家庭礼拝 2019年6月19日 黙示録 15:1-8 最後の7つの災い
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起
いよいよ今日から、最後の7つの災いの話が始まります。ユダヤ人たちは完全さを表すのに、7を3回繰り返すという方法を用いました。この災いの話もそうです、7つの災いが3回繰り返されるのです。今までの話を振り返ると、最初は7つの封印された巻物の話、次に7つのラッパによって起こる出来事の話、そして今回は最後の、神の怒りの7つの鉢の話が始まるのです。これで7つの災いが3回繰り返されるのです。
ここで神の怒りを盛った鉢が地上に注がれるのですが、この鉢のイメージが、私たちには花を活けている鉢のイメージなのでしっくりきません。これは鉢と言うよりはむしろ、神様に捧げる良い香りのお香を盛った香炉とでもいうべきものです。この香炉にお香ではなく、神様の怒りが盛られているというのです。この鉢の話は5章8節にも出てきますが、その時は24人の長老たちが、香のいっぱい入った金の鉢を手に持って、子羊の前にひれ伏したとあります。そして、この香とは聖なるものたちの祈りであるとあります。今回はその鉢の中に聖なるものの祈りではなく、神の怒りが盛られていると言う事なのです。ですから、この鉢と言うのは、人間や神様の思いが盛られている鉢なのです。
今日の聖書の話は、その怒りの鉢の話が本格的に行われる前の準備段階の話です。神様の前の四つの生き物の一つが、神様の怒りが盛られた金の鉢を、7人の天使に渡すところまでの場面なのです。そして次の16章から、その鉢が地上に注がれて、最後の災いが起こるのです。
承
ヨハネはこの話の前に、鎌が地に投げ入れられて、地上のブドウの房が取り入れられ、神の怒りの大きな絞り桶に入れられて、都の外で踏まれ、その血が流れて、大きな湖のようになったのを見ましたが、その後で、また驚くべきしるしを見たのです。それが今日の話です。1節です。
黙
15:1 わたしはまた、天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。七人の天使が最後の七つの災いを携えていた。これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである。
ここにはまた新しい7人の天使が出てきます。この天使が最後の7つの災いを携えていたとあります。ですがまだ神様の怒りを盛られた金の鉢は受け取っていません。それなのに7つの災いを携えていたとあるのはどうしてでしょうか。これはきっと、これから災いを起こすべきもの、と言った意味なのだと思います。災いに満ちた、7人の天使と言う感じだと思うのです。この7人の天使のもたらす災いで、神様の怒りがその極みに達するのだと言っています。神様の最高の怒りが投げつけられるのです。
ヨハネはまた別のものを見ました。それは海のような広いところでした。2節です。
黙
15:2 わたしはまた、火が混じったガラスの海のようなものを見た。更に、獣に勝ち、その像に勝ち、またその名の数字に勝った者たちを見た。彼らは神の竪琴を手にして、このガラスの海の岸に立っていた。
その海の様なものは、火が混じったガラスの海のようだと書いてあります。これはいったいどういう状況でしょうか、海の中で火が燃えているのでしょうか。海がガラスでできているのでしょうか。そうではないと思います。青い海に夕日が当たると赤く反射するように、水の中で、神様の怒りが反射して、赤く輝き、まるで、ガラスに反射した火のように見えたと言う事だと思います。その後このガラスの海の岸に立っている人たちを見ました。海はガラスのようにキラキラしていて、その中に神様の怒りの火が反射して赤く輝いていたのです。その人たちは、獣に勝ち、その像に勝ち、またその名の数字に勝った者たちでした。獣とは海から来た獣、地の中から来た獣たちで、ローマ帝国とその働き手です。その名の数字に勝ったというのは666で表される皇帝ネロに勝ったと言う事です。勝ったというのは相手を打ち負かしたと言う事ではありません。勝ったというのは、死ぬまでその信仰を守り通したと言う事です。すなわち殉教したと言う事です。殉教者は勝利者なのです。彼らは神の竪琴を手にして、このガラスの海の岸に立っていたのです。神の竪琴、すなわち神様の平安の内に居て、神様が怒りの報復をするのを眺めているのです。
転
彼らはその海のそばで、歌を歌いました。どんな歌を歌ったのでしょうか。3節と4節です。
黙 15:3 彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とをうたった。「全能者である神、主よ、/あなたの業は偉大で、/驚くべきもの。諸国の民の王よ、/あなたの道は正しく、また、真実なもの。
黙 15:4 主よ、だれがあなたの名を畏れず、/たたえずにおられましょうか。聖なる方は、あなただけ。すべての国民が、来て、/あなたの前にひれ伏すでしょう。あなたの正しい裁きが、/明らかになったからです。」
歌った歌は二つありました。一つは神の僕モーセの歌、もう一つは子羊の歌です。モーセの歌とは旧約聖書にあるモーセの歌だろうとはわかりますが、子羊の歌とはどんな歌でしょうか。それは14章3節に書いてある、新しい歌です。それは、「彼らは、玉座の前、又四つの生き物と長老たちの前で、新しい歌の類をうたった。この歌は、地上からあがなわれた14万4千人の者たちのほかは、覚えることが出来なかった。」と書かれている歌です。それはイエス・キリストをあがめる信仰告白の歌です。もう一つのモーセの歌とはどの歌のことを言うのでしょうか。これはモーセがエジプトのパロに追われて、紅海を無事渡った時に、モーセが神様に向かってその勝利を喜んで歌った歌です。ここに掲げられている歌とは少し違いますが、意味的には出エジプト記15章1節から8節に書かれているものと同じです。すなわちローマの迫害にあった殉教者が、その迫害の海を渡って、神様の国に着いた時にその海辺で歌ったのが、このモーセが紅海を渡った時と同じ歌だと言う事です。それは勝利の歌であり、神様を賛美する歌なのです。
その歌は、こうでした。「全能者である神、主よ、/あなたの業は偉大で、/驚くべきもの。諸国の民の王よ、/あなたの道は正しく、また、真実なもの。主よ、だれがあなたの名を畏れず、/たたえずにおられましょうか。聖なる方は、あなただけ。すべての国民が、来て、/あなたの前にひれ伏すでしょう。あなたの正しい裁きが、/明らかになったからです。」このように歌ったのです。神様の偉大さ、正しさ、真実なことをたたえ賛美したのです。
そのあといったい何が起こったでしょうか。5節から8節です。
黙
15:5 この後、わたしが見ていると、天にある証しの幕屋の神殿が開かれた。
黙
15:6 そして、この神殿から、七つの災いを携えた七人の天使が出て来た。天使たちは、輝く清い亜麻布の衣を着て、胸に金の帯を締めていた。
黙
15:7 そして、四つの生き物の中の一つが、世々限りなく生きておられる神の怒りが盛られた七つの金の鉢を、この七人の天使に渡した。
黙
15:8 この神殿は、神の栄光とその力とから立ち上る煙で満たされ、七人の天使の七つの災いが終わるまでは、だれも神殿の中に入ることができなかった。
証の幕屋とは、荒野に建てた、テント形式の幕屋です。この幕屋の中には、神様からいただいた、十戒の書かれた石板が置かれてありました。ここには祭司のほかには入ることができませんでした。この幕屋が開かれたのです。そして、そこから七つの災いを携えた七人の天使が出て来ました。この天使たちはそれぞれ一つずつ大きな災いを携えてきました。7人いたので7つの災いです。天使たちは、輝く清い亜麻布の衣を着て、胸に金の帯を締めていました。この服装は、神殿に使える祭司が着る服装です。この天使たちは、祭司として、神様のもたらす災いを地上にもたらそうとしているのです。すると、神様の前にいる4つの生き物の一つが、神様の怒りが盛られた金の鉢をこの七人の天使に渡したとあります。いよいよ神様の裁きが行われるのです。するとこの神殿は、神の栄光とその力とから立ち上る煙で満たされ、七人の天使の七つの災いが終わるまでは、だれも神殿の中に入ることができなかった、とあります。神殿が煙で満たされるのですが、何となく息苦しい気がします。ですが、当時は神様の栄光や権威を表すのに雲や煙や火が用いられたのです。煙で満たされたというのは、栄光で満たされたと言う事なのです。そして、七人の天使と七つの災いが終わるまでは誰も神殿の中に入ることが出来なかったのです。その災いがいかに恐ろしいことになってもだれも神様に執成すことが出来なくなったと言う事です。
結
このようにして、7つの災いが7人の天使に渡されました。これは3回目の7つの災いなので、完全な災いとなって、もうこれ以上の災いは起こらないと言う事にもなります。その中にあって、災いの海を渡り切った、殉教者たちは、神様の偉大さ、正しさ、真実なことをたたえ賛美したのです。この世の悪は全て滅ぼされます。それは完全に滅ぼされます。そして、信仰者だけが残るのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様、ついに3回目の7つの災いが地上にもたらされようとしています。神様の最後の裁きが下されるのです。私たちの人生には最後があり、この人類にも最後があり、そして最後の審判のあることを思います。この世は全て神様が作られたものであり私たちはただあなたを崇め賛美するものです。どうかあなたの御心に適って、この信仰者の道を歩むことができますように。あなたが私たちを励まし導いてください。
この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン
<<聖書の箇所(新約聖書:◇ヨハネの黙示録)>>
◆最後の七つの災い
黙
15:1 わたしはまた、天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。七人の天使が最後の七つの災いを携えていた。これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである。
黙
15:2 わたしはまた、火が混じったガラスの海のようなものを見た。更に、獣に勝ち、その像に勝ち、またその名の数字に勝った者たちを見た。彼らは神の竪琴を手にして、このガラスの海の岸に立っていた。
黙
15:3 彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とをうたった。「全能者である神、主よ、/あなたの業は偉大で、/驚くべきもの。諸国の民の王よ、/あなたの道は正しく、また、真実なもの。
黙
15:4 主よ、だれがあなたの名を畏れず、/たたえずにおられましょうか。聖なる方は、あなただけ。すべての国民が、来て、/あなたの前にひれ伏すでしょう。あなたの正しい裁きが、/明らかになったからです。」
黙
15:5 この後、わたしが見ていると、天にある証しの幕屋の神殿が開かれた。
黙
15:6 そして、この神殿から、七つの災いを携えた七人の天使が出て来た。天使たちは、輝く清い亜麻布の衣を着て、胸に金の帯を締めていた。
黙
15:7 そして、四つの生き物の中の一つが、世々限りなく生きておられる神の怒りが盛られた七つの金の鉢を、この七人の天使に渡した。
黙
15:8 この神殿は、神の栄光とその力とから立ち上る煙で満たされ、七人の天使の七つの災いが終わるまでは、だれも神殿の中に入ることができなかった。