家庭礼拝 2019年7月10日 黙示録 18:1-24 バビロンの滅亡

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起 

 今日の聖書の個所はちょっと長いところですが、バビロンが滅んでいく姿が描かれています。バビロンとはもちろんローマのことです。どのように滅んでいくか、その最終的な姿が描かれているのです。悪の巣窟のように思われた強大なローマ帝国が滅んでいくことは、迫害を受けて多くの殉教者を出しているクリスチャンにとっては、神様の勝利であり、死んでいった人たちへ

の鎮魂ともなるのです。

この個所は、大きくは三つに分かれています。このバビロンがどんな罪のために滅んでいくのかと言うのが前段です。次に、この滅んでいくバビロンに対する嘆きの歌ともいうべき言葉が続きます。その中はまず最初に王たちによる嘆きの歌があり、次に商人たちによる嘆きの歌があり、最後に船乗りたちの嘆きの歌があるのです。これらの人達はこのバビロンが滅んでいく姿を見て嘆いているのですが、それは同情からの嘆きではなく、贅沢三昧をしていたバビロンからいろいろな利益を吸い取っていた、王たち、商人たち、船乗りたちが、もうそのような甘い汁が吸えなくなったことに対する嘆きなのです。バビロンのすなわちローマの贅沢な消費は今では考えられないほどのものであり、世界中から超高価な贅沢品を集めては、それを無造作に消費して、しまうものです。この当時のローマでも真珠はとても高価なものでしたが、それを酢に溶かして飲むことが贅沢であったり、金なども食物に入れて食べていたのです。この様な贅沢も神様から、罪として罰せられることになるのです。

 でもそのバビロンもついに滅びます。この世からなくなり、荒れ果てた土地となるのです。このことを予言したのは、このローマの最盛期で、力も強く、贅沢も限りを尽くしていた頃なのです。しかも、クリスチャンたちは迫害され、もっとも弱い者たちとされていた時のことです。ですが、この世のことにとらわれず、神様の目を持ってみていた預言者には、神様の御心に反した、ローマの思い昂ぶりと贅沢とが必ず神様の裁きを与えられるというのが見えていたのです。

では最初のバビロンの罪がいかなるものであったのかを読んでみましょう。この罪の個所は1節から8節までですが、ここの部分も三つに分かれており、最初はこのバビロンの罪について、次にこの罪のバビロンから離れよという警告、そして、おごり高ぶり贅沢に過ごす者がどうなるのかと言う予言に分かれています。

その最初のバビロンの罪についてです。1節から3節までです。

黙 18:1 その後、わたしは、大きな権威を持っている別の天使が、天から降って来るのを見た。地上はその栄光によって輝いた。

黙 18:2 天使は力強い声で叫んだ。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、そこは悪霊どもの住みか、/あらゆる汚れた霊の巣窟、/あらゆる汚れた鳥の巣窟、/あらゆる汚れた忌まわしい獣の巣窟となった。

黙 18:3 すべての国の民は、/怒りを招く彼女のみだらな行いのぶどう酒を飲み、/地上の王たちは、彼女とみだらなことをし、/地上の商人たちは、/彼女の豪勢なぜいたくによって/富を築いたからである。」

 ヨハネが見ていると、大きな権威を持っている天使が天から下ってきました。その天使の栄光によって地上が輝くほどだったと言います。その天使が、バビロンの滅亡を宣言するのです。そのバビロンは悪霊どもの住処であり、あらゆる穢れた霊の巣窟であり、あらゆる穢れた鳥の巣窟であり、あらゆる穢れた忌まわしい獣の巣窟となったと言います。これは全て、このバビロンに住む人間のことを言っています。その人間には悪霊が住み、穢れた霊が住み、穢れた鳥のようであり、穢れた忌まわしい獣のようであると言っているのです。すなわち神様の御心に反した罪深い生活をしていたと言う事です。この汚れた人間の犯した罪は何かというと、まず最初の罪は、神様の怒りを招くような、バビロンのみだらな行いのぶどう酒を飲んだと言う事です。これはローマは皇帝礼拝と贅沢三昧をして、そのことに酔い、神様の怒りを招いた、と言う事です。次に、地上の王たちが、彼女と淫らなことをしたことが罪なのです。これはほかの諸国の王たちも、ローマと同じ罪、すなわち皇帝礼拝と贅沢三昧をして酔っていたと言う事です。これはローマが他の諸国に対しても、そのような淫らな誘惑をして、皇帝礼拝をさせたと言う事にもなります。三つ目の罪は、地上の商人たちは、/彼女の豪勢なぜいたくによって/富を築いた、と言う事です。これは、ローマが贅沢三昧をして、高価なものをどんどん浪費するのを助けるように、商人たちが世界中から、あらゆるぜいたく品を買い求め、それをローマに売って、巨万の富を築いたことが罪なのです。この富は、淫らな行いによって、得られた、汚れた富なのです。だからそれは罪だと言うのです。このように、バビロンは大きな権威をもった天使に、その罪を暴露され宣言されたのです。

そしてもう一人の別の天使は、神様に従おうとする信仰者たちにこう勧めたのです。4節です。

黙 18:4 わたしはまた、天から別の声がこう言うのを聞いた。「わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わったり、/その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。」

その薦めとは、バビロンがいかに力があり、その贅沢がいかに魅力的であってもそこから離れ去れ、と言う勧めです。その罪にかかわりあってはならないと言う事です。これは今の私たちにも言えることです。この世で力あるもの、繁栄しているものには魅力を感じ、自分もそうなりたいと思のですが、そのことがその女と淫らなことをすることなのです。その様な誘惑に陥ってはならないと言う事です。近寄ってもならないと言う事です。聖なるものとは、この世のものとは別な生き方をするものと言う事です。ですからそのようなものにはかかわったり巻き込まれたりしてはならないのです。

そしてその天使は、そのおごり高ぶり、贅沢三昧をしている女バビロンがどうなるかを、このように語りました。5節から8節です。

黙 18:5 彼女の罪は積み重なって天にまで届き、/神はその不義を覚えておられるからである。

黙 18:6 彼女がしたとおりに、/彼女に仕返しせよ、/彼女の仕業に応じ、倍にして返せ。彼女が注いだ杯に、/その倍も注いでやれ。

黙 18:7 彼女がおごり高ぶって、/ぜいたくに暮らしていたのと、/同じだけの苦しみと悲しみを、/彼女に与えよ。彼女は心の中でこう言っているからである。『わたしは、女王の座に着いており、/やもめなどではない。決して悲しい目に遭いはしない。』

黙 18:8 それゆえ、一日のうちに、さまざまの災いが、/死と悲しみと飢えとが彼女を襲う。また、彼女は火で焼かれる。彼女を裁く神は、/力ある主だからである。」

神様はその女の罪を知っておられると言うのです。その罪は積み重なって天にまで届いているというのです。その女はおごり高ぶりの中で、私は女王の座についており、やもめなどではない。決して悲しい目にあいはしないと思っているのです。すなわち自分は弱いやもめの女のように、人に縋り付いたり、神様に縋り付いたりして、悲しい思いをして暮らすような弱いものではない。私は女王であり、神が居なくてもだれにも頼らずに、強く生きることができると、思い高ぶっているのです。その様に思い高ぶっている女に、天使は復讐しろ、倍返ししろと命じます。でもこれは、ユダヤ教的で、キリスト教の教えではありません。それほど残されたものにはローマに対する憎しみが残っていたのです。そして、神様は、瞬く間にさまざまの災いを与え、死と悲しみと飢えとをあたえて、バビロンを火で焼いてしまわれるのです。神様は力ある主であり、裁く神だからです。人間がどんなに力を得てもどれほどの富を得ても、それは何時でも神様が取り上げることが出来、裁くことのできるものなのです。そのことに気が付かず、自分の力だけでどうにでもなると思うのは大きな罪となるのです。そしてついにそのバビロンにも、滅びの宣告が与えられるのです。

ここまではこの女バビロンの罪について語ってきましたが、次からはそのバビロンが滅んでいく姿を見て、王たちや、商人たちや、船乗りたちが、嘆き弔いの歌を歌うのです。この人たちはともにこの女バビロンと淫らなことをして、ともにその快楽に酔ったものたちなのです。その者たちが、もうその女との快楽に酔うことが出来なくなってしまったのを悲しんでいるのです。

最初はその王たちの嘆きの歌です。9節と10節です。

黙 18:9 彼女とみだらなことをし、ぜいたくに暮らした地上の王たちは、彼女が焼かれる煙を見て、そのために泣き悲しみ、

黙 18:10 彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立ってこう言う。「不幸だ、不幸だ、大いなる都、/強大な都バビロン、/お前は、ひとときの間に裁かれた。」

この都バビロンは、滅びてしまいました。その都は火で焼かれ、消え失せてしまいました。このバビロンとともに淫らなことをし、贅沢に暮らした王たちはそれを見て嘆き悲しみました。そしてその苦しみを見て恐れました。その王たちは、その女が焼かれるとき助けることなく、ただ遠くで立って眺めて嘆いていたのです。そして、「不幸だ、不幸だ、大いなる都、/強大な都バビロン、/お前は、ひとときの間に裁かれた。」と言いました。あれほど強大で、繁栄した都が瞬く間に、裁かれて、滅んでしまったことを、不幸だ、不幸だと言って嘆いたのです。

次に嘆いたのは、商人たちです。この者たちは贅沢な女バビロンのために多くの贅沢な商品を世界中からかき集めては、この女に高値で売り付けて、大儲けしていたのです。この商人たちが、どのように嘆いていたかが、11節から16節に記されています。

黙 18:11 地上の商人たちは、彼女のために泣き悲しむ。もはやだれも彼らの商品を買う者がないからである。

黙 18:12 その商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻の布、紫の布、絹地、赤い布、あらゆる香ばしい木と象牙細工、そして、高価な木材や、青銅、鉄、大理石などでできたあらゆる器、

黙 18:13 肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、小麦、家畜、羊、馬、馬車、奴隷、人間である。

黙 18:14 お前の望んでやまない果物は、/お前から遠のいて行き、/華美な物、きらびやかな物はみな、/お前のところから消えうせて、/もはや決して見られない。

黙 18:15 このような商品を扱って、彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立って、泣き悲しんで、

黙 18:16 こう言う。「不幸だ、不幸だ、大いなる都、/麻の布、また、紫の布や赤い布をまとい、/金と宝石と真珠の飾りを着けた都。

黙 18:17 あれほどの富が、ひとときの間に、/みな荒れ果ててしまうとは。」

この商人たちが扱っていたものがどのようなものであるかが、ここに羅列されています。それは世界中のありとあらゆる高価なものです。どんな希少なものでも手に入れることのできないものはなかったのです。今では珍しくないものでも、当時は非常に高価だったのです。でもそれを買ってくれるのは、この贅沢な女バビロンだけだったのです。その女が滅んでしまっては、もう誰もその贅沢な商品を買ってくれません。この商人たちも、彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立って、泣き悲しんで、こう言ったのです。「不幸だ、不幸だ、大いなる都、/麻の布、また、紫の布や赤い布をまとい、/金と宝石と真珠の飾りを着けた都。

黙 18:17 あれほどの富が、ひとときの間に、/みな荒れ果ててしまうとは。」と嘆きました。バビロンは莫大な富とともに、瞬く間に滅んでしまい荒れ果ててしまったのです。

この様な嘆きの歌が歌われているときに、喜べという声が聞こえました。20節です。

黙 18:20 天よ、この都のゆえに喜べ。聖なる者たち、使徒たち、預言者たちよ、喜べ。神は、あなたがたのために/この都を裁かれたからである。

 その、喜べという声は、聖なるものたち、使徒たち、預言者たちに語り掛けたものでした。そして天よ、と言うのは殉教して天に召された人たちです。この人たちこそ、この女バビロンに苦しめられた人たちなのです。その声はこう言いました。この都を裁かれたのは、神様であり、あなた方のために裁かれたのだと言うのです。だから喜べと神様の業を賛美したのです。

そして、バビロンが徹底的に滅ぼされたことを、ある天使がこう伝えるのです。そこではバビロンの影はことごとく消し去られてしまっていることを語るのです。21節から24節です。

黙 18:21 すると、ある力強い天使が、大きいひき臼のような石を取り上げ、それを海に投げ込んで、こう言った。「大いなる都、バビロンは、/このように荒々しく投げ出され、/もはや決して見られない。

黙 18:22 竪琴を弾く者の奏でる音、歌をうたう者の声、/笛を吹く者やラッパを鳴らす者の楽の音は、/もはや決してお前のうちには聞かれない。あらゆる技術を身に着けた者たちもだれ一人、/もはや決してお前のうちには見られない。ひき臼の音もまた、/もはや決してお前のうちには聞かれない。

黙 18:23 ともし火の明かりも、/もはや決してお前のうちには輝かない。花婿や花嫁の声も、/もはや決してお前のうちには聞かれない。なぜなら、お前の商人たちが/地上の権力者となったからであり、/また、お前の魔術によって/すべての国の民が惑わされ、

黙 18:24 預言者たちと聖なる者たちの血、/地上で殺されたすべての者の血が、/この都で流されたからである。」

 その最後の宣告をしに来たのは力強い天使でした。その天使は、大きいひき臼のような石を取り上げて、それを海に投げ込んだのです。それはバビロンが海に投げ込まれて消滅したことを象徴していたのです。そして、大いなる都、バビロンは、/このように荒々しく投げ出され、/もはや決して見られない、と言いました。バビロンで見られ聞かれていた様々なこと、竪琴の音、歌を歌うものの声、笛やラッパの音、いろいろな工芸品を作るもの、これらのものは見ることも聞くことも出来なくなったと言います。それだけでなく平和な時にそこに住んでいれば必ず聞かれたひき臼の音さえも聞かれなくなったと言います。ともし火も、花婿や花嫁の声も、聴かれなくなったのです。世代は受け継がれませんでした。バビロンはすっかり滅んでしまって、もう何もなくなったのです。それはこのローマ帝国が、神様の御心に反した罪を犯していれば必ずこのように滅ぶだろうという予言でもありました。それは、商人たちが地上の権力者になり、国民を惑わし、預言者たちと聖なる者たちの血を流し、また多くの人々を殺して、この都で罪のない人々の血が流されたからであると言うのです。かつての繁栄の町は、このように、ことごとく滅び去るのです。

 ついにバビロンは滅びました。力が強くすばらしい繁栄を遂げたバビロンが、思い昂ぶり、贅沢をし、神に逆らい、自分たちだけで生きられると思っていた矢先に、神様の裁きが下ったのです。すべては神様が支配しているのです。そしてすべては神様によって用いられるものとなっているのです。このバビロンの栄華でさえも神様の道具として使われているのです。ですから、私たちは決して思い上がることなく、神様の御心に聞くことが大切なのです。この世の思いに振り回されるとこの淫らな行いの葡萄酒を飲んで、酔いしれ、ついには滅んでしまうのとなってしまうです。私たちは何時までも滅びることのない、天の国に希望をもって生きる者なのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様。ついにバビロンは滅びました。絶対的な力と繁栄を誇っていたバビロンが滅びました。どのように栄えているものでもいつか滅びるのです。どんなに金銀財宝があっても滅びるのです。滅びないものは、愛、信仰、希望です。私たちにはその希望が与えられました。どうかその信仰を最後まで確かなものとして、歩むことができますように。イエス・キリストの愛を信じて、歩ませてください。この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

 

<<聖書の箇所(新約聖書:◇ヨハネの黙示録)>>

 

◆バビロンの滅亡

黙 18:1 その後、わたしは、大きな権威を持っている別の天使が、天から降って来るのを見た。地上はその栄光によって輝いた。

黙 18:2 天使は力強い声で叫んだ。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、そこは悪霊どもの住みか、/あらゆる汚れた霊の巣窟、/あらゆる汚れた鳥の巣窟、/あらゆる汚れた忌まわしい獣の巣窟となった。

黙 18:3 すべての国の民は、/怒りを招く彼女のみだらな行いのぶどう酒を飲み、/地上の王たちは、彼女とみだらなことをし、/地上の商人たちは、/彼女の豪勢なぜいたくによって/富を築いたからである。」

黙 18:4 わたしはまた、天から別の声がこう言うのを聞いた。「わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わったり、/その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。

黙 18:5 彼女の罪は積み重なって天にまで届き、/神はその不義を覚えておられるからである。

黙 18:6 彼女がしたとおりに、/彼女に仕返しせよ、/彼女の仕業に応じ、倍にして返せ。彼女が注いだ杯に、/その倍も注いでやれ。

黙 18:7 彼女がおごり高ぶって、/ぜいたくに暮らしていたのと、/同じだけの苦しみと悲しみを、/彼女に与えよ。彼女は心の中でこう言っているからである。『わたしは、女王の座に着いており、/やもめなどではない。決して悲しい目に遭いはしない。』

黙 18:8 それゆえ、一日のうちに、さまざまの災いが、/死と悲しみと飢えとが彼女を襲う。また、彼女は火で焼かれる。彼女を裁く神は、/力ある主だからである。」

黙 18:9 彼女とみだらなことをし、ぜいたくに暮らした地上の王たちは、彼女が焼かれる煙を見て、そのために泣き悲しみ、

黙 18:10 彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立ってこう言う。「不幸だ、不幸だ、大いなる都、/強大な都バビロン、/お前は、ひとときの間に裁かれた。」

黙 18:11 地上の商人たちは、彼女のために泣き悲しむ。もはやだれも彼らの商品を買う者がないからである。

黙 18:12 その商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻の布、紫の布、絹地、赤い布、あらゆる香ばしい木と象牙細工、そして、高価な木材や、青銅、鉄、大理石などでできたあらゆる器、

黙 18:13 肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、小麦、家畜、羊、馬、馬車、奴隷、人間である。

黙 18:14 お前の望んでやまない果物は、/お前から遠のいて行き、/華美な物、きらびやかな物はみな、/お前のところから消えうせて、/もはや決して見られない。

黙 18:15 このような商品を扱って、彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立って、泣き悲しんで、

黙 18:16 こう言う。「不幸だ、不幸だ、大いなる都、/麻の布、また、紫の布や赤い布をまとい、/金と宝石と真珠の飾りを着けた都。

黙 18:17 あれほどの富が、ひとときの間に、/みな荒れ果ててしまうとは。」また、すべての船長、沿岸を航海するすべての者、船乗りたち、海で働いているすべての者たちは、遠くに立ち、

黙 18:18 彼女が焼かれる煙を見て、「これほど大きい都がほかにあっただろうか」と叫んだ。

黙 18:19 彼らは頭に塵をかぶり、泣き悲しんで、こう叫んだ。「不幸だ、不幸だ、大いなる都、/海に船を持つ者が皆、/この都で、高価な物を取り引きし、/豊かになったのに、/ひとときの間に荒れ果ててしまうとは。」

黙 18:20 天よ、この都のゆえに喜べ。聖なる者たち、使徒たち、預言者たちよ、喜べ。神は、あなたがたのために/この都を裁かれたからである。

黙 18:21 すると、ある力強い天使が、大きいひき臼のような石を取り上げ、それを海に投げ込んで、こう言った。「大いなる都、バビロンは、/このように荒々しく投げ出され、/もはや決して見られない。

黙 18:22 竪琴を弾く者の奏でる音、歌をうたう者の声、/笛を吹く者やラッパを鳴らす者の楽の音は、/もはや決してお前のうちには聞かれない。あらゆる技術を身に着けた者たちもだれ一人、/もはや決してお前のうちには見られない。ひき臼の音もまた、/もはや決してお前のうちには聞かれない。

黙 18:23 ともし火の明かりも、/もはや決してお前のうちには輝かない。花婿や花嫁の声も、/もはや決してお前のうちには聞かれない。なぜなら、お前の商人たちが/地上の権力者となったからであり、/また、お前の魔術によって/すべての国の民が惑わされ、

黙 18:24 預言者たちと聖なる者たちの血、/地上で殺されたすべての者の血が、/この都で流されたからである。」