家庭礼拝 2019年12月11日 創世記 14:1-24ロトの救出
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起
今日の聖書の個所は、聖書の中ではじめて戦争が行われる場面です。旧約聖書はいたるところに戦争の場面が出てきますが、本格的に戦争の場面が最初に出てくるのは今日の個所です。アブラムは争いの好きな人ではなく、むしろ平和を愛する人で、ロトとの争いの時にも自分から退いて、ロトに好きな方を選ばせるくらいでした。ですが、このアブラムが戦争に巻き込まれて戦わざるを得なくなってしまうのです。なぜかというと、この地方で王たちの争いが起こり、それに巻き込まれたロトが家族や財産を奪われ、捕虜となって連れていかれたのです。そのロトを救出するために、アブラムは戦わざるを得なかったのです。
このアブラムに、王たちと戦うほどの戦力があったのでしょうか。実はアブラムの勢力はとても大きかったのです。遊牧民の群れなどというもののイメージは家族主体でせいぜい数十人の規模かと思っていたら、この時のアブラムの勢力は、「彼の家で生まれた奴隷で、訓練を受けた者三百十八人を召集し、ダンまで追跡した。」と書かれていますから、大変な数です。戦闘訓練を受けたものだけで318人ということは、その訓練を受けていない男子も含めれば子供もいるので、500人以上は居ることになり、女性も含めれば千人以上くらいの、遊牧民集団を作っていたということになるのです。たぶん一か所では狭すぎるので、広く散らばっていくつかのグループに分かれて遊牧し、その頂点にアブラムがいることになるのです。そして、この有事の時にはアブラムが号令をかけて、戦闘員を集めたのです。この当時の王様と言っても部落の王様みたいなものですから、アブラムに比べればむしろ小さい王様たちだったかもしれません。
結局、アブラムは敵を破って、ロトとその家族たちを助け、ほかにも捕虜となって連れていかれた別の国の人々をも、解放したのです。このようにして、アブラムが勝利して帰ってきたとき、迎えてくれたのがソドムの王様とサレムの王様のメレキゼデクです。このメレキゼデクが、のちにイエス様との関連で重要な人物となるのです。このメレキゼデクが現れるのは、この戦いでアブラムを迎えに来た時だけなのですが、なぜ重要な人物となったかというと、この人は王様でありますが、祭司でもあって、アブラムが帰ってきたときに、パンと葡萄酒を持ってきて、そしてアブラムを祝福して神様に祈りをささげたのです。これがイエス様の聖餐の場面につながっていくのです。メレキゼデクが王であり、祭司であるように、イエス様も王であり祭司であるという考え方なのです。そしてアブラムはこのメレキゼデクに敬意を表して、すべてのものの十分の一を彼に贈ったのです。これが十分の一献金の基となるのです。このように、メレキゼデクはイエス様の原型として、ここに現れてくるのです。出てくる場面は非常に少ないのですが、この聖書の中では重要な地位を占めているのです。
ちなみに、サレムの王メレキゼデクのサレムとはその後のエルサレムなのです。サレムとは義を表し、義の王、すなわち神様に対して正しい王様という意味なのです。そういった意味でものちのイエス様と関連が深いののです。
承
それでは、聖書の王様たちの戦いの場面に移ります。それは誰と誰の戦争だったのでしょうか。1節から3節です。
創 14:1 シンアルの王アムラフェル、エラサルの王アルヨク、エラムの王ケドルラオメル、ゴイムの王ティドアルが、
創 14:2 ソドムの王ベラ、ゴモラの王ビルシャ、アドマの王シンアブ、ツェボイムの王シェムエベル、ベラ、すなわちツォアルの王と戦ったとき、
創 14:3 これら五人の王は皆、シディムの谷、すなわち塩の海で同盟を結んだ。
ここで4つの国の王様が、同盟を結んだ5つの国の王様と戦ったことが書かれています。ここでは私たちが知っているのはソドムとゴモラくらいですが、それぞれは国というよりも町です。すなわち、一つの町に一人の王様がいたというような感じなのです。攻められたのはソドムと、ゴモラと、アドマと、ツェボイムと、ツォアルの町と王様なのです。ロトは不運にもこのソドムの町の近くに住んでいたので、この戦いに巻き込まれてしまったのです。この5つの町の王様たちは死海の谷の近くに住んでいたので、シディムの谷、すなわち今の死海の南側のほとりで、同盟を結んで戦うことにしたのです。
どうしてこの戦争は起こったのでしょうか。4節から9節を読んでみましょう。
創 14:4 彼らは十二年間ケドルラオメルに支配されていたが、十三年目に背いたのである。
創 14:5 十四年目に、ケドルラオメルとその味方の王たちが来て、アシュテロト・カルナイムでレファイム人を、ハムでズジム人を、シャベ・キルヤタイムでエミム人を、
創 14:6 セイルの山地でフリ人を撃ち、荒れ野に近いエル・パランまで進んだ。
創 14:7 彼らは転進して、エン・ミシュパト、すなわちカデシュに向かい、アマレク人の全領土とハツェツォン・タマルに住むアモリ人を撃った。
創 14:8 そこで、ソドムの王、ゴモラの王、アドマの王、ツェボイムの王、ベラすなわちツォアルの王は兵を繰り出し、シディムの谷で彼らと戦おうと陣を敷いた。
創 14:9 エラムの王ケドルラオメル、ゴイムの王ティドアル、シンアルの王アムラフェル、エラサルの王アルヨクの四人の王に対して、これら五人の王が戦いを挑んだのである。
この辺一帯を支配していたのは、ケドルラオメルという人のようです。死海の近くの5人の王様もこの人に12年間も支配されていたのですが、きっとひどい目に合わされて、13年目に背いたのです。すると14年目にこのケドルラオメルは、味方になってくれる王たちを連れて、5人の王たちの領地に攻め込んできて侵害し始めたのです。それでこの5人の王たちは同盟を結んでシディムの谷、すなわち死海の南側にある荒れ地のところで、彼らと戦おうとして陣を敷いたのです。エラムの王ケドルラオメルの4人の王たちとソドム、ゴモラの5人の王たちの戦いが始まったのです。この攻めてきた王様たちはどこから来たのかというとゴイム以外はみなメソポタミアのチグリス、ユーフラテス川河口の近くの王様なのです。すなわち、アブラムの出身のカルデアの地ウルのすぐ近くなのです。のちのバビロンとなるところですが、この時代から、カナン地帯を侵略していたのです。
この戦いはどうなったでしょうか。10節から12節です。
創 14:10 シディムの谷には至るところに天然アスファルトの穴があった。ソドムとゴモラの王は逃げるとき、その穴に落ちた。残りの王は山へ逃れた。
創 14:11 ソドムとゴモラの財産や食糧はすべて奪い去られ、
創 14:12 ソドムに住んでいたアブラムの甥ロトも、財産もろとも連れ去られた。
このシディムの谷には至る所に天然アスファルトの穴があったといいます。この地帯は地下に原油の層があって、天然アスファルトが噴き出ていたようです。のちに、ソドムとゴモラは神様が天から硫黄の火を降らせて滅ぼしてしまうのですが、もしかするとこれは硫黄とあるので火山の噴火のような火かと思っていましたが、この地下の原油が噴き出して、それに火が付き、この地方一帯を焼き尽くしたのかもしれません。それほどこの地帯には原油が噴き出して穴を作っていたのです。この戦いでは5人の王様たちが破れ逃げ回っているうちに、ソドムとゴモラの王様はその穴に落ちてしまい、残りの王様たちは山に逃げたとあります。ですから、ソドムとゴモラの財産や食料はすべて奪い去られたのです。ちょうどその時、ソドムに住んでいたアブラムの甥のロトも、財産もろとも連れ去られてしまったのです。
さて、甥のロトが捕虜になって、その一族が全員連れ去られて、アブラムはどうしたでしょうか。13節から16節です。
創 14:13 逃げ延びた一人の男がヘブライ人アブラムのもとに来て、そのことを知らせた。アブラムは当時、アモリ人マムレの樫の木の傍らに住んでいた。マムレはエシュコルとアネルの兄弟で、彼らはアブラムと同盟を結んでいた。
創 14:14 アブラムは、親族の者が捕虜になったと聞いて、彼の家で生まれた奴隷で、訓練を受けた者三百十八人を召集し、ダンまで追跡した。
創 14:15 夜、彼と僕たちは分かれて敵を襲い、ダマスコの北のホバまで追跡した。
創 14:16 アブラムはすべての財産を取り返し、親族のロトとその財産、女たちやそのほかの人々も取り戻した。
その戦いから逃げ延びてきた一人の男がアブラムのところにきて、ロトが連れ去られたことを知らせました。この逃げ延びてきた男とは、ロトの使用人だったかもしれません。この時、アブラムはロトが低地の方に行ったので、高地の方に移動していました。ここはマレムの樫木と呼ばれるところで、ヘブロンの近くのようです。マレムというのは地名ではなくて、アモリ人のマレムという人の所有している土地のようです。このマレムにはエシュコルとアネルという兄弟がおり、アブラムとは同盟を結んでいました。アブラムは、親族の者が捕虜になったと聞いて、彼の家で生まれた奴隷で、訓練を受けた者三百十八人を召集し、ダンまで追跡した、とあります。アブラムは外から連れてきた奴隷ではなく、生まれつきアブラムの家で育った、信頼のおける、訓練を受けたものを318人を召集したとありますから、アブラムの部族は大変な数であったと思います。最低でも千人、多ければ2千人の部族となると思います。アブラムは、この精鋭を連れて、ロトを取り戻すためにダンまで追跡しました。ダンとはガリラヤ湖よりももっと北にある、湿地帯です。アブラムのいるところからはずいぶん離れているのですが、もっと北のダマスコのさらに北にあるホバまで追跡したのです。アブラムたちは夜に僕たちと別れて、奇襲をかけて敵を襲ったのです。そして、敵は逃げ去り、すべての財産を取り戻し、親族のロトとその財産、女たちやそのほかの人々も取り戻したのです。この中にはソドムの人たちと財産も含まれていました。
転
さて、アブラムたちが敵を破って、凱旋してきたときに何があったでしょうか。17節から20節です。
創 14:17 アブラムがケドルラオメルとその味方の王たちを撃ち破って帰って来たとき、ソドムの王はシャベの谷、すなわち王の谷まで彼を出迎えた。
創 14:18 いと高き神の祭司であったサレムの王メルキゼデクも、パンとぶどう酒を持って来た。
創 14:19 彼はアブラムを祝福して言った。「天地の造り主、いと高き神に/アブラムは祝福されますように。
創 14:20 敵をあなたの手に渡された/いと高き神がたたえられますように。」アブラムはすべての物の十分の一を彼に贈った。
アブラムたちが、帰ってきたとき二人の王様が出迎えてくれました。一人はソドムの王様で逃げるときにアスファルトの穴に落ちたのですが、助かっていたようです。もう一人はサレムの王様メルキゼデクです。サレムの王様はこの同盟には入っておらず、捕虜も取られていなかったのですが、アブラムの働きを祝して迎えに来たのです。この王様はいと高き神の祭司であったとあり、疲れて帰ってきた人たちのために、パンと葡萄酒を持ってきたのです。出迎えた場所は、シャベの谷、すなわち王の谷とありますが、ここはサレムの近くの西側の谷なのです。メルキゼデクはすぐ近くの王様ですが、もう一人の王様はソドムからは結構遠いので、その王様は頑張ってここまで迎えに来たようです。
メルキゼデクは祭司でもあったので、アブラムを祝福して、「天地の造り主、いと高き神に/アブラムは祝福されますように。敵をあなたの手に渡された/いと高き神がたたえられますように。」と、その栄光を神様に帰して、アブラムを祝福したのです。信仰深いアブラムはそのことに感激して、すべての物の十分の一を彼に贈ったのです。これが十分の一献金のもととなったのです。そして王であり祭司であるメレキゼデクがパンと葡萄酒を持ってきて、祝福したことが、王であり祭司であるイエス様の元型とされ、最後の晩餐の祝福と重なってくるのです。
一方、ソドムの王様はどうしたでしょうか。21節から24節です。
創 14:21 ソドムの王はアブラムに、「人はわたしにお返しください。しかし、財産はお取りください」と言ったが、
創 14:22 アブラムはソドムの王に言った。「わたしは、天地の造り主、いと高き神、主に手を上げて誓います。
創 14:23 あなたの物は、たとえ糸一筋、靴ひも一本でも、決していただきません。『アブラムを裕福にしたのは、このわたしだ』と、あなたに言われたくありません。
創 14:24 わたしは何も要りません。ただ、若い者たちが食べたものと、わたしと共に戦った人々、すなわち、アネルとエシュコルとマムレの分は別です。彼らには分け前を取らせてください。」
アブラムはソドムの王様から、こう言われました。「人はわたしにお返しください。しかし、財産はお取りください」 もともとソドムの王様のものだから、全部返してくれと言われてもしょうがない面がありますが、一方アブラムが敵から奪い取ったものだから、全部アブラムのものであるともいえます。このソドムの王様は比較的良心的で、人だけは自分の国の民だから返してほしい、奴隷にはしたくない、というつもりで言ったのです。そして財産はあなたが苦労して取ってきたものだから取ってくださいといったのです。所がアブラムの返事は意外なものでした。ソドムの王にこう言ったのです。「わたしは、天地の造り主、いと高き神、主に手を上げて誓います。あなたの物は、たとえ糸一筋、靴ひも一本でも、決していただきません。『アブラムを裕福にしたのは、このわたしだ』と、あなたに言われたくありません。
わたしは何も要りません。ただ、若い者たちが食べたものと、わたしと共に戦った人々、すなわち、アネルとエシュコルとマムレの分は別です。彼らには分け前を取らせてください。」と言ったのです。
どうしてアブラムはこんなことを言ったのでしょうか。せっかくソドムの王様が財産は遠慮なくとっても良いと言っているのですから、遠慮することはないはずなのですが、なぜなのでしょうか。それはアブラムの信仰から来るのです。アブラムは今まで、人の力によって富んだことはないのです。いつでもアブラムを富ませてくださったのは神様なのです。アブラムはもしかすると1000人以上の人を養っていたかもしれないので、そこに飼われている羊は1万頭以上いるかもしれません。そこまでアブラムを富ましてくださったのは神様なのですから、それを人から財産をもらったために、アブラムが富んだのは私が財産を与えたからだなどと言われたら、神様に申し訳ないという気持ちが強かったのです。それで、たとえ糸一筋、靴紐一本でも決していただきませんと言ったのです。ただ、若い者たちが食べたものと、わたしと共に戦った人々、すなわち、アネルとエシュコルとマムレの分は別です。彼らには分け前を取らせてください、と言ったのです。アブラムは信仰によって富むことができますが、異邦人のアネルとエシュコルとマムレには当時の常識として、その分け前を取らせてください、命をかけて戦ってきたのですからと言ったのです。アブラムは、受け取るものはすべて神様によって与えられたものだけを受け取って、人から与えられるものには興味がなかったのです。
結
アブラムの凱旋を迎えてくれたのは、神様の祝福を与えてくれたサレムの王様メレキゼデクとアブラムに財産を与えようとしたソドムの王様でした。アブラムはメレキゼデクの祝福は感謝して受け取り、財産の十分の一さえも与えました。一方、ソドムの王様からは何も受け取りませんでした。アブラムの受け取るものは神様からのものだけなのです。人から受け取る人は人によって左右されるようになり、神様から受け取る人は、神様によって、導かれるものとなるのです
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様、甥のロトはアブラムと争って別々の道を行くことになりましたが、アブラムはロトが捕虜となって連れ去られた時、彼らを助けるために遠くまで行って、命を懸けて取り戻してきました。その時、出迎えたメレキゼデクはアブラムに祝福を与えました。ソドムの王様はアブラムに財産を与えようとしましたが受け取りませんでした。アブラムは神様が与えてくださるものしか受け取らなかったのです。
神様、私たちもまた、受け取るものはすべて神様からの恵みとして受け取ることができますように。あなたが与えてくださるものでなければ受け取ることがありませんように。あなたが真実に、私たちを富ましてくださる方であることを信じて、従っていくことができますように。
この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(旧約聖書:◇創世記)>>
創 14:1 シンアルの王アムラフェル、エラサルの王アルヨク、エラムの王ケドルラオメル、ゴイムの王ティドアルが、
創 14:2 ソドムの王ベラ、ゴモラの王ビルシャ、アドマの王シンアブ、ツェボイムの王シェムエベル、ベラ、すなわちツォアルの王と戦ったとき、
創 14:3 これら五人の王は皆、シディムの谷、すなわち塩の海で同盟を結んだ。
創 14:4 彼らは十二年間ケドルラオメルに支配されていたが、十三年目に背いたのである。
創 14:5 十四年目に、ケドルラオメルとその味方の王たちが来て、アシュテロト・カルナイムでレファイム人を、ハムでズジム人を、シャベ・キルヤタイムでエミム人を、
創 14:6 セイルの山地でフリ人を撃ち、荒れ野に近いエル・パランまで進んだ。
創 14:7 彼らは転進して、エン・ミシュパト、すなわちカデシュに向かい、アマレク人の全領土とハツェツォン・タマルに住むアモリ人を撃った。
創 14:8 そこで、ソドムの王、ゴモラの王、アドマの王、ツェボイムの王、ベラすなわちツォアルの王は兵を繰り出し、シディムの谷で彼らと戦おうと陣を敷いた。
創 14:9 エラムの王ケドルラオメル、ゴイムの王ティドアル、シンアルの王アムラフェル、エラサルの王アルヨクの四人の王に対して、これら五人の王が戦いを挑んだのである。
創 14:10 シディムの谷には至るところに天然アスファルトの穴があった。ソドムとゴモラの王は逃げるとき、その穴に落ちた。残りの王は山へ逃れた。
創 14:11 ソドムとゴモラの財産や食糧はすべて奪い去られ、
創 14:12 ソドムに住んでいたアブラムの甥ロトも、財産もろとも連れ去られた。
◆ロトの救出
創 14:13 逃げ延びた一人の男がヘブライ人アブラムのもとに来て、そのことを知らせた。アブラムは当時、アモリ人マムレの樫の木の傍らに住んでいた。マムレはエシュコルとアネルの兄弟で、彼らはアブラムと同盟を結んでいた。
創 14:14 アブラムは、親族の者が捕虜になったと聞いて、彼の家で生まれた奴隷で、訓練を受けた者三百十八人を召集し、ダンまで追跡した。
創 14:15 夜、彼と僕たちは分かれて敵を襲い、ダマスコの北のホバまで追跡した。
創 14:16 アブラムはすべての財産を取り返し、親族のロトとその財産、女たちやそのほかの人々も取り戻した。
◆メルキゼデクの祝福
創 14:17 アブラムがケドルラオメルとその味方の王たちを撃ち破って帰って来たとき、ソドムの王はシャベの谷、すなわち王の谷まで彼を出迎えた。
創 14:18 いと高き神の祭司であったサレムの王メルキゼデクも、パンとぶどう酒を持って来た。
創 14:19 彼はアブラムを祝福して言った。「天地の造り主、いと高き神に/アブラムは祝福されますように。
創 14:20 敵をあなたの手に渡された/いと高き神がたたえられますように。」アブラムはすべての物の十分の一を彼に贈った。
創 14:21 ソドムの王はアブラムに、「人はわたしにお返しください。しかし、財産はお取りください」と言ったが、
創 14:22 アブラムはソドムの王に言った。「わたしは、天地の造り主、いと高き神、主に手を上げて誓います。
創 14:23 あなたの物は、たとえ糸一筋、靴ひも一本でも、決していただきません。『アブラムを裕福にしたのは、このわたしだ』と、あなたに言われたくありません。
創 14:24 わたしは何も要りません。ただ、若い者たちが食べたものと、わたしと共に戦った人々、すなわち、アネルとエシュコルとマムレの分は別です。彼らには分け前を取らせてください。」