家庭礼拝 2014年5月21日ペトロ第一1章13-25 聖なる生活
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起
先週の聖書の箇所では、ペトロは、私たちが新しく生きるものとされ、天にある財産を受け継ぐものとされて、心からの喜びと希望とに満たされていると語っていることを学びました。今しばらく、苦難や試練があるかもしれないけれども、それによって、信仰が本物であることを証明され、称賛と光栄と誉れとがもたらされるのです、と教えられました。それは世のものとは比べものもないほどの恵みです。ですから私たちはたとえ苦難があったとしても、喜びと希望とに満たされているのです、と語られていました。
パウロは、このことを踏まえて、私たちに新しい生き方を薦めているのが今日の聖書の箇所です。この様に素晴らしい恵みが与えられているのだから、今私たちはこのように生きるべきではないかと勧めているのが今日の聖書の箇所なのです。クリスチャンの生活はどのような生活であるべきかを学ぶなら、一つはペトロの薦める今日の聖書の箇所です。もう一つは、パウロの薦めるロマ書12章の「キリストにおける新しい生活」と言う小見出しと「キリスト教的生活の規範」と言う小見出しの出ている箇所です。私たちクリスチャンは、このような箇所を、毎日でも読みながら、クリスチャンにふさわしい生活が出来るように、願うべきではないでしょうか。聖書がそうするように教えているのです。私自身はこのパウロのロマ書12章をここで学んだ時以来、毎朝のデボーションの時に読んでいるのです。そして、今日の聖書の箇所も、そこのデボーションに加えるかもしれません。
今日は、そのペトロの薦めるクリスチャンの生活をしっかりと学んでいきたいと思います。
承
今日の最初の聖句の13節はこのように始まっています。
1ペト 1:13 だから、いつでも心を引き締め、身を慎んで、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。
「だから、」で始まっているので、先週学んだ箇所をしっかりと受け継いでいかなければなりません。それは、「私たちは、新しく生きるものとされ、天にある財産を受け継ぐものとされ、心からの喜びと希望とに満たされている。」と言う、希望と喜びとを豊かに与えられているのだから、ということです。そのような素晴らしい恵みのもとにあるのだから、いつでも心を引き締め、身を慎んで、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい、と言っているのです。心を引き締め、身を慎んで、ひたすら待ち望むのです。この世の誘惑や、この世の苦しみに捉われることなく、ただ神の国の恵みをひたすら待ち望むのです。神の国の恵みはこの世のものとは比べ物にならないくらい素晴らしいものなのです。ですから、信仰者たちは、この世のどんな苦しみにも勝って、喜んで、神の国の恵みを待ち望みました。
そして、そのことを引き継ぎながら、14節から16節でこう私たちに薦めています。
1ペト 1:14 無知であったころの欲望に引きずられることなく、従順な子となり、
1ペト 1:15 召し出してくださった聖なる方に倣って、あなたがた自身も生活のすべての面で聖なる者となりなさい。
1ペト 1:16 「あなたがたは聖なる者となれ。わたしは聖なる者だからである」と書いてあるからです。
無知であった頃の欲望とは、この世がすべてであると思って、この世の欲望や恐れに引きずられ、振り回されて生きている時のことです。信仰を持たない人、そして神の国を信じることのできない人は、いまだにこの世界に生きているのです。ですが信仰者は、死んでしまったらおしまいだと思っている人々ではないのです。死んでしまったら、素晴らしい恵みと財産とを引き継ぐ、神の国に生きることが出来ると言う希望を持っているのです。だから信じるものは、この世の事に引きずられることなく、仮住まいであるこの世においては、私たちを信仰へと召し出してくださった方にならって、生活のすべての面で聖なるものとなりなさいと教えられているのです。それは聖書にも書いてあることであって、神様が聖なるものだから、あなた方も聖なるものとなりなさいと命じられているのですと、ペトロは語りました。すなわち、信仰者は、この世において生きるけれども、この世の事に望みを置かず、すでに神の国に生きるものとして、希望と喜びをもって生きると言うことです。それが、この世とは分かたれたもの、仮住まいするもの、すなわち聖なるものとして生きると言うことなのです。
さらにペトロは、希望と喜びとに生きるだけでなく、畏れをもって生きることも薦めています。17節です。
1ペト 1:17 また、あなたがたは、人それぞれの行いに応じて公平に裁かれる方を、「父」と呼びかけているのですから、この地上に仮住まいする間、その方を畏れて生活すべきです。
ペトロは、この世における仮住まいの間は、公平に裁かれる方である、父なる神を畏れて生活しなさいと薦めています。すなわち信仰は、この神を畏れることと、神の国に希望と喜びを持つことの両輪が必要なのです。そのバランスの中で、私たちの信仰は支えられているのです。片方だけですと、律法主義的になったり、また、勝手気ままになったりする危険性があるのです。
そして、ペトロは、この「信仰」と「キリスト」と「畏れなさいと言った神様」との関係をこのように説明しているのです。18節から21節です。
1ペト 1:18 知ってのとおり、あなたがたが先祖伝来のむなしい生活から贖われたのは、金や銀のような朽ち果てるものにはよらず、
1ペト 1:19 きずや汚れのない小羊のようなキリストの尊い血によるのです。
1ペト 1:20 キリストは、天地創造の前からあらかじめ知られていましたが、この終わりの時代に、あなたがたのために現れてくださいました。
1ペト 1:21 あなたがたは、キリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神を、キリストによって信じています。従って、あなたがたの信仰と希望とは神にかかっているのです。
ペトロはこう言いました。私たちが先祖伝来の罪に縛られた、むなしい生活から贖われたのは、尊いイエス・キリストの血の贖いによってなのです。そして、そのキリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神様の事を、イエス様の御言葉によって信じています。ですから、あなた方の信仰と希望が真実なものであるかどうかは、イエス様を復活させてくださった、神様にかかっているのです。神様が、イエス様を復活させ、イエス様が前もって言ったとおりになり、私たちが、イエス様の言葉が真実であったことを信じて、救われ、希望と喜びとを持つことが出来るのは、何よりも、神様がイエス様を復活させてくださったからなのです。だから神様を畏れ敬いなさい、ということなのです。
信仰者とは、新しく生きるものとされ、真理を受け入れて、神の国に生きる希望と喜びとを与えられたものです。その真理を受け入れたものはどのようなものであるべきなのかをペトロは語ります。22節から25節です。
1ペト 1:22 あなたがたは、真理を受け入れて、魂を清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、清い心で深く愛し合いなさい。
1ペト 1:23 あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。
1ペト 1:24 こう言われているからです。「人は皆、草のようで、/その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、/花は散る。
1ペト 1:25 しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。」これこそ、あなたがたに福音として告げ知らされた言葉なのです。
ペトロは言います。真理を受け入れたものは、魂を清められたものであり、偽りのない兄弟愛を抱くようになったものである、と言ったのです。真理を受け入れず、この世に生きるものは、欲望に生きるもので魂が清められていないのです。ですからその兄弟愛にはいつも利害関係がからんでいたのです。ですが、真理を受け入れて、神の国に生きるものはこの世の利害関係や欲望には捉われることがないので、魂が清められて、偽りのない兄弟愛を持つことが出来るのです。だから、そのような清い心で深く愛し合いなさいと言いました。清い心で深く愛し合うためには、この世の欲望から離れて、魂が清いものとならなければならないのです。
信仰者がこのように新しく生まれたのは、何によってかと言うと、神様の変わる事のない生きた言葉によって生まれたのです。人間によって生まれたものは皆移ろいやすく朽ちてしまいます。ですが主の言葉は永遠に変わらないのです。信仰者はその変わらない朽ちない確かな神様の御言葉の種によって生まれ変わったのです。その種によって新しくされたものは主の言葉と共に永遠に変わることがないのです。それが福音なのだとペトロは言うのです。
結
ペトロの私たちの薦めの言葉をここにまとめてみたいと思います。それは、
「心を引き締めて、イエス様の再臨の時の恵みを、ひたすら待ち望みなさい」と言うこと。
「神様が聖なるものであるように、あなた方も聖なるものとなりなさい。」と言うこと。
「神様を畏れ敬って生活しなさい。」と言うこと
「偽りのない兄弟愛と清い心で深く愛し合いなさい。」と言うことです。
これらの事は皆、神様の変わる事のない生きた言葉によって生まれ変わったものが生きる、福音による生活なのだと教えています。私たちも、同じ信仰者として、ペトロの薦めに従順になり、この福音による生活を行って、従っていきたいと思うのです。
(一分間黙想)(お祈り)
天の父なる神様。今日ペトロによって、新しく生きるものとしての、薦めを聞くことが出来ました。これは毎日、心に思い起こして、生活する必要のあるものです。どうか日々この御言葉を口ずさみ、心に思い起こして、新しく生きるものとして、希望と喜びに満たされて生きることが出来ますように。この世にあっては聖なるものとして生活し、偽りのない兄弟愛をもって愛し合い、神様を畏れ敬い、イエス様の再臨の時の恵みをひたすら待ち望むことが出来ますように。
この祈りを、主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。 アーメン
<<聖書の箇所(新約聖書:ペトロ第一の手紙)>>
◆聖なる生活をしよう
1ペト 1:13 だから、いつでも心を引き締め、身を慎んで、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。
1ペト 1:14 無知であったころの欲望に引きずられることなく、従順な子となり、
1ペト 1:15 召し出してくださった聖なる方に倣って、あなたがた自身も生活のすべての面で聖なる者となりなさい。
1ペト 1:16 「あなたがたは聖なる者となれ。わたしは聖なる者だからである」と書いてあるからです。
1ペト 1:17 また、あなたがたは、人それぞれの行いに応じて公平に裁かれる方を、「父」と呼びかけているのですから、この地上に仮住まいする間、その方を畏れて生活すべきです。
1ペト 1:18 知ってのとおり、あなたがたが先祖伝来のむなしい生活から贖われたのは、金や銀のような朽ち果てるものにはよらず、
1ペト 1:19 きずや汚れのない小羊のようなキリストの尊い血によるのです。
1ペト 1:20 キリストは、天地創造の前からあらかじめ知られていましたが、この終わりの時代に、あなたがたのために現れてくださいました。
1ペト 1:21 あなたがたは、キリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神を、キリストによって信じています。従って、あなたがたの信仰と希望とは神にかかっているのです。
1ペト 1:22 あなたがたは、真理を受け入れて、魂を清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、清い心で深く愛し合いなさい。
1ペト 1:23 あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。
1ペト 1:24 こう言われているからです。「人は皆、草のようで、/その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、/花は散る。
1ペト 1:25 しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。」これこそ、あなたがたに福音として告げ知らされた言葉なのです。