家庭礼拝 2019年4月10日 黙示録 5:1-14 子羊こそ巻物を開くにふさわしい

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起 

 いよいよ今日からこの黙示録の本題である、封印のされた巻物を受け取り、その内容を知らされる時がやってきました。今日の場面はその封印された巻物を受け取る場面です。この巻物には人類の、いや、地上の生物の運命が記されているのです。それは、これからどのように滅んでいくかと言う滅びの運命が記されているのです。ですからそのことが書かれた巻物はしっかりと封印され、神様が良しとされるものしかその封印を解いて読むことが出来ないようになっていました。いったい誰がその封印を解くことができるのでしょうか。そのことが書いてあるのが今日の5章です。それではその5章を読んでみましょう。

まず神様が、玉座に座って、人類の運命が書かれた、巻物を持って座っておられるところから始まります。1節から3節です。

黙 5:1 またわたしは、玉座に座っておられる方の右の手に巻物があるのを見た。表にも裏にも字が書いてあり、七つの封印で封じられていた。

黙 5:2 また、一人の力強い天使が、「封印を解いて、この巻物を開くのにふさわしい者はだれか」と大声で告げるのを見た。

黙 5:3 しかし、天にも地にも地の下にも、この巻物を開くことのできる者、見ることのできる者は、だれもいなかった。

 ヨハネは玉座に座っておられる方の右の手に巻物があるのを見ました。巻物と言うのは普通は片方の面にしか字が書かれていないのですが、特に書き込むことの多い複雑な話の場合には、裏面までも書いたようです。この玉座に座っておられる方の巻物は表にも裏に文字が書いてあったというので、両面を用いてたくさんのことが書かれてあったと言う事です。そしてその巻物には7つの封印がしてあったと言います。7つと言うのは完全と言う意味ですから、この封印は、それを解くのにふさわしいものでないと絶対に解かれることのない、完全な封印であったと言う事です。実際この時代に7つの封印をすることがありました。それは7人の証人を立てて書かれた、遺言書です。この遺言書を開くためには、7人の人が、正しい相続相手と認めた人に、7人がそろってそれぞれの封印を解いて、遺言を伝え、相続を正しく行ったと言う事です。

この神様の巻物の場合は、7つの封印を解くのは、神様の御心にふさわしいものしかその封印を解くことが出来ないのです。その封印を解くと言うのは神様の遺産相続をするようなものだからです。

すると、一人の力強い天使が、大きな声で叫びました。その声は世界中に聞こえる声だったのだと思います。そして力強い天使と言う事ですから、神様のすぐそばにいる有力な天使と言う事になります。その天使がこう叫んだのです。「封印を解いて、この巻物を開くのにふさわしい者はだれか」と言う事でした。神様の遺産相続の大切な巻物があるのに、だれもその巻物を受け取りその封印を解くにふさわしいものが現れなかったのです。

ヨハネは人類の運命が記されているその巻物を受け取ってそれを見ることが出来る人が現れないのでとても落胆しました。人間は罪にけがれているために、それにふさわしくなかったのです。それ以外でも誰も助けてくれる人はいなかったのです。そして、4節と5節です。

黙 5:4 この巻物を開くにも、見るにも、ふさわしい者がだれも見当たらなかったので、わたしは激しく泣いていた。

黙 5:5 すると、長老の一人がわたしに言った。「泣くな。見よ。ユダ族から出た獅子、ダビデのひこばえが勝利を得たので、七つの封印を開いて、その巻物を開くことができる。」

このように、ヨハネは誰もこの巻物を受け取ることが出来ず、見ることも出来なかったので、自分たちの運命のことを思ってとても落胆し、激しく泣いたのです。

すると、神様の周りにいた、24人の長老の一人が、ヨハネにこう言いました。「泣くな。見よ。ユダ族から出た獅子、ダビデのひこばえが勝利を得たので、七つの封印を開いて、その巻物を開くことができる。」その長老は、7つの封印を解いて、その巻物を開くことのできる人がいるから、そのように泣くなと命じたのです。その人とは、ユダ族から出た獅子、ダビデのひこばえが勝利を得たから、その人がその巻物の7つの封印を解くことが出来ると教えたのです。ユダ族から出た獅子とはメシアのことです。すなわちイエス様のことです。そのことはダビデのひこばえと言う事からもわかります。そのダビデのひこばえが勝利したからだと言うのです。この勝利したというのは、イエス様が十字架の死の時に至るまで神様に従順に従い、その死と復活を成し遂げたからです。ですから、神様は、この方を封印を解くにふさわしいものとして認めたのです。イエス様が勝利したのです。長老たちはそのことを知っていたので、イエス様がその巻物の封印を解くことが出来るとヨハネに教えたのです。

 いよいよそのイエス様が現れる場面となります。6節と7節です。

黙 5:6 わたしはまた、玉座と四つの生き物の間、長老たちの間に、屠られたような小羊が立っているのを見た。小羊には七つの角と七つの目があった。この七つの目は、全地に遣わされている神の七つの霊である。

黙 5:7 小羊は進み出て、玉座に座っておられる方の右の手から、巻物を受け取った。

 ここでイエス様のことを表す子羊が出てきます。この子羊は屠られたような姿をして、玉座と4つの生き物の間、長老たちの間に立っていたと言います。どのような位置関係になっているかと言うと、玉座の神様と、その周りを囲む4つの生き物が、長老たちと、その前にいるイエス様と対面しているような位置関係だと思います。ここでイエス様のことが子羊と言われているのですが、ここで対面しているのが本当に子羊の姿をしたものか、イエス様のことを子羊と言っているだけなのか迷うところですが、私は子羊の姿をしているのではなくイエス様の姿をしていて、屠られたような姿をしていたというのは十字架につけられたような姿をしていたと言う事だと思います。そのことをヨハネは、報られたような子羊とイエス様のことを語っているのだと思います。

 そしてこの子羊、すなわちイエス様には7つの角と7つの目があったと言います。角とは、力や権威を表します。それが7つすなわち完全であると言う事は、全能の力を持っていたと言う事です。そして目は知性を表します。7つの目と言う事は全知であると言う事です。すなわち7つの角と7つの目は全知全能を表します。ここではこの7つの目は全地に遣わされている神の7つの霊であると、説明されていますので、7つの目とは聖霊であることをも表しています。

 その子羊が、玉座に座っておられる神様の右の手から、その巻物を受け取ったのです。イエス様こそその封印を解くにふさわしい方、神様の権威を相続される方として認められたのです。

 そして、イエス様がその巻物を受け取ると、4つの生き物と24人の長老たちの賛美が始まりました。8節から10節です。

黙 5:8 巻物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老は、おのおの、竪琴と、香のいっぱい入った金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖なる者たちの祈りである。

黙 5:9 そして、彼らは新しい歌をうたった。「あなたは、巻物を受け取り、/その封印を開くのにふさわしい方です。あなたは、屠られて、/あらゆる種族と言葉の違う民、/あらゆる民族と国民の中から、/御自分の血で、神のために人々を贖われ、

黙 5:10 彼らをわたしたちの神に仕える王、/また、祭司となさったからです。彼らは地上を統治します。」

 イエス様がその巻物を受け取ると、4つの生き物と24人の長老は、イエス様の前にひれ伏したのです。長老たちは、竪琴と、香のいっぱい入っている金の鉢を手に持っていました。竪琴も、香も神様を賛美するときに用いられるものです。ここでは、この香は聖なるものたちの祈りであると説明されています。私たちの神様を賛美する祈りは、天上に上って、神様の前に良き香りのする香となって立ち上っていると言う事です。そしてその賛美の助けになっているのです。ですがそのような祈りになっているか気になります。そして彼らは新しい歌を歌いました。新しい出来事が起こる時には新しい歌を歌って賛美するのです。その歌とは、

「あなたは、巻物を受け取り、/その封印を開くのにふさわしい方です。あなたは、屠られて、/あらゆる種族と言葉の違う民、/あらゆる民族と国民の中から、/御自分の血で、神のために人々を贖われ、 彼らをわたしたちの神に仕える王、/また、祭司となさったからです。彼らは地上を統治します。」と言う歌でした。

 この歌は、まず、イエス様が封印を開くのにふさわしい方だと賛美します。なぜならば、イエス様は、あらゆる種族、あらゆる民族、ユダヤ人だけでなく世界中のすべての人々を、自分の命を捧げて、その罪を許していただき、神様に仕える者、神様に執成すものとなさり、この地を治めるものとしてくださったからだと言うのです。ここにもはっきりと、異邦人の救いのことも語られているのです。ですから、イエス様は、この封印を解くのにふさわしい方だと賛美しているのです。この賛美は、神様の玉座の前でなされているので、神様も共にイエス様を賛美していたと考えてもよいのではないかと思います。少なくともその賛美をともに喜んで聞いていたのです。

 この賛美は4つの生き物と24人の長老だけにはとどまりませんでした。ヨハネが気が付いて周りを見渡すと、そこにはおびただしい天使たちが居てイエス様を賛美していたのです。11節と12節です。

黙 5:11 また、わたしは見た。そして、玉座と生き物と長老たちとの周りに、多くの天使の声を聞いた。その数は万の数万倍、千の数千倍であった。

黙 5:12 天使たちは大声でこう言った。「屠られた小羊は、/力、富、知恵、威力、/誉れ、栄光、そして賛美を/受けるにふさわしい方です。」

 周りにいた天使たちの数は万の数万倍、千の数千倍であったというのです。これは数の問題ではなく、その天使たちは無限にあったと言う事です。これはイエス様が誕生されたときに、羊飼いたちが星空に見た天使たちの賛美の場面を思い出します。その無限の数の天使たちは、「屠られた小羊は、/力、富、知恵、威力、/誉れ、栄光、そして賛美を/受けるにふさわしい方です。」と歌ったのです。これはイエス様のすべての誉れと栄光を賛美するものでした。

 この無限の天使たちが出てきたらこれでおしまいかと思うと、そうではなくてまだイエス様を賛美する人たちがいました。13節と14節です。

黙 5:13 また、わたしは、天と地と地の下と海にいるすべての被造物、そして、そこにいるあらゆるものがこう言うのを聞いた。「玉座に座っておられる方と小羊とに、/賛美、誉れ、栄光、そして権力が、/世々限りなくありますように。」

黙 5:14 四つの生き物は「アーメン」と言い、長老たちはひれ伏して礼拝した。

 ヨハネが見たのは、天と地と、地の下と海にいるすべての被造物が、イエス様を賛美していたのです。これは全ての、生き物と大自然全体が賛美していたのです。それだけではなく、陰府に下った世界においてまで、イエス様を賛美していたのです。ダビデはその歌の中で、陰府に下ったら、どうしてあなたを賛美できるでしょうかと、嘆いていたのですが、イエス様はその陰府にまで下って、人々に救いを告げてきたのです。ですから、陰府の人々までもがイエス様を賛美したのです。どのように賛美したかと言うと、「玉座に座っておられる方と小羊とに、/賛美、誉れ、栄光、そして権力が、/世々限りなくありますように。」と賛美したのです。ヨハネが聞いたのは、考えられるすべてのものが、生き物も大自然も、イエス様を賛美し、褒め称える歌だったのです。この様な全世界がこぞって褒め称える賛美の歌を私たちも聞き取ることが出来るのかもしれません。イエス様こそ褒め称えられるべきお方だからです。

ヨハネは、イエス様が封印の巻物を受け取るのを見ることが出来ました。そのイエス様をすべてのものが、天使たちも、大自然も、黄泉の世界も全てのものが、イエス様を賛美している光景を見たのです。天の世界は神様の玉座を中心にして、四つの生き物がおり、その周りに24人の長老たちがおり、さらにその外側には、数えきれないほどの無限の天使たちがおり、さらには地の中、海の中、陰府の中まですべてのものがイエス様のことを賛美していたのです。私たちはこのことを心に覚える必要があります。このすべてのものがイエス様を賛美する世界の中で、私たちもまた、祈りを合わせ賛美しているのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、ヨハネは天の国で、イエス様がすべてのものによって賛美されるのを見ました。それはイエス様がすべての者のためにその命を捧げて、神様との交わりが出来るようにしてくださったからです。そのイエス様を、私たちもまたともに賛美できますことを感謝いたします。私たちの賛美は、無限におられる天使たちと、そして、神様が作られたすべての創造物、大自然と共に賛美されていることを思います。私たちの主イエスキリストはそのような方でありますことを覚えて、感謝し賛美いたします。私たちの祈りが良き香りとなって天にまで昇りますように。

この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

 


<<聖書の箇所(新約聖書:◇ヨハネの黙示録)>>

 

◆小羊こそ巻物を開くにふさわしい

黙 5:1 またわたしは、玉座に座っておられる方の右の手に巻物があるのを見た。表にも裏にも字が書いてあり、七つの封印で封じられていた。

黙 5:2 また、一人の力強い天使が、「封印を解いて、この巻物を開くのにふさわしい者はだれか」と大声で告げるのを見た。

黙 5:3 しかし、天にも地にも地の下にも、この巻物を開くことのできる者、見ることのできる者は、だれもいなかった。

黙 5:4 この巻物を開くにも、見るにも、ふさわしい者がだれも見当たらなかったので、わたしは激しく泣いていた。

黙 5:5 すると、長老の一人がわたしに言った。「泣くな。見よ。ユダ族から出た獅子、ダビデのひこばえが勝利を得たので、七つの封印を開いて、その巻物を開くことができる。」

黙 5:6 わたしはまた、玉座と四つの生き物の間、長老たちの間に、屠られたような小羊が立っているのを見た。小羊には七つの角と七つの目があった。この七つの目は、全地に遣わされている神の七つの霊である。

黙 5:7 小羊は進み出て、玉座に座っておられる方の右の手から、巻物を受け取った。

黙 5:8 巻物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老は、おのおの、竪琴と、香のいっぱい入った金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖なる者たちの祈りである。

黙 5:9 そして、彼らは新しい歌をうたった。「あなたは、巻物を受け取り、/その封印を開くのにふさわしい方です。あなたは、屠られて、/あらゆる種族と言葉の違う民、/あらゆる民族と国民の中から、/御自分の血で、神のために人々を贖われ、

黙 5:10 彼らをわたしたちの神に仕える王、/また、祭司となさったからです。彼らは地上を統治します。」

黙 5:11 また、わたしは見た。そして、玉座と生き物と長老たちとの周りに、多くの天使の声を聞いた。その数は万の数万倍、千の数千倍であった。

黙 5:12 天使たちは大声でこう言った。「屠られた小羊は、/力、富、知恵、威力、/誉れ、栄光、そして賛美を/受けるにふさわしい方です。」

黙 5:13 また、わたしは、天と地と地の下と海にいるすべての被造物、そして、そこにいるあらゆるものがこう言うのを聞いた。「玉座に座っておられる方と小羊とに、/賛美、誉れ、栄光、そして権力が、/世々限りなくありますように。」

黙 5:14 四つの生き物は「アーメン」と言い、長老たちはひれ伏して礼拝した。