たことが分かったのです。この御使いはロトに、あなたの身内の人がこの町にいますか、と言いました。トロの身内の者は助けてやろうとするのです。そしてあなたの婿や息子や娘などを皆つれて、ここから逃げなさいと、指示しました。
転
御使いから主の計画を教えられたロトは、嫁いだ娘たちの家に行って、事の重大さを説明して、逃げるようにと伝えたのです。14節から16節です。
創
19:14 ロトは嫁いだ娘たちの婿のところへ行き、「さあ早く、ここから逃げるのだ。主がこの町を滅ぼされるからだ」と促したが、婿たちは冗談だと思った。
創
19:15 夜が明けるころ、御使いたちはロトをせきたてて言った。「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって滅ぼされてしまう。」
創
19:16 ロトはためらっていた。主は憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされた。
ロトは嫁いだ娘たちの婿のところに行ったと言いますから、2人か3人の嫁に行った娘がいたのかもしれません。そしてその婿たちに、「さあ早く、ここから逃げるのだ。主がこの町を滅ぼされるからだ」と促しましたが、婿たちは冗談だと思って取り合わなかったのです。それもそうだと思います。いつもの生活をしているところに、突然、今、神様がこの町を滅ぼされるから逃げろと言われてもそれを信じられる人はいないと思います。ロト自身もまだためらっていたのです。そして夜が明けるころまでロトもぐずぐずしていたのです。すると御使いたちはロトをせきたててこう言ったのです。「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって滅ぼされてしまう。」と言ったのです。御使いは、ロトの言葉を信じない婿と嫁に行った娘たちのことはもういいから、あなたの妻と二人の未婚の娘だけでもここから連れて行きなさいと言ったのです。
それでもロトはまだためらっていたのです。主はこのロトを憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされたのです。主の御使いは、主の命令によって、ロトと妻と二人の娘の手を取って、無理やりにでも町の外に連れ出したのです。それは必ずしもロトの意志ではなかったのです。このままぐずぐずしていたならば、ロトたちも滅ぼされたのです。ですが神様は、ロトを憐れんでくれたのです。正しい人が滅んでしまうことに憐れんで下さり、無理やりにでも助けることにしたのです。ですから、私たちももしかすると、神様が憐れんでくださって、自分がしたくないようなことでも、又は出会いたくないような経験の中にでも、神様が無理やりにでも連れて行くようなことがあるのかもしれません。その時には、自分はなんでこんな目に合うのかと思うのかもしれませんが、それもまた神様が私たちの魂を助けるために、憐れんでやってくれたのかもしれないと受け取ることができるのです。神様は正しいものを憐れんでくださるのです。そして手を取って助けてくださるのです。
ロトたちは、御使いに手を引かれて、町を出ました。そこでは何が起こったでしょうか。17節から22節です。
創
19:17 彼らがロトたちを町外れへ連れ出したとき、主は言われた。「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにもとどまるな。山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる。」
創
19:18 ロトは言った。「主よ、できません。
創
19:19 あなたは僕に目を留め、慈しみを豊かに示し、命を救おうとしてくださいます。しかし、わたしは山まで逃げ延びることはできません。恐らく、災害に巻き込まれて、死んでしまうでしょう。
創
19:20 御覧ください、あの町を。あそこなら近いので、逃げて行けると思います。あれは小さな町です。あそこへ逃げさせてください。あれはほんの小さな町です。どうか、そこでわたしの命を救ってください。」
創
19:21 主は言われた。「よろしい。そのこともあなたの願いを聞き届け、あなたの言うその町は滅ぼさないことにしよう。
創
19:22 急いで逃げなさい。あなたがあの町に着くまでは、わたしは何も行わないから。」そこで、その町はツォアル(小さい)と名付けられた。
ロトたちが、御使いに手を引かれて町はずれ迄来た時、主がこういわれました。「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにもとどまるな。山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる。」こう言ったのです。低地のどこにもとどまるな、山へ逃げなさい、と言うのはロトたちにとっては文字通りのことですが、もう一つの意味は、低地とはこの世的な快楽主義の世界です。山とは、聖なる信仰の世界です。神様はロトたちに、この世的な世界から、命がけで逃れよ、後ろを振り返ってはいけない、この世的などこにもとどまってはいけない、ただ神様を見つめ聖なる信仰の世界に上り詰めなさい。それまでは後ろを振り返ってはいけない、と言ったのです。この世的なものはすべて滅ぼされるから、そこにとどまってはならない、聖なる山に登りなさいと言われているのです。
ところが、ロトは「主よ、できません。あなたは僕に目を留め、慈しみを豊かに示し、命を救おうとしてくださいます。しかし、わたしは山まで逃げ延びることはできません。恐らく、災害に巻き込まれて、死んでしまうでしょう。御覧ください、あの町を。あそこなら近いので、逃げて行けると思います。あれは小さな町です。あそこへ逃げさせてください。あれはほんの小さな町です。どうか、そこでわたしの命を救ってください。」と言ったのです。このロトにはどこかしらいつも甘さがあります。何時もアブラハムに頼り切ってその甘えがぬぐい切れないのかもしれません。アブラハムは、このソドムとゴモラとそしてロトたちとをとりなして、どうか救ってくださいと神様にお願いしました。自分のことではなく、人の救いのために神様にお願いしたのです。ですがロトは、逃げるにも御使いに手を引かれないと逃げられないし、逃げ始めても、命じられた通り山まで逃げ延びることができないから、近くの町までで勘弁してください、というのです。それにもかかわらず、自分の命は救ってくださいというのです。そんなロトですが、それでも神様はその願いを聞き届けてくださり、その町を滅ぼさないことにし、「あなたがあの町に着くまでは、わたしは何も行わないから。」と言ったのです。このようにして、ロトは救われるのです。
結
ロトには、どこかしら甘さがあります。ですが神様はロトを憐れんでくださったのです。ロトにはアブラカムから受けた信仰があったのです。その信仰のゆえに救われることになりました。それは決してロトの信仰の力ではありません。ロトはいつもぐずぐずしていました。それを御使いたちが手を引いて、連れ出し、救い出すのです。自分の力はなくても神様の力と憐れみとによって救われるのです。このソドムとゴモラにはロト以外の正しい人はいなかったのです。その妻と未婚の二人の娘は、ロトの信仰によって救われるのです。ですが、妻にはまだ別の災害がやってきます。嫁いだ娘たちとその婿たちはロトの言うことを信じて従えば救われました。ですが、それを信じることができなくて、嘘だと思い、その町と共に滅んでしまいます。ただ、神様の言うことを信じて、無理やりにでも連れ出されたロトたちだけが救われたのです。神様を信じる者には、神様の哀れみが与えられるのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様、あなたは私たちを憐れんでくださって、私たちの手を取り、この世の罪から救い出そうとして、山に登らせてくださいます。そのことを私たちは気が付かず、無理やり苦しい目に合わされていると勘違いしたりもします。ですが、そのことを受け入れて、静かに考えれば、神様の御手の業が見えてくることを思います。神様どうかあなたの御業を受け入れ、あなたに従っていくものでありますように。この世に溺れることなく、必死になって山に登り災いから逃れることができますように。
この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇創世記)>>
◆ソドムの滅亡
創 19:1 二人の御使いが夕方ソドムに着いたとき、ロトはソドムの門の所に座っていた。ロトは彼らを見ると、立ち上がって迎え、地にひれ伏して、
創 19:2 言った。「皆様方、どうぞ僕の家に立ち寄り、足を洗ってお泊まりください。そして、明日の朝早く起きて出立なさってください。」彼らは言った。「いや、結構です。わたしたちはこの広場で夜を過ごします。」
創 19:3 しかし、ロトがぜひにと勧めたので、彼らはロトの所に立ち寄ることにし、彼の家を訪ねた。ロトは、酵母を入れないパンを焼いて食事を供し、彼らをもてなした。
創 19:4 彼らがまだ床に就かないうちに、ソドムの町の男たちが、若者も年寄りもこぞって押しかけ、家を取り囲んで、
創 19:5 わめきたてた。「今夜、お前のところへ来た連中はどこにいる。ここへ連れて来い。なぶりものにしてやるから。」
創 19:6 ロトは、戸口の前にたむろしている男たちのところへ出て行き、後ろの戸を閉めて、
創 19:7 言った。「どうか、皆さん、乱暴なことはしないでください。
創 19:8 実は、わたしにはまだ嫁がせていない娘が二人おります。皆さんにその娘たちを差し出しますから、好きなようにしてください。ただ、あの方々には何もしないでください。この家の屋根の下に身を寄せていただいたのですから。」
創 19:9 男たちは口々に言った。「そこをどけ。」「こいつは、よそ者のくせに、指図などして。」「さあ、彼らより先に、お前を痛い目に遭わせてやる。」そして、ロトに詰め寄って体を押しつけ、戸を破ろうとした。
創 19:10 二人の客はそのとき、手を伸ばして、ロトを家の中に引き入れて戸を閉め、
創 19:11 戸口の前にいる男たちに、老若を問わず、目つぶしを食わせ、戸口を分からなくした。
創 19:12 二人の客はロトに言った。「ほかに、あなたの身内の人がこの町にいますか。あなたの婿や息子や娘などを皆連れてここから逃げなさい。
創 19:13 実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが主のもとに届いたので、主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。」
創 19:14 ロトは嫁いだ娘たちの婿のところへ行き、「さあ早く、ここから逃げるのだ。主がこの町を滅ぼされるからだ」と促したが、婿たちは冗談だと思った。
創 19:15 夜が明けるころ、御使いたちはロトをせきたてて言った。「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって滅ぼされてしまう。」
創 19:16 ロトはためらっていた。主は憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされた。
創 19:17 彼らがロトたちを町外れへ連れ出したとき、主は言われた。「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにもとどまるな。山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる。」
創 19:18 ロトは言った。「主よ、できません。
創 19:19 あなたは僕に目を留め、慈しみを豊かに示し、命を救おうとしてくださいます。しかし、わたしは山まで逃げ延びることはできません。恐らく、災害に巻き込まれて、死んでしまうでしょう。
創 19:20 御覧ください、あの町を。あそこなら近いので、逃げて行けると思います。あれは小さな町です。あそこへ逃げさせてください。あれはほんの小さな町です。どうか、そこでわたしの命を救ってください。」
創 19:21 主は言われた。「よろしい。そのこともあなたの願いを聞き届け、あなたの言うその町は滅ぼさないことにしよう。
創 19:22 急いで逃げなさい。あなたがあの町に着くまでは、わたしは何も行わないから。」そこで、その町はツォアル(小さい)と名付けられた。