家庭礼拝 2017年12月13日ルカ23章1‐25 死刑の判決を受ける

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起 

今日の聖書の箇所では、イエス様がローマの総督ピラトのもとに引き出されて、尋問を受けます。ピラトは総督として有能な人でしたが、このユダヤに派遣されたころは、まだユダヤ人がどのような人たちかわからずに、無理を押し通そうとしたことがありました。それはエルサレム神殿に、皇帝の絵の入った旗を持ち込もうとしたのです。ユダヤ人たちはそのような偶像が神殿に持ち込まれるのを、律法として固く禁じていましたので、ピラトに再三、そのような旗を持ち込まないでほしいと願ったのです。今までの総督は、その願いを聞いて、大ごとにならないように、皇帝の肖像を取り払って、旗を持ち込んだのです。ですが、ピラトは強気でした。そんなユダヤ人たちの言う事は聞く必要がないと持ち込もうとしたところ、どうしても持ち込むなら私たちの首をはねてから、そうすればいいとユダヤ人たちも強硬に反対したのです。ピラトはついに折れて、その肖像の入った旗を持ち込むことはしませんでした。実はこの事がピラトの弱みになっていたのです。このような事件をエルサレムで起こしたと言う事が本国に知れると、ピラト自身が総督の地位を失うことになるかもしれないのです。ユダヤ人たちは、ピラトに対しては、そのような相手の弱みを握って、自分達の考えを通そうという意識があったのです。その様な背景のもとで、このピラトと祭司長たちの話を聞いていかなければならないのです。

そして、ローマは法治国家でした。法律に基づいて裁きを行う国なのです。ですからイエス様に対しても、法律に従って、裁こうとするのです。ですがユダヤ人たちはローマの法律によってではなく、自分達の律法の解釈によってイエス様を裁こうとしました。ユダヤ人たちの律法の裁きでは、神様を冒涜したものが死罪になります。ところがローマの法律では、それは死刑には値しないのです。では何が死刑に相当するかというと、国家反逆罪です。国家に対して謀叛を働くものは死刑なのです。

ユダヤ人たちは、最高法院ではイエス様を、神様に対する冒瀆罪で死刑を宣告し、ローマのピラトのもとでは、その告発ではなく、国家に対する反逆罪で告発し、死刑にするようにと強要するのです。ピラトは、その要求に対して、イエス様に何の罪も見いだせないことを語り、4回もイエス様を釈放しようとしましたが、ユダヤ人たちの強硬な要求の前に屈して、イエス様に死刑の判決をするのです。なぜピラトが、自分の正義を捨てて、ユダヤ人に従ったかというのは、先ほどの弱みをユダヤ人たちに握られていたからなのです。イエス様の裁判はこのように、不条理に満ちていました。ですが人間には不条理に見える出来事の背後には、神様の見えない計画が、脈々と流れているのです。イエス様はそれを受け入れて、十字架へと進まれたのです。

さてイエス様は祭司長たちによって、ローマの総督ピラトのもとに連れていかれました。何としてでも死刑にするためです。1節と2節です。

ルカ 23:1 そこで、全会衆が立ち上がり、イエスをピラトのもとに連れて行った。

ルカ 23:2 そして、イエスをこう訴え始めた。「この男はわが民族を惑わし、皇帝に税を納めるのを禁じ、また、自分が王たるメシアだと言っていることが分かりました。」

 ユダヤ人たちの裁判である最高法院では、全会衆が立ち上がったというのですから、全会一致で、イエス様を死刑にすることになったのです。実は、ユダヤ人たちの律法では全会一致は認められないという決まりになっていたのです。それは全会一致するというのは、何処か不自然な力が働いているとみているのです。ですがその決まりにも逆らってユダヤ人たちは、最高法院の判決を瀆神罪による死刑として、ピラトの下に連れていくのですが、そこで訴えたのは瀆神罪の罪ではありませんでした。彼らはローマに対して、三つの罪で訴えたのです。一つ目は、ユダヤ民族を惑わした罪、二つ目は皇帝に税金を納めるのを禁じた罪、三つめは自分が王だと言っている罪、の三つの罪でした。これはどれもがローマの国家に反逆する、大きな罪であるとして、死刑を求めたのです。これらの三つの告発はどれもイエス様には該当しません。ユダヤ民族を政治活動をして、惑わしたことはないし、皇帝に税金を納めるのを禁じたのではなく、神のものは神に皇帝の者は皇帝にと言ったのです。それに自分が王だと言ったのではなく、それはあなた方が言っていることだと言ったのです。それでもその罪に相当すると言って訴えたのです。

そこでピラトはイエス様に尋問を始めたのです。3節から5節です。

ルカ 23:3 そこで、ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」とお答えになった。

ルカ 23:4 ピラトは祭司長たちと群衆に、「わたしはこの男に何の罪も見いだせない」と言った。

ルカ 23:5 しかし彼らは、「この男は、ガリラヤから始めてこの都に至るまで、ユダヤ全土で教えながら、民衆を扇動しているのです」と言い張った。

ピラトは、ユダヤ人たちがイエス様が自分を王だと言っているという言葉に反応しました。もし本当ならば、それこそ反逆罪だからです。それで、イエス様に、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエス様は、「それは、あなたが言っていることです」とお答えになりました。すなわち、あなたが勝手に、私のことをユダヤ人の王だと言っているだけです、と答えたのです。この答えは最高法院での答え方と同じです。最高法院で、「お前は、神の子か」と尋問された時に、「私がそうだとは、あなたたちが言っている。」と答えたのと同じなのです。ユダヤ人たちはこの言葉を聞いて、本人が、自分は神だと言っていると受け止めたのです。ところが同じ言葉を聞いて、ピラトは、この男は自分を王だと言っている、と受け止めたでしょうか。そうではありません、「わたしはこの男に何の罪も見いだせない」と言ったのです。これが正しい受け止め方です。ところがユダヤ人たちは、それでもあきらめずに、「この男は、ガリラヤから始めてこの都に至るまで、ユダヤ全土で教えながら、民衆を扇動しているのです」と言い張ったのです。ユダヤ人たちはイエス様がガリラヤの出で、ガリラヤから騒動を起こしたと言い始めたのです。これには理由があったのです。当時のローマに対する反逆は、たいていガリラヤの人々が起こしたものが多かったのです。ですから、イエス様もガリラヤ出身だから、同じような反逆者だと印象付けようと思ったのです。

ピラトは、この話を聞いて、イエス様がガリラヤ人であることが分かりました。それで、当時のガリラヤの領主である、ヘロデにこの面倒な裁判を任せようかと思ったのです。6節と7節です。

ルカ 23:6 これを聞いたピラトは、この人はガリラヤ人かと尋ね、

ルカ 23:7 ヘロデの支配下にあることを知ると、イエスをヘロデのもとに送った。ヘロデも当時、エルサレムに滞在していたのである。

 ピラトは自分の正義に基づく判断ではイエス様は無罪であると信じていたので、このユダヤ人たちとの摩擦を大きくしないようにするために、その判断を当時の領主である、ヘロデに委ねようとしたのです。ヘロデとピラトはとても仲は悪かったのですが、この問題に関しては、ピラトは責任を逃れたいと思ったので、ヘロデに任せようとしたのです。この時は過ぎ越しの祭りのある時期だったので、ヘロデもエルサレムに来ていたので、丁度良いと思ったのです。ヘロデのもとに送られたイエス様はどうなったでしょうか、8節から12節です。

ルカ 23:8 彼はイエスを見ると、非常に喜んだ。というのは、イエスのうわさを聞いて、ずっと以前から会いたいと思っていたし、イエスが何かしるしを行うのを見たいと望んでいたからである。

ルカ 23:9 それで、いろいろと尋問したが、イエスは何もお答えにならなかった。

ルカ 23:10 祭司長たちと律法学者たちはそこにいて、イエスを激しく訴えた。

ルカ 23:11 ヘロデも自分の兵士たちと一緒にイエスをあざけり、侮辱したあげく、派手な衣を着せてピラトに送り返した。

ルカ 23:12 この日、ヘロデとピラトは仲がよくなった。それまでは互いに敵対していたのである。

ヘロデはイエス様に特別の関心を持っていたのです。それでイエス様を見ると非常に喜びました。なぜそんなに喜んだかと言えば、ヘロデは、イエス様の事を自分が殺したヨハネがよみがえったのだと思って恐れていたからです。自分が裁かれると思っていたのです。ですが、会ってみるとそれは違う人だったので安心しました。そしてイエス様が奇跡を行うという話を聞いていたので、イエス様に奇跡を行うよう、要求したのです。ヘロデにとって、イエス様は奇跡をおこなう魔術師のようなものだったのです。ですからイエス様は、何を言われても、何もお答えにならなかったのです。イエス様は、信仰を求めていない者の要求にはお答えにならないのです。このヘロデの所にも、祭司長たちや律法学者たちがいて、イエス様の事を激しく訴えたのです。それでもイエス様は何もお答えにならなかったのです。あまりに拍子抜けがしたので、ヘロデも兵士たちと一緒にイエス様の事を嘲ったり侮辱したりして、何も出来ないのか、何かしてみろと言ったのです。イエス様は何もお答えにならず何もしなかったので、ヘロデは派手な衣を着せて、またピラトの下に送り返しました。ヘロデもまた、イエス様に罪を見出すことができなかったのですが、イエス様に王様のような格好をさせて、ピラトの下に送り返したのです。ピラトとヘロデは、イエス様が無罪であることで初めて意見が一致し、ユダヤ人たちの見え透いた行いを軽蔑して、なんとなく、仲が良くなってしまったのです。それまではたがいに敵対していたのです。

 ピラトは、ヘロデがイエス様を送り返してきたので、再度裁判を行いました。ですがイエス様にはヘロデと同様に、何の落ち度も見つけることができなかったのです。13節から16節です。

ルカ 23:13 ピラトは、祭司長たちと議員たちと民衆とを呼び集めて、

ルカ 23:14 言った。「あなたたちは、この男を民衆を惑わす者としてわたしのところに連れて来た。わたしはあなたたちの前で取り調べたが、訴えているような犯罪はこの男には何も見つからなかった。

ルカ 23:15 ヘロデとても同じであった。それで、我々のもとに送り返してきたのだが、この男は死刑に当たるようなことは何もしていない。

ルカ 23:16 だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」

 ピラトは、再度祭司長たちや議員たちや民衆のいる裁判の席で、イエス様に何の罪をも見出すことができないと言いました。それはヘロデも同じであったので、又送り返してきたのだ、と言ったのです。ピラトはこの裁判はユダヤ人たちが、イエス様に妬みを覚えて訴えていると言う事が分かっていたのです。だから、ただ釈放するのではなく、鞭で懲らしめて、少しでもユダヤ人たちの気持ちがすっきりするようにしてやろうとしたのです。これでピラトがイエス様を赦そうとしたのは3回目です。一回目は最初の裁判で、何の罪も見いだせないと言った時、2回目は、この裁判をヘロデに任せようとして送った時、そして3回目は鞭で打っただけにして、釈放しようと言ったことでした。それほど、ピラトはイエス様を釈放したがっていたのです。では誰が、一番イエス様を殺したがっていたのでしょうか。祭司長でしょうか、ファリサイ派の人々でしょうか、サドカイ派の人々でしょうか。議員でしょうか。多分それはサドカイ派の人々なのです。信仰的にはイエス様とファリサイ派の人々は激しくぶつかりましたが、サド会派の人々は政治的な混乱を恐れていたのです。信仰的な混乱ではないのです。この祭司長も、議会の人々も、実はサドカイ派の人々が多かったのです。政治的な混乱に乗じて、ローマが完全にユダヤ人たちを弾圧してしまい、自分達の既得権を失うことを恐れたのだと思います。サド会派には貴族が多かったのです。

 ピラトはこのようにイエス様を赦そうとしたのですが、ユダヤ人たちはどうしたでしょうか。18節から25節です。

†ルカ 23:18 しかし、人々は一斉に、「その男を殺せ。バラバを釈放しろ」と叫んだ。

ルカ 23:19 このバラバは、都に起こった暴動と殺人のかどで投獄されていたのである。

ルカ 23:20 ピラトはイエスを釈放しようと思って、改めて呼びかけた。

ルカ 23:21 しかし人々は、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫び続けた。

ルカ 23:22 ピラトは三度目に言った。「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」

ルカ 23:23 ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。

ルカ 23:24 そこで、ピラトは彼らの要求をいれる決定を下した。

ルカ 23:25 そして、暴動と殺人のかどで投獄されていたバラバを要求どおりに釈放し、イエスの方は彼らに引き渡して、好きなようにさせた。

 この18節ではいきなり、「その男を殺せ。バラバを釈放しろ」となっています。バラバの話などどこにも出ていなかったので、唐突な感じです。実はこのルカの23章17節は抜けているのです。それで、十字のマークがついています。それでは何が抜けているのでしょうか。マタイが一番詳しく、マルコでは似たように、ヨハネでは簡潔にそのことが書かれています。ヨハネの聖書を引用すると、『ピラトはこう言ってから、もう一度、ユダヤ人たちの前に出て来て言った。「私はあの男に何の罪も見いだせない。ところで過越し際にはだれか一人をあなたたちに釈放するのが慣例になっている。あのユダヤ人の王を釈放してほしいか。」』と言ったのです。その時に、その男ではない、バラバをと言ったのです。これがピラトがイエス様を釈放しようとした4回目です。このバラバと言うのは都で起こった暴動と殺人のかどで投獄されていたのです。それなのに人々は「イエスを殺せ。バラバを釈放しろ」といたのです。ピラトはもう一度「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」と言いましたが、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けました。その声はますます強くなったのです。ピラトはそのユダヤ人たちの勢いに押されて、騒ぎを大きくされて暴動になり、又面倒なことになってはと思い、バラバを赦して、イエス様を彼らに渡したというのです。すなわちイエス様が死刑になると言う事です。イエス様の裁判はこのような無茶苦茶なものでした。どこから見ても間違いだらけなのです。ですが、これも人間が犯してしまう罪なのです。人間の憎しみが募るとこのような不条理が通ってしまうのです。ここでもイエス様の静けさは際立っています。イエス様の心は人間の騒ぎの中にあるのではなく、ただ神様のご計画の内にあったのです。


 ピラトはすっかり、ユダヤ人たちに振り回されてしまいました。自分の意志で正義を貫く事は出来ませんでした。ピラトの目はユダヤ人やローマの方を見ていましたが、イエス様は神様の方を見ていました。ユダヤ人たちは自分たちの立場だけを見ていました。この後ユダヤ人たちやピラトたちはどうなるのでしょうか。そしてイエス様はどうなるのでしょうか。すべて神様のご計画のままに進んでいくのです。

 

(一分間黙想)(お祈り)

天の父なる神様、人間の思いの浅はかさを思います。ユダヤ人たちも、ピラトも、ヘロデも、人間の弱さや愚かしさを露呈しました。しかもそれに全く気が付くことがありませんでした。ただ神様をしっかり見つめていた、イエス様だけがその事に気が付いていました。人間のすることに、何も良いものはありません。ただ神様に委ねて、御手によって行われることにのみ、最善があります。どうか私たちも信仰によって、神様を見つめその思いをもって、自分自身をも、この世の中を見ていくことが出来ますように。そして御心に従って生きていくことが出来ますように。

この祈りを主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

 


<<聖書の箇所(新約聖書:◇ルカによる福音書)>>

 ◆ピラトから尋問される

ルカ 23:1 そこで、全会衆が立ち上がり、イエスをピラトのもとに連れて行った。

ルカ 23:2 そして、イエスをこう訴え始めた。「この男はわが民族を惑わし、皇帝に税を納めるのを禁じ、また、自分が王たるメシアだと言っていることが分かりました。」

ルカ 23:3 そこで、ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」とお答えになった。

ルカ 23:4 ピラトは祭司長たちと群衆に、「わたしはこの男に何の罪も見いだせない」と言った。

ルカ 23:5 しかし彼らは、「この男は、ガリラヤから始めてこの都に至るまで、ユダヤ全土で教えながら、民衆を扇動しているのです」と言い張った。

◆ヘロデから尋問される

ルカ 23:6 これを聞いたピラトは、この人はガリラヤ人かと尋ね、

ルカ 23:7 ヘロデの支配下にあることを知ると、イエスをヘロデのもとに送った。ヘロデも当時、エルサレムに滞在していたのである。

ルカ 23:8 彼はイエスを見ると、非常に喜んだ。というのは、イエスのうわさを聞いて、ずっと以前から会いたいと思っていたし、イエスが何かしるしを行うのを見たいと望んでいたからである。

ルカ 23:9 それで、いろいろと尋問したが、イエスは何もお答えにならなかった。

ルカ 23:10 祭司長たちと律法学者たちはそこにいて、イエスを激しく訴えた。

ルカ 23:11 ヘロデも自分の兵士たちと一緒にイエスをあざけり、侮辱したあげく、派手な衣を着せてピラトに送り返した。

ルカ 23:12 この日、ヘロデとピラトは仲がよくなった。それまでは互いに敵対していたのである。

◆死刑の判決を受ける

ルカ 23:13 ピラトは、祭司長たちと議員たちと民衆とを呼び集めて、

ルカ 23:14 言った。「あなたたちは、この男を民衆を惑わす者としてわたしのところに連れて来た。わたしはあなたたちの前で取り調べたが、訴えているような犯罪はこの男には何も見つからなかった。

ルカ 23:15 ヘロデとても同じであった。それで、我々のもとに送り返してきたのだが、この男は死刑に当たるようなことは何もしていない。

ルカ 23:16 だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」

†ルカ 23:18 しかし、人々は一斉に、「その男を殺せ。バラバを釈放しろ」と叫んだ。

ルカ 23:19 このバラバは、都に起こった暴動と殺人のかどで投獄されていたのである。

ルカ 23:20 ピラトはイエスを釈放しようと思って、改めて呼びかけた。

ルカ 23:21 しかし人々は、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫び続けた。

ルカ 23:22 ピラトは三度目に言った。「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」

ルカ 23:23 ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。

ルカ 23:24 そこで、ピラトは彼らの要求をいれる決定を下した。

ルカ 23:25 そして、暴動と殺人のかどで投獄されていたバラバを要求どおりに釈放し、イエスの方は彼らに引き渡して、好きなようにさせた。